晶文社作品一覧
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4.0わたしはぜんぶ覚えている。あの痛みも、暗闇も――。 ピュリツァ―賞受賞の天才詩人が書き残した伝説的長編小説、20年ぶりの新訳。 優秀な大学生のエスター・グリーンウッドはニューヨークのファッション誌でのインターンを勝ち取ったとき、 夢がついに叶うと信じて喜んだ。しかし、退屈なパーティー、偽善的に感じられる恋人、 空虚なだけのニューヨークでの生活に違和感を覚え、世界が支離滅裂なものに感じられる。 そして、とあることをきっかけに精神のバランスが徐々に崩れていく。 世の中は欺瞞だらけだと感じる人、かつてそう思ったことがある人たちに刺さりつづける、 英米だけで430万部以上を売り上げた世界的ベストセラー、待望の新訳。 海外文学シリーズ「I am I am I am」、第一弾!
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4.1君はなんのために医者になりたいの? 医学部を志すなら知っておきたいぶっちゃけ話のあれこれ大公開。 医学部を志望する君。君はなんのために医者になりたいの? 人の命を救うため? 社会に貢献するため? あるいはお金持ちになりたいため? それともモテたいためかな? でもその前に、医師の仕事がどんなものか知っているだろうか? 医学部を志望するのなら、医療現場でどんなことが起きているのか、その詳しい事情をいまから知っておいたほうがいい。 医学部生のハードな勉強生活、現場でのやりがいと大変さ、医師の恋愛・結婚事情、年収のあれこれ、そして現代医療が直面する生命倫理にかかわるさまざまな難題……これまでの医学書では書かれることなかった、医師とそれを支える看護師をはじめとする医療スタッフたちの日常をぶっちゃけ大公開。 読めば医学部を志望する気持ちにスイッチが入る、医学部志望生と、医師の仕事をもっと知りたい患者さんたちのための、医療現場の等身大レポート。 「この本は医師である僕が医師として病院で働く事のリアルを実体験に基づいて解説したものです。普通の職業紹介本とは異なり、巷によくある医師本にはまず書かれる事のない医療現場の現実を包み隠さずに詰め込みました。対象読者としては医学部進学に興味を持った学生のみならず、医師という存在に興味を持った全ての人達に満足していただけるように記述しました。この本を読めば医療業界に対するモノの見方がかなり明るくなるであろう事は請け合います」(「はじめに」より) 【目次】 第1章 医師と病院のお話──医療の現場はチームで成り立つ 第2章 医師と患者のお話──医師は病気を介して患者と向き合う 第3章 医師と病気のお話──治すよりも支え続けるのが仕事 第4章 医師と仕事のお話──35にも分かれる専門分野 第5章 医師と生活のお話──医者の生活事情あれこれ 第6章 医師と医学生のお話──医学部生のストイックな学生生活 第7章 医師に自分がなってみて──医師だってつらいよ 第8章 医師と社会のお話──知っておいてもらいたい難しい問題 医師を希望する方への推奨図書10冊
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4.3異説、珍説、怪説、大集合。 日本史上最大の謎の一つを丹念に解きながら歴史学の手法に迫る。 いま明かされる、明智光秀の実像とは。 【諸説あり、本能寺の変】 ・怨恨説・不安説・野望説(信長、恨みます?) ・足利義昭黒幕説(室町幕府再興を目指して?) ・朝廷黒幕説(朝廷の危機感が光秀を操った?) ・本願寺黒幕説(教如が変の首謀者だった?) ・イエズス会黒幕説(南欧の勢力が信長殺害を計画?) ・四国政策説(政策の変更が光秀を脅かした?) ・その他の諸説 ――論理の飛躍を遠ざけ、史料的な根拠に基づいて 見出したとき、はじめて明らかになる真実とは。 歴史に関する一般書は多数刊行されているが、 そこには根拠のないデタラメな説が流布しているのも事実。 また、それらを信じている人も圧倒的に多い。 本書では、本能寺の変を素材として、戦国の歴史を学ぶともに、 「正しい歴史研究の方法とは何か」を考える。 【こんな歴史書籍を読んではいけない!】 ・まったく史料が読めない人が書いた本 ・史料を読んだふりをする人が書いた本 ・都合の良い解釈+誤読を積み重ねる人が書いた本 ・自説を有利にするために史料や文献を選ぶ人が書いた本 ・著しい論理の飛躍を重ねる人が書いた本
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-料理のまんなかには「寛容」がある―― 自然が与えてくれる風味と香りをとことん楽しむ、 手のひらから宇宙へ広がるスパイス・エッセイ クミンシード香るマンゴーでかきこむ飯の味、 コリアンダーリーフの知られざる効用、 納豆に入れるとおいしいスパイス、 京都の自庭で育てるカレーリーフ…… 長くインドと日本を行き来する生活をしてきた装丁家が綴る、 辛くも酸っぱい、ときには甘いスパイスの世界。 「食べることは、栄養を摂り、食欲を満たすだけではなく、いまの自分を知る手がかりになる。いつの日も、こだわりにとらわれず、その場その場で柔軟な「食」を受け入れ、咀嚼できる自分でありたい。 生活は「自ら選びとる」ことの連続だ。その実践と実験をここに記してみよう。手に負えないほど広すぎるスパイスの宇宙で、からだとこころに耳をすましながら、ジタバタと手足を動かすのだ他人からは溺れているようにしか見えないかもしれないが、泳いでいる本人はいたって真剣である」(はじめに より) ※スパイスを日々の食卓で楽しむ31のレシピ付き 【目次より】 1. クミンシード 「匂い」からはじまる冒険/ササムの味/まぜてまぜて、粉まぜて/じゅわっと、タルカ/クミンシードは「あの」匂い? ◉「納豆」に合うスパイスを探して 2. コリアンダー わかっちゃいるけどやめられない/パクチーと坂道/おばあちゃんの特製チキン/ヒ素とご利益/日本になじむコリアンダーさん/高級レストランと謎のカクテル ◉「卵かけご飯」に合うスパイスを探して 3. ターメリック カレーライスから考える/カレー色の正体/ピンキーが食べたものは?/菜食主義者のためのオムレツ/炎上するタンドリーチキン/3C男にご用心?/マンゴーの寿司に恋して/上品と下品のはざまで ◉「焼餃子」に合うスパイスを探して 4. カレーリーフ なにかを食べると、なにかを思いだす/どっちでもいい、ってすばらしい/カレーリーフ興亡記/種からひろがる/とってもとっても、なくならない ◉「トースト」に合うスパイスを探して 5. チリ ノー・チリ、ノー・ライフ?/きみはまだカラムーチョさ/ドラゴンロールで火を吹く/十四歳にして土鍋にハマる/乾季とスイカさま/唐辛子もへっちゃら?/あの素晴らしい愛をもう一度/なまけものになりたい/唐辛子がむすぶ点と線 ◉「そうめん」に合うスパイスを探して 6. カルダモン スパイシー=辛い、でいいのか/チャーイ、もう一杯/インドのコーヒーをなめるなよ/バターミルクが好きなあなたが好き/プラサードを分かち合う/幻のハルワーロードを妄想する/情熱のラムボール ◉「ぜんざい」に合うスパイスを探して ぼくのレシピノート
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3.61巻1,760円 (税込)コロナ・パンデミックによって世界は変わった。グローバル資本主義の神話は崩れ、医療や教育などを「商品」として扱ってはならないことがはっきりし、一握りの超富裕層の一方で命を賭して人々の生活を支える多くのエッセンシャルワーカーが貧困にあえぐ構図が明らかとなった。私たちは今、この矛盾に満ちた世界をどうするかの分岐点にいる。この「歴史的転換点」以後を生きる中高生たちに向けて、5つの世代20名の識者が伝える「生き延びるための知恵」の数々。知的刺激と希望に満ちたメッセージ集。 こんなに誠実な大人たちから、地球を引き継げるワクワクをあなたへ。 ──山邊鈴(長崎県立諫早高校3年/「この割れ切った世界の片隅で」作者) 「ウイルス一つによって、わずか数ヵ月の間に、ほんの昨日までこの世界の「常識」だと思われていたことのいくつかが無効を宣告されました。それがどのような歴史的な意味を持つことになるのか、人々はまだそのことを主題的には考え始めてはいません。日々の生活に追われて、そんな根源的なことを考える暇がありませんから。でも、中高生たちはこの「歴史的転換点」以後の世界を、これから長く生きなければなりません。彼らに「生き延びるために」有益な知見や情報を伝えることは年長者の義務のひとつだと僕は思います」(まえがきより) 【目次】 まえがき 内田樹 ■1 Letters from around 30 ポストコロナにやってくるのは気候危機 斎藤幸平 楽しい生活──僕らのVita Activa 青木真兵 これからの反乱ライフ えらいてんちょう ■2 Letters from over 40 君がノートに書きつけた一編の詩が芸術であること 後藤正文 技術と社会──考えるきっかけとしての新型コロナ危機 白井聡 「タテ、ヨコ、算数」の世界の見方 岩田健太郎 支援の現場から考える、コロナ後の世界 雨宮処凛 「大学の学び」とは何か──「人生すべてがコンテンツ」を越えて 増田聡 ■3 Letters from over 50 コロナで明らかになった日本の最も弱い部分──対話・エンパシー・HOME 平田オリザ コロナ禍と人間──私たちはどう生きるのか 想田和弘 台風とコロナ・パンデミックは同じか? 俞炳匡 図太く、しぶとく、生きてゆけ──誰も正解を知らない問題にどう答えを出すか 山崎雅弘 ■4 Letters from over 60 医療が無料であること 三砂ちづる 人生100年時代、ポストコロナはダブルメジャーで 仲野徹 メメント・モリ──思いがけない出会いに開かれているために 中田考 ディレンマの知性 釈徹宗 ■5 Letters from over 70 ポストコロナ期における雇用について 内田樹 自分に固有の問題を考えること 池田清彦 コロナと価値のものさし 平川克美 マスクについて 鷲田清一
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 新型コロナウイルスのパンデミックにより露見した日本医療の脆弱性。大学の医局にいれば、有名病院に行けば安泰な時代は終焉を迎えました。これからは、オープンで透明性が高く、フラットな文化のある組織に身を置き、社会的責任を果たしながら自分の価値を高める続けることが必要な時代となりました。本書は、これから医療現場で活躍する医師に求められる資質・考え方・信念・覚悟をまとめたものです。すべての医学部受験生必読の一冊。 《特別寄稿》 コロナ禍を克服した現役医学生9名の体験談、 世界的に活躍する医師たちの体験談を収載! 目次 はじめに STAGE0 ドキュメント 新型コロナウィルス・パンデミック 同時掲載:医療の最前線で活躍する先輩医師からのエール! 先輩医師からのエール! 1) 福島県立医科大学医学部 放射線健康管理学講座 主任教授 坪倉正治さん 2)相馬市新型コロナウイルスワクチン接種メディカルセンター長・東京財団政策研究所研究主幹 渋谷健司さん 3)東京都立墨東病院循環器内科医 大橋浩一さん 4)内科医師、米国ボストン在住、医学博士 大西睦子さん STAGE1 病院とはどんな場所か? ルポ! 患者目線での病院受診 呼吸器以外の診療も受けるが病状は振り出しに あわや失明の危機! 劇的に回復し手術は取りやめに 診療ガイドラインか医師の経験への信頼か! ? STAGE2 医療はどんな仕事? 医学知識と医術。医療の仕事は社会的な営みにほかならない プロフェッショナルの誓い自らの技能を用い、社会のためにベストを尽くす さまざまな診療科と新しい専門医制度 STAGE3 医療の現場のプレーヤーたち 医療従事者はサポート役医療の主役は患者である 疾患は、医療従事者と患者が協力し合わなければ解決できない 素早く的確な治療を進めるための医療活動における一連の流れ 医療現場を支えるプロ集団コ・メディカルとは 大学医学部付属病院にはどんな診療科があるのか?