国内小説 - 角川文庫 - 癒やされるの検索結果

  • きみはぼくの、一の輝き
    5.0
    自分の小説を模倣した自殺事件が原因で筆を折った、元作家・水川朝日は失意の中で生きていた。ある日、人の好さから職と家を失った彼は、喧嘩別れした高校の後輩・真南絃と再会する。ひと部屋を貸すと申し出た彼の条件は、毎月原稿用紙5枚分の文章だった。書けないと抵抗し、絃に頼らずに生活を立て直そうとするが――。原稿を家賃にしてでも文章を書かせたいわけとは? 仲違いの原因は一体。朝日と絃の絆に涙する、光と再生の物語。
  • 花嫁は迷路をめぐる
    5.0
    姉の早苗を訪ねて上京したとも子。土地勘がなく東京の地で迷っていたところを、偶然通りがかった女子大生・塚川亜由美に助けられる。ようやく姉のもとにたどり着いたとも子だったが、姉はとも子を見るなり驚愕する。故郷にいる知人・竜太から、とも子は死んだと知らされていたからだ。再会を喜びながらも、不安と不信感を募らせる2人。一方その頃、竜太も早苗を追いかけるように上京してきていたが、故郷を発った矢先、村役場から2000万円が盗まれる事件が発生。犯人は竜太と報道されて……。表題作のほか、「花嫁たちのメロドラマ」収録。人気シリーズ第32弾。
  • 帝都契約嫁のまかない祓い
    5.0
    1~2巻748~770円 (税込)
    帝都で母親と定食屋を営んでいた多恵は、 母を亡くした後、謎の火事に見舞われる。 火元の店だと人々から責められ、絶体絶 命のそのとき、多恵はりりしい軍服姿の青年に救われる。 彼は鷹乃宮侯爵家の当主・聖(ひじり)だった。 近隣の店への補償を肩代わりする条件で、 彼の屋敷に連れていかれた多恵は、 聖の「契約嫁」になることを提案され……。 呪われし一族の若き侯爵と、 不思議な力を持つ料理の作り手の少女の、契約結婚あやかし譚!
  • 「わが家は祇園の拝み屋さん」シリーズ16冊合本版 『わが家は祇園の拝み屋さん』~『わが家は祇園の拝み屋さんEX 愛しき回顧録』
    5.0
    京都・祇園の「さくら庵」。季節の和菓子と楽しい家族があなたをお待ちしています! 東京に住む16歳の小春は、ある理由から中学の終わりに不登校になってしまっていた。  そんな折、京都に住む祖母・吉乃の誘いで祇園の和雑貨店「さくら庵」で住み込みの手伝いをすることに。 吉乃を始め、和菓子職人の叔父・宗次朗や美形京男子のはとこ・澪人など賑やかな家族に囲まれ、小春は少しずつ心を開いていく。 けれどさくら庵は、ちょっと不思議な依頼が次々とやってくるお店で!? 京都在住の著者が描くほっこり優しい日常ファンタジー&成長物語! ※本電子書籍は「わが家は祇園の拝み屋さん」シリーズ本編15巻+EX1巻の全16冊を収録しています。 【収録作品】 『わが家は祇園の拝み屋さん』 『わが家は祇園の拝み屋さん2 涙と月と砂糖菓子』 『わが家は祇園の拝み屋さん3 秘密の調べと狐の金平糖』 『わが家は祇園の拝み屋さん4 椿の花が落ちるころ』 『わが家は祇園の拝み屋さん5 桜月夜と梅花の夢』 『わが家は祇園の拝み屋さん6 花の知らせと小鈴の落雁』 『わが家は祇園の拝み屋さん7 つながる想いと狐火の誓い』 『わが家は祇園の拝み屋さん8 祭りの夜と青い春の秘めごと』 『わが家は祇園の拝み屋さん9 星の導きと今昔の都』 『わが家は祇園の拝み屋さん10 黄昏時に浮かぶ影』 『わが家は祇園の拝み屋さん11 めぐる因果と紐解かれる謎』 『わが家は祇園の拝み屋さん12 つなぐ縁と満月に降る雨』 『わが家は祇園の拝み屋さん13 秋の祭りと白狐の依頼』 『わが家は祇園の拝み屋さん14 渓谷に散る紅葉と陰陽師の憂鬱』 『わが家は祇園の拝み屋さん15 それぞれの未来と変わらぬ想い』 『わが家は祇園の拝み屋さんEX 愛しき回顧録』
  • 森の石松、社長になる
    5.0
    1巻726円 (税込)
    平凡なサラリーマン・草間の働く小さな制作会社が突然ヤクザに乗っ取られた! しかし社長の森野は強面だがどこか憎めない。彼の心根に惹かれて仕事を続けるうちに、どうやらこの会社が組の兄弟分に利用されようとしていることがわかった。草間たちは敵を出し抜くための作戦を進める。森野もまた、社員を守るために立ち上がる――。 清水次郎長の子分・森の石松の心意気が現代によみがえる! 義理と人情の企業エンタメ。
  • 岩場のこぶた
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 銀色ワールドを確立した「波間のこぶた」の純で愛さずにいられないキャラクターが待望の再登場! 主人公“タッくん”の日常をほのぼのと描く、愛しくて切ないイラストストーリー集。
  • ズボン船長さんの話
    5.0
    四年生のケンは、夏休みにもと船長さんと知り合い、大事な宝物にまつわるお話をきくことに。それは、七つの海をかけめぐっての素敵なお話の数々だった。ケンともと船長さんの友情は、少しずつ強まっていく。
  • ものがたり ゆんぼくん 1
    5.0
    1~4巻440円 (税込)
    「ゆんぼ」という変わった名前をつけられた男の子。そのお母さんと、友達や飼い犬たちが織りなす名作叙情マンガ。
  • やさしい季節(上)
    5.0
    1~2巻660円 (税込)
    アイドルへの道を着々と進む安土ゆかりと、地味ながら真の役者を目指して努力を続ける原口邦子。タイプは違うが高校時代から良きライバルだった二人を見守り続けてきた石巻浩志は、社会人となった今も、何かと彼女たちから頼られる「お守り役」になっていた。ある日、暴力団絡みのパーティーに出る羽目になったゆかりの頼みで、浩志はゆかりの『仮の恋人』として会場へ乗り込む。それが全ての始まりだった……。芸能界を舞台にミステリアスな『三角関係』を描く傑作青春小説。
  • 香水物語
    4.8
    1巻484円 (税込)
    深く傷ついている時でさえ、そこにほんのささやかな物が登場しただけで、女は生き返ることができる――。プロポーズの言葉とともに贈られたダイヤモンド。デビュタントの日にはじめて身に付けた真珠。遠く離れた恋人と同じ香りにつつまれ眠った夜。匂いや輝きで、あるいはその名前の響きで記憶に残る香水や宝石をモティーフに、大人の女性の輝きと悲しみを鮮やかに映し出した贅沢な恋愛小品集。
  • 平安後宮の鬼食い姫 黒弾正と内裏の鬼
    4.5
    平安時代、貧乏貴族の娘である明乃(あけの)は、ある日突然、父から「鬼になってくれ」と頼まれる。 鬼とは、宮中で高貴な人々の食事を前もって毒見するお役目である〈鬼食い〉のこと。 父の懇願と、美味しいものが食べられるという誘惑につられ承諾した明乃は、女房として内裏に出仕することに。 そして明乃には、幼い頃にお日さまの実――橘の実をくれた光の君こと晴久(はるひさ)親王に再会し、お礼を伝えたいという密かな願いがあった。 だがいざやってきた宮中では不穏な事件が続発しており、文武に秀で、怜悧だが厳格な黒ずくめの青年・黒弾正こと源蘇芳(みなもとのすおう)が内裏の「鬼」の正体を追っていた。 明乃は、貧しいがゆえに逆に研ぎ澄まされた味覚と食の知識を活かし、彼と共に事件の真相を解き明かしていくことに……!? 第10回 角川文庫キャラクター小説大賞 〈優秀賞〉&〈読者賞〉W受賞作!
