ユーザーレビュー 薔薇戦争 陶山昇平 満点の面白さ! 薔薇戦争といえば百年戦争の後のイギリス国内の権力争い程度の知識しかなかったが、知れば知るほど興味が湧いてきた。プランタジネット家に連なるランカスター家と同じくプランタジネット家の家長にいたヨーク家の権力を賭けた血みどろの闘い。赤薔薇と白薔薇の間を権力が行ったり来たりするシーソーゲーム...続きを読む。 日本でも血族を殺してのしあがる話しはあるが、ここまでやるかと言うぐらい殺し合い、血のつながりは婚姻の道具程度の役割だった。 しかし、この非道の戦争を受け、イギリス国民は戦いに倦み次期のテューダー朝では安定した平和がおとずれる。そこからヘンリー8世やエリザベス1世のような絶対君主が生まれた。 Posted by ブクログ 薔薇戦争 陶山昇平 15世紀イングランドで勃発した王位をめぐる内乱である薔薇戦争を、前史にあたるランカスター朝の成立から書き起こした一冊。乱の経緯が分かりやすく、イングランド政体の変遷など背景事情にも目配りされた良書。 Posted by ブクログ 陶山昇平のレビューをもっと見る