東大病院を探ってみる STAGE4 大学医学部・医科大学の入試制度を俯瞰する 医学部入試制度の仕組み入試の全体像はこうなっている 地域枠入試の光と影残された課題を考える 同窓会枠を拡大する私立大学医学部が増えている 医学部医学科では何を学ぶのかカリキュラムを見てみよう! STAGE5 全国82大学医学部・医科大学コンパクト案内 同時掲載:コロナ禍を乗り切った 現役医学生たちの声 コンパクト案内の見方 年表で見る医学部の系譜 医学部の系譜 全国82大学医学部・医科大学MAP [私立大学] 岩手医科大学医学部/東北医科薬科大学医学部/自治医科大学医学部/獨協医科大学医学部/埼玉医科大学医学部/国際医療福祉大学医学部/杏林大学医学部/慶應義塾大学医学部/順天堂大学医学部/昭和大学医学部/帝京大学医学部/東京医科大学医学部/東京慈恵会医科大学医学部/東京女子医科大学医学部/東邦大学医学部/日本大学医学部/日本医科大学医学部/北里大学医学部/聖マリアンナ医科大学医学部/東海大学医学部/金沢医科大学医学部/愛知医科大学医学部/藤田医科大学医学部/大阪医科薬科大学医学部/関西医科大学医学部/近畿大学医学部/兵庫医科大学医学部/川崎医科大学医学部/久留米大学医学部/産業医科大学医学部/福岡大学医学部 [国立大学] 旭川医科大学医学部/北海道大学医学部/弘前大学医学部/東北大学医学部/秋田大学医学部/山形大学医学部/筑波大学医学群/群馬大学医学部/千葉大学医学部/東京大学医学部/東京医科歯科大学医学部 /新潟大学医学部/富山大学医学部/金沢大学医薬保健学域/福井大学医学部/山梨大学医学部/信州大学医学部/岐阜大学医学部/浜松医科大学医学部/名古屋大学医学部/三重大学医学部/滋賀医科大学医学部/京都大学医学部/大阪大学医学部/神戸大学医学部/鳥取大学医学部/島根大学医学部/岡山大学医学部/広島大学医学部/山口大学医学部/徳島大学医学部/香川大学医学部/愛媛大学医学部/高知大学医学部/九州大学医学部/佐賀大学医学部/長崎大学医学部/熊本大学医学部/大分大学医学部/宮崎大学医学部/鹿児島大学医学部/琉球大学医学部/防衛医科大学校医学教育部 [公立大学] 札幌医科大学医学部/福島県立医科大学医学部/横浜市立大学医学部/名古屋市立大学医学部/京都府立医科大学医学部/大阪公立大学医学部/奈良県立医科大学医学部/和歌山県立医科大学医学部 医師を養成する 全国82大学医学部・医科大学に設置するコ・メディカル系学部・学科 コロナ禍の大学生活 1)東京大学学理科三類 塩野 尚さん 2)東京大学医学部 小坂真琴さん 3)和歌山県立医科大学医学部 村田七海さん 4)広島大学医学部 溝上 希さん 5)東北大学医学部 村山安寿さん 6)ハンガリー センメルワイス大学医学部 吉田いづみさん 7)スロバキア コメニウス大学医学部 妹尾優希さん 8)秋田大学医学部 宮地貴士さん 9)都内大学医学部 吉田 誠さん 監修者から受験生へいくつかのアドバイス STAGE6 大学医学部・医科大学の歴史 「学制」発布 国家百年の大計は人造りから 「帝国大学令」発布 国家須要の学術技芸を教授し、その蘊奥を攻究する 「大学令」制定 大学は帝国大学其の他官立のものの外、公立又は私立と為すことを得 教育基本法公布 平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して STAGE7 ポストコロナ時代に医療の仕事をめざす君たちへ 新型コロナウイルス対策で台湾の後塵を拝した日本 脆弱性な体制へと変質し医療後進国と化していた日本 人口減少時代を迎え大きく変わる医療ニーズ 今、医療界に求められる創造的な破壊とイノベーション 用語メモ 参考文献
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4.4グランドレベルは、パブリックとプライベートの交差点。そこが活性化すると、まちは面白く元気になる。欲しい「公共」は、マイパブリックの精神で自分でつくっちゃおう。あたらしい「まちづくり」のバイブル誕生。 ・パーソナル屋台でまちに出る ・街角にもっとベンチを! JAPAN BENCH PROJECT ・公園を再生するエッジリノベーション ・遊休地を私設公園に! パーカナイズ ……など、まちを元気にするアイデア満載。コペンハーゲン、ポートランド、台北など、「グランドレベル先進都市」の事例も多数紹介。1階づくりはまちづくり。「建築コミュニケーター」の、新感覚まちづくり奮戦記。
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4.0「発声」が制限される現代、からだに忍び寄る 「見えないトラブル」とそのリスクとは? コロナ禍で見過ごされがちな「声の老け」。 それは声にとどまらず、身体全体にも影響を 及ぼす重大な問題だった! マスクとディスタンスがもたらす、 「見えない不調」について専門家が、 予防法と対応策についてわかりやすく答える。 * * * なぜ、コロナ回避の対処法が、ジャブとして襲いかかってくるのでしょうか。 そして、コロナ回避の対処法に潜む、思わぬリスクとは何なのでしょうか。 コロナ回避の対処法を行うことで、わたしたちは前代未聞の「声を出さない」 日々を過ごしているということになります。どのような筋肉も使わないと衰 えます(略)本来、生命を守るはたらきをしている声筋が、数年後に「サイレ ントキラー」として負の注目をされないために、いまジャブによるリスクと、 回避する術を伝え、多くの面で予防が可能だという認識を広めなくてはなら ないのです。――(本書より) 目次 はじめに イントロダクション:声筋が衰えると生じる3つの大きなリスク これらのリスクは他人事ではない! 誤嚥性の肺炎・死亡が増えるリスクも 声のトラブルから職場で配置転換になることも 居場所を失って、心身が急激に弱るリスクも 第1章 コロナは声筋に何をした!? 軽く見てはいけないコロナのジャブ データに明らかな「発声障害」増 コミュニケーションの量と質、そして意欲も低下する コロナのジャブの影響が出やすい人は? コロナの後遺症などパンデミックの直接的な影響 第2章 生命を守る声を出そう! 声筋コンディションをチェックしてみよう 朝・昼・夜、どうやって声を出す? これだけは絶対NG! 覚書 性差に基づく声筋ケアのポイント 第3章 声筋はどう「生命と関わる」のか 声筋が人類を繁栄させ、QOLを変えてきた 第4章 プロもやっている声筋ケア法 声筋は絶対に裏切らない
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-「未来の日本社会はこういう風にして作られていくに違いない。地味で、具体的で、明るい内容」 ──帯文・養老孟司 「創造的過疎」で知られる徳島県神山町で、 まちにあった唯一の農業高校のカリキュラム改革を担った 女性と仲間たちの、6年間の冒険の記録。 いくら移住者が増えても、どれだけ企業を誘致しても、 子どもたちが通える学校が地元になければ、次世代は育たない。 地域の持続的な創生は、地元の教育環境の充実があってこそ。 神山の農業高校(徳島県立城西高校神山校)の挑戦から見えてくる、 地域と教育のこれから。 【目次】 1.「高校」からはじめる 2.地域と高校が育ち合う、4つの試み 教室での学びが社会と結びついていない 試み① 地域をフィールドに学ぶ〈神山創造学〉 試み② 種から景観をつくる〈どんぐりプロジェクト〉 試み③ 学校で培った技術を生かして働く〈孫の手プロジェクト〉 試み④ これからの食・農・環境を考える〈まめのくぼプロジェクト〉 経験のない取り組みを一緒にやってみる 3.試みを可能にする試み 「地域らしさ」の基盤の上で 状況づくり① 学校を超えて先生がつながる〈先生みんなでごはん〉 状況づくり② 学科を再編する 状況づくり③ 地域公社という歯車 コーディネーターという職能 4. 入り口と出口を変える このまちで過ごす3年間が将来にどうつながるか 暮らしをつくる〈あゆハウス〉 自分を開き、相手を受け容れる新入生合宿 自分の判断軸を育てていくインターンシップ 問いを変えてみる 5.試みから生えてきたもの 「まちづくり」でなく「まちが生えてくる」 パン職人とパン好き教員による公開授業、そして 師匠を訪ねてニューヨークへバーガー修行 惹かれる大人のもとで暮らしてみる 無理のない、力の合わせ方
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4.0「並外れた悩む力を持っている牧師だからこそ、 人の悩みを受け止められるのかも。 」 ──帯文・末井昭 ネットで誰もが石を投げあい、誰もが傷つけあう時代に、牧師の祈りはいのちとつながっている。 かつて精神を病み、閉鎖病棟での生活も経験した牧師。何度もキリストにつまずき、何度もキリストと繋がってきた牧師が営む街のちいさな教会は、社会の周辺で生きる困難な事情を抱えた人たちとの出遭いの場でもある。宿を求めて夜の街で男をラブホにさそう少女、大人たちから裏切られ続け人を信用できなくなった青年、完治が難しい疾病で苦しむ患者、「いまから死にます」と深夜に電話をかけてくる人……。本気で救いを必要とする人びとと対話を重ねてきた牧師が語る、人と神との出遭いなおしの物語。 「本書のなかで、わたしは自分が遭遇し、巻き込まれてしまったイエス・キリストの話を語っていくだろう。それはキリスト教についての神学的な叙述にはならない。なぜなら、わたしがこれから話すことは、そのほとんどすべてが、目の前に現れた他人たちとの出遭いについてだからである。わたしにとって神について語ることはすなわち、目の前の人と出遭い、そこで生じた共感や対立、相互理解の深まりや訣別、その喜びや怒り、悲しみなどの、生々しい出来事を語ることだからである。」(まえがきより) 【目次】 まえがき──自由意志なのか。奴隷意志なのか。 ■第1章 割り切れぬものを噛み締めて アイドルとキリスト ねえ、ラブホいかへん? 放っておいてくれませんか。あなたには分からない わたしは償ったのか? 伴走し続けることの難しさ、大切さ 聖書のなかの「かわいそうランキング」 赦しを語ることができない ■第2章 背負えることと背負えないこと 結婚式の祝辞 「独りで抱え込まないで」の背理 こちらも無傷では済まない 誰がその責任を負えるだろうか 仏教的文脈のキリスト教 自分を責めてしまうことからの回復 わたしは加害者であり、被害者である ■第3章 いのり、いのち 彼女にはまぶしすぎた 十二使徒たちの確執 後にいる者が先になり、先にいる者が後になる 謝罪から新たな関係の模索へ 悔いのない人生はおくれるか 誰もが石を投げる時代で キリスト教にはカルトになる要素があるのか? あなたは憐れみの目を向けてはならない あとがき
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3.0Life(活力、生命、生活、人生)の積み重ねによって風景が生まれている。それを再認識させてくれる本でした。 ──山崎亮(コミュニティ・デザイナー) 「この風景のなかに見えるほぼすべて、いつか誰かが手を使った仕事」──清流・鮎喰川が流れる山あいのまち・徳島県神山町。このまちに10年近く通う著者と移住・Uターンした女性たちによるインタビューで編まれた「神山の生活史」。神山で暮らす彼女たちは、自らの手で自然と人間の関係をしなやかに結び直していく。また、彼女たちの日常のささやかな言葉は、「地方創生」「まちづくり」という大きな言葉を解きほぐす力がある。「まちは一人ひとりの暮らしでつくられている」というシンプルな事実に気づいたとき、誰もが自分の人生と暮らしを慈しみたくなる。 “インタビューをした女性たちは、一人ひとりの人生のなりゆきで神山に辿り着いていて、移り住んだ理由は一通りではありません。でも、ここに引き寄せられた根っこの部分は、どこか通じ合うところがあるようにも感じていました。(…)彼女たちがそれぞれの言葉で語る神山に耳を傾けるうちに、また神山の人たちとのつきあいが増えるにつれて、自分自身のあり方や暮らしについても問い直されていきました。”(「はじめに」より) 【目次】 はじめに 第一章 川を背骨にしたまち 第二章 山と人の暮らしをつなぐ 第三章 関係性をかきまぜるアート 第四章 神山の人たちに受け入れられて 第五章 「食べる」を真ん中に暮らす 第六章 育てるではなく、育つ場をつくる 第七章 まちのコモンズとなる場所 おわりに──一人ひとりの人生がこのまちをつくっていく
