最低の軍師

最低の軍師

814円 (税込)

4pt

永禄八年、上杉輝虎(謙信)が義を掲げ、下総国臼井城に侵攻を開始した。総勢一万五千といわれる上杉軍に対し、臼井の兵は二千ほど。後ろ盾となる北条家からの援軍は、わずか二百五十余であった。抗戦か降伏か、紛糾する城内をまとめるため、北条の武将松田孫太郎は道端の易者を軍師に仕立てた。白井浄三である。ところが、浄三は想像を絶する奇策を次々と画策し…。 歴史小説界に超彗星現る!

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最低の軍師 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年11月26日

    臼井城攻防の数ヶ月を描いた作品。上杉謙信が義を掲げて臼井城に迫る。北条方の援軍としてやる気に燃える松田孫太郎、必ずしも北条に忠誠を誓っている訳では無くしたたかに生きる原胤貞、そして道端の易者だった白井浄三が籠城側の軍師に仕立て上げられる。浄三の過去と河田長親との繋がり。映画を読んでいる様な展開。

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    Posted by ブクログ 2021年07月30日

    直前に佐倉城や臼井城に行くプランを練ってたのだが、この本を読んだのは完全に偶然。
    断片だけ明らかになっている臼井城の戦いを、ここまで膨らませて、いかにもあり得そうなストーリーにしたのは凄い。一気に読み切った。

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    購入済み

    面白い!

    2020年05月04日

    白井浄三という得体の知れない軍師の奇想天外な策謀の数々が描かれており、最終章でタイトルの如く浄三が最低の軍師であるされた理由が語られる。非常に良く出来た面白い作品であった。

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    Posted by ブクログ 2019年09月20日

    真直ぐな性格、「武士らしさ」を追い求めるかのような孫太郎…“裏”ばかりを歩んで来たかのような、素性のよく判らない、胡散臭い感さえする浄三…このコンビが動かす、圧倒的な大軍を迎え撃つことになった小さな城の状況…非常に面白い!
    “正統派”的な、如何にも「時代モノの主要人物」と言うのか、「ヒーロー然とした...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月16日

    初めて読んだ箕輪諒先生の作品です。
    タイトルが気に入って購入しました。

    この作品から、箕輪諒ワールドに引き込まれました。

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    Posted by ブクログ 2021年02月19日

    一般的に著名な軍師のように、冷静沈着といったタイプではないが、うちに秘めた熱さを感じる人物で、非常に新鮮だった。
    また、やや予想もしなかった結末も、とても興味深かった。

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    Posted by ブクログ 2020年01月15日

    地元の城が舞台の小説だからと、父が貸してくれました。
    なるほどよく知っている地名が次々登場し、地元の歴史の一部を知ることが出来てうれしい気持ちになりました。

    室町幕府末期、北条対上杉の覇権争いが続く中で行われた一地方の小さな戦について描いた作品です。
    一介の城主でしかない原胤貞は北条側につきながら...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年05月15日

    最低の軍師というタイトルに惹かれて手に取りました。
    舞台は上杉輝虎の関東出兵(臼井城の戦い)。
    数的不利の中上杉軍を退けた謎の易者(当時の軍師は易者=易を立てる人)。
    奇抜な戦で大軍を退け勝利したにも関わらず、なぜ最低の軍師と呼ばれるのか?!

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    Posted by ブクログ 2019年11月15日

    幻の軍師、白井入道浄三の臼井城の攻城戦を描く。謎多き浄三を足利義輝に結びつけて、魅力一杯に表現している。非常に面白い。

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    Posted by ブクログ 2019年08月14日

    内容(「BOOK」データベースより)

    永禄八年、上杉輝虎(謙信)が義を掲げ、下総国臼井城に侵攻を開始した。総勢一万五千といわれる上杉軍に対し、臼井の兵は二千ほど。後ろ盾となる北条家からの援軍は、わずか二百五十余であった。抗戦か降伏か、紛糾する城内をまとめるため、北条の武将松田孫太郎は道端の易者を軍...続きを読む

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