  • エミリの小さな包丁
    4.5
    恋人に振られ、職業もお金も居場所もすべてを失ったエミリに救いの手をさしのべてくれたのは、10年以上連絡を取っていなかった母方の祖父だった。人間の限りない温かさと心の再生を描いた、癒しの物語。
  • The MANZAI 十六歳の章
    4.5
    父親の看護のためにアメリカに行った秋本のことを、高校生になった歩は全く気にしていないつもりだったが、やはり心のどこかに引っかかっていた。ある晩秋本の夢を見た。翌朝幼なじみのメグも、『ロミジュリ』サポートメンバーの高原も…。案の定、秋本は帰ってきた。少し背が伸びて。でも、開口一番で言ったのは『ロミジュリ』の再活動。しかも、高校生の漫才甲子園に出場するのだという。何を勝手に、と反発の言葉を口にしても少しだけホッとする歩だった。もう子どもではない、大人の手前の十六歳。若さに揺らぐ気持ちを笑いと涙で描く、大人気青春小説の書き下ろし、続編登場!
  • 遠き雪嶺(上)
    4.5
    1~2巻550円 (税込)
    世界の屋根たるヒマラヤは東洋の盟主・日本人が征服する――。昭和11年、ヒマラヤ処女峰ナンダ・コート初登頂に夢を賭けた日本遠征隊。立教大学山岳部の堀田弥一隊長率いる総勢5名。だが、遠征準備は苦難に満ちた。資金集め、装備、ベースキャンプへの物資輸送、シェルパの雇用などすべて手探りであった。そして、栄光の頂上を目指し、ヒマラヤの麓へ出発……。日本山岳小説に燦然と輝く、渾身の超大作900枚!
  • されど愚か者は行く 道場 I
    4.5
    1~2巻792~836円 (税込)
    会社をリストラされ、空手道場を預かることになった藤堂は、お人好しだが空手の腕はなかなかのもの。潰れかけの道場を立て直そうと奮闘するが、ひと癖ある入門希望者たちが次々と難題を持ち込んできて!? ※本書は、二〇〇七年に文春文庫として刊行された『Dojo―道場』を加筆修正の上、改題しました。
  • おでこちゃん
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 おでこちゃんはおさる好き。そして散歩や遊びが好き。今日もトコトコ歩いてます。何かぴかりとくるものを見つけるために。かわいくておてんばな、おでこちゃんの日常。イラストストーリー。
  • 夏美のホタル
    4.5
    写真家志望の大学生・慎吾。卒業制作間近、彼女と出かけた山里で、古びたよろず屋を見付ける。そこでひっそりと暮らす母子に温かく迎え入れられ、夏休みの間、彼らと共に過ごすことに……。心の故郷の物語。
  • ハ長調のポートレート
    4.5
    働き者のサラリーマン坂上勝之、正直で優しい妻エリ。二人の平凡な日常は、初めての赤ちゃん〈亜紀子〉が生まれた瞬間に色を変えた。「会社のため」に自分の生活や、妻の存在に目を瞑ってきた勝之。満員電車で、スーパー・マーケットで、家で……ちょっとした出来事が、彼に〈バラ色の平凡〉を教えてくれる。亜紀ちゃんが、大人たちにくれた、ごく普通の大切なもの。毎日を変える家庭小説。
  • ヴァージン・ロード 上
    4.5
    1~2巻671~715円 (税込)
    叶典子は29歳。英文タイピストとして働く、ごく普通の会社員。ある日、結婚パーティから疲れて帰ってくると、一人暮らしをするアパートの隣人が、お見合いの話をもって待ち構えていた。説得に根負けして、典子はさして気乗りのしないままお見合いをすることに。さらに「貴女を見ている」という差出人不明の手紙、弟の結婚の相談、典子の周りはたちまち騒がしい結婚モードに――。ウェディング・エンタテインメント開幕!
  • ないものねだりの君に光の花束を
    4.4
    すべてにおいて普通で個性がなく、自分は(永遠の脇役)であると思っている高校生・影子。 同じクラスには、世間を賑わすアイドルで、学校でも人気者の男子・真昼がいる。 そこにいるだけで目立つ彼は、まさに〈永遠の主人公〉。 別世界の住人のような彼とは、同じクラスなのにほとんど話したことがなかった。 だが、一緒に図書委員をすることになったのがきっかけで、真昼の陰の部分を知ることになる――。 読み終えたあと、きっと世界が輝いて見える、希望の物語。 文庫版限定! アフターストーリー<掌編 尊い愛>を収録。
  • いのちの初夜
    4.4
    慟哭したし。泣き叫びたし。この心如何せん――。若くしてハンセン病と判断された北條民雄は、絶望を抱え療養所に入る。死と隣り合わせの状況で見つめた「いのち」と「文学」。私小説の金字塔、ついに復刊!
  • 小説 言の葉の庭
    4.4
    1巻748円 (税込)
    雨の朝、高校生の孝雄と、謎めいた年上の女性・雪野は出会った。雨と緑に彩られた一夏を描く青春小説。劇場アニメーション『言の葉の庭』を、監督自ら小説化。アニメにはなかった人物やエピソードを多数織り込んだ。
  • タッグ
    4.3
    コーナーの最上段から飛んで、リングに横たわる相手に体を浴びせる――得意技のバタフライ・プレスを武器に戦う、ベイビーフェイスのプロレスラー・戸部栄純。プロレス界のスターとしてリングに立ち続ける中、妻・美鶴が急逝した。残されたふたりの子どもを育てるため、プロレスを引退し居酒屋を始めた栄純。がむしゃらに生きているうちにあっという間に10年が過ぎ、子どもたちは親離れの時期を迎える――。大学入学、就活、そして親しい人との別れ。家族というチームから出て「これから」を探しはじめる戸部家の面々は、どんな人とタッグを組むのか。ひとり欠けた家族がそれぞれの道を歩き出す、まっすぐで優しい愛にあふれた物語。
  • お嬢さまと犬 契約婚のはじめかた
    4.3
    「おねがい久瀬くん。お金あげるから、わたしと結婚して」 気鋭の新進画家である19歳の鹿名田つぐみと、彼女の絵のヌードデッサンのモデルを務めていた23歳の久瀬葉は、半年前に結婚したばかりの新婚夫婦だ。 幼い頃のある事件で心に傷を抱えたつぐみと、彼女をそのまま受け入れ、美味しい料理に始まり、家事全般を引き受ける、明るくおおらかな葉。 一見仲睦まじい若夫婦だが、実は葉は、つぐみが不本意な見合いから逃れるために3000万円で「買った」偽りの夫であった。 つぐみは百年以上続く旧華族の名家に生まれ、長女として幼いながら懸命に折り目正しく振る舞い、婚約者までいた。 だがある事件をきっかけに心を閉ざし、唯一優しくしてくれた祖父が遺した古い木造平屋の家に逃げ込んだのだ。 以来、画家として生計を立てていたが、新たに舞い込んだひどい見合いを断るために、葉に契約結婚を申し込んだのだった。 ひとつ屋根の下で一緒に暮らすうちに、少しずつお互いに踏み込んでいく、つぐみと葉。 けれど2人の間には、あまりにも重大なある「秘密」があって……。 これは、お金で愛を買った(つもりの)孤独な少女と、買われた(ことにした)魔性的な魅力を持つ青年の、もどかしくて切実な恋のはじまり。 第8回カクヨムWeb小説コンテスト特別賞受賞作!