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3.8どうしてこんな時代になったのか? 「丈夫な頭」を持つ9名の論者による平成30年大総括 平成の30年は、日本の国運が「隆盛」から「衰退」へと切り替わる転換期だった。 なぜ30年前に期待されていた「あのこと」は起こらずに、 起きなくてもよかった「このこと」ばかり現実になったのか? 平成という時代の終わりに向けて、この間に生まれた絶望の面と希望の面を、 政治・社会・宗教・自然科学など9つの観点から回想するアンソロジー。 【目次】 まえがき ――内田樹 戦後史五段階区分説 ――内田樹 紆余曲折の日韓平成史 ――平田オリザ シスターフッドと原初の怒り ――ブレイディみかこ ポスト・ヒストリーとしての平成時代 ――白井聡 「消費者」主権国家まで ――平川克美 個人から「群れ」へと進化した日本人 ――小田嶋隆 生命科学の未来は予測できたか? ――仲野徹 平成期の宗教問題 ――釈徹宗 小さな肯定 ――鷲田清一
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-まばゆい光を見つめながら、肩を並べて仕事した日々を、僕はきっと繰り返し清々しい気持ちで思い出すだろう。かつてここまで詩的なPMI(M&A後の統合プロセス)の記録があっただろうか。 ――青木耕平 株式会社クラシコム代表取締役社長(「北欧、暮らしの道具店」運営) 「健康的な消費のために」というコンセプトのもと、美しい洋服だけでなく販売方法も注目を集め続けているファッションブランドfoufou。着実に歩みを進めてきたfoufouだが、2023年夏、上場企業である株式会社クラシコム(「北欧、暮らしの道具店」を運営)のグループ会社となり、大きな転機を迎えた。 ファッションデザイナーとして、 そして経営者という新しい目線で、変わったことと変わらないこと、働くこと、ものづくり、美しさについて。率直な筆致でつづる、『すこやかな服』待望の続編。
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3.8魔法戦士に変身して戦う姿は少女に自信を与えるのか、 それともミニスカートにハイヒール姿の性役割を植えつけるのか? 少女文化コンテンツがもつ二面性への問いを発端とし、 ディズニープリンセス、おもちゃ、外遊び、ゲーム、魔法少女アニメ、文学、K-POPアイドルまで、 子どもたちが触れるコンテンツが内包するジレンマ、問題点を洗い出す。 【目次】 第1章 ディズニーは、どうやってプリンセスブランドを復活させたのか? 第2章 外は危険、ディズニーから離れないで 第3章 女の子は人形を、男の子はアクションフィギュアを本能的に求めるのか? 第4章 子どもには思う存分遊ばせよ! 第5章 ゲーム業界、どうしようもないと思っていたら間違いでした 第6章 魔法の国からやってきたサリーのパラドックス 第7章 魔法少女アニメが衰退した理由 第8章 セーラームーンはなぜ世界を救えなかったのか? 第9章 魔法少女アニメはおもちゃのカタログ? 第10章 すべての文学は少女から始まった 第11章 私らしくいられない世の中で「児童書」として生き残る 第12章 文学界、少女ヒーローの裏に隠された性差別の陰 第13章 アイドル「パスニ(追っかけ)」、「ファンフィクション(二次創作)」、「ホームマスター(ファンサイトの管理人)」、それぞれの推し活 第14章 白状します、女性アイドルを見るたびに申し訳なくなる理由を 第15章 少女は幻想を満たす存在ではなく、人間です!
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4.5最大10%還元 本のまとめ買いキャンペーン 子どもを産まないと決めたが、ある日「1人ぐらい産んでおいたら?」と姉に言われ不安が止まらなくなった著者は、 同じ選択をした17人の女性たちに会いに行くことにする。 ある人は家族について、ある人は仕事について、ある人は韓国という社会について、 彼女たちが語る「ママにはならない」理由に、一つとして同じものはなかった。 出生率が「1」を切る現代の韓国で、子どもを持たずに生きる女性たちの悩みと幸せ。 目次 プロローグ インタビューに参加した人たち 第1章「子なしで生きる」と100%確信して決めたのか?――自分の心と、「母性」について考えたこと 誰もがママになりたいと思うものなのか? 産むか産まないか、そう簡単には決められない 妊娠や出産は人生をドラマチックにするための演出じゃない 妊娠中絶について 子どもが嫌いだから産まないのですか? ママになることへの恐れ ある日「マンマ・ミーア! 」を観ていて 親にならないと大人になれないって? 子なし人生のゆとり お金と時間はこう使う わが子の代わりに世界中の子どもに手を差し伸べる 第2章 出産するのは私なのに、なぜ非出産はすべての人が納得しなければならないのか?――配偶者、両親、友人たちとの関係について 配偶者とはどうやって合意しましたか? 子どもがいないという理由で別れるなら 結婚は四方からの攻撃だ! 義両親からの圧力 結婚は四方からの攻撃だ! 実家の両親の期待 避妊はどうしてますか? もし、男性が子どもを産めたなら… オー、わが甥っ子! 猫を飼う嫁として生きること 子どもがいてもいなくても いつだって友達でいられたら 両親のせいなのかと聞かないでください あらゆる無礼とおせっかいのオンパレード 「じゃあ、なんで結婚したの?」という質問に答える方法 第3章 韓国でママになることは何を意味するのか――子なし女性の就職とキャリア、そして社会構造について 子なし夫婦の家事分担 「子どもを育てるために必要な金額」を計算してみたら… 非出産がキャリアに及ぼす影響 子なし女性と産休・育休 子なし女性の求職が大変な理由 地方で子なしで暮らすこと バラエティ番組で育児を学ばないように ノーキッズゾーンに行かない理由 子なし夫婦のための政策は必要か? 韓国で子どもを産みたい日はくるか? エピローグ 訳者あとがき
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3.8ネイルサロンで、暑い夏の坂の途中で、深夜の電話口から、人々は不意に怪異を語りだす。奇譚に埋め込まれ、漂っている記憶とは。“時間”・“場所”・“ひと”を重ね合わせる「透視図法」により、そこに眠る深層/心象/真相を掘り起こす。女流作家が綴る、異色のオカルト・ルポ。
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4.0数々の名言を遺したマルクス、その真意はどこにあったのか? 資本主義の限界が見えてきた今、結論から読むマルクス入門。 「哲学者たちは世界を様々に解釈してきただけだが、大切なのはそれを変えることである」(フォイエルバッハ・テーゼ) 「労働日の短縮が根本条件である」(資本論) 「人間というものはいつも自らが解決できる課題しか立てない」(経済学批判) 「人間の解剖はサルの解剖のための鍵である」(経済学批判要綱) マルクスの著作からは数々の名言が生まれている。だが、はたしてその真意は正しく読み取られているか? マルクスの意図はどこにあったのか? 膨大なマルクスの文章の中から、彼の思想的核心を示す言葉20節を切り取り、その意味するところを深掘りして解説するテキスト。資本主義の限界が見えてきた待ったなしの状況で、マルクスの言葉の力を体感できる、結論から読む最速のマルクス入門。 "複雑で難解とされるマルクスの思想に対して、それは要するに何なのか、一言で言ってマルクスは何を言おうとしていたのか? こうした端的な問いに、まさにマルクス自身の一言によって明快に答えようとするのが本書の試みということになる。/マルクスに成り代わって、マルクス自身が言い放しにして詳しく説明しないでいる彼の結論的テーゼの意図を大きく敷衍しながら説明する。読者は短い一文が持つ理論内容の大きな広がりに、きっと驚かれるだろうと思う。(「まえがき」より)" 目次 まえがき 1●ブルジョア社会では過去が現在を支配し、共産主義社会では現在が過去を支配する。『共産党宣言』 2●資本主義的生産様式が支配する社会の富は、一つの「巨大な商品の集まり」として現れ、個々の商品はその要素形式として現れる。我々の探求はだから、商品の分析と共に始まる。『資本論』 3●人間が宗教の中で彼自身の頭の作り物に支配されるように、資本主義的生産の中では彼自身の手の作り物に支配される。『資本論』 4●資本主義的生産は、一つの自然史的な必然性を持って、それ自身の否定を生み出す。それは否定の否定である。これは私的所有を再建しはしないが、恐らくしかし、資本主義時代の成果の基礎の上に個人的所有を再建する。『資本論』 5●生産物を彼自身のものとして認識すること、その実現の諸条件からの分離を無法で強制されたものとして判断すること──は、とてつもない意識であり、それ自身資本に基づいた生産様式の生産物であり、しかしそれだからこそその滅亡への弔鐘である。『経済学批判要綱』 6●人間というものはいつも自らが解決できる課題しか立てない。というのも、正確に考察されるならばいつでも、課題そのものがその解決の物質的諸条件が既に手許にあるか少なくともそれの生成の過程が進行中であるところにだけ発生していることが常に見い出されるからである。『経済学批判』 7●批判の武器はもちろん武器の批判にとって代えることはできず、物質的な力は物質的な力によって倒されなければならない。しかし理論もまた、それが大衆をつかむや否や、物質的な力となる。『ヘーゲル法哲学批判序説』 8●私的所有の思想を止揚するためには、考えられた共産主義で全くこと足りる。現実的な私的所有を止揚するためには、現実的な共産主義的行動が必要である。『経済学・哲学草稿』 9●哲学者たちは世界を様々に解釈してきただけだが、大切なのはそれを変えることである。『フォイエルバッハ・テーゼ』 10●人間の本質は社会的諸関係の総体である。『フォイエルバッハ・テーゼ』 11●環境と教育の変化に関する唯物論的教説は、環境が人間によって変えられること、教育者自身が教育されなければいけないことを忘れている。『フォイエルバッハ・テーゼ』 12●古い唯物論の立場はブルジョア社会である。新しい唯物論の立場は人間的社会あるいは社会的な人間性である。『フォイエルバッハ・テーゼ』 13●人間的自己疎外としての私的所有の積極的止揚としての共産主義、それゆえ人間による人間のための人間的本質の現実的獲得としての共産主義、それだから完全な、意識された、そしてこれまでの発展の全成果の内部で生まれて来た、一つの社会的な、すなわち人間的人間としての自分自身への人間の帰還としての共産主義。『経済学・哲学草稿』 14●食べ、飲み、そして産む等々もなるほどまた真正な人間的機能である。しかし、それらを他の人間的活動の範囲から切り離してそれだけを究極にして唯一の最終目的としてしまうような抽象化においては、これらの人間的機能は動物的である。『経済学・哲学草稿』 15●人間の解剖はサルの解剖のための鍵である。『経済学批判要綱』 16●困難はギリシアの芸術や叙事詩がある種の社会的発展形式に結び付いているのを理解することの内にあるのではない。困難はそれが我々に今なお芸術的享受を与え、そしてある確かな点で規範及び到達できない手本として通用することである。『経済学批判要綱』 17●人間は美の法則に従っても形作る。『経済学・哲学草稿』 18●共産主義社会の中では画家という者はいなくて、せいぜい何かの時に絵も描く人間がいるだけである。『ドイツ・イデオロギー』 19●労働日の短縮が根本条件である。『資本論』 20●現実において、そして実践的唯物論者たちすなわち共産主義者たちにとって問題なのは、現存の世界を変革すること、現前の事物を実践的に攻撃し、変えることである。『ドイツ・イデオロギー』 付論●物件化としての商品化 あとがき
