人間の條件(上)
  • 完結

人間の條件(上)

小説・文芸
1,793円 (税込)

8pt

棉のような雪が静かに舞い降りる宵闇,1943年の満洲で梶と美千子の愛の物語がはじまる.植民地に生きる日本知識人の苦悶,良心と恐怖の葛藤,軍隊での暴力と屈辱,すべての愛と希望を濁流のように押し流す戦争……「魂の底揺れする迫力」と評された戦後文学の記念碑的傑作を敗戦60年を機に再び世に贈る.

詳しい情報を見る

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

人間の條件 の一覧

全3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 人間の條件(上)
    完結
    1,793円 (税込)
    棉のような雪が静かに舞い降りる宵闇,1943年の満洲で梶と美千子の愛の物語がはじまる.植民地に生きる日本知識人の苦悶,良心と恐怖の葛藤,軍隊での暴力と屈辱,すべての愛と希望を濁流のように押し流す戦争……「魂の底揺れする迫力」と評された戦後文学の記念碑的傑作を敗戦60年を機に再び世に贈る.
  • 人間の條件(中)
    完結
    1,760円 (税込)
    中国人労務者斬首に抗議した梶は憲兵隊に捕われ,召集免除の特典を取り消された.軍隊内の過酷な秩序,初年兵に対する一方的な暴力,病院を出た梶はソ満国境に転戦,蛸壺に立てこもる日本兵にソ連戦車隊の轟音が迫る……消耗品として最前線に棄てられてなお人間であることの意味を問う戦後文学の巨編愈々佳境へ.
  • 人間の條件(下)
    完結
    1,760円 (税込)
    ソ連戦車隊と夥しい歩兵が,国境線を越えた.蛸壺にこもり,迎え撃つ梶たちの中隊は数人を残して壊滅.捕虜となるが脱走し,遮る物とてない曠野を彷徨する梶の上に雪は無心に舞い続ける……非人間的な世界を人間的に生きようと苦悩し,闘った人間の波乱万丈の物語.日本人の戦争体験の集大成ともいえる戦後文学の雄編,完結.

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

人間の條件(上) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    太平洋戦争中の満洲が舞台。戦争中もヒューマニズムを貫けるかどうか、葛藤する主人公梶。炭鉱で強制労働させられる中国人たちやそれを使役する日本人とのやりとりがリアル。苦しいが知っておくべきことが詰め込まれている。上中下巻の3冊構成のうちまだ炭鉱にいるだけいいところか。この後梶は軍隊に入れられる。

    0
    2020年04月25日

    Posted by ブクログ

    娯楽小説に寄せている向きも感じないではないが、抗えない戦争の渦の中もがき振り回される梶、王、沖島らには心揺さぶられるものがある。かといって流れに呑み込まれる者、乗っかる者も人ごとのようには思えない。
    次巻梶はどこへ向かうのか予想もつかない。

    0
    2016年11月25日

    Posted by ブクログ

    この本は、戦争を知らない世代の人間はぜひ読むべきだ。戦争というものがいかに愚劣なもので、人の運命をどうしようもない形でもてあそぶものだと理解できる。戦争というとんでもない状況の真実が描かれている。

    0
    2016年05月07日

    Posted by ブクログ

    第二次大戦下の満州で生きる日本人知識人の話。

    戦争という極限下で、「人間の條件」とは何かについて考え、悩む主人公。

    第二部の特殊工人の王との対話と、その後の梶の行動が迫力ある。

    0
    2019年01月16日

    Posted by ブクログ

    軍需産業で働く梶、徴兵免除を条件にチャイナの東北部の鉱山の労務部で働くことに。美千子との新婚生活と戦時下での鉱山での仕事をしていくなかで非軍事捕虜が預けられることに。この特殊工人と呼ばれた捕虜たちにヒューマニズムをもって接していこうとするが、現実に何かができるわけでもないのに最後まで”人”であろうとする矛盾・葛藤に面する梶。結局逃亡のかどで見せしめとして処刑されることになった特殊工人を救おうとして憲兵に捕らえられ拷問にかけられることに。そして出所した梶を待っていたのは免除されたはずの召集令状だった。
    著者が実際に大連で生まれ育ち、1943年に召集されてソ満国境を転戦、捕虜となっており、おそらくこの著書も実体験に基づくところが大きいんかな。
    戦時下とゆう特殊条件の下で権力がどう作用するのかとか、それに人はどの程度抗えるのか、極限の状態に追い込まれた捕虜の精神がどうなっていくのかとか、戦争に巻き込まれる一般人の悲劇、それから性の描写も生々しくていろいろ考えさせられること大であった。

