松本清張賞作家が満を持して放つ書き下ろし時代小説。新内流しを生業とするおれんは、旧知の清元の師匠・梅春の遺体発見現場に遭遇する。梅春は錦絵「艶姿五人小町」に描かれて人気だったが、その小指の先は切り取られていた。半月後、同じく錦絵に描かれた船宿の娘が殺された。これは連続殺人なのか? そんな折、おれんは錦絵の作者の弟子、玲泉と知り合うが……。
Posted by ブクログ 2015年02月02日
(15-15) 「月下上海」「あなたも眠れない」が面白かったので、江戸物のこれを読んだのだけれど。デビュー作「邪剣始末」というのがあって、その続編だったとは知らなかった。前作を読んでたら主人公にも思い入れ出来、感想は違っていたのかな。最初からほらこの人怪しいでしょと示されちゃうと、ちょっとね~。面白...続きを読む