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2.3生きるべきひと/死んでいいひと、もう選別は始まっている…… 安楽死と尊厳死、そして優生思想をめぐって緊迫していく現況に警鐘を鳴らす 2020年7月、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の女性患者に薬物を投与したとして、 ふたりの医師が嘱託殺人の容疑で逮捕された。 同じ年、コロナ禍で医療が逼迫するなか、 人工呼吸器をどの患者に優先して使うべきかの議論が紛糾。 医療がひとの生命を縮めうるという事実に、私たちは直面せざるを得なくなった。 研究者として当事者として支援者として、 死生学や生命倫理に長らく携わってきた著者たちが緊急セミナーで結集。 安楽死・尊厳死、そして優生思想をめぐり、先走っていく世論に警鐘を鳴らす。 【目次より】 まえがき――安藤泰至 第1 部 ALS 嘱託殺人と人工呼吸器トリアージ ◆「尊厳死」「安楽死」の危うさ――安藤泰至 ◆ALS 患者の「死ぬ権利」?――川口有美子 ◆医療が死を早めてよいのか?――島薗進 第2 部 「安楽死」「尊厳死」言説といのちの学び ◆殺される/殺すのはだれか?――安藤泰至 ◆<間>の生を聴く/<間>の生を語る――大谷いづみ ◆いのちの選別をめぐって何が起きていたのか?――島薗進 ◆ディスカッション 第3 部 「死」へと追い詰められる当事者たち ◆生命倫理問題における「当事者」の再考――いのちを守るとはどういうことか――安藤泰至 ◆家族に「殺させる社会」を生きる――「大きな絵」のなかで「小さな物語」に耳を澄ませる―児玉真美 ◆医療資源について語るとき、考えなければならないこと――島薗進 ◆ディスカッション あとがき――島薗進
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-ロシアによるウクライナ侵攻や、パレスチナ自治区ガザ地区でのハマスとイスラエルの戦闘など世界で戦火は絶えない。壮絶な敗戦を経験した日本は、その反省から平和国家の道を歩んだ。まがりなりにも80年近く平和が続いているが、私を含め日本のどれほどの人々が、ウクライナやガザの地獄を自分自身に重ねることができるだろうか。そして戦争する日本を想像できるだろうか。本書は、日本が再び戦争をしないため多角的に戦争とはなにかを理解してもらえる構成にしている。戦争を知らない世代の道しるべとなり、世界に誇れる平和国家実現の一助となると確信している。(はじめにより)
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4.5バカ(認知バイアス)とバカ(政治的無知)の「バカの二乗」によってこんな世界ができあがった。私もあなたもみんなバカなら、いったいどうすればいいのか? ──橘玲 怒りは必要だが、それだけでは誤る。本書はいま、「理性」のありかを問う。 ──千葉雅也 分断・ヘイト・陰謀論が絶えないのはなぜか? 進化心理学、認知科学から導かれる、道徳感情をめぐる考察。 トランプ当選をいまだに信じるひとに、Qアノン信者。世界を操るのはディープステートで、コロナワクチンにはマイクロチップが……。なぜかくもフェイクニュースや陰謀論が後を絶たないのか? それは私たちが「バカ」だから! 人間の脳内には「直観システム」と「推論システム」という異なる認知システムがある。この認知科学の「二重過程理論」をもとに、今世界で起きている政治的な分断と対立と混乱の図式を描き出す。我々が囚われている「バカの連鎖」から抜け出すにはどうしたらよいのか? 最新の進化心理学、認知科学の知見に基づいてその脱出口を探る長編評論。新しい人間像を構築せよ! 本書のタイトルは「みんな政治でバカになる」である。「バカなんて許せない!」とイラッとした人も多いかもしれない。しかし、ちょっと待って欲しい。本は読まれなければ、意味がない。人間は「理性」よりもまず「感情」が反応することがわかっている。「バカ」という乱暴な物言いで、あなたの「道徳感情」に訴えかけて、本書を手に取ってもらったわけである。(……)私たちは人間本性上バカな言動をとってしまう。くわえて、ほとんどの人が政治について無知=バカである。いわば、「人間本性による」バカ(認知バイアス)と「環境による」バカ(政治的無知)とがかけ合わさった「バカの二乗」である。これがフェイクニュースや陰謀論が後を絶たない理由である。(「はじめに」より) 第1章・大衆は直観や感情で反応する 第2章・幸福をあたえる管理監視社会 第3章・よき市民の討議はすでに腐敗している 第4章・ポピュリズムは道徳感情を動員する 第5章・もはや勉強しない亜インテリ 第6章・部族から自由になるために
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3.7私たち2世の声を聞いてください! 虐待、金銭的搾取、家庭崩壊、性暴力、PTSD…。過酷な境遇を生きのびた当事者たちの証言と、識者たちの考察で、2世問題の解決に挑む。 安倍晋三銃撃事件で浮上した「宗教2世問題」。当事者たちの苦しみをどう伝え、どう救済するか? さまざまな2世当事者たちの証言、学術、ジャーナリズム、精神医療などの専門家による論考、海外の研究状況紹介、日本の創作物における宗教2世の描かれ方の総覧などから、2世問題の深層にせまり支援のあり方について考える一冊。「宗教2世問題」を一時の消費で終わらせないために。 〈宗教2世とは何か。本書では「宗教2世問題」を親が特定の宗教を信奉しており、その宗教儀式や宗教活動の影響によって、子どもの養育、発育、発達、成長に著しい障害が発生する問題と定義したい。(…)「宗教2世」は必ずしも「カルト」として非難される宗教団体の2世ばかりではない。一般的にカルト宗教と見なされない新宗教や、場合によっては伝統宗教の内部でも、「2世問題」は存在する。〉(「はじめに」より) 【目次】 ■1章 当事者たちのさまざまな声 被害者をもう出さないために反セクト法を 小川さゆり スクールカウンセラーとして、いまは2世たちの苦しみに寄りそいたい マリコ マインドコントロールは残っていて、いまでも人が怖い もふもふうさぎ 「正統派」と呼ばれるところでも、カルト化することは普通にある あやめ 家族を大事にするための組織が、家族を犠牲にしている サキ 教義や信仰心を利用した性暴力にも焦点があたってほしい 朱莉 宗教2世とマルチ商法2世の類似する苦悩 ライオ 安住の地で暗部を見ても、外の世界の生き方がわからなかった 大沢 信仰優先で家族が崩壊するのは、オウムも他のカルトも同じ 中山尚 たまたま人を殺さなかった、とある宗教2世の話 紫藤春香 ■2章 宗教2世・海外での最新研究状況 横道誠 ──宗教的虐待、毒宗教、健全な宗教団体、宗教的トラウマ症候群、宗教的児童マルトリートメント ■3章 識者たちによる宗教2世論 宗教2世問題の歴史的宗教文化的展望 島薗進 宗教2世とカウンセラーの責任 信田さよ子 宗教・社会・家族のダイナミズム 釈徹宗 普遍的問題としての宗教2世問題 中田考 目の前で苦しむ他者に耳を傾ける 沼田和也 社会全体で2世の生きづらさを軽減する努力を 江川紹子 ■4章 精神医療/カルト問題報道の観点から 信仰の自由はR20にしたほうが良い? 斎藤環×横道誠 宗教2世問題をコンテンツ消費で終わらせないために 鈴木エイトインタビュー ■5章 宗教2世はいかに描かれてきたか 横道誠 ──関連する日本の創作物について思うこと ■6章 改めて宗教2世問題を展望する 横道誠
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4.3なぜ他のものは捨てられても、 天皇制だけは捨てられないのか? 悠久の謎の根幹に挑む。 天皇とは何か。天皇制は何のために存在しているのか。天皇の家系は、どうして他の家系と比べて特別に高貴なのか。 こうしたことを誰にも納得できるように説明することは、とてもむずかしい。だがいかにむずかしいとしても、天皇制こそが、日本人である「われわれ」は何者なのか、を理解する上での鍵なのだ。 天皇制の過去、現在を論じることを通じて、日本人とは何か、日本社会の特徴はどこにあるのかを探究する刺激的対談。社会学者と憲法学者が、誰もが答えられない天皇制の謎に挑戦する。 天皇制を理解することは、日本社会の中のひとつの政治制度や特殊な文化様式を理解すること(に尽きるもの)ではない。天皇制を見ることは、結局、日本人と日本社会の歴史的な全体を見ることに直結している。──大澤真幸 天皇制は、天皇・皇族にとっても、日本社会にとっても犠牲が大きく、他方で、それが果たしている法的役割も国民の関心も低い。この制度が存在すること自体が最大の不思議だと言わざるを得ない。──木村草太 【目次】 第1章 現代における天皇制の諸問題──象徴、人権、正統性 第2章 歴史としての天皇制──上世、中世、近世まで 第3章 近代の天皇制──明治維新から敗戦まで 第4章 戦後の天皇制──憲法、戦後処理、民主主義
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3.7革新的(イノベーティブ)な成功を収めるイタリア経済をデザイン戦略から読み解く。 「好き」「美しい」「美味しい」といった感覚を可視化し、モノに意味を与え、 作り込み、世界に売り込むその手法とは。 [推薦] 「好き」「美しい」「美味しい」を可視化する。 モノに意味を与える。作り込むだけでなく、 意味を世界に売り込む。 デジタル過剰時代における「狭く深い」 商売の競争優位を解き明かす。 楠木建(経営学者/一橋大学教授) 狭く深く攻めるためのアイディアとは。 カギは「意味のイノベーション」と「アルティジャナーレ」。 これまでの高級車、ファッション、食に限らず、生活用品(文具、バッグ、セラミック)、 それから教育に至るまで、世界を魅了し続けるイタリア製品のデザイン思想。 そこにメイド・イン・ジャパンが覚醒するためのヒントが潜んでいる。 日本の「職人」とイタリアの「アルティジャナーレ」はどこが違うのか。 イタリア製品はどこに「価値」を生み出しているのか。 イタリア企業は経営において戦略的デザインをどのように描いているのか。 本書では、イタリアのデザイン経営学者ロベルト・ベルガンティ教授の紹介者でもあり、 盟友である、ヨーロッパで長くコンサルタントをおこない、 30年にわたりイタリアに住んでいる著者が、イタリアの文化的文脈・背景をベースに 彼らのチャレンジについて深掘りすることで、これからの商品開発・経営・人材教育に欠かせない 「意味のイノベーション」を日本の読者に向けて紹介する。 【意味のイノベーションとは】 ロウソクが「灯りをとるため」のものから「心を和ますため」のものになり、 写真が「ものごとを記録するため」から「アイデンティティを確立する手段」 (たとえば、SNSにおけるセルフィー)に変わってきている。 このような「意味の文脈の変化による新しい価値の創出」を ベルガンティ氏は「意味のイノベーション」と呼んでいる。
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3.5全米+韓国で24万部突破! 知られざるメトロポリタン美術館の深奥に眠る秘密とは。ある男と美術館を巡る、静謐で感動的な物語。 ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、ガーディアン、AP通信、激賞! ニューヨーク公共図書館、ナショナル・パブリック・ラジオ、フィナンシャル・タイムズ紙、オーディブル、 サンデー・タイムズ紙(ロンドン)の年間最優秀書籍にセレクト! 秋田麻早子氏[『絵を見る技術』著者]、推薦! 「大好きな芸術作品と素直に向き合い、ただただ驚き、 惹きつけられることの喜びを思い出させてくれました。」 最愛の兄が26歳で亡くなったとき、彼が望んだのは「立ち去ること」だけだった。 彼はその通りに行動し、仕事を辞め、思いつく限りで最も美しい場所に避難する ことにした。その場所は――ニューヨークのメトロポリタン美術館だった。 本書では著者が美術館の警備員として、同僚たちと共に最も偉大な美術作品たちを 静かに警備していたときのことを振り返り、知られざるメトロポリタン美術館の最 も深奥に眠る秘密について明らかにする。 はじめに 1:正面階段 2:窓 3:ピエタ 4:数百万年 5:異国の地 6:生身の人間 7:クロイスターズ美術館 8:番人 9:クーロス 10:ベテラン 11:未完 12:日々の仕事 13:持ち帰れるだけ 謝辞 参考文献 本文内に登場した芸術作品リスト
