小説作品一覧

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  • 読んで楽しむ百人一首
    値引きあり
    -
    日本で一番親しまれている古典「百人一首」。「どら焼」「竜田揚げ」「小倉餡」……これらの食べ物は、百人一首の歌が由来。角度を変えて眺めてみれば、まだまだ新しい発見があることを明らかにする。
  • サビタの記憶
    -
    比田さんはいつも夜、浴場に行く。よく私をさそった。でも私は、一緒に行くのがためらわれた。病弱であっても、私の乳房はふくらみはじめていた。乳首は桃色になり、こりこりと固くて、触れるとうずいた。針葉樹林にかこまれた湖畔の保養先で、病弱で孤独な一少女が体験したあの事件。湯気にけむったような薄黄色いサビタの花の記憶も鮮やかに……。原田康子初期の名作短編集、表題作ほか7篇。
  • 京都・山口殺人旅行
    5.0
    父が失踪した! ニューヨークで一緒に住んでいた娘の理矢子は、父が最後に送ってきたハガキに書かれていた京都、そして山口へと捜索の旅へ出かける。同行した新聞記者の田村と彼女をそこで待ち受けていたのは、奇怪な事件、そして新たな殺人。最後に二人がたどり着いた思いも寄らない結末とは!? 女王・山村美紗のミステリー・ロマン!!
  • 還暦シェアハウス
    3.0
    1巻594円 (税込)
    妻から別居を宣言され、一人娘は海外留学中。59歳のフリーライター松木は、55歳以上が対象の共同生活住宅(シェアハウス)“R55”に住むことに。しかし車椅子の女性オーナーは訳ありで、他の入居者たちも昭和臭ムンムンのくせ者たちだった。深夜ラジオ、ツチノコ、ジュークボックス、バブル――人生の半分以上を「昭和」で生きてきた男の第二の青春は!? 昭和も平成もオレたちは生きてゆく! 愛しき〈アラ還〉たちの中高年青春小説。
  • 危険な椅子
    4.0
    化繊会社社員の乗村は、ようやく渉外課長の椅子をつかむ。が、仕事は外国人バイヤーに女を抱かせ、闇ドルを扱うことだった。やがて彼は、外為法違反で逮捕されることに。ロッキード事件を彷彿させる話題作!
  • 風

    3.3
    姉妹が奏でる究極の愛憎、十五年来の友人が育んだ友情の果て、決して踊らない優子、そして旅行を終えて帰ってくると、わたしの家は消えていた……疾走する「生」が紡ぎ出す、とても特別な「関係」の物語。
  • 蛇行する川のほとり
    3.6
    演劇祭の舞台装置を描くため、高校美術部の先輩、香澄の家での夏合宿に誘われた毬子。憧れの香澄と芳野からの申し出に有頂天になるが、それもつかの間だった。その家ではかつて不幸な事件があった。何か秘密を共有しているようなふたりに、毬子はだんだんと疑心暗鬼になっていく。そして忘れたはずの、あの夏の記憶がよみがえる。少女時代の残酷なほどのはかなさ、美しさを克明に描き出す。
  • 「おくのほそ道」殺人事件 歴史探偵・月村弘平の事件簿
    3.0
    実は芭蕉は○○だった――歴史の謎を暴く事件発生!? 東京の下町・深川で身元不明の死体があいついで見つかった。体内からは毒物を発見、殺人と断定され、警視庁捜査一課の女性刑事・上田夕湖が捜査に当たる。夕湖の恋人で、「おくのほそ道」の俳聖・松尾芭蕉の取材をしていた歴史研究家の月村弘平は、事件の裏に芭蕉が関係していると推理するが……時代小説の鬼才が放つ本格派トラベル・ミステリー! 【目次】第一章 芭蕉庵から始まる/第二章 深川の芭蕉史料館/第三章 怪しい館長/第四章 しのぶ文知摺の里の殺人/第五章 バスツアー出発/第六章 四十年前の平泉/第七章 さかのぼる謎
  • 殺人者
    -
    10代から20代にかけ、病気と回復を繰り返す心の不安定な時に家出や駆け落ちを繰り返した21歳の淳子。ついに父の小切手を無断で使ったことを見咎められて、北海道で謹慎生活を送ることになる。ある日、彼女の下に逃亡中の殺人犯・礼太が転がり込んできた。理由もなく彼を匿った淳子は、やがて彼に対して奇妙な感情を抱くようになるのだが……。閉ざされた北の別荘で起きる男女の葛藤を描く異色サスペンス。
  • 女相続人連続殺人事件
    4.5
    真夏のある夜、キャサリンと浜口は宏壮な屋敷に住む莫大な資産家の未亡人、水尾マユの晩餐会に招かれた。ところがその夜、マユの養女の1人が何者かの手で毒殺された。やがて第2,第3の魔の手が屋敷を襲って行く…。一方でマユの息子と名乗る男が出現し、水尾家の遺産をめぐる相続争いは一層、深刻になっていった。謎の連続殺人事件を追う名コンビ、キャサリンと浜口を待ち受ける思わぬドンデン返しとは…京都の豪邸を舞台に繰り広げられる莫大な資産をめぐる争い。トリックの女王が描く華麗なる長編ミステリー。
  • 特命警部 醜悪
    -
    闇ビジネスの黒幕を壊滅せよ! 力技でしか裁けぬ悪を特命刑事が炙り出す! 超法規の隠密捜査! 犯罪ジャーナリストの野中順司が殺された。彼は二つの未解決事件を追っていた。一つは三人の元受刑者が相次いで殺された事件、もう一つは五件の貴金属強奪事件だ。元受刑者たちは出所後いずれも犯罪の片棒を担がされていたらしい。その黒幕に迫ったため野中は射殺されたのではないかと推理した特命捜査官・畔上拳に弔い捜査の極秘指令が下った!
  • 乱歩の猟奇~江戸川乱歩セレクション~
    -
    猟奇のサーカスにあなたを招待する、もっとも狂わしき江戸川乱歩アンソロジー! 正体不明の骸骨男が少年探偵団に迫りくる「サーカスの怪人」、奇怪な遊園地で狂瀾の宴が繰り広げられる「地獄風景」など傑作小説の数々に加え、乱歩の“ネジレ趣味”が垣間見える随筆「浅草趣味」や「旅順開戦館」も収録。乱歩が到達した猟奇の極み、とくと堪能せよ。
  • 国家の大穴 永田町特区警察
    -
    1巻660円 (税込)
    裁判官だった高島裕子は、同僚たちとの集団破廉恥行為によって逮捕された。だが、取引を持ちかけられる。無罪放免の条件は!? なんと、参議院議員選挙への立候補! 見事、当選した彼女たちにさらなる特命が待っていた。永田町特区警察の議員刑事。警察権の及ばない国会議事堂内、さらには永田町、霞が関の巨悪を炙り出すための秘密組織だ。その標的とは!?
  • ヤカラブ3 いつか、あの空の君に包まれたなら
    -
    ステージでかがやく キミをみつめながら なぜか ぎゅっと胸―――。 しめつけられるように、くるしかったんだ。 ……なんで、だろ? なんでココロ くるしくなるんだろ……? なんで胸のおく せつなくなるんだろ……? こんな熱いコト ゆってもらえるカノジョって… あたしなんか ぜんぜんかなわない オトナな―――。 大ヒットを記録した実話を元に綴られる号泣青春ストーリー 待望の第3弾がついに発売!
