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恋人に振られ、職業もお金も居場所もすべてを失ったエミリに救いの手をさしのべてくれたのは、10年以上連絡を取っていなかった母方の祖父だった。人間の限りない温かさと心の再生を描いた、癒しの物語。
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Posted by ブクログ
都会で辛い思いをした主人公が、長らく連絡すら取っていなかった祖父の住む田舎街を訪ね、祖父の料理と優しい街の住人との交流を通して、冷えた心を温め、浄化させていく物語。 祖父の料理は文字で読むだけでも涎を零しそうになる素敵な漁師飯で、主人公の胃袋が一気に鷲掴みにされ、心の回復の一助となるのも納得です。 ...続きを読む物語の随所に見られる風鈴は、祖父と共に主人公に寄り添ってくれているようにも感じられます。 自分には武器が無いと言っていた主人公が、新たな自分だけの武器を手に入れて未来に突き進む姿には、きらきらした希望を感じられ、爽やかな読後感を得られました。 人生嫌なこともあるが、それ以上に、身の回りには良いことも溢れているんだと気付かせてくれて、救われたような気持ちになりました。
恋人に騙され、仕事も失い、自分の居場所がなくなったエミリは、15年も会っていない母方の祖父、大三おじいちゃんを頼って海辺の田舎町を訪れる。 快速列車に揺られてたどり着いたのは、空の青と海の青がひとつに溶け合ったような絶景が臨める港町。 早朝の犬の散歩の途中でもらった採れたての野菜や、漁師さんにもらっ...続きを読むた魚をさばいて作る朝ごはんは、都会での生活とは全然違った趣で、おじいちゃんは無口だけれど交友関係が広くて、おじいちゃんと一緒に暮らすうちに、エミリもだんだんと町の人たちに馴染んでいきます。 完璧な人生を送る人なんていない。みんな人生の初心者で、過去の自分を受け入れて生きて行かなくちゃいけないし、消し去りたい過去があっても、前を向いて進むしかない。 おじいちゃんの優しさに何度も泣きそうになりながら読んでいました。 この小説にも風鈴の「凛」とした音色が聞こえてきます。 熱したり、冷やしたり、たたかれたり、そんな辛い工程を経てよい音色の風鈴が出来上がるのだそうです。 傷ついた心にじんと染みわたるような、ほんとうに温かい物語です。
匿名
とても優しい気持ちになれました。 人の目ばかり気にして、自分の本当の心を忘れてしまう日々ですが、心を強くしてくれる言葉が沢山あって、自分の心を大切にしたいと思いました。
#ほのぼの #感動する #タメになる
むちゃくたゃよかった泣 おじいちゃん優しすぎる 自分の神様は自分自身。 自分だけが思い通りに自分を動かせる。 っていう言葉沁みた。 田舎の風情もすごく良かったし ご飯がとても美味しそうで。 おじいちゃんの魚料理食べたい
亡くなった父を思い出す作品 海運業だったため 魚を捌くのが上手く 料理も母よりもうまかった 寡黙で余計なことは言わない なんとなく おじいちゃんに似ている 『大人も、親も、所詮は人間だ。 完璧ではないし、未熟者のまま死ぬんだ』 本当にそうだなと思う この年になってやっと気づくこともある 自分の経...続きを読む験したことしか分からないし それが全てで正しいと思いがちだ だから 本を読んで色々な世界をもっと知りたい 父が作るカツオのお茶漬けが 無性に食べたくなった泣
読みやすいし穏やかな心になった。 出てくるお魚レシピは想像するだけで美味しそう。 幸せになることよりも大事なこと これから先の生活のヒントになりました。
長い間積読していた作品だったけど今読めてよかった。すごく染みるお話。エミリの友だちを除いて、全部のキャラクターが好き。あと、すごく情景描写が綺麗で自分もそこにいるような感覚。ご飯も美味しそうすぎた。
おじいちゃんかっこいい! 胃袋掴まれたことないけど、ここに出てくる料理食べたい。 鉄平さんの本も読みたくなる。 蝉や鳶が歌うとか潮騒とか胸裏とか色んな表現、言葉は語彙力皆無の僕くはいいなーと思いました。 以下のセリフがドンッ!て胸裏に響きました。 「幸せになることより、満足することの方が大事だよ。...続きを読む」 「世界は変えれないけど、気分は変えられる。」 久々に小説読んで気分が変わりました、少しだけ。 ありがとうございました。
つまらなく見えた田舎、怖そうな隣人、高貴な美人、すべて物事や人物は光の当たり方、つまり裏面を見ることでまったく別の中身が出てきてとても面白かった。最初は魚も触れなかったエミリが最後には料理人さながらの腕前に成長することにもワクワクできた。
エミリがおじいちゃんから授かった、包丁という武器以外にも、彼女がおじいちゃんとのひと夏の生活で得た知恵や考え方は私自身も「武器」として今後使っていきたい。 おじいちゃんのように「幸せ」よりも「満足」を求めて生きていきたい。 (以下、エミリのおじいちゃんの知恵) そのためには、勝手に作られた常識にが...続きを読むんじがらめにされるのではなく、自分が納得し満足感を得られるのは何かを考える。 同時に、周りを変えようとするのではなく、自分の心がきれいに保たれていることを目指す。自分の存在価値についての他人の判断は参考程度くらいがちょうど良い。
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森沢明夫
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