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4.0DIY=平和な工作活動⁉ からだを動かしながら考えよう。 革命の最前線は<日常>にあり。 里山に移住した哲学者・アナキストによる 実践的ゆるゆる「生活の哲学」入門講座。 「さて、どうしようか。 お金はあっても生きていけるが、なくても生きていける。 どこへ行っても、その人が必要とされ、その人の能力が 発揮されるであろう場所は、ある」 福岡のとある里山地域に移住した著者は、どのように 「生活」を哲学=行為していったのだろうか。 拠点づくり/食料の確保/活動資金の得方/料理/日常のずらし方/ お金の秘密/子育てと教育etc… 日常に根差した哲学を実践的、かつ等身大のことばで語る、革命日誌。 【目次】 はじめに 第1章:家探し――まず、拠点をつくる 第2章:農作業――食料を確保する 第3章:仕事――活動資金を得る 第4章:料理――活きる力を養う 第5章:旅行――ぶっ飛んで日常をずらす技法 第6章:カネとリャク――この世の仕組みを考える 第7章:音楽――music unites everything? 第8章:映画――日常を脱構成せよ 第9章:本――言葉で戦え 第10章:子育てと教育――革命を「育成」するということ 第11章:革命――自分の居場所を作るということ 第12章:家探し、再び――ずれて、拠点を作り、またずれる あとがき
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5.0少年ミシェルはJ.D.サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』のホールデン・コールフィールド、 あるいは忘れがたいレジャン・デュシャルムの『曖昧なる鼻』のミルミル加わって、 私たちの小説の記憶の中に長く留まるだろうことを断言する ―J.M.G ル・クレジオ 舞台は1970年代終わり頃のコンゴの大都市ポワント=ノワ ール。主人公はアルチュール・ ランボーの『地獄の季節』を愛読し、ブラッサンスを愛聴する少年ミシェル、12歳。ガールフレンドは愛くるしい同級生のカロリヌ。父親はフランス人所有のホテルで働き、白人客が残した本を家に持ち帰ってくる。母親はもう一人子供をほしがっていて、「お腹を開く鍵」はミシェルがもっていると呪術師が告げる。飛行機が頭上を横切り、ミシェルと年上の友人ルネスは着陸する国を夢見ている。自国はマルクス• レーニン主義一党独裁体制。ラジオからはテヘランアメリカ大使館人質事件、イラン皇帝シャーの死などのニュースが流れる。少年ミシェルの周りにおこる数々の波瀾、ユーモラスな出来事、不思議な経験を作家アラン・ マバンクは淡々と暖かい眼差しで描いていく。幼年・青春の思い出を下敷きにした感動の自伝小説。フランス語圏ブラック・アフリカを代表する作家の代表作待望の翻訳。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 考え続ける力を養う対話レッスンで「またやりたい!」の声がきこえる―― 英国発! 準備ゼロでも楽しめる哲学対話のプレイブック 考える・伝える・聞く能力を育むとして、近年注目を集めている〈哲学の授業〉。 哲学のすばらしい点は、まったく知識がなくても誰でも議論に入れること。 大人がアシストすることで、子どもたちは哲学することを自然と楽しめるようになる。 子どもとの哲学で大切なのは、子どもたちが問いを立て、 自分たちで考え、安心して失敗できる場をつくること。 5 ~ 13歳の生徒たちと哲学対話を行ってきた著者が、 すぐに使える30の対話プランを紹介。 短い物語のあとに続く一連の問いをたどり、 活発な議論と奥深い思考の世界へ子どもたちを導いていく。 家庭や地域、他教科の授業でも使える一書。 【目次より】 第1部 理論編――子どもと哲学するために 子どもに問うこと/教室での哲学探究/先生のワザ/ヒントとコツ 第2部 実践編――じっさいにやってみよう 椅子 / アリの生きる意味 / 同じ川に2回入ることってできる? / 無人島ゲーム / なくしものをしてみよう! / ギュゲスの指輪 / 王子さまとブタ / テセウスの船 / コッチとアッチ / 幸せな囚人 / 黄金の指 / アリとキリギリス / カエルとサソリ/ 人生の本 / ピラミッドの影 / 魔法の杖 / ぶっちゃうビリー / 何もないということについて考える / 6人の賢者たち / 別の惑星のあなた / シービーのお話 / 友だち / トニー・テスト / 泥棒 / アンドロイド / ウソ / 再生 / 人間になれた? / 永遠の端っこへ / どこにいるの? / 公平の井戸 巻末資料 ト ラブルシューティング / 用語集 など
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4.0<倭姫宮創建100年、記念刊行> 各地を巡る長旅を経て、聖地〈伊勢〉を発見し、今も生きる「祭」の基礎を築いた女性がいた――。 知られざる皇女の物語をひもとき、伊勢神宮の神秘を明かす。 皇祖神・天照大神を祀り、年間800万人が参拝に訪れる伊勢神宮。2千年以上の歴史がある神宮に、2023年11月、創建100年を迎える新しいお宮がある。そこに祀られている、倭姫命(第11代垂仁天皇皇女)の生涯は、まさに神宮創建の「はじまりの物語」だった。 神宮が伊勢の地に建てられるまでのヤマトヒメの旅をたどり、その足跡=「元伊勢」(神宮以前にアマテラスが祀られてきた場所)を訪れ、苦難と成長の物語をひもとく。 <坂東眞理子氏(昭和女子大学総長)推薦!> 著者たちは、古代史のおぼろな闇の中から倭姫命という女性リーダーを再発見した。倭姫命は天照大神を祀る伊勢の地にたどり着くまで、元伊勢の各宮跡で武力でなく、心と衣食と文明で倭を伝え創ったのである。
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4.0理性を公共的に使用せよ――これは多数者と少数者双方への挑戦である ──森本あんり 時代を覆う「正義」と「権利」のインフレ、その核心を突く本書に刮目すべし! ──マライ・メントライン 「表現の自由は大切だが、あまりに攻撃的な表現は許容すべきでない」「少数派や女性に対してより配慮すべきだが、多数派や男性のことが無視されるのもおかしい」 ……意見が対立するさまざまな問題について、多くの人はどちらの「正義」にも同意や共感を示し揺れている。 こうした正義にまつわるモヤモヤに対し、どの意見が正しいのか、社会の規範はどうあるべきなのか、その「答え」を提示する政治哲学的論考。 キャンセル・カルチャー、マイクロアグレッション、トーン・ポリシング、弱者男性論など重要な概念・議論を題材に、感情に流されない「公共的理性」による問題解決を試みる画期的なテキスト。 「晶文社スクラップブック」の連載に、書きおろしを含め大幅加筆・全面改稿した大ボリュームの一冊 “世の中で起きている問題に向き合うときに、良さや正しさなど、規範に関する思考や感情を避けることはできない。/本書は「規範」を堂々と取り扱う。現状目立っている、「正義」の問題をあげつらったりイヤだと拒否したりすることで済ませるのではなく、認めるべきところは認め肯定すべきところは肯定しながら、それに代わる別の「正義」を提示していく。/わたしの目的は、すこしでも物事を正しくして社会を良くすることだ。読者の方々にも、本書を通じて「規範」について考えをめぐらし、自分でも「正義」をきちんと主張できるようになっていただければ幸いである。(「まえがき」より)” 【目次】 まえがき 第一部 社会的批判と自由の問題 第一章 キャンセル・カルチャーの問題はどこにある? 第二章 「思想と討論の自由」が守られなければならない理由 第二部 マイノリティとレトリックの問題 第三章 特権理論と公共的理性 第四章 トーン・ポリシングと「からかいの政治」 第五章 マイクロアグレッションと「被害者意識の文化」 第三部 男性学と弱者男性の問題 第六章 男性にも「ことば」が必要だ 第七章 弱者男性のための正義論 終章 これからの「公共性」のために
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4.0日記文学の到達点! 私たちが過ごした“緊急事態の日常"を真空パック ――緊急事態宣言におののきながら、マスクに悩み、赤子をあやし、犬と遊び、朝顔を育て、断酒を続け、本を読み、原稿を書く……「徹底的な凡人」を自任するフリーライターが綴るコロナ禍下の日々。平日17時毎日更新で人気を博した連載エッセイ「モヤモヤの日々」(晶文社スクラップブック)全251回分を完全収録。 「自分にとっては切実だけど人から見たら割とどうでもいい事。そんな物事が渦巻く人間の頭の中味がそのまま書かれてありました。実は偉大な思想家の頭の中も九割はこんなことで占められているのではないかと思いました」(町田康さん) 「日々のささいなことに"いのち"を吹き込んでいく実践。コロナ禍で鈍った感性が活性化する、そんな言葉の数々。想像力も生き生きと、そして、もぞもぞと蠢き始めます。花、ダンゴムシ、犬、赤子、父親、福生――」(小川公代さん) 目次 序 2020年12月 2021年1月 2021年2月 2021年3月 2021年4月 2021年5月 2021年6月 2021年7月 2021年8月 2021年9月 2021年10月 2021年11月 2021年12月 主な引用・参考作品
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-“アンパンマンの父”やなせたかしの、知られざる「食」の記憶を、初代おむすびまん役としても知られるRoseLove(柳志乃)が語り手となり綴る一冊です。 日常の食卓にあった家庭料理から、ハイカラな洋食、土佐の郷土料理まで――「美味しかったよ」のひとことに込められた温もりを、写真とエピソード、レシピで届けます。 \◎巻頭・巻末に計16ページのカラー口絵を収録!/ 巻頭料理監修:木村伸子 【目次】 第1章 先生との出会い いずみたくミュージカルジュニアーズへ 歌や踊りが好きな女の子 やなせ先生との初対面 おむすびまん誕生前夜 二人の天才の出会い 手のひらを太陽に おむすびまん誕生 キャラクターをたくさんつくる人になったわけ 「食べ物」をキャラクターにする理由 松島トモ子さんとのお話 子役の大先輩とやなせ先生とお仕事 二人の先生から教えられたこと 「子供」だって同じ「人」 こころの栄養が、ひとを喜ばせる ちらし寿司に込めた歓迎の気持ち やなせスタジオにお世話になるまで なぜ、Roseママがやなせ先生の食事を 第2章 先生は意外とハイカラ お気に入りは電飾いっぱいのベスト ひかえめな暢さんが喜んだ アンパンマンミュージアムではアロハシャツ 電化製品好きで自宅にaibo 食べるものも「ハイカラ」好み ふだんの食卓 ホットプレートでハンバーグ 突然のおでん鍋 〝あの春巻き〟は変わってる? 先生の食卓から学んだこと 第3章 土佐の味と記憶 贈り物とふるさとの風 先生が反応した「ゆず酢」 湯豆腐のたれ 高知への郷愁と「恩返し」 「ミッシェル・カマ」の由来 「ごめん駅」と「ありがとう駅」 故郷を活気づけるアメ 頼まれてはいないけれど 手紙に添えられた指示 第4章 長寿を願う日々の工夫 朝もバランスの良い食事 やなせ先生は朝からきちんと召し上る方でした 丸正のぶりは、今日もごちそう 口癖は「ぼくは長生きしたいんだ」 「死」の記憶 愛する人の死 ひもじさが許せない 「怪傑アンパンマン」に込められた魂 逆転しない正義 「バイキンマン」が担う役割 善と悪はわかりにくい 第5章 節目の記憶、歌とアニメと料理と アニメ化とレコーディングの舞台裏 やなせ先生直筆!お稽古バッグ事件 手紙に添えられたひとこと 新しい挑戦 「愛」と「Love」 笑いという「栄養」 アンパンマンに救われる 心配性という優しさ 先生こそが「アンパンマン」 人生は寂しくてショウガナイ アンパンマンとやなせ先生 第6章 優しい食卓(思い出のレシピ集) ●ヨーグルトカレー ●ドライカレー ●ビーフストロガノフ ●てこね寿司 ●ほうれん草の豚巻き ●春巻き ●きのこスパゲッティ ●セロリのからししょうゆ和え ●すばす ●白和え ●きんぴられんこんと牛肉 ●白菜の甘酢漬け ●サワー漬け(和風タイプ) ●菊とささみの和えもの ●レンジでとりとこんにゃくの煮物 ●とりとごぼうの煮物 ●ぶりとれんこん ●ぶりの照り焼き ●大根と肉の煮物 ●おいなりさんのあぶらあげ ●カレーうどん ●ビビンバ ●あわび ●フーヨーハイ ●ハンバーグ(ホットプレート使用) ●豚バラと舞茸の炒め ●栗ごごはん ●まつたけ土瓶蒸し ●たけのこごはん ●だし汁 ●なすの煮物 ●オクラとじゅんさいのおすまし ●グリンピース(じゃこ)ごはん ●なすのみそ煮 ●さつまいもごはん ●さつまいも きんとき風 ●かぼちゃのそぼろのせ ●かつおなまり節 ●おでんの汁 ●ぶり大根 ●豚肉と大根の煮物 ●ねぎま ●とりのカレー炒め ●オクラと納豆和え ●カジキの梅煮 ●イカとしその葉パスタ ●なす蒸し ●あじの刺身 ●とりのみそマヨネーズ ●えびと野菜のエスニックサラダ ●りんごジャム