  • レモンの木の下で
    -
    1巻660円 (税込)
    ──あの子が好き。あぁ、こんな気持ちは初めてだ。自分に自信がなく、いつもクラスで一人ぼっちの愛梨は、心の中で変わりたいと思っていてもずっと動けぬまま。そんな愛梨と付き合っている、学校の王子様の雅人は愛梨を支えていた。 一方で、さっぱりした性格の伊織や、明るい性格の有希と関わりを持つようになって、徐々に笑顔を見せるようになった愛梨だが、四人それぞれの“好き”という気持ちが交差して……。 レモンみたいに甘酸っぱい、四人の高校生の青春純愛物語。
  • 日曜日の白い雲 (上)
    -
    1~2巻660~704円 (税込)
    父の反対を押し切って結婚したヴァイオリニスト百合は、離婚という重荷を背負い故郷北海道へ帰って来た。いまは、音感さえも失われ、ヴァイオリンを手にすることもない日々を送っている。ある日、百合は千歳の街で出会った青年パイロットに心惹かれてゆく。青年との新たな愛の始まりは、百合にとって新しい出発となるであろうか。緊迫した基地千歳を舞台に真実の愛の世界を描く感動のロマン。
  • 可愛いベイビー
    3.3
    大人気「年下」シリーズ完結編! 38歳、課長のわたし。24歳、リストラの彼!? 正しい恋、正しい結婚、どれを選べば満足するの? 38歳で大手企業の課長職を務める晶子には、児島君という24歳の年下の彼氏がいる。様々な障害を乗り越えて結ばれたはずの二人だったが、両家の家族は今でも交際に反対。ましてや結婚なんて……と思っていたら、児島君がまさかのリストラ!? 追い打ちのように晶子の仕事や身体にも大きな変化があらわれ始め――。お仕事恋愛小説のバイブル!
  • 幻想運河
    3.2
    バラバラの死体、陶酔のトリック、極上の謎。遠き運河の彼方から静かな謎が流れ来る。アムステルダムに滞在するシナリオライター志望の恭司は、芸術家の正木兄妹、音楽家の水島らと共にソフトドラッグを愛好する会を持っていた。しかし、その甘美な日々は運河から発見された水島の切断死体によって崩壊する。事件時に仲間とトリップしていた恭司にはアリバイがあるが、謎を追う程真実は遠ざかり…幻と現実が交錯する傑作ミステリ!
  • 不安な童話
    3.5
    「あなたは母の生まれ変わりです」大学教授秘書の古橋万由子は、二十五年前に変死した天才画家高槻倫子の遺子にそう告げられた。発端は彼女の遺作展会場で、万由子が強烈な既視感に襲われ、「鋏が…」と叫んで失神したことだった。実は、倫子は鋏で首を刺されて殺されたのだ。万由子は本当に倫子の記憶を持つのか?真相を探る彼女に、奇怪な事件が襲いかかる!
  • あした世界が、
    4.7
    恋はいつだって、ブサイクだ。  業界大手の音楽会社に勤める主人公・吉山朗美(よしやまろみ・28)は、高校の同級生で、かつてはスーパースターだったロック歌手・絹川空哉(きぬかわそらや)が、社長からの契約解除の宣告に怒り狂い、事務所に乗り込んでくる姿を目にする。  同じ日、極度のあがり症にも関わらず、全社報告会でプレゼンテーションを任された朗美は、壇上で気を失ってしまう。  目を覚ますと、なぜか高校時代の制服を身に着けた朗美を、あの絹川空哉と、世界的ヴァイオリニストになった深山蓮(みやまれん)、そして死んだはずの父親が心配そうに見下ろしていた。  いったい、どうなってるの?  勇気が必要な方を選ばないと、人は後悔する。  恋はいつだってブサイクだ。  思わず本を抱きしめたくなる、突き抜けるラストに乞うご期待!!
  • 春の庭
    3.5
    第151回芥川賞受賞作。「春の庭」 書下ろし&単行本未収録短篇を加え 待望の文庫化! 東京・世田谷の取り壊し間近のアパートに住む太郎は、住人の女と知り合う。 彼女は隣に建つ「水色の家」に、異様な関心を示していた。 街に積み重なる時間の中で、彼らが見つけたものとは―― 第151回芥川賞に輝く表題作に、「糸」「見えない」「出かける準備」の三篇を加え、 作家の揺るぎない才能を示した小説集。 二階のベランダから女が頭を突き出し、なにかを見ている。(「春の庭」) 通りの向こうに住む女を、男が殺しに来た。(「糸」) アパート二階、右端の部屋の住人は、眠ることがなによりの楽しみだった。(「見えない」) 電車が鉄橋を渡るときの音が、背中から響いてきた。(「出かける準備」) 何かが始まる気配。見えなかったものが見えてくる。 解説・堀江敏幸
  • 挽歌
    5.0
    “私が桂木さんに魅かれたのは桂木夫人の不貞を知ったからである。彼女のものうげな微笑をたたえた眼差しに私の心はいつしか捉えられ彼を愛すると共に夫人をも愛してしまう。それが死へ結びつくとは知らずに。”白鳥の羽根のそよぎにも似た若い女性の微妙な心の動きを追って北国の風景の中に展開する愛と死のロマン。
  • 「超」怖い話 ひとり
    -
    恐怖の穴に頭から呑みこまれていく……誰も助けてくれない闇地獄。奈落の実話怪談! ガチ怖の鬼、直取材にこだわる久田樹生が血の滲む指で拾い集めた最新実話怪談集。マンションの集合ポストに入れられる謎の球体。入れられた家は…「けん玉の球」、父親と二人の息子、不思議なくらい顔が似ている一族には恐るべき因縁があった…「同じ」、隣家のベランダから聞こえるでんでん太鼓のような音。音は発砲スチロールの箱から聞こえるようなのだが…「トロ箱」ほか、ぞくりと寒気の走る恐怖実話28編を収録。生きるもひとり、死ぬもひとり。この恐怖は誰も代わってはくれない……。
  • 奇々耳草紙 憑き人
    3.0
    後ろの正面に恐怖はいる! 目を瞑れば死が見える実話。シリーズ最高傑作!!この世の隅で絶えず囁かれる奇怪な話、異様な話、それらに〈聞き耳〉をたてて――日常の狭間に覗く恐怖をたっぷり53話収録。一家心中の生き残りの男の元に、今もやって来るという両親の霊。その戦慄の理由「心残り」、先祖が戦国武将だという同級生は証拠を持ってくると言った翌日に死んだ。その夜…「大和山実山」、大学に伝わる伝説とそれにまつわる恐るべき独白「死ぬ地蔵」など。
  • 製鉄天使
    4.0
    辺境の地、東海道を西へ西へ、山を分け入った先の寂しい土地、鳥取県赤珠村。その地に根を下ろす製鉄会社の長女として生まれた赤緑豆小豆は、鉄を支配し自在に操るという不思議な能力を持っていた。荒ぶる魂に突き動かされるように、彼女はやがてレディース〈製鉄天使〉の初代総長として中国地方全土の制圧に乗り出す――あたしら暴走女愚連隊は、走ることでしか命の花、燃やせねぇ! 中国地方にその名を轟かせた伝説の少女の、唖然呆然の一代記。『赤朽葉家の伝説』から三年、遂に全貌を現した仰天の快作――一九八×年、灼熱の魂が駆け抜ける。/解説=大森望
  • 京都・浜名湖殺人事件
    4.0
    大阪のテレビ局の美人レポーター杉山かおるが何者かに誘拐された後、浜名湖畔で死体で発見された。事件に興味を抱いた推理小説家でニュースキャスターの沢木麻沙子は早速独自の調査を開始した―。京都にある杉山家は莫大な資産家であったが家系は複雑だった。やがて杉山家を巡り第二の殺人事件が発生する…。生き残った人間の中で一番得をするのは誰なのか。京都と浜名湖を舞台に複雑な人間関係に仕組まれた連続殺人事件。推理界の女王が放つ本格長編ミステリー。
  • モーリスのいた夏
    3.8
    高校二年の夏休み、村尾信乃はアルバイトのため優雅な避暑地を訪れる。そこで美少女・芽理沙に引き合わせられたのは“人くい鬼”なる異様な生き物。生きている人に危害は与えず、大人には見えないというのだが……。そんな中、立て続けに起こる不可思議な事件。“人くい鬼”の仕業ではないと信じる二人は、真犯人を捜して調査を始めた。ひと夏の奇跡を描く、爽やかなミステリー。『人くい鬼モーリス』を改題。

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  • 老後マネー戦略家族!
    3.6
    定年が近づく父、専業主婦の母、仕事を辞めた息子に学費のかかる娘……。老後や将来への不安から、山田家は顔を合わせればケンカばかり。しかし勇気を持って踏み出した先には、めくるめく財テクワールドが待っていた! 目標額は三〇〇〇万。崖っぷち中流家族の奮闘がここに始まる!