  • きりこについて
    4.3
    きりこは両親の愛情を浴びて育ったため、自分がぶすだなどと思ってもみなかった。小学校の体育館の裏できりこがみつけた小さな黒猫「ラムセス2世」はたいへん賢くて、しだいに人の言葉を覚えていった。ある事件がきっかけで引きこもるようになったきりこは、ラムセス2世に励まされ、外に出る決心をする。夢の中で泣き叫んでいた女の子を助けるために……。
  • 暗手
    4.3
    1巻1,012円 (税込)
    『不夜城』『夜光虫』の衝撃から20年 究極のクライムノベル誕生! 台湾のプロ野球で八百長に手を染め、罪から逃れるために次々と殺しを重ねた加倉昭彦。居場所を失い、顔も名前も変えて過去を抹消、逃れ着いたのはサッカーの地イタリアだった――。イタリアの黒社会では、殺し以外の仕事なら何でも請け負い、いつしか「暗手」――暗闇から伸びてくる手――と呼ばれるようになっていた。そんなある日、サッカー賭博の帝王・王天から、ロッコに所属する日本人ゴールキーパー・大森怜央に八百長をさせろとの依頼が舞い込む。計画実行に向けて着実に準備を進めていく加倉だったが、大森の姉の写真を目にしてから過去の記憶がよみがえり、計画の歯車が狂い始める……。
  • 光降る丘
    4.3
    2008年6月、栗駒山中腹の共英村は凄まじい揺れに呑み込まれた。崩れる山、倒壊する家々。故郷の危機に胸引き裂かれる智志。そんな中、祖父・耕一が行方不明に。耕一は共英村の開拓一世だった。結婚、仲間の死、起死回生のイチゴ栽培、はじめて電灯が灯った日……。祖父の物語は土と汗と涙と、笑いに満ちたものだった。この土地は、俺らが守る! 智志は奮い立った。復興にかけた三世代の物語。
  • 統ばる島
    4.3
    八重山諸島は古くから自らを象徴する星を愛でてきた。星には神が宿り、石垣島には神々が近況を伝え合う群星御嶽があった。神々が御嶽に集うとき、物語が誕生する。唄の島、鳩間島を描く文庫版特別短編も収録。
  • とんぼがえりで日がくれて
    4.3
    この春から幼稚園に通いはじめたゆきぼうの一番の友だちは、「つばめのチィチィちゃん」。つばめの雛の成長を楽しみにするゆきぼうと、それを見守るはなえばあちゃん、とくたろうじいちゃん、幼稚園のゆうこ先生・・・・・・。日常の中のさりげないやさしさを描いた表題作「とんぼがえりで日がくれて」の他、すぐにお母さんとけんかをして家出をしてしまうマサト君の物語「いえでぼうや」、できたての保育園「風の子保育園」の様子を描いた「ともだちが いっぱい」「みんなともだち」など、こころあたたまる九編の童話を収録。
  • デザートはあなた
    4.3
    1巻550円 (税込)
    食事はセクシーであるべき、という確固たる持論をもつ大西俊介。料理の味を誉められるくらいうれしいことはない。数ある趣味のなかでも、料理には狂気にも似たバイタリティを発揮する。デザートは最後のお楽しみ。――「僕が酔ったのは、キミの魅力。デザートはキミ」この科白を言うために今夜も料理する。
  • つばさものがたり
    4.3
    パティシエールの小麦は、ケーキ屋を開くため故郷に戻ってきた。だが小麦の店を見て甥の叶夢は「はやらないよ」と断言する。叶夢の友達の「天使」がそう言っているらしいのだが……感涙必至の家族小説。
  • まどろむベイビーキッス
    4.3
    みんなと仲良くしたかった。いじめられたくなかった。邪険にされたり、疎んじられたりするのはもうたくさんだった。だから、だから……。キャバクラ「ベイビーキッス」で働く風間みちる。家ではSHIHOという名前でホームページを作り、訪れる人たちとのやり取りを楽しんでいた。ところが彼女の一言が「荒らし」を呼んでしまう。また仕事上でも他のキャバクラ嬢との関係が悪化し――。哀しい狂気が暴発する究極のエンタテインメント!
  • 県庁おもてなし課
    4.3
    1巻770円 (税込)
    とある県庁に生まれた新部署「おもてなし課」。若手職員・掛水は、地方振興企画の手始めに、人気作家に観光特使を依頼するが、しかし……!? お役所仕事と民間感覚の狭間で揺れる掛水の奮闘が始まった!
  • さいはての彼女
    4.3
    25歳で起業した敏腕若手女性社長の鈴木涼香。猛烈に頑張ったおかげで会社は順調に成長したものの結婚とは縁遠く、絶大な信頼を寄せていた秘書の高見沢さえも会社を去るという。失意のまま出かけた一人旅のチケットは行き先違いで、沖縄で優雅なヴァカンスと決め込んだつもりが、なぜか女満別!? だが、予想外の出逢いが、こわばった涼香の心をほぐしていく。人は何度でも立ち上がれる。再生をテーマにした、珠玉の短篇集。
  • カフェどんぐりで幸せ朝ごはん
    4.2
    1~2巻858~924円 (税込)
    鎌倉にある「カフェどんぐり」は、ツリーハウスと広々としたガーデンテラスがある素敵なお店。店主のあさひが作る朝ごはんは、お客様にぴったりの一皿だ。学校に行きたくない気分の女子高生には具だくさんの台湾おにぎり、ブラック企業で疲弊したサラリーマンには滋養たっぷりのスープ、夜もバイトをして夢を追う俳優の卵には甘いミルクレープ――。余裕のない心と身体に染みわたる、とびきりの朝ごはんを召し上がれ。優しくて心温まる連作短編集。
  • 夜空に浮かぶ欠けた月たち
    4.2
    1巻968円 (税込)
    念願叶って憧れの大学に進学したものの食欲もわかず学校へ行けなくなってしまった女子大生、会社員との二足の草鞋を履きながらも物は片づけられず先々の予定を立てることが苦手なイラストレーター、高齢出産で授かった命をかわいいと思えなくなってしまった母親……今日も「椎木メンタルクリニック」には傷ついた人が集う。形が違ってもそのままのあなたで大丈夫。静かに寄り添ってくれる連作短編集。解説・井上智介
  • ラン
    4.2
    1巻803円 (税込)
    9年前、13歳の時に家族を事故で亡くした環は、ある日、仲良くなった自転車屋さんからもらったロードバイクに乗ったまま、異世界に紛れ込んでしまう。そこには死んだはずの家族が暮らしていた……。
  • ほどけるとける
    4.2
    女の子特有の仲良しごっこの世界を抜け出したくて、高校を突発的に中退した美和。祖父が営む小さな銭湯を手伝いながら、取りまく人々との交流を経て、進路を見いだしていく。ほわほわとあたたかな物語。
  • 海岸文庫ちどり通信 はなれの管理人
    4.2
    智治は学校の図書室で、(ちどり文庫)という学校所蔵とは違う蔵書印が押された本を見つける。学年が変わってもその本は置かれたままだった。シングルマザーの母と、海岸そばの団地に中古物件を購入し新しい生活を始めて智治は団地内で偶然、同級生の朝海と出会う。彼女はあの(ちどり文庫)本を手にしていた。インターネットで調べたらこの団地の中に「ちどり文庫」は存在するというが、管理人は不明だった。その頃智治は夜になると上の階から聞こえてくる奇妙な物音に悩まされていた。怖くなって母親に相談するが、やりくりしてやっと購入した部屋でもありあまり気にしないよう言われる。一方、自治会長の雑務を手伝うことでようやく「ちどり文庫」の管理人を教えてもらい、雨の午後朝海と二人で、団地の中の「文庫」を訪ねるが……。(「小鳥の蔵書印」)他に「猫町ガールの夢」「はなれの管理人」の三章立て。