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4.5※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 空とは? 六波羅蜜とは? 解脱とは? さとりとは? 異色の仏典「維摩経【ゆいまぎょう】」の世界をマンガにしました! スーパー在家者「維摩さま」と文殊菩薩の対話から知る、 生きづらさに効くブッダのおしえ 般若経、法華経と並ぶ仏教の代表的な経典のひとつ、維摩経。 スーパー在家者「維摩さま」と文殊菩薩との対話から、 仏教のおしえの根幹が見えてくる。 「生きづらさを抱えて生きていくにはどうしたらいいんだろう?」 心の悩みをいだく人たちに向けて、 維摩経の物語世界をマンガ化。 釈徹宗先生の解説付き。 ======内容より========= 苦しいときは、 ドローンをとばすように 上から自分をながめる はかない自分 そのままを受けいれると 悩まなくなる ボンノーの泥の中を 生きぬくことで さとりの芽を出せる 関係性の中で変化するもの それが「空」 目次 はじめに 第一章 おだやかに生きられるには 第二章 維摩さま登場 第三章 お見舞い誰が行く? 第四章 もしかして誰も行ってくれないの? 第五章 病気のお見舞い 第六章 座るところ 第七章 そのままをうけいれる 第八章 さとりって何? 第九章 グレーが基本 第十章 香りのよい国 第十一章 食べ物のゆくえ 第十二章 正体 第十三章 供養すること 第十四章 人に託す 実践される空 『維摩さまに聞いてみた』解説 釈徹宗 おわりに
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 数学が楽しいなんて、信じられる? ストローの穴を数えたり、最強の暗号をつくったり…… 受験大国・韓国発! 「ワクワク」が数学力を目覚めさせる 「なんで数学を勉強しなきゃいけないの?」 数学大好きなキム・ミニョン教授は、だんだん難しくなっていく数学を前に 不安そうな2人の生徒に出会う。 英語は好きだけど数学は苦手なアイン、計算は得意だけど楽しくないジュアン。 数学に自信をなくしたまま大人になった編集者ボラムも含めた4人は、 ちょっとユニークなクラブをつくり、キム教授から特別レッスンを受ける。 メビウスの帯を切ってみたり、座標で遊んだり、誰にも見破れない暗号をつくったり…… それからフェルマーの定理もピタゴラスの法則も。 「難しく感じるところは読み飛ばしてもOK!」 もっと知りたくなるテーマが、数学の五感を目覚めさせていく。 ◆目次より◆ 【1回目の授業】 見た目がちがっても友達になれるよ――位相幾何学とオイラー標数 【2回目の授業】 数の気持ちが読めたなら――ピタゴラスの定理と靴ひも公式 【3回目の授業】 まだ私のこと数字だって思ってる?――ピタゴラス数とフェルマーの最終定理 【4回目の授業】 挑戦! 最強の暗号づくり――公開鍵暗号と剰余演算 【5回目の授業】 解いてみよう! 暗号解読大作戦――フェルマーの小定理、オイラーの定理、剰余演算2
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3.0つながりすぎた社会で〈二人であることの孤独〉を取り戻す 若きアーティストによるSNS時代の恋愛・制作・人生論 「本書が捉えようとするのは、すべてがつなげられた社会から脱出して二人の時間を過ごし、その後で、労働や学校、家族といったつながりへと帰っていくことを可能にする世界制作の方法である。つまり二人のあいだで接続と断絶を様々に組み替えて、自分たちの手でストーリーを作る方法の模索である。そうした行き来を可能にするのがラブレターなのだ」(本書より)――新時代のアーティストが提案する、SNS以降を生きるための〈新しい孤独のプラクティス〉。 人を愛する、とは詩で、 詩を詩のままにするのが、 ラブレターなのかなって思う。 ――最果タヒ 【目次】 はじめに 序章 二人であることの孤独 第一部 ラブレターの歴史 第一章 代筆されたラブレター 恋文横丁における代筆文化 自動手記人形の主語 共に作る喜び 第二章 「私」の場所 寺山修司のラブレター 日本語の問題 詩的な病い/病的な詩 第三章 「あなた」の場所 光年性のラブレター 行為=場所としてのポスト インターネットのなかのラブレター 第二部 恋人たちの共同体 第四章 ラブとは何か 恋愛の起源 ロマン主義的恋愛 ロマンティック・ラブ・イデオロギー 第五章 『魔法使いの弟子』 バタイユの恋愛論 運命というメビウス 恋人たちの共同体 第六章 誤変換的リアリズム 二人であることの病い 見えるものと、見えないもの 誤変換の恋人 あとがき 作品からラブレターへ(コンテンツではない)
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4.4「訂正可能性の哲学」がケアの哲学だったことを、本書を読んで知った。 ケアとは、あらゆる関係のたえざる訂正のことなのだ。 ──東浩紀 人と出会い直し、つながりを結び直すために。 「大切にしているもの」をめぐる哲学論考。 「僕たちは、ケア抜きには生きていけなくなった種である」 多様性の時代となり、大切にしているものが一人ひとりズレる社会で、善意を空転させることもなく、人を傷つけることもなく、生きていくにはどうしたらいいのか? 人と出会い直し、歩み直し、関係を結び直すための、利他とは何か、ケアの本質とは何かについての哲学的考察。 進化生物学、ウィトゲンシュタインの「言語ゲーム」、スラヴォイ・ジジェクの哲学、宇沢弘文の社会的費用論、さらには遠藤周作、深沢七郎、サン=テグジュペリ、村上春樹などの文学作品をもとに考察する、書きおろしケア論。『楢山節考』はセルフケアの物語だった! 「大切なものはどこにあるのか? と問えば、その人の心の中あるいは記憶の中という、外部の人間からはアクセスできない「箱」の中に入っている、というのが僕らの常識的描像と言えるでしょう。/ですが、これは本当なのでしょうか?/むしろ、僕らが素朴に抱いている「心という描像」あるいは「心のイメージ」のほうが間違っているという可能性は?/この本では哲学者ウィトゲンシュタインが提示した議論、比喩、アナロジーを援用してその方向性を語っていきます。」(まえがきより) 【目次】 まえがき──独りよがりな善意の空回りという問題 第1章 多様性の時代におけるケアの必然性 第2章 利他とケア 第3章 不合理であるからこそ信じる 第4章 心は隠されている? 第5章 大切なものは「箱の中」には入っていない 第6章 言語ゲームと「だったことになる」という形式 第7章 利他とは、相手を変えようとするのではなく、自分が変わること 第8章 有機体と、傷という運命 終章 新しい劇の始まりを待つ、祈る あとがき
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3.8いつだって条件はそろわないし 予想通りにいかない、 それでも診療は進んでいく―――― 精神科医として約10年、つねに頭をフル稼働させて格闘する日々を送る著者。 「予期せぬこと、焦ること、絶体絶命のピンチになること」であふれている現場で、著者は隠しきれない生身の自分を抱えながら試行錯誤する。 「切り捨ててしまったかもしれない部分をもう一度検討し直せる “倫理的なサイコパス” に私はなりたい――」 H氏賞受賞の詩人としても活躍する医師による、ユーモラスで大まじめな臨床エッセイ。 「ある程度までは、“医療”っぽくやることが可能だ。例えば薬を出したり、検査をしたりすれば、それらが私と患者さんを仲介してくれるし、“医者” 役をやっていれば済むことも少なくない。しかし、どうしてもある場面では役ではなく “個” として患者さんに接さないといけない。応答を求められたときに思わず反応するのは、医者としての役割ではなく “個” だからだ」(本文より) 頭木弘樹さん、推薦! 「待合室の3時間待ちが、この本のおかげで一瞬だった。冒頭からひきこまれ、気がつけば尾久ワールド! 医者と患者のあいだには深くて暗い溝があるが、そこに笑いの土のうを投げ込んでくれている」 【目次より】 ◆第1章 倫理的なサイコパス 倫理的なサイコパス / 犠牲者の臨床 / ヨコヤとの戦い / ドロップアウト / 傷つき傷つけながら生きるのさ / 病気を診ずして病人を診よ / 守護霊論 / 七瀬ふたたび / いいひと。 / 思春期とSNSと私 ◆第2章 破れ身の臨床 破れ身 / ほとんどが無名 / 歯が命 / 多重関係 / 二刀流幻視 / 兄役 / 先生のツイートみてます / ルーティン / 美容外科医に学ぶ / 「ありのままの姿」役 ◆第3章 知らんがな、社会問題 社会問題って何 / メンタルかかりつけ医をつくる / MBTI / 「場」がなくなる / 身体に合わせる / 強制医療の悩み / 精神科医の書く一般書について / 道中不適応 / サプライズ / サイレントマジョリティー / 高いいね血症
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3.71巻2,750円 (税込)汝、正義を追求すべし――「アメリカの宝」と呼ばれた連邦最高裁裁判官の仕事と人生。 アメリカ連邦最高裁史上2人目の女性裁判官であり、2020年9月18日に87歳で亡くなるまでその任を務めたルース・ベイダー・ギンズバーグ。平等の実現に向けて闘う姿勢やユーモアのある発言で国中の尊敬と支持を集め、ポップ・カルチャーのアイコンとまでなった“RBG"の生涯と業績をたどる。 1970年代に弁護士として関わった性差別をめぐる3つの裁判の記録と、連邦最高裁裁判官として4つの判決で書いた法廷意見や反対意見を自身のセレクトで収載。また、長いキャリアと家族生活について語った最晩年の対談と3つの講演を収めた。RBG最後の著作。 目次 はじめに――本書を読む前に(大林啓吾) 序文 謝辞 イントロダクション 第1章 ヘルマ・ヒル・ケイ記念講演 ヘルマ・ヒル・ケイの思い出に (コラム01 ギンズバーグとアメリカ社会) 対談 (コラム02 ギンズバーグとハーバード) 第2章 弁護士時代 モーリッツ対内国歳入庁長官事件 控訴趣意書 (コラム03 ギンズバーグと弁護士活動) フロンティエロ対リチャードソン判決 口頭弁論 ワインバーガー対ワイゼンフェルド判決 口頭弁論 (コラム04 ギンズバーグと教育活動・団体活動) 第3章 連邦最高裁裁判官として ルース・ベイダー・ギンズバーグの連邦最高裁裁判官への指名について 合衆国対バージニア州事件(1996年) 法廷で読み上げられた声明 法廷意見 (コラム05 ギンズバーグと平等) レッドベター対グッドイヤー・タイヤ&ラバー会社判決(2007年) 法廷で読み上げられた声明 反対意見 (コラム06 ギンズバーグと少数意見) シェルビー郡対ホルダー判決(2013年) 法廷で読み上げられた声明 反対意見 (コラム07 ギンズバーグとリベラル) バーウェル対ホビーロビー・ストア判決(2014年) 法廷で読み上げられた声明 反対意見 (コラム08 ギンズバーグと信教の自由・文化戦争) 第4章 近年の講演 ルイス・D・ブランダイスから学んだこと ジェネシス基金による生涯功績賞授賞式での講演 帰化式典における講演 (コラム09 ギンズバーグと家族) あとがき 年表 ルース・ベイダー・ギンズバーグの生涯 日本語版刊行に際して(水田宗子)
