顔の傷が原因で周囲と馴染めず、高校を中退した直哉は、不思議な青年と出会う。「君の顔にはオリオンがいるんですね」。傷をそんな言葉で褒めた青年・蒼史(そうし)は、小学生の妹・桜月(さつき)と天文館を営んでいた。成り行きで天文館に通ううちに、親とのわだかまりや将来の不安がほどけていく。が、蒼史の友人だという「コガネ」の存在が、蒼史の過去に深く関わっていると知って…。
Posted by ブクログ 2018年03月26日
「家族の在り方はそれぞれだ」という事をテーマにしているが、メインの登場人物を取り囲む環境がなかなかに酷なので、現実よりも大げさに書かれた環境が嫌な人にとっては苦手かもしれない。
星の話は興味深く、主人公と降織私立天文館の人々に絞って読むなら、温かい話だと思う。
なので、購入を迷っている人は1話読んで...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月30日
小さい頃に負った傷と、外見のおかげで素行が悪いと思われて生きてきた主人公が、星が大好きすぎる大人に出会ったことで、変わっていく話。
読んでいくと星が気になってきちゃいます。物理とか数学は苦手なのでなんでこうなのかの部分は無理ですが、満天の星空を見に行きたくなります。
価値観を押し付けてくるひとはほん...続きを読む