ほどけるとける

ほどけるとける

小説・文芸
704円 (税込)

3pt

女の子特有の仲良しごっこの世界を抜け出したくて、高校を突発的に中退した美和。祖父が営む小さな銭湯を手伝いながら、取りまく人々との交流を経て、進路を見いだしていく。ほわほわとあたたかな物語。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    ほどけるとける
  • タイトルID
    :
    694910
  • 電子版発売日
    :
    2019年12月24日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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ほどけるとける のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    戦友の恋を読んだ。そして再びほどけるとける。ボヤッと覚えていた美和だけど、だいぶ違う印象ですね、仏頂面の無口な何を考えているのか分からない10代の女の子って思うてて、でも実に浮ついてなくて理論的に人に流されない性格なんだよね。ちゃんと折れる所は折れるし、憎たらしい言葉遣いの弟とも上手くやるしちゃんと恋人出来るし、将来を見てない様で見てるし、実際に得意分野を職業にしてしまったし。戦友の恋の美和は突拍子のない女の子って感じだったし。でも2つの本がシンクロしてるのが面白いしこうして読み比べると面白い。

    0
    2026年01月23日

    Posted by ブクログ

    ふわふわしてる感じ、ゆったりと時間が進んでく感じがすごく良かった。

    美和と10代の自分が重なって、過去の自分を思い出した。

    0
    2022年02月05日

    Posted by ブクログ

    なんだかほんわかとした表紙に惹かれて購入、
    こんな表現は変かもしれないけど、
    足湯に浸かっているような感覚の読書体験。
    確かに浸かってはいるんだけど、身体の感覚に馴染みすぎて、自身の体験を振り返っているような。
    大和湯で働く世間的にはちゃらんぽらんな美和の、スローなテンポで進む物語と、
    ひと夏を仮の家で過ごす、はかなく温かい物語。
    いいくみあわせだった。

    0
    2020年01月18日

    Posted by ブクログ

    やりたいことが何もない状態から、だんだんと自分の向いていることに目覚め、進んでいくところ、生きているなあという感じ。美和の周りにいる大人たちのほどよく気の抜けた雰囲気もいい。

    表紙もかわいくてすてき。銭湯が舞台の小説でおすすめを聞かれたらこれを紹介したい。知恵と勇気!!!

    0
    2025年11月01日

    Posted by ブクログ

    高校を中退し、祖父の銭湯を手伝う美和は18歳。流されてるような雰囲気なのに退学は決めたのだ。入浴客や従業員、家族らと付き合いながら日々を過ごしていく。次の決断の日はやってくるのだろうか?

    凝り固まった自分を解放していく感じがして、気持ちがゆるやかになるのにホッとする。

    0
    2020年02月06日

    Posted by ブクログ

    2008年に単行本で一度読んでいた作品。
    当時文庫化しないかなーと思っていたけど、ここにきて実現するとは…
    当時読んでとても好きだったのに、内容を全く覚えていなかったので、ほぼ初見でした。

    少しずつ時間が経って、銭湯の常連さんたちとの交流を通して、徐々に変わっていく美和。
    ほどけるとける というタイトルのように、かちかちだった気持ちが解けていく様が眼に浮かぶ。

    進んでいないように感じても、時間や誰かとの交流を通して、いつの間にか変わっていくものなのかもしれない。
    それは希望。

    0
    2020年01月20日

    Posted by ブクログ

    しまったー.この本は中編「ほどけるとける」と短編「フィルムの外」の2本立てなんだけど,「フィルムの外」はアンソロジー「ひとなつの。」に掲載されていた作品だったんだ.
    大島真寿美先生の作品は「ピエタ」とこれしか読んでないのに忘れていた.とはいっても「ほどけるとける」を読むにはこれを買うしかないので仕方ないか(面白かったし).

    高校を中退してブーたれながらおじいちゃんの大和湯でアルバイトをしている美和ちゃん.何がしたいわけでも,将来の夢もわからない.そんな美和ちゃんが大和湯で色々な人と触れ合って,進む道を見つけていくっていう話で,「いいよなー,あの時期って・・・.」と懐かしむ感じと,なんか元気がもらえる作品.