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3.8※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【プライムビデオ、Huluなどで市川実日子主演で実写ドラマ配信中!】 アレクサンドロス大王、クレオパトラ、マルコ・ポーロ、ベートーヴェン……。 歴史上の人物が食べた料理を現代人向けに再現しました! 〈歴メシ〉ブームに火をつけた再現料理レシピ本を全面改訂し、新4章を追加した決定版(12時代 60品のレシピを収録 ) 【目次】 はじめに 1. ギルガメシュの計らい(古代メソポタミア) 2. ソクラテスの腹ごしらえ(古代ギリシア) 3. アレクサンドロス大王のもてなし(古代マケドニア)★ 4. クレオパトラの歓待(古代エジプト)★ 5. カエサルの祝宴(古代ローマ) 6.マルコ・ポーロの帰還(中世・各国)★ 7. リチャード3 世の愉しみ(中世イングランド) 8. レオナルド・ダ・ヴィンチの厨房(ルネサンス期イタリア) 9.マリーアントワネットの日常(フランス・ブルボン朝) 10. ユーゴーのごちそう(フランス・ナポレオン時代) 11. ベートーヴェンの晩餐(神聖ローマ帝国&オーストリア帝国)★ 12. ビスマルクの遺言(プロイセン王国&ドイツ帝国) (★は、決定版で新たに追加した章) おわりに 参考文献 レア食材&調達リスト 実写ドラマ配信中! 『À Table!~歴史のレシピを作ってたべる~』 (全12話/各話30分) 出演:市川実日子、中島歩 配信サイト:Amazonプライムビデオ/Hulu/U-NEXT/FODプレミアム/Rakuten TV/ビデオマーケット
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4.3狂うのが、愛。憎むのが、恋。 哲学は「恋愛」を語ることから始まった。 クズへの愛はなぜ成立するのか? なぜ私は愛されたいのか? 永遠の愛はどこまで続くのか? ――すべて哲学が答えます。 現代に流れる「ロマンティック・ラブ」の幻想を解体する驚愕の哲学入門!!! 紹介するのは、プラトン、デカルト、ヘーゲル、キルケゴール、 サルトル、ボーヴォワール、レヴィナスの七人。 彼らはそれぞれが違った仕方で人間と世界の関係を捉え、 その人間観の中で恋愛(哲学)を論じている。恋愛とは何かを 考えることは、そもそも人間とは何かを問い直すことを要求する。 本書ではそれらを全体として再構成することで<恋愛>を広い 視野の元で捉え直していく。 【目次】 ・はじめに ・第1章:なぜ誰かを愛するのか?――プラトン ・第2章:なぜ恋愛に執着するのか?――デカルト ・第3章:なぜ恋人に愛されたいのか?――ヘーゲル ・第4章:永遠の愛とは何か?――キルケゴール ・第5章:なぜ恋愛は挫折するのか?――サルトル ・第6章:女性にとって恋愛とは何か?――ボーヴォワール ・第7章:なぜ恋人と分かり合えないのか?――レヴィナス ・おわりに
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3.7※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は2018年6月3日に「レンタルなんもしない人」というサービスがスタートした時から、2019年1月31日「スッキリ」(日本テレビ)出演まで、半年間におこった出来事をほぼ時系列で(だいたい)紹介するノンフィクション・エッセイです。本当になんもしてないのに次々に起こるちょっと不思議でこころ温まるエピソードの数々。
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3.4※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【こちらも(実は)ドラマの原作です】 なんもしなかった日々が――TVドラマ化 主演は増田貴久さん! 2020年4月より、 テレビ東京ほかにて放送。 今回も引き続きなんもしてません。 首里城炎上、においをかいでほしい、亡くなったお祖父ちゃんの生家を一緒に探してほしい、 「となりのトトロ」を歌うので聞いて欲しい、作ったご飯を食べてほしい、 人に話せない自慢を聞いてほしい、惚気話を聞いてほしい、ダブルベッドに一緒に 横になってほしい、降りられない駅に行ってほしい、アンドロイドの練習に付き合ってほしい、 仏像になりたいので見守ってほしい、ヘルプマークを付けて外出するのに同行してほしい、 呪いの人形と一晩過ごしてほしい……etc 2019年2月から2020年1月のドラマ化決定までの約1年間に起こった出来事を 時系列で紹介。 様々な悩みや欲望とゼロ地点で交錯する日々を記す、現代の報告書。
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4.5※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 Twitterフォロワー数40万超!!! BBC、ロイター、ワシントンポストなど海外メディアでも話題沸騰! 2022年度版の珠玉の「報告」をお届け。 コロナ禍を経て、再び注目を集める「レンタルなんもしない人」の なんもしなかった依頼話を総まとめ。 ちょっと斜めに、やっぱり不思議で、なんだかほっこり、ところが切ない、 本当にあった日々の出来事を独自の感性で切り取った、少し奇妙な現代史。 【2022年度のなんもしなかった話】 1月:レンタルなんもしない人ってまだ生きてるの? 2月:今日依頼ないの? 3月:旦那さんのちんちん触らなかった 4月:私は全然楽しくないです 5月:父も喜ぶだろうと思いました 6月:キャンペーン実施中 7月:どうぞ。無職の一万円 8月:敷居は低くあってほしい 9月:東京こえ~ 10月:これでうちの子存在してますよね 11月:一緒に歩いてほしい 12月:ねえレンタルさんきいて! わたしがんになったの!
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4.0ロックとはなんだったのか? 進化心理学、認知科学、神経科学、人類学、霊長類学、自然主義哲学、二重過程理論、処刑理論、生物学的市場仮説、お婆ちゃん仮説 etc. ――最新のサイエンスと歴史知識を駆使してロック文化を多角的に考察する。情熱的に語られがちなロックを、冷静に、理性的に、縁側で渋茶をすするお爺さんのように語る、前代未聞のポップカルチャーの哲学。好評連載「ロックの正体」(晶文社スクラップブック)を完全書籍化。 目次 1 おもむろに、老人がロックを語り始める 2 森のゴリラのダンスパーティ 3 なぜ歌うのか? なぜ踊るのか? なぜ戦うのか? 4 奴隷と自己家畜化のロックンロール 5 協力と競走の協奏曲 6 ロックンロールがロックに変化して実存主義と出会う 7 良かれと思ってHighway to Hell 8 メインストリートの文学者 9 ドラッグ・フロイト・ロックンロール 10 熱く語れ!……その結果 11 暗い時代の小春日和 12 メイド・イン・ジャパン 13 発表します。資本主義の正体について 14 ミスマッチにより青年は荒野を目指す 15 文明化と道徳化のロックンロール 最終楽章 CODA ロックの正体 Bonus track あるいは参考文献という名のブックガイド
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4.4新しい杉並区長の言葉から、「未来」や「希望」が聞こえてくる! ──中島京子 移民として、女性として、活動家としての困難や葛藤の実体験が生んだ、地べたの民主主義がここにある。 ──斎藤幸平 ヨーロッパのNGOで働き、マイノリティとして疎外を感じつつも、新しい「下からの民主主義」を追求してきた著者による、体験的エッセイ。気候正義をはじめとするヨーロッパ政治運動の貴重な報告として、ロストジェネレーションのリアルな声を伝えるレポートとして、そしてフェミニズムを生きる告白として綴る、同時多発テロからコロナ危機まで世界激動の20年を生きた女性の記録。NOではなくYESで世界を変える! ヨーロッパと、そして世界とつながる「希望のポリティクス」の息吹がここにある。 「この本は、ロストジェネレーションに生まれた日本人女性である私が、日本人とオランダ人の国際結婚に葛藤しながら、ヨーロッパの移民として、学歴もお金もないところから働いて、子育てして、「自分のことは自分で決める」を貫いて生きてみた記録だ。いま、世界に同時多発的に起きている「下からの民主主義」を後押しするものになればと思う。」 【目次】 ■I部 日本からの移民イン・ヨーロッパ 第1章──2003年 アムステルダム 日本人、ヨーロッパの政策NGOで働く 第2章──2001年 アムステルダム 外国人として、移民として、女性として生きる 第3章──1997年 東京 グローバルな対抗運動の芽生え ■II部 ロストジェネレーションの連帯 第4章──1998年 東京 ロスジェネ世代と呼ばれて 第5章─2018年 ブリュッセル 私の環境運動は気候変動から始まった 第6章──2007年 アムステルダム 水の正義とエネルギーの民主化 ■III部 フェミニズムを生きる 第7章──1994年 東京 それは夫婦別姓から始まった 第8章──2019年 ブリュッセル 結婚と家族と言語の事情 第9章──2020年 ブリュッセル 作ること、食べること、生きること 第10章──2020年 東京 私たちはケアし、ケアされている 終章──2020年 ブリュッセル 同時多発的な市民運動の時代に エピローグ──2022年7月2日 東京
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3.5機能不全家族、貧困、精神疾患、自殺未遂など、 いくつもの困難を生き抜いてきた彼女が、 フェミニズムにたどり着くまで。 殴る父と耐える母、ハラスメントの横行、エロ情報の氾濫、あからさまな賃金格差、性犯罪におびえなければならない日常……。かつて1ミリも疑ったことがなかった「男女平等」は、すべてまちがいだったのか? もう黙ることはしない。体当たりでつかんだフェミニズムの物語。 小林エリコさんは団塊ジュニア世代。団塊世代の私たちが育てた子どもだ。女の子からここまで自尊心を奪い、男の子がここまで自己チューにふるまう社会を私たちは再生産してしまったのか。でも、これは高い授業料を払ったけれど、「もう黙らない」ことを学んだ女性の闘いの記録。 ──上野千鶴子 俺たち男こそ耳を傾けるべきだ。ジェンダー格差と自己責任論が作り出した、この地獄に加担しないためにも。 ──清田隆之 「私は世の中が男女平等だと1ミリも疑っていなかった。しかし、それは全て間違いであり、それに気がつくのに私はとても時間がかかった。男女が平等でないと教えてくれたのはフェミニズムだった。フェミニズムを知った時の衝撃を例えるなら雷に打たれたような感覚とでも言えばいいだろうか。男女は平等でないというパラダイムシフトは私の中の壁を瓦解させた」(「はじめに」より) 【目次】 はじめに 第一部 1 父は王様、母は従順な家来 2 脂肪よりも筋肉が欲しい 3 母のようにはならない 4 この国の男たちは狂っているのかもしれない 5 平坦な地獄が待っているだけ 6 彼らはなにもしてくれない 7 男より弱いものになるということ 8 この理不尽な怒りをどうしたらいい 9 ノラのように 10 エロとパチスロのハイブリッドな漫画雑誌 11 母の幸せは私の幸せじゃない 12 自宅とデイケアを往復する日々 第二部 13 寂しいから一緒にいるだけ 14 最低で最悪のカップル 15 世界で一番情けない生き物 16 あなたは生活保護がいいと思う 17 ただ一人で暮らしているだけなのに 18 そこにはフェミニズムがあった エピローグ
