ほどけるとける

ほどけるとける

704円 (税込)

3pt

4.0

女の子特有の仲良しごっこの世界を抜け出したくて、高校を突発的に中退した美和。祖父が営む小さな銭湯を手伝いながら、取りまく人々との交流を経て、進路を見いだしていく。ほわほわとあたたかな物語。

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ほどけるとける のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ふわふわしてる感じ、ゆったりと時間が進んでく感じがすごく良かった。

    美和と10代の自分が重なって、過去の自分を思い出した。

    0
    2022年02月05日

    Posted by ブクログ

    なんだかほんわかとした表紙に惹かれて購入、
    こんな表現は変かもしれないけど、
    足湯に浸かっているような感覚の読書体験。
    確かに浸かってはいるんだけど、身体の感覚に馴染みすぎて、自身の体験を振り返っているような。
    大和湯で働く世間的にはちゃらんぽらんな美和の、スローなテンポで進む物語と、
    ひと夏を仮の

    0
    2020年01月18日

    Posted by ブクログ

    やりたいことが何もない状態から、だんだんと自分の向いていることに目覚め、進んでいくところ、生きているなあという感じ。美和の周りにいる大人たちのほどよく気の抜けた雰囲気もいい。

    表紙もかわいくてすてき。銭湯が舞台の小説でおすすめを聞かれたらこれを紹介したい。知恵と勇気!!!

    0
    2025年11月01日

    Posted by ブクログ

    高校を中退し、祖父の銭湯を手伝う美和は18歳。流されてるような雰囲気なのに退学は決めたのだ。入浴客や従業員、家族らと付き合いながら日々を過ごしていく。次の決断の日はやってくるのだろうか?

    凝り固まった自分を解放していく感じがして、気持ちがゆるやかになるのにホッとする。

    0
    2020年02月06日

    Posted by ブクログ

    2008年に単行本で一度読んでいた作品。
    当時文庫化しないかなーと思っていたけど、ここにきて実現するとは…
    当時読んでとても好きだったのに、内容を全く覚えていなかったので、ほぼ初見でした。

    少しずつ時間が経って、銭湯の常連さんたちとの交流を通して、徐々に変わっていく美和。
    ほどけるとける というタ

    0
    2020年01月20日

    Posted by ブクログ

    しまったー.この本は中編「ほどけるとける」と短編「フィルムの外」の2本立てなんだけど,「フィルムの外」はアンソロジー「ひとなつの。」に掲載されていた作品だったんだ.
    大島真寿美先生の作品は「ピエタ」とこれしか読んでないのに忘れていた.とはいっても「ほどけるとける」を読むにはこれを買うしかないので仕方

    0
    2020年01月17日

    Posted by ブクログ

    おじさんがいつか死んだときに今日みたいな何でもないような日の夢を見てくれたら嬉しいという言葉が良かった。高校がくだらなくて辞めたのに結局銭湯に来る客を毎日見てるとくだらなく思えてくるという点が共感というか、全てがくだらなく感じるときってあるよねと思った。

    0
    2025年08月17日

    Posted by ブクログ

    初め、とても戸惑った。
    フジリネンのおじさんの、「」なしになっていく怒涛のセリフに。その後、美和ちゃんや佐紀さん、タエさんやおじいさん、みんなのセリフも、こんな調子でどんどん喋り倒していく。声が聞こえてきそうなくらい。すごい、生きてる人の、熱量を感じる。どんどん引きずり込まれてしまった。
    いっぽう、

    0
    2021年02月05日

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