私は私に私が日記をつけていることを秘密にしている

私は私に私が日記をつけていることを秘密にしている

小説・文芸
1,870円 (税込)

9pt

人気の日記エッセイ作家が明かす、みんなに読まれる日記の秘密。これからの日記作家を目指す人に捧ぐメタ日記エッセイ。

「文学フリマ」が毎回入場者数を更新し、日記本がブームになり、自分でも日記を書きたい・noteで公開したい・ZINEにまとめたい……という人が増えているなか、日記エッセイストの第一人者が、日記を書く際の独自の経験知と秘密を大公開。その実践例としての日記もあわせて収録。日記を読みたい人にも、書きたい人にも、いますぐ役立つアイデアと実例が満載の、これからの日記作家に捧ぐメタ日記エッセイ。

「これから私は日記について書きます。これまであちこちに書いたり、お話ししたりしてきた、日記について私なりに思うことを、ほんの少しですが、ここにまとめます。/日記は人それぞれに方法があって、方針があって、ロマンがあるものです。ここに書いたことは、すべて、単なる私の考えでありやり方ですから、どうかその点ご了承ください。てんで勝手に書けるのが、日記のよさのひとつです。」(本文より)

【目次】
1 私は私に私が日記をつけていることを秘密にしている
おばけは怖いけど、私はこれから、日記について書きます/文ではなく、日記を書こうと決めた/かけがえなさというのは、思いがけなさのなかにあるんじゃないか/前日の景色を観察するためのメモ/日記は、書くだけ、あとは何もいらない/日記と秘密/毎日の日記、よりぬく日記、編集する日記/日記で世界を作る/生きた昨日を、ただ思い出す

2 私が愛するあなたの凡庸のすべて
私が愛するあなたの凡庸のすべて/互いにとっての静けさとなれ/明日が誕生日でないのが信じられない/あずかり知らぬ無限/見るべきは屋根/コツは地上に出ないこと/元気な体の私の隠喩/押すと実現するボタン/人間の味方/欲しいものは無い、有るものが欲しい

3 じゃがりこを買う人だけが私にとってかわいい、なんだこの感情は
餅をみちぎる威力を応用し/まだ出す力を持っている/なんだかいつも、これ以上着るものがないし脱ぐものもない気持ちだ/服の似合わなさの絶望をすくう/50メートルって「走」じゃないか/世界が変わる、ここが地点だ/うどんにおなり/地金は売らずにまた会おう/遠くの楽しさはいつもすこし悲しい/てっきりそれが終わりの合図だと/時間の種類の豊富さを味わう/じゃがりこを買う人だけが私にとってかわいい、なんだこの感情は

点と点が線でつながっただけで脱出──あとがきにかえて

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / エッセイ
  • 出版社
    :
    晶文社
  • タイトル
    :
    私は私に私が日記をつけていることを秘密にしている
  • タイトルID
    :
    2043507
  • ページ数
    :
    280ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年10月24日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

私は私に私が日記をつけていることを秘密にしている のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白かった!!
    すっかり古賀さんのファンになってしまいました。生活がきらきらしてるように見えたし、少しずつ大事に読みました。

    0
    2026年09月22日

    Posted by ブクログ

    とても読みやすくするする文章が読めた。エッセイなのかなと思って読みはじめたけどたしかにエッセイではあるけどこれは「日記」だ。お子さまのこととか仕事のこととか考えたこととかとにかく日常がそこに並んでる。日々のなにげないきらめきが愛おしく尊いなあ。なにげないからこそ尊いのかもしれない。だれもがみんななんとなく知ってたり体験したことのある情景がそこにあるから。
    わたしは一時期日記を書いてたことがあるんですけど一回やめてしまったらそこから全然書けなくなってしまってそのままになってる。これを読んだら日記をまた書きたくなりました。覚えてられれと思ったけど全然ほとんど忘れてるからやはりメモは大事。日記はただ書くだけ。自分にもできるんじゃないかという気がして勇気づけられました。

    0
    2026年09月01日

    Posted by ブクログ

    古賀さんが日記に記す娘さんと息子さんを読んでいると、なんて愛おしい素敵な子たちなんだろうと、勝手に愛でたくなる。
    こんなふうに自分の好きな人たちのことを書けたら、そして読者にその愛らしさを感じてもらえるような文章が書けたら、最高だなと思う。