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-メディアに〈ケア〉が宿るとき 情報の氾濫と人々の分断によって混迷の度を深める現代社会。ケアを中心に据えたメディア=〈ケアメディア〉の活動が新たな希望となる。新聞、テレビからSNSまで、今後のコミュニケーションのあるべき姿を、歴史・理論・実践の三側面から提示する。報道関係者、教育・福祉関係者、学生だけでなく、メディアコミュニケーションに関わるすべての人にとって指針となる一冊。 ケアメディア=ケアを中心に据えたメディアのあり方を指す新しい概念。社会的弱者を包摂し、人々をケアによってつなぎ直すことで、誰もが生きやすい社会の実現に貢献する。 「本書は「ケアメディア」という新たな概念を提唱する。これはケアを中心に据えたメディアのあり方を指す私の造語である。このケアメディアを概念化し、それに続く実践化への道筋を示すことが本書の課題である。それを通じて、ケアとメディアの結びつきがもつ豊かな可能性を明らかにしたい。ケアメディアの概念と実践をリンクさせ、その両輪を社会に位置づけることで、誰もが生きやすい社会の実現に貢献できるのではないかと考えている」(本書より) 【目次】 はじめに 序章 選挙の年が示す新しいメディアリテラシーの世界 第1章 わたしたちには愛も科学も必要だ──テイヤール・ド・シャルダンと宮沢賢治 第2章 ケアメディアとはなにか──精神疾患と事件の報道をめぐって 第3章 メディアとケアの接点、その源流──明六社と万朝報 第4章 精神疾患の伝わり方・伝え方──統合失調症の表記をめぐって 第5章 ケア概念の日韓比較──キリスト教的価値観と両者の相違 第6章 情報弱者をつくらない──新しいメディアリテラシー教育のために 第7章 ケアメディアの未来へ──障害者権利条約と「インクルーシブ」への対応 おわりに 参考文献・論文および資料 装画:春日井さゆり ブックデザイン:小川 純(オガワデザイン) 著者:引地達也(ひきち・たつや) 1971年仙台市生まれ。フェリス女学院大学准教授/みんなの大学校学長。上智大学大学院博士後期課程修了。博士(新聞学)。文部科学省障害者生涯学習支援アドバイザー、一般社団法人みんなの大学校代表理事、ケアメディアラボ共同代表。 著書に『ケアメディア論──孤立化した時代を「つなぐ」志向』(ラグーナ出版、2020年)、編著に『それでも一緒に歩いていく──牧之原やまばと学園50年の歩み』(ラグーナ出版、2021年)、『障がいのある人びとの学びをどのようにデザインするか』(海老田大五朗編、学文社、2025年)など。 毎日新聞記者、共同通信記者を経てコミュニケーションに関するコンサルタントとして、大手金融機関などでコミュニケーション向上のプロジェクトを行なう。東日本大震災発生直後から社会活動中心の仕事に転換し、福祉事業所向けの教材開発や障がい者を対象とした就労移行支援事業所や就労継続支援B型事業所を運営。2020年に誰でもどこでもオンラインで「学び」ができる「みんなの大学校」を開校した。全国で障がい者の就労支援や学びの支援、重度障がい者支援等、対応事例は多岐にわたる。
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3.8人気の日記エッセイ作家が明かす、みんなに読まれる日記の秘密。これからの日記作家を目指す人に捧ぐメタ日記エッセイ。 「文学フリマ」が毎回入場者数を更新し、日記本がブームになり、自分でも日記を書きたい・noteで公開したい・ZINEにまとめたい……という人が増えているなか、日記エッセイストの第一人者が、日記を書く際の独自の経験知と秘密を大公開。その実践例としての日記もあわせて収録。日記を読みたい人にも、書きたい人にも、いますぐ役立つアイデアと実例が満載の、これからの日記作家に捧ぐメタ日記エッセイ。 「これから私は日記について書きます。これまであちこちに書いたり、お話ししたりしてきた、日記について私なりに思うことを、ほんの少しですが、ここにまとめます。/日記は人それぞれに方法があって、方針があって、ロマンがあるものです。ここに書いたことは、すべて、単なる私の考えでありやり方ですから、どうかその点ご了承ください。てんで勝手に書けるのが、日記のよさのひとつです。」(本文より) 【目次】 1 私は私に私が日記をつけていることを秘密にしている おばけは怖いけど、私はこれから、日記について書きます/文ではなく、日記を書こうと決めた/かけがえなさというのは、思いがけなさのなかにあるんじゃないか/前日の景色を観察するためのメモ/日記は、書くだけ、あとは何もいらない/日記と秘密/毎日の日記、よりぬく日記、編集する日記/日記で世界を作る/生きた昨日を、ただ思い出す 2 私が愛するあなたの凡庸のすべて 私が愛するあなたの凡庸のすべて/互いにとっての静けさとなれ/明日が誕生日でないのが信じられない/あずかり知らぬ無限/見るべきは屋根/コツは地上に出ないこと/元気な体の私の隠喩/押すと実現するボタン/人間の味方/欲しいものは無い、有るものが欲しい 3 じゃがりこを買う人だけが私にとってかわいい、なんだこの感情は 餅をみちぎる威力を応用し/まだ出す力を持っている/なんだかいつも、これ以上着るものがないし脱ぐものもない気持ちだ/服の似合わなさの絶望をすくう/50メートルって「走」じゃないか/世界が変わる、ここが地点だ/うどんにおなり/地金は売らずにまた会おう/遠くの楽しさはいつもすこし悲しい/てっきりそれが終わりの合図だと/時間の種類の豊富さを味わう/じゃがりこを買う人だけが私にとってかわいい、なんだこの感情は 点と点が線でつながっただけで脱出──あとがきにかえて
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3.7※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 私たちの食生活の土台を担っている米、大豆、麦、魚。そんなシンプルな素材を“発酵”させると、素晴らしい生命の味覚世界が広がります。大豆からは味噌、醤油…。米からは麹、甘酒、米糠、みりん…。麦からはパンを作りだすことができます。 簡単に市販品を購入できる現代ですが、食の豊かさとは、お金で買えるものではなく、自分で作れる、そして本物の味を知っている、ということではないでしょうか? 「秘伝 発酵食づくり」の刊行から10年。より生活に密着した、実用的な発酵食づくりをここに披露いたします。
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4.5■その治療、患者の利益になっていますか? この本は、レベルの低い医療批判本ではなく、 腫瘍内科医によるこれからのがん医療の未来へ向けての提言だ ――日本医科大学武蔵小杉病院・勝俣範之氏推薦 昨今無数に登場しては話題を集める「がんの新薬」は一般社会から高い期待を受けている。しかし、その効果はしばし誇大に説明され、現実を大きく超えた期待を呼び起こしてしまう―― 人びとのがん治療のとらえ方が歪めさせ〈悪いがん治療〉に導いてしまう要因とは何か? 現役の腫瘍内科医が、医薬品開発・医薬品行政の根本的な問題を明らかにし、医学で言われる「エビデンス重視」に警鐘を鳴らしながら、患者にとっての真の利益とは何かを考える。
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-議論も説得も助言もしない。 ただ聞き、ただ話す── 安全な対話が、人生をやわらげる。 メンタルケアの新しいかたち。 ただ繰り返し対話する、それだけで高い効果をもたらすとして精神医療やメンタルケアの世界で注目される〈オープンダイアローグ〉。この手法、病気や困りごとを抱えた当事者だけで安全に行えることをご存じですか? 本書は、全員素人かつ病気/障害持ちの物書き4人がオンラインで行った対話をもとに作成した、オープンダイアローグを自分たちではじめるためのガイドブックです。これまで話せなかったことを話せる場の力、問題を解決しなくても救いが訪れる驚き──こころのケアの新しい可能性をひらくオープンダイアローグの世界へようこそ。実施にあたり精神科医・斎藤環氏と交わしたQ&A、オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパンによるガイドライン(抜粋)も収録。 「あまりにも濃い「当事者」たちによる、濃密で感動的な対話。4人のポリフォニーに何度も驚かされる。あなた方に支持されることは、どんなエビデンスよりも私を勇気づける。オープンダイアローグを続けていこう」──斎藤環(精神科医) 装画:武者小路晶子、ブックデザイン:髙井愛 【目次】 はじめに やってみる!? 斎藤環さんに聞いてみた オープンダイアローグQ&A 第1章 紹介 「胡散臭く」なかったオープンダイアローグ(鈴木大介) 第2章 実践 オープンダイアローグ1 日々の困りごと 「嫌なことがあると、ずっとそのことを考えてしまう」(石田月美) 第3章 実践 オープンダイアローグ2 人生の困りごと 「兄のケアを負わせた母への捻れた思い」(樋󠄀口直美) 第4章 総論 オープンダイアローグを終えて 危険な会話から安全な対話へ(頭木弘樹) おわりに 一致しなくてもわかり合える 付録 『オープンダイアローグ対話実践のガイドライン 第1版』(オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパン/ODNJP)抜粋 石田月美(いしだ・つきみ) 1983年生まれ、東京育ち。物書き。高校を中退して家出少女として暮らし、高卒認定資格を得て大学に入学するも、中退。2020年、自身の婚活経験とhow toを綴った『ウツ婚!!──死にたい私が生き延びるための婚活』(晶文社)で文筆デビュー。本書は23年に漫画化(講談社)。様々な精神疾患を抱えたまま、婚活し結婚、不妊治療を経て2児の母。エッセイを中心に寄稿記事多数。2024年、『まだ、うまく眠れない』(文藝春秋)を刊行。2025年、鈴木大介との共著『好きで一緒になったから』(晶文社)を刊行。 頭木弘樹(かしらぎ・ひろき) 文学紹介者。20歳で難病(潰瘍性大腸炎)になり、13年間の闘病生活を送る。カフカの言葉が救いとなった経験から『絶望名人カフカの人生論』(新潮文庫)を編訳。以後さまざまなジャンルの本を執筆している。著書に『食べること出すこと』(医学書院)、『自分疲れ』(創元社)、『口の立つやつが勝つってことでいいのか』(青土社)など。NHK「ラジオ深夜便」の『絶望名言』のコーナーに出演中。 鈴木大介(すずき・だいすけ) 文筆業・ルポライター。1973年千葉県生まれ。子どもや女性、若者の貧困問題をテーマにした取材活動をし『最貧困女子』(幻冬舎)などを代表作とするルポライターだったが、2015年に脳梗塞を発症して高次脳機能障害当事者に。その後は当事者としての自身を取材した闘病記『脳が壊れた』(新潮新書)や夫婦での障害受容を描いた『されど愛しきお妻様』(講談社)などを出版。2020年、援助職向けに書き下ろした『「脳コワ」さん支援ガイド』(医学書院・シリーズケアをひらく)にて日本医学ジャーナリスト協会賞大賞受賞。近刊に『貧困と脳──働かないのではなく働けない』(幻冬舎新書)など。 樋󠄀口直美(ひぐち・なおみ) 文筆家・レビー小体病当事者。1962年生まれ。50歳でレビー小体型認知症と診断され、多様な脳機能障害、幻覚、自律神経症状などがあるが思考力は保たれている。著書に『誤作動する脳』(医学書院)、『私の脳で起こったこと』(ちくま文庫/ブックマン社)、『「できる」と「できない」の間の人』(晶文社)。共著に『レビー小体型認知症とは何か』(ちくま新書)、『私の身体はままならない』(河出書房新社)ほか。