  • ギッちょん
    5.0
    新芥川賞作家の傑作小説集! 「しんせかい」で第156回芥川賞を受賞。鮮烈なスタイルで現れた山下澄人の初期傑作集を待望の文庫化! 『ギッちょん』『コルバトントリ』二冊の単行本を一冊に。 〇収録作 ・ギッちょん 四十過ぎてホームレスになった男。目の前を往き来するのは幼馴染み“ギッちょん ”とひとりぼっちの父。(第147回芥川賞候補) ・水の音しかしない 毎朝同じ電車になる男が鬱陶しくて、時間をはやめてみたら、やはり男といっしょになった。適当に話を合わせているうちに「わたし」は窮地に陥る。 ・トゥンブクトゥ 第一部 街でゆきかう老若男女の様々な思惑、殺意。第二部 海辺のサバイバル。 ・コルバトントリ わしは死なへん。お前も死なへんねん。誰も死なへん。生者も死者も人間も動物も永遠を往還する――(第150回芥川賞候補) 〇小川洋子さんによる解説を収録。 「山下澄人さんの小説を読むと、語り手も登場人物たちも皆、魂だけになってしまった人々のようだ、と思う。魂というと普通、肉体の檻から解放された、純度の高い存在の源、のようなイメージがあるが、山下さんの場合は少し違う。」 「山下さんの小説に現れるのも、この“ 在り間”に近いものたちだと思われる。存在する、と明確に断言するだけの自信もなく、かと言って、存在しないのだな、と問われるといや、待ってくれと言いたくなる。どっちつかずの隙間、空洞、落とし穴、のような何か。ないけれどある。あるけれどない。」 「語り手たちは皆、迷ってばかりで、自信がなく、肝心なことをすぐに忘れる。生かされている世界に圧倒され、その前でちっぽけな自分を持て余している。そんな小さな人々にしか見えない真実の風景が、ここには描かれている」
  • 詩集 吊された永遠
    -
    1巻880円 (税込)
    どれだけ泣いてもいつか笑うことができるはずもがきながら、行方不明の心を探す13poemsどうしても手に入れたいから偽りだとしても信じるのかそれなら私は木に吊された永遠でいい「永遠」より

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  • 絶叫
    4.1
    1巻990円 (税込)
    マンションで孤独死体となって発見された女性の名は、鈴木陽子。刑事の綾乃は彼女の足跡を追うほどにその壮絶な半生を知る。平凡な人生を送るはずが、無縁社会、ブラック企業、そしてより深い闇の世界へ……。辿り着いた先に待ち受ける予測不能の真実とは!? ミステリー、社会派サスペンス、エンタテインメント。小説の魅力を存分に注ぎ込み、さらなる高みに到達した衝撃作!
  • 暦物語
    3.8
    ブレヒトといえば社会的な問題を扱った作品の多い劇作家、挑発的な異化作用を連想する人が多いでしょう。でもこの『暦物語』はひと味違います。そもそも農民や職人むけのおもしろくてためになる、実用志向の読み物だった「暦物語」。本作品は、老子やソクラテスやカエサルなどの有名な人物から無名の兵士、子どもまでが登場する、“下から目線”のちょっといい話が満載のミリオンセラー短編集。ブレヒトの魅力を再発見する新訳!!
  • 迷宮の彼方
    -
    1巻1,100円 (税込)
    フランスのマルセイユ沖のイフ島でフリーランスの芸能記者・立林吉三郎が殺された。友人の宮田晴夫は立林から巨大な迷路に迷い込んで朽ち果てるかもしれないという謎めいたはがきを受け取っていた。宮田は主人公エドモン・ダンテスがイフ島に無実の罪で収監される『モンテ・クリスト伯』を書いたデュマの研究家である自分との因縁を感じて、殺人事件の真相を究明するために古い友人でエクサンプロヴァンスに住むセザンヌ研究者の道木沙里亜を頼って渡仏する。立林のスマホに残された写真から日本の俳優土橋航と女優美鈴とそのマネージャー深見純二の三角関係の追跡取材をしていたらしい。イフ島に行った宮田と沙里亜が日本製のサバイバルナイフを発見し、立林の死体の傷口と一致することがわかる。間もなく、マネージャーの深見の遺体が今度はモンテクリスト島で発見された。モンテクリスト島で何が起こったのか調べていくと、マルセイユのマリーナから土橋と美鈴が一週間クルーザーを借りていることがわかる。日本に戻った宮田は友人で静岡のゴルフ場経営者野本が俳優夫婦とマネージャーの三角関係の目撃証人としての貴重な情報を教えてもらった。疑惑の真相に最も近づいた人間として、宮田は大学から依頼されたエクステンション講義でも事件の真相を知りたい人たちの好奇心にさらされるばかりか、立林が記事を書く契約をしていたリテラチュールオートマルという雑誌にも詮索される運命になった。最後にはモーニングショーの電話生出演という洗礼も受け。マスコミに追いかけられることになった。さらに、沙里亜から紹介された演劇ワールドで土橋・美鈴カップルと鼎談を行うことになり、二人と初めて直接対決することになった。そもそも二人はこの年に上演する予定の演劇『モンテ・クリスト伯』の主演俳優になって、役作りの参考にとイフ島とモンテクリスト島を宣伝になる対談を断ることができるはずはなかった。土橋と美鈴はサルデーニャ島まで殺された深見純二と一緒だったのに、マネージャーの深見を首にしてモンテクリスト島には一緒に行かなかったと言う。深見の単独行動とモンテクリスト島での死は謎に包まれたままであった。深見から謎の手紙を受け取っていた妹ひとみは、兄の死の原因の解明のために再びイタリアに行く希望を持つが、結果的に宮田がボディガード役になって、沙里亜の手配でイタリア人のアンドレアを頼ってモンテクリスト島に行くことになった。そこで深見純二の書いたメモが見つかった。すべての情況証拠が土橋の犯行を指し示していた。大手門にある日の丸文化センター主催の宮田によるフランスロマン派小説の講義は、事件の顛末を知りたいマスコミをはじめたくさんの聴衆で埋め尽くされた。一方、イタリアから帰って来たひとみに日本びいきのアンドレアが同行してきた。宮田はアンドレアを連れて京都見物がてら茶屋経営をしている犯罪心理学者の友人北尾祐一に三角関係と殺人衝動についての見解を尋ねるが、結局は合理的な解釈にたどり着くこともなく、京都見物だけをして終わることになった。その後、エルバ島の漁船のスクリューに深見純二のザイノが引っかかっていたというニュースがフランスの沙里亜から飛び込んできた。しかしながら、二つの殺人事件の情況証拠は土橋の単独犯行、または美鈴の共犯による犯行であることを示唆しているにもかかわらず、本人たちはしらを切り続けているため、警察では逮捕に踏み切ることができなかった。このままでは二つの殺人事件は迷宮入りになるしかない。膠着状態の捜査が新しい展開を見せたのは宮田たちの執念の調査であった。
  • 血魔派の三鷹
    -
    1巻1,144円 (税込)
    「鷹」を常用漢字表に載せるべく、私は文部科学省へ出向いた――「血魔派の三鷹」(表題作)愛犬ミゲルが殺された。誤解は重なり合い「真実」となる――「断絶」ボクには可愛い彼女がいます。その彼女が卵を産みました――「渚の卵」白い雪の中、僕たちに「ふさわしい場所」はあるのだろうか――「ふたりは丘の上」  ほか超現実風でありながら、胸騒ぎがするほど現実的。独特な世界観に包まれた「なぜかクセになる」短編15篇。

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  • 魔都
    3.9
    『日比谷公園の鶴の噴水が歌を唄うということですが一体それは真実でしょうか』──昭和九年の大晦日、銀座のバーで新聞記者・古市加十に話し掛けてきたのは、来遊中の安南国皇帝だった。奇妙な邂逅をきっかけに古市が皇帝の妾宅へ招かれた直後、彼の眼前で愛妾が墜死、皇帝は忽然と行方を晦ましてしまう。この大事件を記事にしようと古市が目論む一方、調査を担当する眞名古明警視は背後に潜む陰謀に気付き、単身事件に挑む──。絢爛と狂騒に彩られた帝都・東京の三十時間を活写した、小説の魔術師・久生十蘭の長篇探偵小説。初出誌〈新青年〉の連載を書籍化、新たに校訂を施して贈る。/解説=新保博久
  • 花葬
    3.5
    1巻1,386円 (税込)
    期待の女流作家による青春群像劇。 五人の男女の過去と現在が絡み合う青春群像劇。 叶わない恋、追い続けた夢、崩れ去る覚悟・・・・・・。 「お願い、いつか、わたしの絵を描いて」 姉の自殺の真相を訊くために、美術教師で義兄のアトリエに通う栞。 学費を捻出するために、JK産業に手を出してしまった愛。 小学生の頃にいじめていた幼馴染みと思わぬ所で再会した恵。 愛する人の近くにいられる場所をひたすら探し求める誓。 大切なものをすべてなくし、生きる意味を見いだせなくなった了。 小説推理新人賞作家が瑞々しい文章で紡ぐ、儚くて切なくて残酷だけど胸に響く、五人の男女の「青春の余韻」――。
  • ホライズン
    4.1
    1巻1,527円 (税込)
    主人公の真知子は海外企業に職を得た夫の転勤で南半球へ。 幼い娘と共に海外での新生活が始まった。 美しく小さな異国の街に暮らす日本人達のコミュニティには、暗黙のヒエラルキーがあり、夫の職業や現地の家の場所によって厳然たる階級が築かれていた。 その中で真知子は、投資銀行に勤める夫を持つ佐倉郁子、商社マンの妻の津田宏美、現地の日本人シェフと再婚した木村弓子と親しくなる。 しかし、日本人会のバザーで起こった事件をきっかけに、彼女たちの関係は一気にあやういものになっていく。 内気な真知子は翻弄されつつも、壊れかけた友情の糸を結び合わせながら、少しずつ自分の居場所を獲得していく…。 結婚、出産、仕事、お金…。 今、女性が「生きる」ことについて、真摯に、正面から向き合った傑作長篇。
  • 虚飾のメディア―――小説・巨大テレビ局
    -
    1巻1,584円 (税込)
    社内抗争の影響で低迷していた「関東テレビ」の看板番組「ワールド・ナウ」は、新プロデューサー小林のテコ入れで徐々に視聴率を取り戻していく。だがそんな折、同番組を巡って視聴率操作事件が発覚。なぜ、事件は起きたのか? テレビ業界の内幕を描いた迫真の経済小説!
