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「われわれの美徳は、ほとんどの場合、偽装した悪徳に過ぎない」――よく知られたこの一句が示すように、ラ・ロシュフコー(一六一三―八〇)の箴言は、愛・友情・勇気など美名の下にひそむ打算・自己愛という業を重い律動感のある一、二行の断言であばき、読者を挑発する。人間の真実を追求するフランス・モラリスト文学の最高峰。
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Posted by ブクログ
難しそうな見た目してるけど、読むとただただ面白い。 思い当たる節があるから笑えてくるし、たまに優しさも垣間見えるのがいい。 自分を含め人間って愚かで愛おしい生き物だなと確認しつつ、謙遜できる本笑 普通に好き。
フランス・モラリスト文学の最高峰の一つの邦訳。寸鉄人を刺す「箴言集」といくらかまとまった「考察」に加え、枢機卿レによるロシュフコーの肖像、スウェーデン王クリスティーナの感想などを付した「訳注」など、かなり豊富な内容になっている。自己愛の観念を軸にして、様々な徳目の裏側を暴露していく箴言は、痛快である...続きを読むと同時に自省を促さずにはいない。絶対王政期の貴族が育んだこのような人間観察術は、宮廷社会が消滅した今でも、人の心の裏側を探ろうとする人にとって、興味深い。
精神的に落ち込んだ時によく読む本。 ざっくり言うと「人って自己中だったり知恵足らずだったりして不完全」という感じの内容(※自己解釈) 箴言はよく読むが後半の考察はまだ見ていない。 私が精神的にもっと成熟したら読みたいとは思っているがいつになるだろうか。
初めて、自分よりもさらにシニカルな視点を提供してもらえた。これで自分の立ち位置を明確にするスタートラインに立てたような気がする。
フランスの貴族であり武人でもあったラ・ロシュフコーの短い警告文(箴言)を集めた本。人間の本質に対する深い洞察が、非常に短い文章の中に凝縮されている。建前を取り除いた、人間の本音の部分に気づかされる。 人間理解のために、人間の美徳を過大評価しないためにお勧め。 ひとつひとつの箴言にはつながりがないので...続きを読む、ふとした空き時間などに読むのにも良い。
350年ほど前と思えないほど現代に通じる部分が多く、気に入った箴言も挙げだすとキリがない。 品源に対する徹底した悲観主義というか、冷めた見方が自然主義文学好きに刺さる部分がありそう。 ただ、時代背景やラ・ロシュフコー自身のパーソナルな部分には関心を持てず、読み飛ばした部分もたくさんある。 時々読...続きを読むみ返したくなりそう。 以下はメモ 22 49 51 61 62. 135 137 139 147 172 196 211 216 230 234 239 243 313 314 338 386 397 424 431 448 451 457 479 482 483 494 572 618 624 630 526 528 539 544 554 考察2 交際について
楠木さんの本を読んでから気になっており、他様々な本でも引用されていたので手に取ったみた。 箴言集は辛辣なものも多く、人間がいかに利己的であるか?といった醜い側面をシャープな表現で抉り出す。一見、女性差別的にも見える表現も所々に出てくるのだが、当時の社会背景を踏まえればそのような思考になっていたことも...続きを読む理解できる。 意外だったのは友情について。友情は非常に得難いものである、とか信頼の大切さについて優しく述べられていたのが、他の箴言と色合いが違っていた。現代のようなSNSだけで繋がる浅い関係ではなく、深い関係の友情の大切さは著者の人生を解説で知って納得できた。 恋愛は病的な側面もあると批判されてはいるものの、それでもなお良いものとして表現されていた。 考察以降については、フランス革命以前のヨーロッパ史について予備知識があった方がより楽しめると思う。自分には世界史の知識が足りていなかったのでややハードであった。
自分がすごい暇な時に考える時と似てて、あ、自分ってモラリスト文学の天才だったのか、と気づいちゃいました。 私も1ヶ月くらい前に人は私利私欲のために善行を働くっていうのを家族に説得してたんだけど、よく分かってもらえなかったんだよね。ラ・ロシュフコーが簡潔にまとめてたから、言ったれー!って気持ちスッキ...続きを読むリした。 私の考えは、普段何の良い噂を聞かない人が実は隠れて良いことをやってるマジの善人だったりするから、それに気づけた人が、あからさまに良い人よりもそういう人を見つけてあげなきゃ浮かばれないよねってこと。まー、私利私欲のためでも良いことしてんなら、それはそれで助かるし、良い人なのは間違いないんだけどね、偽善的な感じがしないでもない。説明下手すぎ。わら 161ページの葬式の話とか、むっちゃ共感した。老後の資金がありませんっていう映画でも400万?くらいかかってたし、仏教徒でもないのにやってられん。自分の家族には自分が死んだら葬式しないでって欲しいわー。葬式とか意味無いからねマジで、死んだ私には。あるか分からないもののために、何万も金かけたくないよねー??!?(3万くらいならやってみてと思うかもだけど、。)親が死んでも葬式はしない。即献体。もうそういう家庭も結構あるんでねーの?知らんけど。こちとら葬式屋が未だにいっぱいあるのか不思議で堪らん。
人間とはどこまでいっても利己的で、俗にまみれ、怠惰で、愚かである。そんなことを愛や友情などの面から刺し続けた箴言の数々が楽しめる一冊。口の悪さに圧倒されるので、電車では読まないほうがよいかも……?私は何度も笑ってしまった。 なにか人生訓や学びを垂れている訳ではないので、「言い得て妙だなぁ」と気軽...続きを読むに読めばよいのでなかろうか。たまに読み返すと、そのときそのときで違う言葉が響きそう。
他人が我々に真実を隠すことを怒ってはならない。そもそも我々は自分自身にこんなに度々真実を隠すのだから。 人は自分にとって願わしいことなら簡単に信じる。 賛辞は自分が得をするため。 われわれは幸福になるためよりも幸福だと人に思わせるために四苦八苦している。
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ラ・ロシュフコー箴言集
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