ヘンリー八世

ヘンリー八世

2,310円 (税込)

11pt

4.5

500年前のイングランド王の生涯を知ることは、
「暴君」とは何者であるかを知る手蔓となるだろう…

薔薇戦争による混乱を解決した先王の跡を継ぎ、テューダー朝の第二代国王として即位したヘンリー八世。華やかなルネサンス君主であるはずの彼の治世から決して血なまぐさい印象が拭えないのはなぜなのか。英国王室きっての怪人の生涯に迫った本格評伝。6度の結婚、ローマ・カトリック教会との断絶、忠臣の処刑などで知られる「悪名高き」国王の真実。

【目次】
プロローグ テューダー王朝の幕開け
序章 王子時代――「冬の王」の膝下で
第一章 フランス遠征――Make England Great Again
第二章 絢爛たる平和と枢機卿ウルジー
第三章 離婚問題――国王陛下の重大事案(キングズ・グレート・マター)
第四章 変貌する王国
第五章 戦火再び
第六章 晩年と死
エピローグ
関連年表
主要参考文献

「トランプと共通点があると名指しされたヘンリー8世。彼こそが本書の主役である。21世紀のアメリカ大統領と16世紀のイングランド王という立場の違いはあれど、両者に共通するのは、強烈なエゴと自己愛である、しかし、エゴと自己愛は政治的人間の動力源でもある。500年の時を経てトランプがヘンリーと重ね合わされたように、いずれ強烈なエゴの持ち主が現れて、世界を再び騒然とさせるだろう。21世紀に生きる我々は、今後も強力な権力を振りかざすエゴイストやナルシシストたちと対峙していかなくてはならない」(「はじめに」より)

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

ヘンリー八世 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この本はものすごく面白いです。著者の語りも素晴らしく、歴史の流れがすっと入ってきます。ヘンリー八世という圧倒的カリスマの驚異の人生を私達は目撃することになります。

    この本はシェイクスピアファンにも強くおすすめしたいです。この王の娘が後のエリザベス女王であり、その治世で活躍したのがシェイクスピアです

    0
    2024年08月21日

    Posted by ブクログ

    16世紀、イングランドを根底から変えた王ヘンリー八世。六回結婚(妻死刑二人)、個人の都合で国の宗教をプロテスタントに変えた男の伝記。

    英国国教会がなぜカトリックとプロテスタントの折衷なものになったのかなど細かいことが知れて良かった。学術書っぽいのに読みやすい。

    0
    2025年07月10日

ヘンリー八世 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

陶山昇平 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す