    0
    2010年01月28日

    Posted by ブクログ

    「世界」2月号から澤地久枝と佐高信の「世代を超えて語り継ぎたい戦争文学」がスタートしました。

    第1回目は五味川純平、この本の作者です。

    実は私はフィルム(私がフィルムというのは映画のことです)でしか見てませんでした(つい最近もWOWWOWで放映されました)。

    澤地さんが大学の授業で五味川純平を知ってますか、という問いにほんどゼロ解答とか。

    少しでも知っている者は沈黙していることはありません。安易な能天気なものばかりが読書ではないと喝破されてあわてて原作を読みました。

    やっぱり文学のパワーは一味も二味も違いました。

    0
    2011年09月01日

    Posted by ブクログ

    上中下巻の上をやっと読み終わりました。まだ先は長い。戦時中の話なので当然ですし作者自身もそう書かれていますが、昭和の雰囲気が濃厚。コンプライアンスや⚪︎⚪︎ハラなど皆無の時代。

    主人公の梶は、満州の鉱山に事務職として勤務。反戦の気持ちを持ち、日本はやがて負けると思いながら、その思想ゆえに、周囲や上司との諍いが発生することも。

    そんな中、職場で付き合っていた彼女と結婚し、鉱山への赴任と引き換えに兵役免除も手に入れ、幸せな結婚生活が開始。

    と思いきや、妬みや軍国主義など様々な事件・陰謀に巻き込まれ、兵隊に取られてしまう。ここまでが上巻です。

    0
    2026年09月11日

    Posted by ブクログ

    今年から設定、8月の自主課題図書。
    読書家な友達からのお勧めによる。
    その際賜ったお言葉。
    「決して感情移入して読んではいけないよ?」

    読後。
    …ええ、そのお言葉、身に染みました。
    でも…できるかっ!
    どう頑張ったって引きずり込まれるわっ!
    というわけで、どっぷり感情移入して読み、ぐったり疲れました。
    つ、つらかった…!

    「戦争はいけない。」そんなコトみんな知ってる。
    でも「何でいけないか。」ということを、こういう本を読んで、ひとりひとりが考えなくちゃいけないと思う。
    知らない、では済まされない。
    目をそらすわけには、いかない。

    0
    2011年09月04日

    Posted by ブクログ

    第二次大戦末期の軍需産業、鉱山を舞台に、人種差別、暴力、嫉妬、詐欺、保身など、あらゆる不正義がまかり通る状況の中でもがき苦しむ主人公。戦争や差別には反対だが、妻や生活のことを考えると表立って反抗できず、苦しむ姿を描いている重たい作品。人間の条件というタイトルを考えさせられる、重たい内容。

    0
    2017年12月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     日本企業および軍隊の原理が読み取れる小説。大日本帝国において、日本軍ほど絶大な権力、影響力を持った組織はなかった。そのような時代、満州の会社に勤める主人公の梶は、ある日、上司から採鉱現場へ行くようにと命令された。それを受けて、梶は妻の美千子とともに、採鉱現場に近い山場のほうへと引っ越す。そこでの現場の衝突や特殊工人の労働搾取など、現代の日本企業に通ずる記述が見られる。第2部の最後、梶が憲兵隊との衝突の末、召集令状が下るまでが今回のおおまかな流れである。
     本作は主人公梶の心情、葛藤が特に注目すべきである。本のタイトルにあるように、人間が人間として、どうあるべきかという葛藤が何ともリアリティがある。日中戦争で泥沼化した時代、次々と召集が下った。そのような状況下で、日本の企業、組織の闇の面が見え透けるのが本作の特徴である。
     本作の中盤から終盤にかけて、憲兵の特殊工人に対する凄惨な仕打ちに、梶は周囲構わず反抗した。特殊工人たちを人間扱いしないことに憤った梶は憲兵隊という巨大権力に立ち向かったが、正常な論理が通じない時代、そのような行動は国賊と見なされる。憲兵からの拷問を受け、やがて解放されるが、それが結果的に召集を招くこととなってしまった。このように、人道的に正しい行動を取ったとしても、それが巨大権力を相手にしてしまうと、その後痛い目にあうという事例がここから読み取れる。国家が本質的に暴力をはらんでいるということがよくわかる。国家とは、個人を簡単に抑圧できる恐ろしい存在である。

    0
    2023年05月30日

人間の條件(上) の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

岩波現代文庫 の最新刊

無料で読める 歴史・時代

歴史・時代 ランキング

五味川純平 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す