  • さすらいの皇帝ペンギン
    -
    小説家・楠三十郎は『テレビ麻布』開局30周年記念のドキュメンタリー番組のレポーターとして南極に行ってほしいとのオファーを受けた。経由地、チリのプンタアレナスで、ある少女からクリスマスプレゼントとして大きな鳥かごをもらうが、中にいたのは皇帝ペンギンの雛。どうやら南極に帰してほしいということだった。そしてペンギンとの悪戦苦闘の旅が始まった――。軽妙な筆致で“生きること”の尊さを描く。三千綱ファン待望の感動長編。
  • 完全記憶探偵【上下合本版】
    -
    歩いて、見て、訊いて、思い出す――“忘れることができない”完全記憶能力を持つ私立探偵。 元刑事のデッカーは、妻子を殺され、犯人が見つからないまま警察を去るが1年後に起きた銃乱射事件とのつながりが見つかり、捜査することに…… あらゆる記憶をDVDを再生するように取り出せる男の、怒りと悲しみの事件簿。
  • シックスコイン【6冊 合本版】
    値引きあり
    5.0
    古武術の英才教育を受けた大学生・霧島涼。ある日バイト先の先輩が惨殺され、なぜか魔の手は涼にまで及んだ。古武術で危機を切り抜けた涼に、さらなる刺客が……。やがて浮かび上がった秘密結社“守護六家"、そして六文銭に隠された霧島家の謎とは? 戦国から続く一族が、やがて世界規模の陰謀に巻き込まれていく。「傭兵代理店」の著者が描くアクション巨編! ※本電子書籍は『シックスコイン』『闇の嫡流 シックスコイン』『闇の大陸 シックスコイン』『闇の縁者 シックスコイン』『闇の四神 シックスコイン』『闇の魔弾 シックスコイン』を1冊にまとめた合本版です。
  • 芙蓉千里シリーズ【全4冊 合本版】
    5.0
    「大陸一の売れっ子女郎になる」夢を抱いて哈爾濱にやってきた少女フミ。妓楼・酔芙蓉の下働きとなった彼女は、天性の愛嬌と舞の才能を買われ、芸妓の道を歩むことになった。夢を共有する美少女タエ、妖艶な千代や薄幸の蘭花ら各々の業を抱えた姉女郎達、そして運命の男・大陸浪人の山村と華族出身の実業家黒谷…煌めく星々のような出会いは、彼女を何処へ導くのか!?…女が惚れ、男は眩む、大河女子道小説ここに開幕。 ※本電子書籍は「芙蓉千里」「北の舞姫 芙蓉千里II」「暁の兄弟 芙蓉千里III」「永遠の曠野 芙蓉千里IV」を1冊にまとめた合本版です。
  • 君の膵臓をたべたい
    値引きあり
    4.5
    ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて――。読後、きっとこのタイトルに涙する。デビュー作にして2016年本屋大賞・堂々の第2位に輝いた話題作、待望の文庫化。累計250万部突破のベストセラー!
  • 平野啓一郎 タイアップ小説集 〔電子版限定〕
    -
    1巻858円 (税込)
    【電子版限定!】 平野啓一郎が贈る、ショートストーリー27編。 パリ、新宿、ガンジス川の畔etc. 舞台も時代も主人公も様々な、プレミアム・アナザーワールド! 普段の長編小説とは一線を画す、軽快な読み口。雑誌をめくるように楽しんで。 2008年から2016年にかけて『FRaU』を中心に様々な媒体で発表された、掌編小説やエッセイを厳選して加筆・改筆し、一冊に書籍化。著者によるまえがき付き。
  • 手を取って君とダイブ
    -
    1巻1,100円 (税込)
    漫画家・日取河が客演で呼ばれていた劇団「風呂上り」の主催者の苫米地が、芝居の公演前に、脚本を途中で放り出して姿を消す。河は同じく客演で呼ばれていた小説家の満場雪太と共に、残された劇団員の夕暮銀子につけ狙われる。河のピンチに、体だけの関係と割り切った振りをすることによって、河との付き合いを維持していた安藤三津実が立ち上がる! セックスをするだけだったふたりの男女が、運命を共にすることはできるのか!?
  • two[上]
    値引きあり

    two

    -
    1~3巻134~143円 (税込)
    王子と呼ばれている郁が通う高校に、彼女のいろはが入学してきた。誰はばかることなく一緒にいて、固い絆で結ばれている2人。いろはは、郁に思いを抱いていた女子たちから嫉妬され、嫌がらせを受けていた。そしてある日、郁への想いを諦めきれない女子に呼び出され、リンチに遭い、負傷してしまう。いろはを傷つけられた郁の報復は、やがて周囲の人間たちを巻き込み――。独特の愛を描く大長編、ついにスタート!!
  • 幽落町おばけ駄菓子屋 春風吹く水無月堂
    値引きあり
    3.9
    観覧車があった古い写真。迷子になった少年が持っていた、一葉の写真には亡き曽祖父の思いが遺されていた(おもかげをさがして)。鷽替え神事で賑わう亀戸界隈に現れたのは、もう廃止された都電のアヤカシだった(うそにしたいこと)。いつものようにアヤカシたちの憂いを受けてはらす水脈さん。しかし、印旛沼から龍王の使者が現れ、故郷で犯した水脈の罪が許され連れて戻るよう言われて来たという。それを聞いて慌てる彼方たち。水脈さんが幽落町からいなくなってしまう? 大人気シリーズ、ついに最終巻!
