作品一覧

  • 化かしもの 戦国謀将奇譚
    4.0
    1巻2,000円 (税込)
    戦国どんでん返し七連発 乱世は謎に満ちている。 上杉謙信の脅威にさらされている越中神保家を助けると約束した武田信玄だったが、援軍は出さぬという。果たして援軍なしに上杉を退ける秘策とは? 腹の探り合いが手に汗握る「川中島を、もう一度」。 下野国・宇都宮家に仕える若色弥九郎は、先代当主の未亡人・南呂院の警固番に抜擢される。門松奉行という閑職の父を持つ弥九郎にしてみれば、またとない機会。意気揚々とお役目に着く弥九郎だが、この抜擢の本当の目的は……うまい話の裏を描く「宇都宮の尼将軍」。 長宗我部家は、大量の砂糖の献上を織田家に約束していた。外交僧として必死の思いで砂糖をかき集めた道標だったが、何者かに砂糖の献上の先を越されてしまう。横槍を入れてきたのはまさかの……すべてが戦略物資になる乱世の厳しさが身に染みる「戦国砂糖合戦」etc. 気鋭の歴史小説家が放つ、戦国どんでん返し七連発。
  • 決戦!賤ヶ岳
    3.7
    1巻792円 (税込)
    ますます進化を続ける「決戦!」シリーズ。今回の舞台は豊臣秀吉の天下を決定づけた、もう一つの天下分け目である「賤ヶ岳の戦い」。そして、描かれるのは「賤ヶ岳の七本槍」として名高い、加藤清正、福島正則、片桐且元ら七人の武将。新進気鋭の若手歴史小説家たちが、若武者たちの戦いと、その後の人生を活写する!
  • 千里の向こう
    4.0
    1巻880円 (税込)
    あなたはまだ中岡慎太郎という男を知らない! 龍馬とともに暗殺された中岡慎太郎。庄屋の家に生まれたいごっそう(頑固者)が謀略うずまく幕末を駆け抜けた。稀代の傑物の一代記。 ※この電子書籍は2019年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • くせものの譜
    4.0
    1巻968円 (税込)
    武田、北条、佐々……仕えた家が軒並み絶家! 厄神と呼ばれた男・御宿勘兵衛の生涯。 武田の遺臣として、数多の主家を渡り歩いた御宿勘兵衛(みしゅくかんべえ)は、何を求めて大坂城へ入ったのか? 武田家滅亡から、大坂の陣まで――仕えた家が次々と滅びることから、その武勇に反して「厄神」と忌み嫌われた御宿勘兵衛。 そして、時代に迎合することなく己の夢と覚悟を貫いた依田信蕃や久世但馬など、勘兵衛と関わった度し難い男たち。 「天正壬午の乱」「さらさら越え」「小田原征伐」「越前騒動」「大坂の陣」など勝者の側ではなく滅び行く者たちからみた戦を描く。 気鋭の著者が腕をふるった、時代に選ばれなかった曲者たちの物語。 解説・縄田一男
  • うつろ屋軍師
    4.3
    1巻869円 (税込)
    織田信長の重臣だった丹羽長秀の死後、丹羽家に対する豊臣秀吉の仕打ちは苛烈を極めた。一二三万石から四万石への大減封、家臣団難散の中で命じられた、北条攻めの小田原出兵。窮地に陥った城好きの若殿長重と、空論(うつろ)屋と呆れられた新米家老の江口正吉は、命を賭して御家再興に挑む――。秀吉を畏怖させ大谷吉継ら大名を驚嘆させたうつろ屋の、起死回生の策とは!
  • 決戦!設楽原 武田軍vs.織田・徳川軍
    3.5
    1巻1,672円 (税込)
    累計18万部を突破し、ますます進化を続ける「決戦!」シリーズ。今回の舞台は鉄砲が雌雄を決した「設楽原(長篠)の戦い」。武田軍と織田・徳川軍、両軍はいかに戦ったのか。徳川信康、武田頼勝、朝比奈泰勝、真田昌輝ら七人の武将の戦いに、七名の作家が挑む。
  • 最低の軍師
    4.1
    1巻814円 (税込)
    永禄八年、上杉輝虎(謙信)が義を掲げ、下総国臼井城に侵攻を開始した。総勢一万五千といわれる上杉軍に対し、臼井の兵は二千ほど。後ろ盾となる北条家からの援軍は、わずか二百五十余であった。抗戦か降伏か、紛糾する城内をまとめるため、北条の武将松田孫太郎は道端の易者を軍師に仕立てた。白井浄三である。ところが、浄三は想像を絶する奇策を次々と画策し…。 歴史小説界に超彗星現る!
  • 戦国 番狂わせ七番勝負
    4.3
    1巻896円 (税込)
    この結末、すべて想定外にして予測不能! 戦国時代に起きた、島津義弘、織田信長、真田昌幸など想定外、七つのストーリーを歴史小説界気鋭の作家たちが描く傑作短編集。 歴史に残るような戦国武将は、戦いに勝つべくして勝つのみにあらず。 時として味方は寡勢、敵は数倍という絶体絶命の場面を潜り抜けて来て、世に名を残したのだ。 織田信長、伊達政宗、浅井長政、島津義弘など七人の武将たちの驚愕の逆転の打開策を、当代きっての名手七人が描く、珠玉の短編アンソロジー。
  • でれすけ
    4.0
    1巻1,496円 (税込)
    父祖伝来、五百年の歴史を護ってきた佐竹義重。今は子・佐竹義宣に実権を譲り隠居した身だ。そんななか、天下統一を成した豊臣秀吉より命が下る。 「常陸を平定せよ」 佐竹家の誰もがなし得なかった夢を我がなし得る。年老いた身でありながら早速平定に取りかかる義重だったが……。 父祖伝来の重み、老いへの恐怖、次世代へと委ねるもの。歴史小説の麒麟児が佐竹義重を活写する!
  • くせものの譜
    4.4
    1巻1,485円 (税込)
    主家が次々滅亡する縁起の悪さから「厄勘兵衛」と嫌われた男・御宿勘兵衛。結城秀康という理想の主の下、野本右近、久世但馬、本多富正、塙団右衛門ら、癖も実力もある朋輩たちと、理想の家造りを目指すが……。英雄に憧れた男たちの戦国最後の戦―大坂の陣。
  • 殿さま狸
    4.5
    1巻1,336円 (税込)
    国か、御家か、息子の命か、それらを全て失うのか? 絶体絶命の天下分け目の戦いで東西両軍をあっと化かした、蜂須賀家二代目による「関ケ原一の奇策」とは? 阿波踊りをはじめた男は、大名にして商売人、なによりも川並衆だった! 徳島藩祖の痛快な半生!
  • うつろ屋軍師
    3.8
    1巻1,237円 (税込)
    清州会議で秀吉の天下取りに協力した丹羽家。だが123万国の大大名になった時、潰される運命は決まってしまった。理不尽なまでの仕打ちで滅亡させられた御家を復活させたのは、空論屋と呆れられた家老とどんな時も理想を失わなかった城郭好きな殿様だった!
  • でれすけ