    思わぬ再読になってしまった「フィルムの外」だけど,やっぱりステキな話だった.「ひとなつの。」の別の話ももう一度読んでみようかな.

    解説に書いてあった「ほどけるとける」のサイドストーリー「戦友の恋」,「フィルムの外」で撮影していた映画の原作「チョコリエッタ」も読んでみようと思う.

    0
    2020年01月17日

    Posted by ブクログ

    おじさんがいつか死んだときに今日みたいな何でもないような日の夢を見てくれたら嬉しいという言葉が良かった。高校がくだらなくて辞めたのに結局銭湯に来る客を毎日見てるとくだらなく思えてくるという点が共感というか、全てがくだらなく感じるときってあるよねと思った。

    0
    2025年08月17日

    Posted by ブクログ

    初め、とても戸惑った。
    フジリネンのおじさんの、「」なしになっていく怒涛のセリフに。その後、美和ちゃんや佐紀さん、タエさんやおじいさん、みんなのセリフも、こんな調子でどんどん喋り倒していく。声が聞こえてきそうなくらい。すごい、生きてる人の、熱量を感じる。どんどん引きずり込まれてしまった。
    いっぽう、美和ちゃんが「3D」に見えてくる男性は、姿のみの描写で、一切の言葉を発しない。美和ちゃんが見たままの世界だから。

    「戦友の恋」の佐紀さんと、美和ちゃんで、映画にしてほしい。タイトルみたいにゆったりとしたテンポで、セリフだけで物語が進んでいくみたいな。瞑想キャスティングが始まるわ。

    0
    2021年02月05日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    私がこよなく愛する「戦友の恋」のスピンオフ作品
    大和湯の美和ちゃん目線の物語

    美和ちゃんは玖美子を知らないので、玖美子が死につづけている世界に生きつづけている佐紀のことは分かっていない
    美和ちゃんの目から見る佐紀は、当初豪快なおばちゃんとして描かれる
    でも、達貴を追いかけていた時に佐紀から声をかけられて(ここは戦友の恋でも出てきたシーン、でもここだけ、そして佐紀は美和ちゃんが達貴に恋してることに実は気づいてる)、その後を描いてる

    佐紀の部屋で一緒に飲んで、親しくなってる

    そして君津とのこと
    色々あったんだね

    大和湯で人生を見つけた美和ちゃんのこれから
    周辺のおじさんおばさんを馬鹿にすることなく、親しんでいられる美和ちゃんはきっとこれからしっかり生きられる
    高校中退して、プラプラしてたのも無駄じゃなかったんだね、と親戚目線で思ったりした



    それと
    「フィルムの外」という短編が付されていたが
    これが鳥肌立つほど良かった

    自分で自分を演じているような気になることって、若い頃はあったかなと思う
    特に恋愛してると、演じ分けすらしていたような笑(恥ずかしい)

    今はもうそれが普通
    母を演じ、妻を演じ、娘を演じ
    そして社会人でもある
    どれが本当の私?
    全部なんだなって思っている

    そしてラスト
    その夏に撮っていた映画を30年経ってから観る“ぼく”(この語り手の男の子は固有名詞を表してた?)
    映画に出てくるその夏を過ごした家を取り巻く景色
    観た瞬間に、その夏を色濃く再体感する
    匂いとか、音楽とかってそういう感覚あるけれど、それの景色バージョンなんだなと思った

    こういう記憶の蓋の開きかたって急激で、色鮮やか
    激流になって記憶がなだれ込む

    それが一夏だけの、恋人でも友だちでもない、年の違う異性との特別な思い出であれば、涙が出てしまいそう

    由奈も観たかな
    由奈も“ぼく”を思い出したかな
    由奈も幸せならいいな

    0
    2026年03月20日

ほどけるとける の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    ほどけるとける
  • タイトルID
    :
    694910
  • 電子版発売日
    :
    2019年12月24日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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