  • オーダーは探偵に コーヒーに溶けるセピア色の謎解き
    値引きあり
    4.0
    ドSな高校生探偵・上倉悠貴。解けない謎はないと噂される完全無欠な彼には、秘められた過去があった。常に懐にあり、手放すことのない契約切れの『古い携帯電話』。中には、とある少女からの留守番電話メッセージが録音されていた。何年経ってもその内容を消去できずに。上倉悠貴が唯一抱える痛恨の未解決事件だった。そして現在、彼は再びその事件に対峙する。全てをなげうって推理に挑む悠貴を見た美久は、何故か胸がちくりと痛むのを感じ……。
  • ifの悲劇
    3.5
    北海道・網走に住む小説家の加納豪は、かわいい妹の彩を溺愛していたが、彩が商社に就職して夕張でひとり暮らしを始め、やがて同期の奥津と結婚することになり悲嘆に暮れる。しかし婚約者・奥津の浮気が発覚し、彩はショックで飛び降り自殺してしまう。奥津への復讐を誓った兄は、奥津を網走に誘い出し殺害する。奥津の遺体を車に隠しアリバイを構築するために夕張に向かう途中、加納は交通事故を起こしてしまう――。 ここから物語はふたつに分岐していく⇒ A:交通事故で人身事故を起こし、殺人が露呈した場合 B:交通事故を起こしたものの事なきを得て、殺人が露呈しない場合 ……果たして加納の運命やいかに。 ふたつのパラレルワールドがひとつに結びつくとき、衝撃の事実が明らかになる。
  • レンズの向こうのひだまりと世界
    1.0
    高1の木下桃の夢はフォトグラファーになること。撮影に向かった公園で同じ学校の川島先輩に一目ぼれ。写真コンテストの作品モデルになってほしいと頼み、仲良くなろうと必死に頑張る。撮影を兼ねて一緒におでかけしたり、苦手な勉強を教えてもらったり、どんどん仲良くなる2人。でもそんなとき、先輩には片想いしている人がいると知る。しかも、先輩から「その人を忘れるために桃を利用しているだけだ」と言われてしまい……。
  • 一年前の君に、一年後の君と。
    4.0
    大切な彼女を事故で亡くし、絶望する臨床心理士の浅賀。ある日、彼のもとに「一年後の君と」という件名で紅葉の写真付きメールが届くが、それは一年前の日付からだった。もしかしたら……と考える浅賀だが、メールの差出人は「ark(アルケー)」と名乗る入院中の女子高生で、過去を変えることは不可能だった。そんな見知らぬ少女と不思議なやりとりをすることになった浅賀だが、彼女の明るさで傷ついた心が少しずつ癒されていく。だが、ある日、真実を知る日がやってきて……。
  • プレイ・オブ・カラー ~君に好きと伝えたい~
    -
    恋歴ゼロ。自他ともに認める不完全燃焼女子高生のみちる。親友の真澄やコタローにからかわれながら過ごす高2のある日。とつぜん、恋に落ちてしまった…! それは、橘拓未くん。誰もが一目置く美少年で…。果敢に接近を試みるなかで、知ってしまった彼の秘密。廃部寸前の映画研究部に所属する橘くんは、なにやら顧問の先生と“秘密の関係”にあるようで…?
  • 初恋は坂道の先へ
    4.0
    小学校の教師をしている25歳の研介。ある日、恋人の品子に一冊の本が届くと、彼女は失踪した。本の贈り主は品子が以前話していた「忘れられない初恋相手」なのか? 場面は変わり、中学2年生のしなこは敬愛する小説家、日向の家に通っていた。日向には、海人という不登校の孫がいる。彼は本をばらばらにする謎の行動をしており、その取っつきにくい性格に初めは馴染めなかったが、徐々に交流を深めていく。 〈選考時のコメントより〉 ●僕はこの物語を読んで感じた気持ちを形容する言葉を知りません。ただただ、ジタバタするほど面白かった。そして泣いていました。この物語が大好きだと世界中に叫びたくなりました(35・男・書店員)  ●どこにでもいる、特別に何か持っているわけでもない登場人物、なのに一人一人が生き生きとしていて、しっかりと心に残る(32・女・書店員)  ●『本』というものは、人を結びつけたり人の心を救ったりするすごいものだということが、まっすぐ書かれていて嬉しくなりました(36・女・書店員)  ●ありきたりな恋愛ものかと思いながら読んでいたら見事にだまされた。辻村深月や朝井リョウを最初に読んだ時を思い出した(28・男・書店員)  ●それぞれの世代がそれぞれの視点で風景を見つめ、生きている。眼差しが優しく、未来が明るく感じられた(36・女・公務員)  ●読み終えた後に、不器用な自分を少しだけ好きになれた気がする。(29・男・販売業)  ●やられた!と声に出してしまいました。私も小説を読んで励まされ本のおかげで出逢えた人もいます。感情移入して夢中で読んでしまいました(18・女・高校生) 第1回ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞〈大賞〉受賞作に、文庫化にあたり短編「かなたの小説」を収録。
  • 敗者たちの季節
    3.8
    夏の甲子園地方大会、決勝戦9回の攻防。あと、一人打ち取れば延長にもつれ込む……と、その瞬間、サヨナラホームラン。敗者となった海藤高校の投手直登は、試合後も悔しさから立ち直れないでいた。そこに、思わぬ報せが届く。優勝した東祥学園が、出場を辞退したというのだ。繰り上がり甲子園出場が決まるが、それはどちらのチームにとっても重い結果だった。「敗者のままでは、終われないんだ!」少年たちの熱い思いに、思わず胸が高鳴る、著者真骨頂の青春野球小説!
  • 窓がない部屋のミス・マーシュ 占いユニットで謎解きを
    4.0
    “あなたの心の謎、解き明かします!” 凸凹占いユニットが、タロットカードになぞらえて相談者たちからの難問をズバッと解決!? 感動したいあなたに贈る、可笑しくて優しい占い×人情ミステリ! カネなし、男なし、才能なし。29歳のタロット占い師・柏木美月は人生の岐路に立っていた。 そんなある日、美月は儚げな美少女・愛莉を助ける。愛莉は見た目とは逆に、クールでずば抜けた推理力を持ち、孤独な引きこもりでもあった。 彼女を放っておけなくなった美月は、愛莉と占いユニット“ミス・マーシュ”を結成し、人々の悩みに秘められた謎に挑むが!? ほろりと泣ける第2回角川文庫キャラクター小説大賞《優秀賞》受賞作。
  • 僕の町のいたずら好きなチビ妖怪たち
    -
    入学したばかりの大学に通うため、橋口健護は十五年ぶりに故郷へと戻る。美しい自然に恵まれた小さな田舎町。かつてそこで彼は祖母とともに暮らし、毎日のように妖怪たちと遊んでいた。そう。彼は生来、妖怪を見ることができる体質だったのだ。懐かしい土地で新生活をはじめた健護だったが、町のアチコチで妖怪の子供が生まれるのを目にすることに――。穏やかに暮らすはずが、元気でヤンチャなチビ妖怪たちに翻弄され、彼の毎日は徐々に賑やかになっていく。
  • トウェイン完訳コレクション 人間とは何か
    4.0
    「人間が自分で生み出すものは、何ひとつない――ひとつの意見でさえも、ひとつの考えでさえも、生み出すことは、できないのだ」米文学の巨匠トウェインならではのユーモアと鋭い洞察で人間の真理を暴く、最晩年の傑作。
  • ハッピー・レボリューション
    4.1
    流され体質のOL夢子は、ゆるーい部署での生活に流され、仕事も恋もお留守気味。気づけば20代最後の日を目前にしていた。そんな会社帰り、夢子は電車の窓に映る自らの顔がオッサン女子化していることを察知し、戦慄。慌てて恋に仕事に自分磨きを始める。後輩男子・大喜名のアドバイス(という名の横やり)にもめげず奮闘する夢子だが、空回りの連続。折れそうな夢子の人生に起きた『革命』とは――? 『チョコレート・コンフュージョン』著者が送る、ハッピー成分100%ラブコメ!
  • 繰り返されるタイムリープの果てに、きみの瞳に映る人は
    4.0
    「あなたは運命の人じゃなかった」。順風満帆かと思われた慶介と亜子の関係。しかし亜子は突然に別れを告げた。驚きと悲しみに打ちひしがれた慶介に、しかしタイムリープというチャンスが与えられる。別れの際に告げられた、その原因となった行動や欠点を改め、克服していく慶介だが、その先に待つのは幸せか、それとも――。繰り返されるタイムリープの果てに、慶介と亜子、二人がついに辿り着く真相と結末とは?