    Posted by ブクログ

    佐竹義重が隠居し息子義宣が小田原の陣で天下人秀吉に主従するところから始まる。秀吉から常陸平定を命じられ豪族を討伐し義宣は上方へ上り石田三成を通じてより豊臣政権中枢に入り込むが義重は国元に残る。上方と国元で親子の意見が対立するが義重は常に後継ぎの義宣をたてお互い佐竹家の存続に命をかける

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    2024年05月22日
  • 化かしもの 戦国謀将奇譚

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    戦国歴史小説なんだけど、おそらく同学年の著者がこれだけのものを書けるのにヤキモチやきつつ、本当に凄いもんだなと感心。
    まず選んだトピック、おそらくほとんど史実ベースでこれだけ面白く料理できるけど今まであまり扱われていないネタばかりで、信玄と謙信と越中を巡る謀略、青木一重と孫六兼元の真柄切、宇都宮の尼将軍、蜷川と長宗我部の信長への砂糖献上、宮部継潤、島津歳久、大坂の陣の功績を巡る戸村と高松の往復書簡。
    どれもどんでん返しにあっと言わされるし、島津の話は涙なしでは読めなかった。

    0
    2024年05月22日
  • 最低の軍師

    Posted by ブクログ

    臼井城攻防の数ヶ月を描いた作品。上杉謙信が義を掲げて臼井城に迫る。北条方の援軍としてやる気に燃える松田孫太郎、必ずしも北条に忠誠を誓っている訳では無くしたたかに生きる原胤貞、そして道端の易者だった白井浄三が籠城側の軍師に仕立て上げられる。浄三の過去と河田長親との繋がり。映画を読んでいる様な展開。

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    2022年11月26日
  • 千里の向こう

    Posted by ブクログ

    中岡慎太郎の物語。坂本龍馬の陰に隠れて目立たない人ですが、こんな良い働きをしていたなんて。キャラの個性が際立っているし、史実の説明もわかりやすいし、とてもおすすめの本です。

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    2022年02月12日
  • 最低の軍師

    Posted by ブクログ

    直前に佐倉城や臼井城に行くプランを練ってたのだが、この本を読んだのは完全に偶然。
    断片だけ明らかになっている臼井城の戦いを、ここまで膨らませて、いかにもあり得そうなストーリーにしたのは凄い。一気に読み切った。

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    2021年07月30日

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