  • さいごの毛布
    4.2
    年老いた犬を飼い主の代わりに看取る「老犬ホーム」に勤めることになった智美。ホームでの出来事を通じ、苦手だった人付き合いや疎遠な家族との関係を改めて考え直し始める――。 世知辛い世の中に光を灯す、心温まる成長物語。
  • 新装版 魔女の宅急便
    4.2
    1~6巻572~660円 (税込)
    ※この作品は以前配信していた『魔女の宅急便』と内容は同一です。カバーイラストが差し替えになり、中の扉絵イラストが追加になっています。 ひとり立ちするために初めての街にやってきた13歳の魔女キキが、新しい街で始めた商売宅急便屋さん。相棒の黒猫ジジと喜び哀しみをともにしながら街の人たちに受け入れられるようになるまでの1年を描く。
  • ゴシック&ロリータ幻想劇場
    4.2
    怪奇、不条理、愛、夢、残酷、妖精、ロック……奇才・大槻ケンヂが、可愛くって気高い女の子たちのために、ロマンティックで可笑しくって悲しい物語を紡ぎ出しました。単行本未収録作品を加えた完全版。 ※本書は、二〇〇五年十二月にインデックス・コミュニケーションズから刊行された『大槻ケンヂ短篇集 ゴスロリ幻想劇場』に、単行本未収録作品を加え改題のうえ、文庫化したものが底本です。
  • 愛してる
    4.2
    1巻484円 (税込)
    いつだって吐瀉物の臭いのする店“ファッサード”に夜毎集まる仲間たち。いい奴に、とんでもない奴。ただ、彼らは皆、酔うことにも、愛することにも、いつだって熱かった。夜の喧噪と真昼の沈黙をとどめた作品集。
  • 波間のこぶた
    4.2
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 こぶたのタッくんのかわいい瞳に人はくぎづけ。あの、玉のような一拳手一投足に思わず笑みがこぼれます。タッくんは、はずかしがり屋だからちょっと無口になる時もあるけど、キヌちゃんはそういうとこよくわかっていて、なにもかも全部、心から好きなんです。甘えて、フキゲンになったときは、いじめていじめてこらしめるように愛してあげると、思わず笑ってしまって、もうどうでもよくなってしまうもので、余裕のある恋っていいですね。思わず抱きしめたい小アクマ的こぶたのイラスト・ストーリー。
  • 食べるたびに、哀しくって…
    4.2
    色あざやかな駄菓子への憧れ。初恋の巻き寿司。心を砕いた高校時代のお弁当。学生食堂のカツ丼。アルバイト先のアンミツ。白い大輪の花のようなフグ刺。ミリン干しで育った田舎の少女がアンミツで育ち、男の部屋で飲むコーヒーの味を知るようにもなる。移り変わる時代相を織りこみ、「食べ物」が点在する心象風景をリリカルなタッチで描いた青春グラフィティ。
  • 海の短篇集
    4.2
    空港からホテルまで乗ったタクシーの運転手は“黒魔術に気をつけろ”と言った。なんでもこの島には黒魔術を使う魔術師が大勢いるらしい。彼らから、恨みはもちろん大金を見せたりして妬みもかってはいけないという。そして、彼らは左手の掌に不思議な模様の入墨をしているらしい。島から悪い思い出を持ち帰ってほしくないという、郷土愛に満ちた運転手の忠告を、わたしは話半分で聞いていたのだが…。(『黒魔術』より)美しい南国の海に秘められた、幻想的で不可思議な掌編小説集。
  • ストロベリー・ブルー
    4.2
    1巻649円 (税込)
    友情、憧れ、片想い、失恋……誰もが通る中学という大人への階段。児童文芸新人賞受賞の実力派が、5人の男女を通して思春期の1ページを鮮やかに切り取った、まったく新しい青春小説。
  • クローズド・ノート
    4.2
    堀井香恵は、文具店でのアルバイトと音楽サークルの活動に勤しむ、ごく普通の大学生だ。何か物足りない思いを抱えたまま日々を過ごしていた彼女は、ある日、自室のクローゼットで、前の住人が置き忘れたと思しきノートを見つける。そのノートが開かれたとき、香恵の平凡な日常は大きく変わり始めるのだった。──小さな偶然が導く運命的な出会い。憧れと共感。読み終えた後も温かい余韻がいつまでも醒めない、極上の感動作。
  • 丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。
    4.1
    1~19巻660~814円 (税込)
    東京、丸の内。 本命の一流不動産会社の最終面接で、 大学生の澪は唖然としていた。 理由は、怜悧な美貌の部長・長崎次郎からの簡単すぎる質問。 「面接官は何人いる?」正解は3人。 けれど澪の目には4人目が視(み)えていた。 長崎に、霊が視えるその素質を買われ、 澪は事故物件を扱う「第六物件管理部」で働くことになり……。 イケメンドSな上司と共に、憑いてる物件なんとかします。 元気が取り柄の新入社員の、オカルトお仕事物語! 本当に、面白いんです!!!
  • 秒速5センチメートル the novel
    4.1
    2008年。東京で働く貴樹は、人と深く関わらず、閉じた日々を送っていた。30歳を前にして、貴樹は自分の一部が、遠い時間に取り残されたままだと気づきはじめる。そんな時にふと胸に浮かぶのは、色褪せない風景と、小学生の頃に出会い、心を通わせた明里との約束の日の予感だったーー。18年という時を、異なる速さで歩んだ二人が、ひとつの記憶の場所へと向かっていく。脚本家が自ら執筆した、劇場用実写映画の小説版!
  • 魔女たちは眠りを守る
    4.1
    魔女はすべてを覚えている。 ひとの子がすべてを忘れても。どこか遠い空の彼方へ、魂が去って行こうとも。 そして地上で魔女たちは、懐かしい夢を見る。記憶を抱いて、生きてゆく。 その街は古い港町。 桜の花びらが舞う季節に、若い魔女の娘が帰ってきた。 赤毛の長い髪をなびかせ、かたわらに金色の瞳をした使い魔の黒猫を連れて。 名前は、七竈・マリー・七瀬。 目指すは、ひとの子たちが「魔女の家」と呼ぶ、銀髪の美しい魔女二コラのカフェバー。 懸命に生きて、死んでゆくひとの子と、長い時を生きる魔女たちの出会いと別れの物語。 ――― 魔女たちの物語は、物語の形を借りた、わたし自身の想いであり、言葉でもあったのだろう、といまになって、気づいています。 何の力も持たず、歴史を変えられもしない、一本の糸に過ぎないわたしが、誰かのささやかな愛すべき日常に寄り添い祝福し、 不幸にして斃れたひとびとにさしのべたかった「腕」が、この物語だったのだろうと。 そう、わたしには魔法の力はなく、この物語もいつかは忘れ去られてゆくでしょう。 けれど、この物語にふれたどなたかが、ふと、これまで地上に生きてきた一本一本の糸に思いを馳せてくださるなら、 わたしの言葉はそのとき、魔法になるのだと思います。 村山早紀(「あとがき」より抜粋)
  • 遺跡発掘師は笑わない あの時代に続く空
    4.1
    奥多摩キャンプ場の傍の「森の縄文博物館」を訪れたカメケン一行。所蔵品の素晴らしさに驚嘆するが、若い館長から経営が困難で品を手放さねばならないと相談され――忍が考えた起死回生の一手とは!?
