京都岡崎、月白さんとこ 人嫌いの絵師とふたりぼっちの姉妹

京都岡崎、月白さんとこ 人嫌いの絵師とふたりぼっちの姉妹

682円 (税込)

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父が死んで、身よりを失った女子高生の茜と妹のすみれは、親戚筋の久我家に住まわせてもらうこととなった。久我家は京都東山の麓、岡崎の広い敷地に「月白邸」と呼ばれる大きな日本家屋を構えており、二人はそこで、家主で若き日本画家の精鋭・青藍と、彼の友人で陽だまりのように明るい絵具商の青年・陽時に出会う。月白邸に集う人々の、じんわり優しい心の再生物語。

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京都岡崎、月白さんとこ のシリーズ作品

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  • 京都岡崎、月白さんとこ 人嫌いの絵師とふたりぼっちの姉妹
    682円 (税込)
    父が死んで、身よりを失った女子高生の茜と妹のすみれは、親戚筋の久我家に住まわせてもらうこととなった。久我家は京都東山の麓、岡崎の広い敷地に「月白邸」と呼ばれる大きな日本家屋を構えており、二人はそこで、家主で若き日本画家の精鋭・青藍と、彼の友人で陽だまりのように明るい絵具商の青年・陽時に出会う。月白邸に集う人々の、じんわり優しい心の再生物語。
  • 京都岡崎、月白さんとこ 迷子の子猫と雪月花
    682円 (税込)
    身よりをなくした茜とすみれの姉妹が京都岡崎の「月白邸」に暮らすようになって早2ヶ月。屋敷の主で人嫌いと噂される若き天才日本画家・青藍はいつのまにか、すみれに叩き起こされ、茜の作る朝ご飯で一日を始める毎日を送るようになっていた。初雪が舞い散る年末のある日、大掃除中に茜は美しい清水焼きの酒器を見つける。屋敷の元主、月白さんが雪の降る日に愛用していたというこの酒器を修理するため、茜と青藍たちは清水に住む「遊雪」という名の陶芸家のもとを訪ねるのだが……。その他、「花なき里」という名の舞扇の物語、亡き父母の思い出の詰まった喫茶店の物語など、京都の美しい季節と人の〈色〉と〈色〉が織りなす、優しい3つの再生物語。
  • 京都岡崎、月白さんとこ 花舞う春に雪解けを待つ
    682円 (税込)
    父が亡くなって一年、茜とすみれの姉妹は、京都岡崎の月白邸で、天才日本画家の名をほしいままにしつつも人嫌いの若き主、久我青藍と、出入りの絵具屋で太陽のようにあたたかな人柄の紀伊陽時と、家族のような絆を感じながら暮らしていた。そんなある日、かつて月白邸と取引のあった扇骨屋の依頼で、青藍は岡崎の古い洋館に障壁画を納めたのだが、ある少年に「その絵はニセモノだ」と指摘されて……(「鳳凰館の夕暮れ」)他二編。冬から春へ想いの芽吹く季節に〈色々〉家族の、はんなりほっこり京都物語。
  • 京都岡崎、月白さんとこ 青い約束と金の太陽
    693円 (税込)
    陽光に青紅葉が美しく映える初夏のある日、茜は学校の課題のため、青藍の仕事部屋の縁側から見える月白邸の庭を写生していた。青藍とすみれと陽時、大好きな人たちに囲まれて大切な場所の絵を描く時間の幸福に茜が満たされているその傍らで、陽時が青藍の古いスケッチブックを見つけ出す。そのなかにあった、1枚の不思議な絵について問われると「なんでもない」と言って青藍はスケッチブックを閉じる。高校時代の青藍の姿が明らかになる『約束の青紅葉』、蛍飛び交う思い出の景色を天才ピアニスト少女が探し求める『蛍の音』、青藍と陽時に決断の時が迫る『おひさんの色』の3作品を収録。じんわり優しい京都の家族再生物語、初夏の章…!
  • 京都岡崎、月白さんとこ 彩の夜明けと静寂の庭
    704円 (税込)
    大学進学か就職か。夏休みに入り、茜は進路に悩み始めていた。いつでも「他人が優先」の茜は、妹のすみれと自立して暮らすためには就職するべきと思いつつ、どこかで踏み切れない自分もいた。そんな折り、近所の児童館で地蔵盆の手伝いをすることになった茜たちは、奇妙な足跡を児童館のあちこちで見つけて……。変わらないもの、変わっていくもの、見えるもの、見えないもの。晩夏の地蔵盆で、秋の文化祭で、正月訪れる父の実家の笹庵で、それぞれの人が持つ「誰かを想う気持ち」に触れつつ、自らのやりたいこと、役割に気づきはじめた茜は? 季節巡る京都岡崎、青春物語第5弾!
  • 京都岡崎、月白さんとこ 星降る空の夢の先
    715円 (税込)
    師匠である月白さんの死を長らく受け入れられなかった青藍がついに、遺品の入った長持を開ける時が来た。そこに入っていた1枚の写真をきっかけに、青藍はある思い出の「場所」を探す決心をする。一方、大学進学を決めた茜は、その準備に追われる日々を送るようになっていた。その様子に、妹のすみれは不満を感じているようで? もう戻らないものへの消えない想い。果たされなかった約束。次々に周囲で起こる出来事の謎を解明し、障壁を乗り越えるうちに青藍の心も次第に固まって…。そして茜も夢のため最初の一歩を踏み出す。「ここ」があるから。「ここ」にみんながいるから次にいける…。京都岡崎・月白邸の人々に訪れる、優しく美しい季節!