  • パンドラ 猟奇犯罪検死官・石上妙子
    4.0
    連続ドラマ化された「ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズの人気登場人物“死神女史”こと石上妙子の、若かりし頃の事件を描いたスピンオフ作品が登場! 「猟奇犯罪捜査班」の“死神女史”として、藤堂比奈子らを助ける検死官・石上妙子。 彼女がまだ大学院生だったとき、その事件は起きた。 法医学部の教授のもとで、妙子が検死を担当した少女。彼女は自殺と思われたが、「遺書」の一部が不思議なところから発見された。妙子は違和感を持つなか、十代の少女の連続失踪事件が発生していることを、新聞と週刊誌の記事で知る。 刑事一年目の厚田巌夫と話すうち、別の女性の変死体のことが分かり、「自殺」に疑念を持つ妙子。 そして大学では、英国から招聘された法医昆虫学者である、サー・ジョージが研究を開始、妙子がサポートをすることになった。彼の研究が犯罪を解き明かす鍵になるのではと考えた妙子だったが……。 【電子版特別付録有り】
  • 俳句の図書室
    4.2
    気鋭の俳人が、数ある名句の中から読むべき句をセレクト。俳句の読み方を知る入門書。十七音の組み立て、季語の取り入れ方、情景の写し方。読めば句作が楽しくなる。巻末に又吉直樹との語り下ろし対談収録。 ※本書は二〇一二年四月『十七音の海 俳句という詩にめぐり逢う』として株式会社カンゼンより刊行された書籍に加筆し文庫化したものが底本です。
  • 優しき共犯者
    3.8
    父から継いだ製鎖工場で女社長を務める翔子は、倒産した製鉄所の連帯保証債務を押し付けられ、自己破産の危機に追い込まれていた。翔子に想いを寄せるドロ焼き屋の店主・鳴川は金策に走るが、債権者の長山には相手にもされない。その矢先、長山が死体となって発見された。捜査に乗り出した刑事・池内は、殺人犯の他に死体を遺棄した共犯者がいると直感するが――。情の鎖がすべてを繋ぐ、社会派ミステリの旗手による傑作長編。 ※本書は二〇一一年七月に小社から刊行された単行本『共同正犯』を、加筆・修正のうえ改題し文庫化したものが底本です。
  • 新訳 ジキル博士とハイド氏
    3.7
    ロンドンに住むジキル博士の家に、ある時からハイドという男が出入りしている。彼の評判はすこぶる悪い。心配になった親友のアタスンがジキルの様子を窺いに行くと……。
  • ひきこもりの弟だった
    3.6
    『質問が三つあります。彼女はいますか? 煙草は吸いますか? 最後にあなたは――』突然見知らぬ女にそう問いかけられた雪の日。僕はその女、大野千草と夫婦になった。互いについて何も知らない僕らを結ぶのは【三つ目の質問】だけ。まるで白昼夢のような千草との生活は、僕に捨て去ったはずの過去を追憶させていく――大嫌いな母、唯一心を許せた親友、そして僕の人生を壊した“ひきこもり”の兄と過ごした、あの日々を。これは、誰も愛せなくなった僕が君と出会い、愛を知る物語だ。
  • 殺意の対談
    3.8
    人気作家・怜子と若手女優・夏希の誌上対談は、和やかに行われた。……表向きは。実は怜子も夏希も、恐ろしい犯罪者としての裏の顔を持っていて……。対談と心の声で紡がれる、究極のエンタメミステリ。 ※本書は二〇一五年六月に『私情対談』として小社より刊行された単行本を加筆・修正の上、改題し文庫化したものが底本です。
  • ミッション建国
    3.8
    1巻968円 (税込)
    若き青年局長の甲斐孝輔は、日本の最大の問題は少子化だと考えていた。若い官僚や政治家と組んで勉強会を立ち上げた甲斐だったが、大御所から横やりが入り……。日本の将来を見据え未来に光を灯す政治小説。
  • 熊本の怖い話
    -
    1巻1,100円 (税込)
    熊本には、知られざる恐怖譚が埋まっている……県内から蒐集された怪談を厳選! 熊本に実在する、心霊スポットに纏わる怪談を一挙に紹介。
  • 未来形J
    3.5
    あなたの助けが必要です。――“J”と名乗る存在からメッセージが届いた。 メッセージを受け取って集まったのは、小説家志望のフリーター、地球物理学専攻の大学院生、占い師、女子中学生の4人。さらに集合場所に偶然いあわせた高校生の山野透を加えた5人には、何の共通点もない。 Jとは何者なのか? 何もわからないまま行動を開始した5人組は、次第に意外な真相に近づいてゆく……。
  • 一年分、冷えている
    4.0
    サーファーの集う砂浜を離れ、キムはハコと名乗る少女を車の助手席に乗せて、海辺の一軒家に来た。キッチンの冷蔵庫から取り出した1本のウォッカには、ある想いが込められていた(表題作)。 彼はある歌をきっかけに、傷心を抱いた男女が集う酒場のことを知った。東京から1キロ以上離れた地にあるというその酒場を、彼は訪ね歩くのだが……(「二杯目のジンフィズ」)。 それぞれの酒、それぞれの時間、そしてそれぞれの人生。 街で、旅先で聞こえてくる大人の囁きをリリカルに綴ったとっておきの掌編小説集。
  • 六本木を1ダース
    3.0
    日曜日の深夜0時近く。人もまばらな六本木で私を呼び止めた女がいた――知り合ったときには、彼女はまだ名門女子大の学生だった。彼女が結婚を考え始めた2年前、物書きとして何とか生活できるくらいにはなっていたが、見栄が邪魔をして踏み込めず、彼女は他の男と結婚した。そして行きつけの店で酒を飲むうちに、どこかに置いてきた時間が苦く解きほぐされていく……(「日曜の晩に」)。 六本木の夜から生まれる全6話の出会いや別れ。大人の恋愛小説集。
  • シャドウゲーム
    3.3
    シンガーソングライター堀河優美の恋人だった国夫は、深夜の高速道路で大型トレーラーに衝突されて亡くなった。事故現場には「シャドウゲーム」と題する楽譜が残されていた。 なぜ、楽器なんてひとつも弾けないはずの国夫が楽譜を? 手がかりを探るため、優美は国夫が事故の2日前に来ていた名古屋を訪れた。 偶然知り合った小説家の胡山の助けを借り、国夫の足取りを辿り始めるが、優美を背後からつけ狙う謎の男が迫る――!
  • ウォームハート コールドボディ
    3.7
    ひき逃げに遭って病院に運ばれたオークラ製薬の青年営業マン長生太郎は、強烈な違和感に目を覚ます。自社の研究室で全身の血液を新開発の薬品に置き換えられ、痛みを感じない「生きている死体」として蘇ったのだ。 新薬を開発した大学教授の失踪に危険を察したオークラ製薬は、太郎を東京に逃がす。平凡な毎日から一転、危険のただ中に放り出された太郎だったが、恋人の麻美を思う気持ちがさらなる危険に向かわせる……!
  • はなだより ほのぼのログ another story
    4.3
    Twitterフォロワー数61万人突破(2017年4月時点)の大人気イラストレーター・深町なかの世界を完全小説化! 瑛汰×千春を始め、高校生から社会人までの恋を描く短編集。大切な人に気持ちを伝えたくなる胸キュンラブストーリー!
