すごくわかりやすくて興味深く読んだ。
苦しんでいる人たちが自身の状況に気づくきっかけになればいいと思う。
今のこの関係、苦しいな、と思ったらぜひ。
山田詠美の『風味絶佳』、映画『嫌われ松子の一生』、映画『ジョゼと虎と魚たち』、社会現象になった韓ドラ『冬のソナタ』などの、エンターテイメントを例にとって
...続きを読むいる章もある。
『風味絶佳』は恐ろしいと思った。幽霊やお化けなんかより身近で、”いつのまにかそうなっている”のが、怖い。
『ジョゼと虎と魚たち』は好きな映画で、二十代で観た当時は「恒夫ひでー」と、思ってたのだが、“共依存”というキーワードでこの映画を観ると、なるほど、そうかと思える結末。
思えば「恒夫ひでー」という思いの奥底には、「(障害者の)ジョゼに責任取れよ!」といった、ジョゼに対する憐憫が隠れていたように思う。
それはそれでジョゼに失礼な話だなと、今では考える。←話逸れた。
『ジョゼと虎と魚たち』は原作と映画のラストが大きく違うみたいなので、見比べてみるのも楽しそう。