    古賀さんが、「日記を書く時は、感情ではなく、出来事を書くことをルールにしている」と書かれていた。実際、「大好き!」という気持ちを言葉として明記はしていないのに、子どもたちを愛おしいと思っていることは伝わってくる。
    私もこんな日記が書けるようになりたい。

    0
    2026年03月17日

    Posted by ブクログ

    私も娘さんみたいにこれは1人何個って割り振るタイプ。ずっと食い意地張ってるみたいでどうなんだろ〜って思ってたけど、古賀さんはそう書かないところが好き。

    0
    2026年01月03日

    Posted by ブクログ

    独特なリズムの文。なんだろう…考え方や、目線を変えれば、日常に面白みがころがり過ぎててびっくりだ‼️って私もこんな風に生活を面白がっていけそうな気持ちになれる気がするような…とてもいい読後感。この家族の日常が好きすぎる。もちろん作者にだって色々あるだろう。でも、どこにスポットを当てるかだなって、優しい気持ちになれます。作者が一日の終わりにぐっすり眠れるのは作者自身の世界への興味の持ち方の方向にある気がする。素晴らしい。はっきり言えばもうファンになってしまいました。

    0
    2025年12月21日

    Posted by ブクログ

    私には悲しいほど文才がない。古賀及子さんの文章に触れるたび「くっ…」と悔しさが込み上げる。
    言葉ってこんなにも自由なんだ、と見せつけられるようで、勝手にダメージを受けている。
    古賀さんの日記は、笑顔の素敵な人と向き合っているみたいだ。
    花が咲いたような笑顔で周りを明るくし、まっすぐ素直で、気がつくとこちらもその光の中に立っている。
    その場所から、なんてことはない自分の毎日を見つめると、不思議と少し輝いて見えるのだ。

    0
    2025年11月18日

    Posted by ブクログ

    もう少し日記に関する書き方等の説明が多いと思っていたが、それは最初の数ページのみで、あとは実際の日記の例が積み重なる展開であった。
    ただ、それぞれの日記を読んでいくと、日常にふと感じる小さなあるあるや、言葉にできない感覚が明確に言語化されており、気持ちがよかった。また、こんな表現があるのか!と気づくことも多い。
    これは、最初の説明にもあるように、日々思ったことや感じたことをその場でメモし、それを日記に落とし込むことが習慣化されているからだと思う。習慣化されているからこそ、あらゆる語彙を用いた表現も可能なのだと思う。
    そして、日記を書くにあたっての秘訣は本作にもあるように、日記として書こうと思って書かないこと。そうしてしまうと現実に起こったことや感じたことがあまりにも創作化され、現実から乖離してしまう。あくまでメモしておいたことを基に創作を意識せずに書いていくことが秘訣ということだった。

    0
    2026年05月08日

    Posted by ブクログ

     タイトルからも分かるように、言葉の使い方の感性が魅力的で、日常生活の日記なのに楽しい出来事が次々と起こっているように読むことができました。
     息子さんと娘さんも良い味を出していて、筆者との関係のあたたかさがほっこり良い感じです。

     出てくるラジオ番組やお店などを知っているとより楽しめると思います。
     ヒトの日記って、なかなか面白いですね♡

     タイトルにある「秘密にしている」理由は、冒頭に書かれているので、読んで気持ちを分かってあげてください♡

    0
    2026年03月22日

    Posted by ブクログ

    著者のエッセイは間違いなく面白い。
    日常を淡々と描いているけど、ときどき深い考察、分析があってそこがポイント高し。
    頻繁に登場する息子、娘のそのユニークさ。
    この母親あってこの子らありって感じで面白い。
    3人仲良しで会話がすべて微笑ましい。
    著者がスーパーに行くと言えば娘もたいがいついてきて一緒に行く。中学生で反抗期なんてどこ吹く風な感じでいい。
    高校生の息子もめっちゃユニーク。
    ぶどうがまずくて冷蔵庫に残ってたら、”ジャムにするしかねぇ”って言ってネットで調べて種をとり冷凍する高校生がいるなんて驚きだ。
    時に哲学的でもあるこの息子。
    一緒に住んでいて飽きないかも。
    この日常こそが宝物なんだよね。私も日記を書きたくなった。

