御前会議

御前会議

715円 (税込)

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御前会議──天皇の前で開かれるため最高の権威をもつ。が、その天皇は一切の責任の外にあった。昭和十六年、四回の御前会議の結果、日本は勝算なき太平洋戦争に突入した。この会議の経緯を詳細に辿り直し、改めて御前会議のもつ奇怪な本質を抉る迫真のドキュメントが本書である。陸軍と海軍の権力抗争、開戦のために工作される非合理的な数字、参戦を疑問視しながら、しだいに口を閉ざしてゆく重臣たち。著者は言う、“恐るべき傲慢と惰性が日本を破滅させた”と。

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御前会議 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    陸軍の頑迷、海軍の無定見を責めるとともに、「天皇が明治天皇の歌を読むことなどせず『戦争はしない』とハッキリ言っていれば」と。

    0
    2018年12月23日

    Posted by ブクログ

    著者五味川純平の怒りが伝わってくるような労作。戦後になって明らかになった資料を基に、勝つことができない不毛な戦争に突入していった、その端緒を明らかにしている。きっと某かの謀略や独裁者の決定によって、天皇や政府が巻き込まれていったに違いない。そう思っていた著者の目の前に現れた現実は、会議のための会議と

    0
    2011年02月03日

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