人間の條件(下)
  • 完結
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人間の條件(下)

1,760円 (税込)

8pt

4.6

ソ連戦車隊と夥しい歩兵が,国境線を越えた.蛸壺にこもり,迎え撃つ梶たちの中隊は数人を残して壊滅.捕虜となるが脱走し,遮る物とてない曠野を彷徨する梶の上に雪は無心に舞い続ける……非人間的な世界を人間的に生きようと苦悩し,闘った人間の波乱万丈の物語.日本人の戦争体験の集大成ともいえる戦後文学の雄編,完結.

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人間の條件 のシリーズ作品

全3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 人間の條件(上)
    完結
    1,793円 (税込)
    棉のような雪が静かに舞い降りる宵闇,1943年の満洲で梶と美千子の愛の物語がはじまる.植民地に生きる日本知識人の苦悶,良心と恐怖の葛藤,軍隊での暴力と屈辱,すべての愛と希望を濁流のように押し流す戦争……「魂の底揺れする迫力」と評された戦後文学の記念碑的傑作を敗戦60年を機に再び世に贈る.
  • 人間の條件(中)
    完結
    1,760円 (税込)
    中国人労務者斬首に抗議した梶は憲兵隊に捕われ,召集免除の特典を取り消された.軍隊内の過酷な秩序,初年兵に対する一方的な暴力,病院を出た梶はソ満国境に転戦,蛸壺に立てこもる日本兵にソ連戦車隊の轟音が迫る……消耗品として最前線に棄てられてなお人間であることの意味を問う戦後文学の巨編愈々佳境へ.
  • 人間の條件(下)
    完結
    1,760円 (税込)
    ソ連戦車隊と夥しい歩兵が,国境線を越えた.蛸壺にこもり,迎え撃つ梶たちの中隊は数人を残して壊滅.捕虜となるが脱走し,遮る物とてない曠野を彷徨する梶の上に雪は無心に舞い続ける……非人間的な世界を人間的に生きようと苦悩し,闘った人間の波乱万丈の物語.日本人の戦争体験の集大成ともいえる戦後文学の雄編,完結.

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     前巻の終盤、ソ連軍との激しい戦闘が勃発し、激闘の末に多大な犠牲を払った。梶はかろうじて生き残ったが、生き残ったあと、いかにして帰還するのかを下巻では描かれる。これまでとは対照的に、個人の意志によって一つ一つの選択をとり、選んだ末にどのような運命をたどるのかが今回の見どころである。梶は妻の三千子が生

    0
    2023年06月27日

    Posted by ブクログ

    映画では描かれていない、美千子や沖島のその後も描かれており、物語が複線化している。だんだんと生活が厳しくなっていく敗戦後の満洲に残された人たちと、生き残りロシアの捕虜生活を送る梶の姿が見ていて苦しくなる。最後、梶は倒れ、その上に雪が降り積もるのは映画と同じだが、その向こう側が見えるのが一層辛さを増す

    0
    2020年06月09日

    Posted by ブクログ

    敗戦後も敗残兵の苦難は続く。民兵に追われ匪賊のように盗難をしながら逃げ続け、最終的には捕僚になるが、そこでも人間としての扱いがないままであった。梶上等兵は壮絶な最期をとげた。奥さんの美千代さんに会わせてあげたかった。

    0
    2016年06月13日

    Posted by ブクログ

    思想を背景にして描かれた小説は、自叙伝の体を取っていようが、事実を都合よく捻じ曲げ、自らの信教を正当化しようとする。共産主義のイデオロギーは素晴らしくても、それが人間という生命には、実際的ではない。その事を本作が伝えてくれた事をもって、転向小説との評もあるのだろうか。しかし尚、主人公はソ同盟の理想を

    0
    2014年11月02日

    Posted by ブクログ

    ソ軍との激戦、それを免れ逃げる梶たち。梶の恐ろしいまでの殺人技術が彼ら敗残兵の命を救う。ただあちこちで会う関東軍の敗残兵や民間人。彼らが面した苦労はハンパなものではない、男も女も。田代や寺田など初年兵との絡みが相変わらず面白い。そして梶、まさかああゆう最期を遂げるとは…。
    途中まで赤軍やチャイナ万歳

    0
    2010年03月22日

    Posted by ブクログ

    戦時中における、捕虜として戦士として残党兵としての、人間の條件が述べられていた。美千子と梶の心境の描写が特に胸に響いた

    0
    2011年11月21日

    Posted by ブクログ

    ソ連軍の侵攻を受け、国境付近の日本軍は開けなく崩れ去る。敗残兵として逃亡する主人公であるが、おなじ敗残兵である日本人の地元民に対する「火事場泥棒」的な振る舞いが彼らの立場を危うくする。ここでも生き残りをかけ、彼らも盗みや殺人などを犯さざるを得ない。この小説はフィクションであるが、こういう状況がかつて

    0
    2017年12月25日

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