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

京都岡崎、月白さんとこ 人嫌いの絵師とふたりぼっちの姉妹 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年11月18日

    京都ってことはあまり関係ないけどこういう話が結構好きな私。望月麻衣さんの話もそうだけど、この手の女子高生がイラつくんだけど、放っておけない爺さんです(私のこと)。結構テンポよく進んだね

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    Posted by ブクログ 2021年08月08日

    優しくていいお話でした…みんな見えない何かに傷つけられている…

    表紙の青藍さん、ちょっとイメージと違うかなぁ

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    Posted by ブクログ 2020年10月10日

    すみれちゃんが可愛くて、おじさんたちがメロメロになるのはしょうがない。皆がよい方向に変わっていく物語もとてもよかったです。

    0

    Posted by ブクログ 2022年11月02日

    誰かに傷つけられた者同士が家族のように暮らす話です。

    「家族」に救われることもあれば傷つけられることもある。
    非常にめんどくさい関係。

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    Posted by ブクログ 2022年03月02日

    良かったんだけど、なんか色々早い気がする。
    一緒に住んで1ヶ月で、すごい青藍を知ったふうだったり情が湧いたり、なんか、早い。
    結婚式に腕時計を外すとかて手土産とか、妹の為にとか茜の優等生ぶりが華につく。
    母親代わりだったからしっかりしてるんだろうけど、ちょっと出来過ぎかなぁ。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年02月11日

    確かに人嫌いではあるけれど、本来は面倒見のいい優しい人物なのだろう。
    ただ彼の置かれていた環境や境遇が、それを素直に許してくれなかっただけで。

    ここで舞台が「京都」ということが非常に活きてくるなと感じた。
    偏見かもしれないが、京都の芸術系を嗜む旧家となると、それだけで血縁者がどのような境遇でいるの...続きを読む

    1
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年02月03日

     月白邸での生活も徐々に慣れた頃、屋敷の元主人・月白の愛用の酒器が見つかり金継ぎの依頼をしに行く事になり、以前月白邸に住んでいた陶芸家の元を訪ねる。
     元主人・月白の器の大きさ、そして青藍にとっての拠り所だった人。色々な芸術家を住まわせて居たが、月白が亡くなった事で皆それぞれの道を歩み始めた。だが、...続きを読む

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京都岡崎、月白さんとこ 人嫌いの絵師とふたりぼっちの姉妹 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    集英社
  • ページ数
    304ページ
  • 電子版発売日
    2020年09月25日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

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