    0
    2026年02月20日

    Posted by ブクログ

    なんでもないような日常が書いてあるだけ、といえばそうなんだけど、子どもたちとの何気ない会話に人柄の良さを感じる。高校生の息子くんも、中学生の娘ちゃんも、お母さんである古賀さんと適度に仲良しで、素敵なご家庭。
    たぶん、こういう、なんでもないようなことが幸せなんだと思う。
    THE虎舞竜のロードがリフレインする。

    なんでもないような日常って、何でもなさすぎてホントに忘れる。でも、「昨日なにしたっけ?」と日記を開いて思い出して書こうとするとき、自分がたしかに生きていたことを実感する。なんだー、案外いいこともあったじゃんーって思う。私も日記を続けている人として、「うんうん、そうですよね!」とひとりで相槌をうち、古賀さんとお友達になれたらめっちゃうれしい!と思った。

    数ページ読んで「人畜無害」という四字熟語が思い浮かんでしまって、温厚そうなお人柄に対してその四字熟語は…あまりにも失礼だし!いやいや、絶対もっといい表現があるはず!と思い直した。
    温厚そうでー、真面目そうでー…。
    あぁ、「温厚篤実」でいいのかも。
    ひとつ学習した。

    ミールキットやグミのこと。
    買ってみたいし、食べてみたい。
    ブログやインスタ、Xを普段見ない私としては、世間で何が流行っているのかもよく知らない。たまには見てもおもしろいんだろうな、と思った。

    古賀さんの仕事を進める表現として、「もりもり片付ける」とか「ぐりぐり進める」というオノマトペも気に入った。

    なんでもない日常の、やったことをただ書くだけで、日記って成立する。それでちゃんと何かを続けているような達成感を自分に与えられる。なんともお得。なんともめでたい。
    「日記、続かないんだよなぁー」という人は、この本を読むと続けられそうな気持ちになるかもしれない。

    私は3年連用日記を使い始めて、気づけば3冊目。毎朝5〜10分程度、「昨日なにしたっけ?」を思い出しながら、ざっと書いている。
    古賀さんのこの本を読むまでは、寝坊したら「仕方ない明日書くか…」と諦めていた。しかし、2日も経つとホントに何をしたのか忘れる。仕事の手帳を見れば、やった作業を思い出すことはできる。でも、それだと楽しいことは書けない…。なので、できるだけ翌朝には書くようにした。

    奥野宣之の本を読んで、去年の11月は日記ではなくてノートにメモするのもやってみたけど、ノートも日記もどちらも書く時間は取れなくて、ノートに書いたら日記は真っ白。そんな日々が溜まってしまって、空白のページがなんとももったいなくて、ションボリしてしまった。よりによって、3年連用日記の3冊目の初年度。ずっと真っ白なのが今年と、来年も続く。今からでもノートを見ながら何か書こうと思っているくらいだ。

    思いつくままに「あれが嫌だった」「これに腹が立った」と書きがちな私の日記。ウェブで公開前提としている古賀さんの日記とは違って、誰にも見られたくない代物である。
    読み返して悲しい思いになることは、日記に書かずにノートにしようと思った。そうすれば3年間引きずらなくて済む。

    [感じなくても書くことはいくらでもある]
    そうだよね、と思う。感情を無理矢理揺さぶらなくても、書くことはいくらでもある。何をやったかだけでも、昨日私はたしかに生きてた。それでいいよねって思うのは、私も少し歳を取ったからかも。

    この本は、結婚記念日にどこに行きたいか夫に聞かれ、ちょうど『正解のない雑談』という本を読んでいたときで、行ってみたい本屋さんが載っていたのでそこをリクエストし、その本屋さんの入口に積まれていて、興味を持った。

    この本に出てきたいくつかの日記本も、巻末に載っている晶文社の本も、なかなかおもしろそうなものばかり。

    なんでもないことなんだけど、細い糸でつながっているような事柄で、私の毎日も続いている。

    0
    2026年01月26日

私は私に私が日記をつけていることを秘密にしている の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / エッセイ
  • 出版社
    :
    晶文社
  • タイトル
    :
    私は私に私が日記をつけていることを秘密にしている
  • タイトルID
    :
    2043507
  • ページ数
    :
    280ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年10月24日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める エッセイ・紀行

エッセイ・紀行 ランキング

古賀及子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す