  • なぞりなぞらえ、ランチョンマット
    -
    1巻220円 (税込)
    とくに不満があるわけじゃないのに、なにかが足りない。そんなとき、いつもと違うことをやってみたらどうでしょう。 たとえばネット。ネット社会だと言われていても、案外、遠巻きに見ているだけの人も多いみたい。もちろんそれでもいいのだけれど、ちょっと踏み出してみたらどうでしょう。きっかけはどこにでもあるから、見つけたら、ちょっとやってみたらどうでしょう。もしかしたら面白くて、それが足りない「なにか」だったりするかもしれません。
  • エデンの東へ、
    -
    1巻330円 (税込)
    鎌倉の大富豪の次男の山比幸は、母から長男の海飛幸と露骨に差別され育ったがエデンの園にいる暮らしだった。 父の文武は鎌倉の種馬と陰口され愛人と隠し子の存在に閉口した妻の澄子は別居して逗子に住んだ。 山比幸は元執事や乳母から情報を手繰って実の母の真相を知った。伯母の戸籍上の長男の寿志が、実は弟だったのは衝撃だった。 ボート転覆事故の際に、溺れかかった寿志を見殺しにしたことを伯母の園子の瞳に魅了され告白し、想い人の彩子から叱られてエデンの園から去っていった。
  • タダイマトビラ
    3.9
    母性に倦んだ母親のもとで育った少女・恵奈は、「カゾクヨナニー」という密やかな行為で、抑えきれない「家族欲」を解消していた。高校に入り、家を逃れて恋人と同棲を始めたが、お互いを家族欲の対象に貶め合う生活は恵奈にはおぞましい。人が帰る所は本当に家族なのだろうか? 「おかえり」の懐かしい声のするドアを求め、人間の想像力の向こう側まで疾走する自分探しの物語。
  • 疾走 高度成長世代の青春残照
    -
    1巻550円 (税込)
    アメリカ・ボストンに駐在中の主人公・味岡誠。かつて出逢った、しかし選択しなかった女性たち。過去の記憶がたちのぼる。
  • 永遠のディーバ-君たちに明日はない4-
    4.0
    2~7巻605~704円 (税込)
    ※本作品は 2015年3月25日まで販売しておりました単行本版『勝ち逃げの女王-君たちに明日はない4-』の文庫改題版となります。 本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。 「おれはただ、ずっと自分を誤魔化(ごまか)してきただけだ」。リストラ面接官・村上真介の今度の相手は、航空会社の勝ち組CA、楽器メーカーでくすぶる元バンドマン、ファミレスの超優秀店長、おまけに、破綻した証券会社のOBたち。企業ブランドも価値観も揺らぐ時代、あなたは明日をどう生きる? 全ての働き人たちにパワーを届ける、人気お仕事小説第4弾! 『勝ち逃げの女王』改題。
  • 借金取りの王子-君たちに明日はない2-
    3.9
    2~7巻605~704円 (税込)
    「誰かが辞めなければならないなら、私、辞めます」企業のリストラを代行する会社で働く真介の今回の面接相手は――真面目で仕事もできるのになぜか辞めたがるデパガ、女性恐怖症の生保社員に、秘められた純愛に生きるサラ金勤めのイケメンなどなど、一筋縄ではいかない相手ばかり。八歳年上の陽子との恋も波瀾の予感!? 勤労者にパワーをくれる、笑って泣ける人気シリーズ、第二弾。

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  • シャーロック・ホームズの事件簿(新版)【深町眞理子訳】
    4.5
    「高名の依頼人」をはじめ、「サセックスの吸血鬼」「這う男」など、おなじみベイカー街221Bを訪れる依頼人が持ち込む難事件。あるいは、サセックスのささやかな家に隠遁したホームズを待ち受ける事件……。1887年、『緋色の研究』で颯爽と登場し、たちまちのうちに名探偵の代名詞となるほどの人気を博したシャーロック・ホームズは、4長編56短編で全世界のファンを魅了し、いま鮮やかに退場する。「読者諸君、今度こそほんとうにシャーロック・ホームズともお別れだ!」深町版ホームズ全集、ここに完結。/解説=有栖川有栖※本書は、2017年4月14日新版初版発行の書籍を底本としております。
  • 今だけのあの子
    3.9
    結婚おめでとう、メッセージカードを書く手が震える。大学時代、新婦とは一番の親友だった。けれど恵には招待状が届いていない。たった6人しかいない同じグループの女子の中で、どうして私だけ線引きされたのか。呼ばれてもいない結婚式に出席しようとする恵の運命、そして新婦の真意とは(「届かない招待状」)。進学、就職、結婚、出産、女性はライフステージが変わることでつき合う相手も変わる。「あの子は私の友達?」心の裡にふと芽生えた嫉妬や違和感が積み重なり友情は不信感へと形を変えた。めんどうで愛すべき女の友情に潜む秘密が明かされたとき、驚くべき真相と人間の素顔が浮かび上がる傑作ミステリ短篇集全5篇。/解説=大矢博子
  • 悪医
    4.5
    わずかな希望にすがりつき、治療を求める末期がん患者と、効果のない治療で患者を苦しめたくないと悩む若き外科医。現役の医師でもある著者が「悪い医者とは?」をテーマに真摯に取り組み、第3回日本医療小説大賞を受賞した感動の医療長編。
  • トッピングカップル
    -
    1巻781円 (税込)
    ちょっと食いしん坊の沙羅魅と理系で賢い公太郎。 ふたりの会話はやぶらこうじの袋小路。 予測不可能で奇想天外で不謹慎で意味不明な未曾有のバカップルトークがここにBorn to be free! くだらない小ネタ! 張り巡らされた伏線!? 手に汗握る展開? そして、予想外の結末! あなたは笑うどこかできっと! 笑わないで読み切る確率は0.1%未満! 私たちは保証するあなたは満足するということを! そう。これはもう間違いない! ジャスティスッ!
  • あらすじで読むシェイクスピア全作品
    3.3
    「『マクベス』って、結局どんな話?」日本人は意外と知らない。しかし欧米人は、誰もが知っている。究極の教養──それが、シェイクスピア! これ一冊で、シェイクスピアの作品世界が見渡せる。戯曲40作品すべて、さらに詩作品について、「あらすじ」「名セリフ」「作品のポイント」「登場人物関係図」をわかりやすく掲載。
  • 神様が降りてくる
    3.5
    1巻924円 (税込)
    「フィル・トムスをご存知ですね」収監された過去を持つ孤高の作家・榊の前に現れたのは、囚人仲間フィルの娘、里奈だった。親と子ほど年の離れた二人は強く惹かれ合い、フィルが残した謎を探るべく、共に沖縄へと向かう。そこで待ち受けていたのは、葬られた戦後沖縄の真実と、当時を生きた若者たちの哀しき物語だった。全身全霊を捧げた愛。壮絶な運命。白川ロマン、ここに極まる。
  • 南アルプス山岳救助隊K-9 レスキュードッグ・ストーリーズ
    4.1
    1巻1,232円 (税込)
    日本第2位の高峰、北岳を舞台に山岳救助隊と山岳救助犬が駆ける! 『山と溪谷』にて好評連載された、南アルプス山岳救助隊と救助犬の活躍を描く本格山岳小説短篇集。 南アルプス北岳の白根御池小屋に山岳救助隊が常駐し、日本唯一の山岳救助犬が存在したら――。 妻と別れた男が滑落して骨折。携帯電話が通じず救助要請もできないまま寒い夜を迎え――「遺書」。 北岳登頂56回をめざす77歳の老人。しかし悲願達成当日に遭難者を見つけてしまう――「山の嫌われ者」。 『約束の地』の環境省ワイルドライフ・パトロール(WLP)シリーズとのコラボレーション――「北岳ライチョウ異聞」。 老犬カムイはK-9チームリーダー進藤のかけがえのないパートナー――「相棒(バディ)」。 山岳救助、犬との交流、ライチョウ問題のほか、「南アルプス山岳救助隊K-9」シリーズの転換点となる「相棒(バディ)」、 単行本未収録作品「夏のおわりに」を含むバラエティあふれた全12編を収録。
  • 天体嗜好症 一千一秒物語
    -
    1巻1,320円 (税込)
    「一千一秒物語」と「天体嗜好症」の綺羅星ファンタジーに加え、宇宙論、ヒコーキへの憧憬などタルホ・コスモロジーのエッセンスを一冊に。恩田陸、長野まゆみ、星野智幸各氏絶賛シリーズ第三弾!
  • カルテット1
    3.7
    1~2巻1,320円 (税込)
    女ふたり、男ふたり、全員30代。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの演奏者として夢が叶わなかった彼らはある日、東京のカラオケボックスで偶然出会った。しかし、カルテットを組み軽井沢でひと冬の共同生活を送ることになった彼らの“偶然”には、大きな秘密が隠されていて…。冬の軽井沢を舞台に、恋と秘密と嘘が織りなす話題のドラマのシナリオ本!
