会津執権の栄誉

会津執権の栄誉

713円 (税込)

3pt

3.5

狙いはただひとつ。伊達政宗の馘(くび)――。

四百年の長きにわたり会津を治めながら、相次ぐ当主の早世で嫡流の男系が途絶えた芦名家。
常陸の佐竹家より新たな当主として婿養子を迎えたものの、家中に軋轢が生じ、北からは伊達政宗の脅威が迫る。
芦名家の行方は家臣筆頭の金上盛備の双肩にかかっており、ついに伊達との摺上原での最終決戦を迎えた。

東北の名家の存亡を描き、直木賞候補となった出色のデビュー作。
本屋が選ぶ時代小説大賞2017受賞!

※この電子書籍は2017年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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会津執権の栄誉 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年11月29日

    私に物語の舞台の前知識が少なかったからなのか、初めは少し入り込みづらく感じたが、だんだんと引き込まれていき、最後の二篇には特に魅了された。
    最初の作品が発表されてから本が出版されるまで、4年程かかっているとのこと。時間の経過と連作の積み重ねにより、物語全体が熟していったのかもしれない。

    0

    Posted by ブクログ 2021年10月19日

    芦名家について詳しくなくても楽しめる内容でした。各章の話が間接的に芦名家の滅亡につながっていき、最後の摺上原の戦いに集約していく流れはまとまりがあり読みやすかったです。

    0

    Posted by ブクログ 2020年04月03日

    戦国時代の会津を領有していた名家の芦名家の、嫡流が途絶えた事に端を発した家中の軋轢と混乱から、伊達政宗との摺上原の合戦に至るまでを、家中の様々な視点から描いた、歴史物好きにはたまならない一冊。

    0

    Posted by ブクログ 2019年10月22日

    会津芦名家にまつわるものがたり。
    戦国武将達の悲哀と複雑さがみえて、現代とは違うストレスの多い大変な時代なのだと感じた。
    謀略、裏切り、意匠返し。鎌倉御家人の名家芦名は時代に飲み込まれて滅びていった。

    0

    Posted by ブクログ 2019年08月21日

    【きっかけ・目的】
    ずっと気になっていたのだが、文庫になったので満を持して購入。
    【感想】
    連作短編集だった。会津執権から蘆名氏の重臣を中心とした物語というのは見当はついたけど、長編小説だとばかり思っていたので連作短編だったので拍子抜けした。

    戦国時代も秀吉が関白となり終わりが近くなり、中央政権と...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年08月22日

    読みやすい。
    芦名家では後継者の婿養子選びを伊達家と佐竹家で意見が対立。佐竹家から選ばれたことにより後々の戦のなかで対立がおこったり血縁者の中や家来達の溜まった心のモヤモヤ感が決断を左右し、複雑ゴタゴタ面白い。
    まさに参議院選挙まっただ中、勝っても負けてもお互いギクシャクするもんだわね

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