  • 対話篇
    4.1
    最初で最後の運命の恋、片思いの残酷な結末、薄れてゆく愛しい人の記憶。愛する者を失い、孤独に沈む者たちが語る切なくも希望に満ちた物語。真摯な対話を通して見出されてゆく真実の言葉を描いた中編集。
  • ナラタージュ
    4.1
    お願いだから、私を壊して。ごまかすこともそらすこともできない、鮮烈な痛みに満ちた20歳の恋。もうこの恋から逃れることはできない。早熟の天才作家、若き日の絶唱というべき恋愛文学の最高作。
  • ありがとう、さようなら
    4.1
    作家・瀬尾まいこのもう一つの顔。それは中学校の「せんせい」でした。 本屋大賞ノミネート作家、瀬尾まいこのデビュー直後から3年半の日常をつづるほのぼのエッセイ。 給食で苦手な料理と格闘したり、生徒たちからの厳しいおしゃれチェックをなんとか切り抜けたと思えば、生徒会のやる気に感化されたり、合唱コンクールで胸がいっぱいになったり……。 奮闘する瀬尾せんせいと生徒たちのあたたかくてにぎやかな日常の合間に見える、それぞれの成長。「ありがとう」と「さようなら」がめまぐるしく襲ってくる学校という場所で過ごす日々は、瀬尾さんの作品世界すべてにつながる愛にあふれていた。 解説/北村浩子
  • 祝福
    4.1
    1巻594円 (税込)
    少女のころ、私たちは赤い糸にあこがれていた。生まれながらに、目には見えない赤い糸で結ばれたひとにいつか出会い、恋をして、幸せに暮らし、死ぬまで離れることはない。大人になって、いくつかの恋を経験して、赤い糸はないって気づいたけれど、でも、銀の糸はあるのかもしれない。人生の大きな流れの中で、自分で選んだ相手と意志的に結ぶ、それが銀の糸――。だれかとつながりたい気持ちをすくいとる、珠玉の恋愛小説集。表題作ほか「しゃぼん」「セカンドハウス」「銀の糸」「遊園地」「メトロノーム」を収録。 ※本書は文庫版『銀の糸』を改題し、単行本刊行時のタイトル『祝福』とした作品です。
  • ぼくの嘘
    4.1
    好きにならずにすむ方法があるなら教えてほしい。親友の恋人を好きになった勇太は、学内一の美少女・あおいに弱味を握られる。そしてなぜか恋人としてあおいとデートすることになり。高校生の青春を爽やかに描く!
  • 風の耳たぶ
    4.1
    海岸沿いのバス停に降り立ったのは、老夫婦だった。日本画の大家・藤三と長年連れそう妻ハルは死に行く旅に出た。灰谷健次郎が描ききった明るくさわやかな「老いの文学」の最先端。 ※本書は、2001年12月に理論社から刊行された単行本『風の耳朶』を改題し、文庫化したものが底本です。
  • からまる
    4.1
    1巻572円 (税込)
    地方公務員の武生がアパートの前で偶然知り合った不思議な女。休日になるとふらりとやって来て、身体を重ね帰っていく。連絡先も職業も知らない。しかしある日、武生は意外な場所で彼女を目撃する……(第一話「まいまい」)。妻に浮気をされた中年男、自堕落な生活に悩む女子大生、クラスで孤立する少年……。いまを懸命に生きる7人の男女たち。注目の泉鏡花賞作家が、複雑にからみ合う人間模様を美しく艶やかに描いた連作集。
  • てふてふ荘へようこそ
    4.1
    1巻759円 (税込)
    ある街の高台に佇む木造アパート「てふてふ荘」。敷金・礼金なし、2Kの間取りで家賃はわずか13,000円、しかも最初の1ヶ月は支払う必要なし……破格の条件に不審を抱きつつ1号室に入居したフリーターの高橋真一。翌朝目を覚ますと、見たことのない若い女の子が笑顔で座っていた。「これからよろしくね」。特異な事情を抱えた住人たちが出逢った、謎の“同居人”の秘密。切なくもほっこり心が温かくなる、おんぼろアパート物語。
  • 丘の上の洋食屋オリオン
    続巻入荷
    4.0
    1~3巻814~968円 (税込)
    このお店の味が食べたくて、普通の日も特別な日も行きたくなる〈洋食屋オリオン〉。両親を失った少女と叔父の心をつなぐトマトソースオムライス。キャバクラでナンバーワンの女性が、素の自分に戻るためのカルボナーラ。高校時代、友人と夢を語りながら食べた煮込みハンバーグ。シェフのくるみが作る料理は、祖母から受け継いだ味を守りながら、今日も常連客たちを温かい幸せで満たす。人生のほろ苦さと喜びを丁寧に紡ぐ物語。
  • 遺跡発掘師は笑わない 土に埋もれた星は
    4.0
    客人のアテンドのため、新潟に向かった無量、忍、萌絵。 ヘリコプターから降りてきた客人は、インドの御曹司の少年だった! 彼は焼き物のかけらのようなペンダントを大切にしていて――。 新撰組のふるさとでの発掘調査。 遺物の声が聞こえず悩むさくらは、現場で剣道着の若者と出会い――。 ほか、カメケンのお花見、炎天下の緊急発掘など全4編を収録。 巻末には出土遺物を振り返る豪華図録も!  切なくて心に沁みる、思い出の短編集!