  • 刺青の殺人者
    3.7
    全身の骨が折られ、血が抜かれた若い女性の遺体が、ライプツィヒの貯水池で見つかった。娘の遺体の確認にベルリンからやってきた母ミカエラは、自分一人でも娘が殺された理由をつきとめ、姉と一緒に家出したまま行方不明のもうひとりの娘を捜し出そうと堅く心に決めていた。事件を担当する上級警部ヴァルターは、ともすれば暴走しようとするミカエラに手を焼きつつ調べを進める。一方ウィーンの弁護士エヴェリーンは、女性殺害の嫌疑をかけられた医師からの弁護依頼を受けていた。『夏を殺す少女』続編。ドイツで爆発的な人気を博した話題作登場。
  • 評伝・河野裕子:たつぷりと真水を抱きて
    4.5
    1巻2,090円 (税込)
    平成の与謝野晶子とも譬えられ、恋や家族を高らかに歌い上げた歌人が他界したのは2010年8月。だが没後「河野裕子短歌賞」が創設されるなど、その評価はますます高まっている。 夫の永田和宏や娘の永田紅などによって、家族の肖像は多く明らかになっているが、今回その息子が初めて母の生涯を丹念に描いた。 誕生から幼少期を過ごした熊本時代、精神を病みながら作歌に目覚めた青春時代、永田和宏との出会いと結婚、多くの引っ越しを重ねながら子育てに勤しみ、短歌にも磨きがかかった時代、アメリカでの生活や晩年の闘病、そして最期……。 これまで未発表だった日記や、関係者への取材を通して明らかになる歌人の日々から、著者は新たな作家像を浮かび上がらせる。精神を病みながらも、同姓だった無二の親友と築いた文学的信頼関係。しかも彼女の自死。また最期を看取りながら病床で一首一首を口述筆記した様子は、読む者を深い感動へと導いていく。 対象への距離感と親子の親密感とがみごとに融合した、評伝文学の傑作である。
  • カルテット 合本版
    -
    1巻2,640円 (税込)
    夢叶わなかった30代の男女4人が、ある日偶然出会い、カルテットを組んだ。だがその偶然には大きな秘密が……。冬の軽井沢を舞台に、恋と秘密と嘘が織りなす話題のドラマのシナリオ本。 ※本電子書籍は、「カルテット1・2」の合本版です。
  • 藤沢周平伝
    4.0
    1巻2,640円 (税込)
    元山形新聞記者が『ひさし伝』(新潮社)に続き、「東京に住んでいながら顔はいつも山形のほうを向いています」と藤沢周平自身が語る、その山形にスポットを当て、69年の人生を辿った独自の伝記。 市井に生きる人々に注がれるやさしいまなざし、忘れられかけている日本の原風景の再現、端正で清冽な詩情あふれる文章などの魅力で、今なお人気の高い作家の人生が、これまでと一風異なる視点から浮かび上がってくる。 山形新聞での井上ひさしとの対談、東京の冬と比較した寄稿など、単行本未収録の作品も紹介されており、丹念な調査から、藤沢周平の「自慢はしない」「普通が一番」という人生哲学が描かれていく。 旧制中学に通いながら文選工として働き、山形師範学校卒業後中学校へ赴任するも、肺結核に罹り東京で療養。退院後は業界新聞を転々としながら小説家への志を抱き続け、ようやく生活が安定するも妻が癌で他界、昭和46年、44歳でようやく「溟い海」でオール讀物新人賞、同48年「暗殺の年輪」で第69回直木賞を受賞し、人気作家になる様子や、『たそがれ清兵衛』『蝉しぐれ』といった名作の背景も詳細に明かされていく。藤沢ファンは必携の一冊だろう。
  • 浴室で深呼吸
    完結
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    全1巻275円 (税込)
    男が2人、女が2人。過去と現在にアイデアと推理が混じれば、いささかスリリングなことになる ジャズ歌手としてデビューする友人のステージを見るため 彼女たちはステーション・ワゴンで西へと向かっている。 そこにそれぞれ現在の恋人が合流することになっているから 全部で4人ということになる。 しかし過去には、今、誰もが了解しているわけではない事柄があり、 4人のうちの1人は、ふとアイデアを思いつくと実行せずにいられない性質であり そこに推測が、不在が加わり、しかも電話という装置が介在すると・・・ なにも起きていないし、確実に何かが起きているともいえる精妙な短篇である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 少年の行動
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    ワーキングクラス・ヒーロー前史 まだ自立前の少年であるならば、 生きる環境は、親や家庭で決まってしまう。 ここにあるのは、労働者階級の息子として生まれ、 学校になじむことができず、既存の音楽にも納得できず、 どこかに向かっていきたい衝動と、 どうにか手に入れた楽器、あとは自分自身の肉体しかない そんな少年たちのそれぞれの孤独と出会いの劇である。 のちに、世界中で最も著名なロックバンドとなる彼らの 苦しく、輝かしく、不安なきらめきに満ちた日々が 長篇小説となっていま、ここに届けられる。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 左右対称
    完結
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    全1巻275円 (税込)
    過去と未来がちょうど均等であるとは、いったいどのような状態か? 誕生日が同じ3人の女性が一堂に会する。 誕生日ばかりではない、年齢まで一緒だ。28歳。 しかも彼女たちが落ち合うのは、世間でクリスマス・イヴと呼ばれる日の 前日にあたっており、そこには爽快なまでに男性は不在である。 やがてクリスマスが終わり、年の瀬が終わり、 年があらたまり、いったいどんな気持ちの中にいるのか。 それは、左右が均等である、という気持ちだ。 どちらかが過去。どちらかが未来で、 つまり、現在は完璧な均衡のうちにある。 そしてそれはたぶん、幸福でも不幸でもないのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 煙草に火をつけて終わる
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    いつもそこには煙草とシャツがある タイトルには「煙草」とあるが このシンプル極まりない短篇のもう一つの主役はシャツだ。 普段は吸わない煙草なのに、 フランス土産でもらった煙草がバッグの中にある、という状況。 そして、男物のシャツを、男も女も着て、 それが次々に別の人物の手に渡っていく、という状況。 シャツにはきっと、煙草の匂いがつきやすいだろう。 しかし、煙草は吸いたい時に吸えばいいし、 シャツは所有者が問題ではなく、好きだから着る、 ただそれだけでいいのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 香水と誕生日
    完結
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    全1巻275円 (税込)
    誰にも冒しがたい、彼女たちの肖像 女も男も、片岡義男の小説の登場人物には 他の作家に例を見ない魅力が備わっているけれども、 「では、男女のどちらがより魅力的か?」という 酔狂かつ、いささか不毛な問いを立てるとすれば やはりどうしたって「女性」と答えることに躊躇はない。 誕生日が同じ週に集中している同年齢のそれぞれに 魅力的な女性たち。口説かれることを楽しむ女性たち。 過去と向き合い、それが現在の自分に及ぼした影響を 冷静に分析する女性。ミステリーのヒントを探し求める女性。 それぞれの女性のあざやかな輪郭が浮かび上がる短篇集。 【目次】 猫を着る 花なら赤く 香水と誕生日 平行線 お腹が痛い 脱いだ服 あの星とこの涙 深夜の防波堤 日曜日の買い物 ある日の夕食 濡れた髪 ミステリーを書く人 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • その日はじめてのコーヒー[1988 version]
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    女たちの中に男が1人、そして締まりのないレッスン この短篇小説においては 主人公の男以外の登場人物はことごとく女性である。 母親。2人の姉。親しく交際している女性。 そして男が実家に帰ってみると、 家族ではないが過去に会ったことのある女性もそこにいて なにやらそうした環境の中で甘やかされているような 決定的なセリフをただ先延ばしにしているような あいまいな日々が続いていく。 少しばかりの苦味をもたらしてくれるものは もはやコーヒーくらいのものである。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 魚座の最後の日
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    ファインダーの中の彼女 記憶に刻み込まれる女性がいる。 その女性と再び会えば、それは再会、ということになる。 この小説においては2人の女性と 20歳前の男、その友人のもう1人の男が再会を演じる。 舞台は鹿児島から北海道まで。 そして海岸が重要な場所になり、写真が小さくない役割を果たす。 再会と海岸と写真の相互作用とはいかなるものか。 「あとがき」で作者がこの小説の主題を明らかにしているが どうかそこは先に読まずにお願いしたい。 そしてタイトルの「魚座の最後の日」とは 実は作家・片岡義男の誕生日でもある。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 肩をうしろから見る
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    あまりにも観念的であることを突き詰めて行くと、それはやがて身体的なものになるのかもしれない 理屈っぽい会話。それこそ、ある意味で 片岡義男の小説の真骨頂である。 「理屈っぽい」と表現すれば悪口だが、妥協を許さず、 男女が一つの観念をめぐって会話を持続させていけば それはある地点から極めて身体的な実験となって現れる。 自分たちが望む状態を壊さないために もう一つの、やはり自分たちが切望する行為を断念する、 断念し続ける男女の姿は端から見れば滑稽なものだが その状態を生き切る切なさと強さが、繰り返すが片岡小説の真骨頂である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/

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