  • 嘘つきなふたり
    4.0
    「もしかして、光?」東大赤門前で声をかけてきたのは、小学校6年生以来、7年ぶりの再会となる長谷川琴葉だった。そんな時、当時の担任だった中山が川から遺体で発見されたとの報が入る。中山の訃報を告げると、「中山を殺したの、私だよ」と琴葉。そんなはずない。琴葉が中山を殺したなんて、絶対にありえない。なぜなら――母親からの呪縛、敷かれたレール。互いに言えぬ“嘘”を抱えた2人が、自分と向き合う旅が今始まる。
  • キッチン常夜灯
    4.0
    1~4巻814~924円 (税込)
    街の路地裏で夜から朝にかけてオープンする“キッチン常夜灯”。チェーン系レストラン店長のみもざにとって、昼間の戦闘モードをオフにし、素の自分に戻れる大切な場所だ。店の常連になってから不眠症も怖くない。農夫風ポタージュ、赤ワインと楽しむシャルキトリー、ご褒美の仔羊料理、アップルパイなど心から食べたい物だけ味わう至福の時間。寡黙なシェフが作る一皿は、疲れた心をほぐして、明日への元気をくれる――共感と美味しさ溢れる温かな物語。
  • 怪談
    4.0
    「聞いていただこう、ホーイチ・ジ・イヤーレスの物語を──」円城塔 作家・円城塔が、小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの名著「KWAIDAN」を直訳! ダン・ノ・ウラの戦いの物語を──最も悲哀の深いくだりであるから(「ミミ・ナシ・ホーイチの物語」) オ・ジョチューは振り返り、そうして袖を下ろすと手で顔を撫でてみせ──(「ムジナ」) スライド式のスクリーンを開け、そうして彼は見たのだったが、ランタンの光に照らし出された五人の寝姿には──首がなかった!(「ロクロ・クビ」) 日本という未知の国の物語を、英語読者に向けて語るハーンの流儀を再現すると、日本の言葉はただのアルファベットの連なりで得体のしれない音となり、読み手の前に呪文のように放り出され、全てが説明されるわけでもない。当然これは、英語読者にとって「読みやすい物語」ではなく「驚異の書」として受け止められたことだろう。(「訳者あとがき」) 1904年に英・米国で発表された「KWAIDAN」には、遥かかなたの異国「JAPAN」の物語が描かれた。 当時、本書を手にした読者は何を感じたのだろうか。 円城塔が白日の下に晒す、小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの名著「KWAIDAN」の真の姿。 待望の文庫化
  • 明日好きになる人【電子特典付き】
    4.0
    高瀬の推しは写真部の羽鳥。卒業式の日、羽鳥に写真のファンだと伝えるつもりのはずが、勢い余って「好きだ!」と口走ってしまう。気まずさのあまりその場から逃げ出した高瀬は、その時の記憶を「黒歴史」として刻み込んだ。8年後、アイドルのマネージャーとして働く高瀬の前に、自分が担当するアイドルのスキャンダル写真を携えたパパラッチがやってくる。スキャンダル写真なのに、そこに写る女の子はこれ以上ないくらい幸せに見えて……「この写真、好きだな」そう口に出した瞬間、高瀬はあの黒歴史を思い出す。はっとして目の前の男を見つめれば、不敵な笑みでその男はサングラスを外した。――高瀬の最推しだった羽鳥との、予想外の再会だった。 電子書籍特典 書き下ろし短編『再会前夜(羽鳥side)』特別収録。
  • 帝都の鬼は桜を恋う
    4.0
    1~2巻770円 (税込)
    古来より、異能を持つ美しき“鬼”が存在する日本。彼らは人間と同じ見た目ながら容姿端麗で、あやかしたちを従えて幕府を陰から支えていた。 だが時は移り、新たに権力を握った明治政府は彼らの力を恐れ、陰陽師に鬼やあやかしを狩り尽くすよう命じ、両者は敵対していた――。 駆け出し陰陽師の桜羽(おとは)は、幼い頃に赤髪の少年の鬼に母親を殺され、それ以前の記憶を失っていた。 身寄りを失った桜羽を引き取り育ててくれた陰陽寮の長官・月影冬真(つきかげ とうま)への恩返しと、鬼への復讐を誓って任務に励んでいたある日、鬼らしき女を追った先で、桜羽は美しい鬼の頭領・焔良(ほむら)に捕まり、彼の邸に軟禁されてしまう。 燃えるような赤い髪と瞳を持った焔良こそ母の仇だと確信した桜羽は密かに命を奪おうとするが失敗し、さらに邸から解放されるために彼に協力する交換条件を交わすはめに。 けれど、敵のはずの焔良はなぜか桜羽に甘く優しく接してきて……? 明治あやかし溺愛ファンタジー!
  • 古城ホテルの精霊師
    4.0
    古城ホテルで働く新米コンシェルジュ、オリビア。彼女は「霊が視える」ことに悩んでいた。 ある日、ホテルに“精霊師”だという美青年ルイスが現れる。彼はホテルの支配人だったオリビアの祖父に「孫娘を頼む」と言われホテルの一室の鍵を渡されたらしい。 やがて滞在を始めたルイスは、霊絡みでは頼りになるものの、マイペースな言動でオリビアを振り回し……。 訳アリ宿泊客のお悩みを、イケメン精霊師と解決!? 不思議でおかしいお仕事奮闘記。
  • 死神がくれた君と僕の13日間
    4.0
    「こんにちは。僕は死神です」 高校2年生の青柳康介の前に現れたのは、サチヤと名乗る死神だった。死神界の制度が変わり、対象者の大切な人にだけ告知することになったと言われる。また、自分が死ぬか、変わりの命を差し出せば、その大切な人は救えるともサチヤに教えられる。別れる予定だった彼女の未波が今日から数えて13日後に死ぬことを知った康介は、同情して付き合い続けることに。未波の願いをかなえる13日間を満喫する内に、自分にとっていかに大切な存在だったかを再認識していく。今まで知らなかった未波の過去や優しさに気づいた康介は、自分の命と引き換えに未波を救おうとするが……。お互いの大切さに気づいていく中で、全てがすれ違っていく切なすぎる純愛青春小説。
  • 川のほとりで羽化するぼくら
    4.0
    「おっぱいがほしい」仕事を辞め我が子の育児に奮闘している暁彦が、妻の咲喜にぽつりとこぼす。男の自分ができること、やるとおかしいことの狭間で悩みながら日々を過ごす中、とある子育てブログに出会い光を見出す。ふとしたきっかけで、川の向こうに住むブログの著者と会うことになり……。男性目線で描かれる性差と役割を問う「わたれない」をはじめ、七夕伝説の織女と牛飼いが天の国を離反する「ながれゆく」など、4編を収録した連作短編集。
  • 縁切り姫の婚約
    4.0
    神々に護られ、神社が強い力を持つ日本。 「縁切り神社」の娘、綿本雪音(わたもと ゆきね)は屈託のない明るい少女。 しかしある日、神社が襲撃されてしまう。 襲撃者は名前に「雪」が入る術者を殺すと言い、雪音は危機に陥るが、 御景藤矢(みかげ とうや)という青年に救われる。 彼は日本を陰で守る「特格神社」の後継者で、 ある切実な理由から、雪音の家が持つ「縁切りの力」を欲していた。 そしてその力を得るため、雪音は藤矢と「契約婚約」することになり……!?
  • 弁当屋さんのおもてなし ほかほかごはんと北海鮭かま
    4.0
    1~12巻627~704円 (税込)
    「あなたの食べたいもの、なんでもお作りします」恋人に二股をかけられ、傷心状態のまま北海道・札幌市へ転勤したOLの千春。仕事帰りに彼女はふと、路地裏にひっそり佇む『くま弁』へ立ち寄る。そこで内なる願いを叶える「魔法のお弁当」の作り手・ユウと出会った千春は、凍った心が解けていくのを感じて――? おせっかい焼きの店員さんが、本当に食べたいものを教えてくれる。おなかも心もいっぱいな、北のお弁当ものがたり!
  • 昨日星を探した言い訳
    4.0
    1巻946円 (税込)
    「なかなか夜が明けなくて、明日にならなくてつらかった。地球の自転が遅すぎて、どうしてこんなに古臭い時代が続いているのか不満だった」 僕の前に現れた転校生の少女は、自らの理想のため、頑固に、誠実に、戦い続けると決めていた。永遠にわかり合えないと知っていても、一歩ずつ歩み寄ってきたはずなのに。 傷つきながら愛と呼べるものをみつけるまでの少年少女の心情を、研ぎ澄まされた筆致で綴る、青春文学の到達点。
  • あけびさんちの朝ごはん
    4.0
    結婚直前で婚約破棄をされてしまい、職と家と恋人のすべてを失ってしまった明日彼方(あけび・かなた)。 幼なじみの家に居候中の彼方だったが、ある日親しくしていた従姉の訃報を受ける。 そして葬儀で親戚中の心ない言葉にさらされている従姉の忘れ形見であるきょうだいの姿を見て、 彼方は思わず「一緒においで」と声をかけてしまう。 勢いで連れ帰ったものの、兄は警戒心MAX妹は甘えたいさかりで、彼方の生活リズムは一変! きょうだいとの関係を深めるために、彼方はぎこちないながらも朝ごはんをつくりはじめて――!? おいしいご飯がつないでくれる、不器用な家族の絆の物語。
  • 記憶の果ての旅
    4.0
    1巻792円 (税込)
    みんなで遊んで眠るだけの平穏な毎日をくり返していた「ぼく」。 見知らぬ男に道案内を頼まれたことで、いまの生活のおかしさに加え、あることに気づく。 「自分がだれだかわからない」。 町を出た「ぼく」は旅の仲間たちと出会う。 忘れていたことばと気持ちを思い出すにつれ、世界への疑問は深まるばかり。 旅のおしまいで待ち受けていたものは――。 いまを生きる勇気をもらえるファンタジー。 ※『ぼくは〈眠りの町〉から旅に出た』改題。
  • 炭酸ボーイ
    4.0
    宮古島で突如湧き出した天然炭酸水。商品化にあたり宣伝広報を担うことになった真田事務所の涼太たちは、プレミアム戦略を採り、「ミヤコ炭酸水」をヒット商品に成長させた。ところが販売元のグループ会社がこの希少な水に目をつけ、採水地近くにリゾート施設の建設を計画。自然豊かで神高い土地に降って湧いた話は、村を巻きこんだ大騒動に。「大切なもの」を守るため立ち上がった〈チーム真田〉は、この計画を阻止できるか!?
  • わたしは告白ができない。
    4.0
    校内でも有名なイケメン風紀委員長・睦月に片思い中の小夜子。 ある日、ずっと渡せなくて持ち歩いていた彼へのラブレターが紛失してしまった。 「大切なものがなくなった」と落ち込んでいると、それに気づいた睦月が「風紀を乱す盗難事件は即刻解決する」と言い出した。 落とし物として誰かに拾われ手紙を読まれることは嫌だけど、こんな展開で本人に内容を知られるのが一番最悪――。 渡すつもりだったラブレターが行方不明になったり、送ったはずの告白メールが見知らぬ誰かに届いてしまったり。 かと思えば大切な思い出を盗まれ、なりすまし告白をされたり。 わたしが告白できないのは、恋なのか故意なのか。……どっちでもいいから告白くらいさせてほしい! 『交換ウソ日記』の著者が描く、いつも誰かに邪魔をされ何故か告白ができない女の子と、イケメン風紀委員長とのドタバタ告白ミステリ!
  • さくら、うるわし 左近の桜
    4.0
    小旅館「左近(さこん)」の長男・桜蔵(さくら)は、母と弟が暮らす家を離れ、父・柾(まさき)の元から大学に通っている。柾の庶子ではあるが特に不自由はなく、柾の本妻である遠子(とおこ)とは、気軽に連れ立って出かけられるほどだ。複雑な家族関係に不満はないが、誰からか継いだ、不可思議な体質は困りものだ。見えないはずのものを見てしまうだけでなく、その者たちに魅入られ、身体をほしいままにされてしまう。それも、集まってくる者たちはいずれも桜蔵を「いい女」と呼んではばからないのだ。 耳を求めさまよう犬、男か女か判然としないマネキン――この世ならぬものたちが桜蔵の身体を求め……。生と性、死の気配が絡み合う珠玉の連作幻想譚。
  • 水神様がお呼びです あやかし異類婚姻譚
    4.0
    普通の高校生・美月は、一学年上の幼馴染み・天也と同じ学校に通っている。ある日、美月の周りにだけ綺麗な石が降るという奇妙な現象が起き始める。天也は何やら知っているようで、美月を守ろうとするが!?
  • バルタザールの遍歴
    4.0
    1巻1,012円 (税込)
    「私の筆跡にやや乱れが見えるとしたら、それはバルタザールが左手で飲み、私が右手で書いているからだ」 1906年、ウィーンの公爵家に生まれたメルヒオールとバルタザール。しかし二つの心に用意された体は一つだった。放蕩の果てに年若い義母との恋に破れた彼らは酒に溺れ、ウィーンを去る。やがてナチスに目を付けられ、砂漠の果てに追い詰められた二人は――。 双子の貴族が綴る、転落の遍歴。世界レベルのデビュー作。 解説 石井千湖
  • 泣きたい私は猫をかぶる
    4.0
    中学二年生の笹木美代は、クラスメイトの日之出に熱烈な思いを寄せていた。時に空気を読まない言動から「ムゲ(無限大謎人間)」というあだ名で呼ばれる美代には、誰にも言えない大きな秘密があって……。
  • 余命二億円
    4.0
    1巻748円 (税込)
    交通事故で植物状態になってしまった父親を巡り、延命治療を望む次男と、開業資金を必要とする長男で意見がぶつかり合う。やがてふたりの妻をも巻き込み、田村家は崩壊しようとしていたが……。
  • 或阿呆の一生・侏儒の言葉
    4.0
    時代を先取りした「見えすぎる目」がもたらした悲劇。自らの末期を意識した凄絶な心象が描かれた遺稿「歯車」「或阿呆の一生」、最後の評論「西方の人」、箴言集「侏儒の言葉」ほか最晩年の作品を収録。
  • 次回作にご期待下さい
    4.0
    1~2巻660~748円 (税込)
    眞坂崇(まさかたかし)は、漫画専門の出版社で仕事に追われる、 月刊漫画誌の若き編集長。 落とし物をきっかけに、ビルの夜間警備員、夏目と知り合った彼は、奇妙な既視感を抱く。 そんなある日、眞坂は偶然遭遇した火事で、建物に飛び込み、古い漫画雑誌を手に戻ってきた夏目を目撃する。 不思議に思い、同期の天才変人編集者・蒔田と共に調べ始め、 夏目がかつての人気漫画家だと気づくが……。 「漫画バカ」の編集者たちと、漫画に命をかける漫画家たち。 大変だけど夢だらけの日常のお仕事に潜む謎を、 苦労性の編集長、眞坂と、トンデモ天才漫画編集者、蒔田が解き明かす。 全ての漫画好き、本好きに捧げたい、「お仕事って悪くない」と思える物語。 愛すべき「漫画バカ」達の、慌ただしくも懸命な日々と謎を描くお仕事小説。
  • かんかん橋の向こう側
    4.0
    父の亡き後、常連客に支えられながら残された食堂『ののや』を守リ続ける継母の奈央と高校生の娘真子。客の笑い声があふれる店にある晩、新顔の青年が現れる。東山と名乗るその男は、ネットで評判の小説を読み、その舞台になっている『ののや』と登場人物のモデルを見にやって来たという。「小説? ののやが?」「いったい誰が?」みなの驚きをよそに、すっかり気に入って町に滞在する東山。しかし間もなく、胡散臭い探偵が町にやってきて……。「人は帰る場所があるから、旅立つことができる」小さな食堂を舞台に、毎日をせいいっぱい生きる人々の絆とそこから巣立っていく少女の成長を描いた傑作長編!
  • 撮影現場は止まらせない! 制作部女子・万理の謎解き
    4.0
    えっ、監督(カントク)、仕事を降りるってマジですか!? 映像制作の「縁の下の力持ち」、制作部女子・万理のトラブルだらけの撮影日誌! ディーン・フジオカ、武井咲主演で連続ドラマ化『今からあなたを脅迫します』の著者がおくる、撮影現場のお仕事エンタメ。 気鋭の監督・連城の映画撮影現場に「制作部」として参加している万理。制作部とは、プロデューサーの下であらゆる雑用をこなす、裏方のなかの裏方だ。今日の万理は、ロケ地の道路使用許可申請のため警察署にやってきた。現在進行中の現場は、映画『はこにわ』。連城監督の才能には惚れているけど、現場は何かと波乱含みだ。ロケ地候補の古民家を訪れた日、プロデューサーから女優の変更を告げられた連城は監督を降りると言い出して……。次々起こるトラブルを万理は解決できるのか!?  業界の内側も覗ける、働くことが愛しくなるお仕事ミステリー!
  • 最後の晩ごはん 忘れた夢とマカロニサラダ
    4.0
    兵庫県芦屋市。 雨の夜、定食屋「ばんめし屋」を訪れた珍客は、青年の幽霊・塚本だった。 元俳優で店員の海里は、店長の夏神たちと事情を聞くことに。 なぜか今までのどの幽霊よりも意思疎通できるものの、 塚本は「この世に未練などない」と言い切る。 けれど成仏できなければ、悪霊になってしまいかねない。 困惑する海里たちだが、彼ら自身にも、 過去と向き合う瞬間が訪れて……。 優しい涙がとまらない、お料理青春小説第8弾!
  • 多摩川のミーコ
    4.0
    星も見えない真っ暗な夜。子ねこのぼくは、人間に捨てられた。ごうごうと低くうなる、 恐ろしい音がする闇の中、温かく抱き上げてくれたのは、ほこりと汗の匂いのする一人の男性だった……。 多摩川の河川敷で、ホームレスの“おっちゃん”に拾われた捨て猫のミーコは、同じくおっちゃんに拾われた白ねこのたまさんと、一人と二匹で暮らし始める。厳しくも温かい日々の中、良い人間も、悪い人間もいることを学び、少しずつ人との絆を深めていくミーコ。成長するにつれ、おっちゃんやたまさん、自分の家族を守ろうと考え始めるようになる。しかしその矢先、大型台風が河川敷を襲って……。「おっちゃんの大事なねこ」になるために、ミーコが選んだ決断とは……? 2007年に関東を襲った大型台風「台風9号」。その裏で起きた、温かくも悲しい感動の実話。 【目次】 その一 春 その二 青葉のころ その三 夏 その四 秋 その五 台風 その六 台風のあと その七 冬 その八 ふたたびの春 あとがき 寄り添いあう世界 ※本電子書籍は、角川つばさ文庫『多摩川にすてられたミーコ』を改題の上、加筆・修正した文庫が底本です。
  • 知らない記憶を聴かせてあげる。
    4.0
    反訳(はんやく)とは記録媒体に吹き込まれた音声や動画を、文字に書き起こす「テープ起こし」の作業を指す。清澄白河にある音谷反訳事務所の店主・久呼(ひさこ)は、仕事の腕は超一流だが「個人宛てのテープは起こさない」という信条を持っていた。ところが新たな依頼は、トラウマを抱える青年・陽向の亡き叔父の遺稿を起こしてほしいというものだった。吹き込まれた声の裏にある本当に伝えたい想いとは――記憶(こえ)がつなぐ絆と再生のお仕事小説!
  • 踊る男
    4.0
    突然踊り出すが、自分の行動を全く憶えていないという男。しかしある日、死体で発見され、一人暮らしの部屋には無数の壊れた人形が散らばっていた。表題作ほか傑作ショートショート33編。
  • 新装版 細雪 上
    4.0
    1~3巻457~598円 (税込)
    旧家・蒔岡家の四人姉妹、鶴子・幸子・雪子・妙子。上流社会に暮らす一家の日々が描かれる。上巻では、奔放な四女・妙子の新聞沙汰、美しいが無口で未婚の三女・雪子の縁談を巡って物語が展開してゆく――。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
  • あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(上)
    4.0
    1~2巻572円 (税込)
    高校生の今はばらばらの幼なじみたちは、とつぜん帰ってきた少女“めんま”の願いを叶えるために再び集まることに……。大反響アニメを、脚本の岡田麿里みずから小説化。小説オリジナル・エピソードも含む上巻。
  • 曠吉の恋 昭和人情馬鹿物語
    4.0
    昭和8年、巣鴨の水道屋の次男坊・曠吉は、家業を手伝いながら、第1回直木賞作家・川口松太郎のような小説家になることを夢見ていた。しかし頭の中に浮かぶのは、美しい女との××のことばかり。曠吉は、様々な女と出会い、彼女たちに魅かれ、人生の愉しさ、儚さを知る。歳月を重ねながら、少年は一歩ずつ大人への階段を上っていく。都々逸や小唄を小気味よく挿みながら、男と女の「情」を描いた、胸にしみいる人情小説の白眉。
  • 鎌倉ビーチ・ボーズ
    4.0
    住職だった父親に代わり寺をついだ息子の凜太郎は、気ままにサーフィンを楽しむ日々。ある日、傷ついた女子高生が駆け込んで来た。むげにも出来ず、相談事を引き受けることにした凜太郎だったが……。
  • 銀の匙
    4.0
    1巻484円 (税込)
    書斎の小箱に昔からある銀の匙。それは、臆病で病弱な「私」が口に薬を含むことができるよう、伯母が探してきてくれたものだった。成長していく「私」を透明感ある文章で綴った、大人のための永遠の文学。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
  • 不器用な愛
    4.0
    無骨で不器用だが、人生の情を知る愛すべき男たち。仲間を売る『卑しき道』を歩む監察官、悪党から鮮やかに金を奪う詐欺師、雨の酒場で一夜ブルースを奏でる見知らぬ男……故風間一輝の傑作ハードボイルド短篇集。
  • 12皿の特別料理
    4.0
    インドに出張中、交通事故に遭い、現地で入院してしまった夫が食べたがる「おにぎり」。おコメに梅干にノリ。海外ではなかなかそろわない食材を探し歩いて妻が作ったおにぎりは……。忘れられない思い出が詰まった料理が誰にも一つはあるはず。別れた夫と新婚のころ食べた鱈のプロバンス風、左遷された会社員がストレス発散に作ったそば、夫の浮気に気づいた妻が作る八宝菜。楽しい思い出、苦い記憶、そんな泣き笑いをたっぷり詰め込んだ12品の料理小説集。温かいうちに召し上がれ。
  • 神田川デイズ
    4.0
    世界は自分のために回ってるんじゃない、ことが、じんわりと身に滲みてきた大学時代……それでも、あたしたちは生きてゆく。凹み、泣き、ときに笑い、うっかり恋したりしながら。
  • わたしの恋人
    4.0
    保健室で出遭った女の子のくしゃみに、どきんと衝撃が走った。高校一年の龍樹は、父母の不仲に悩むせつなと付き合い始めるが--。かたくなな心が次第に自由を取り戻すまでを、爽やかなタッチで描く!
  • 8月のカモメたち
    4.0
    18歳の薊は、死んでしまった祖父の相続税を払うため、夕陽の当たる海辺のバー〈サンセット〉でアルバイトを始めた。過去を語らぬ店長の浩一に魅かれ、彼がかつての新鋭作家だと知った。……薊は初めての恋に落ちていた。人生への不安、胸の痛み、そして抱きしめてくれた腕の熱。彼の残した唯一の小説を探り、いつしか薊は小説家を目指す。人生で一番濃密で、一番短い夏が終わる。薊はその夏失った大切な命を描こうと誓った。小説に寄せる著者の切実な想いを込めた青春ロマン。

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