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話題の心理学者が、女性の内面を丁寧に描く衝撃の書。妻を見下ろす夫たち、夫を捨てたがる妻たち。結婚生活はなぜこんなに辛いのか。人気カウンセラーが描く、女性たちの恐るべき本音。(講談社現代新書)
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Posted by ブクログ
男女平等社会浸透してきたことによる時代の変化を、ジェンダー的観点から書いてておもしろい★ DVのことが中心だったみたいだけど、やっぱりうちの家庭にもDVが厳然と存在していたのかとわかった。
これから結婚する男友達に、エピローグを読んでもらった。彼がこれから持つ自分の権力に意識的になってくれるよう、願いを込めて。
読み終わった日:2009.08.26 最近の女性達が夢中になる男性の共通点:キレイ・優しい・ガツガツしていない。 これは、男性が従来「女らしさ」として女性に求めてきた理想像と同じでは? 今まで、自分を鑑賞される側という視線をまったく持たず、女性にだけ鑑賞する対象としての 要望だけを言ってきた男性側...続きを読むが、鑑賞される側としての自覚を持ってきた? というところから始まり、カウンセラーの著者が出会ってきた様々な夫婦、 男性の理不尽さなど。
私が中性な異性を好みにしている理由がなんとなくわかるような内容だった。 女性たちが結婚を夢見た結果のようなものを書いている もちろん希望だけではないということを
よくぞ言ってくれた! 世の男性たちにぜひ読んでほしい。 というか、読め!と言いたくなるくらいだ。 「自分なんて関係ない」と思っている人こそ危ない。 もしくは「こんな本ばからしい」と言っていたらかなり危ない。 とにかく既婚者・未婚者、男女に関わらず、全員読んでもらいたい。 こんな高校生の小娘でも...続きを読むためになったと思える本なんだから、大人の人ならだれでも今の自分を見つめなおすきっかけになると思う。 私が大人になる(もしくは結婚する)ころにはこの本に書かれているような男が一人もいなくなっていることを願う。(ありえないと思うが)
常に主体であり自分達が客観される側になることなど思いもよらない男性と、理想の男性を求めることを隠さなくなった女性達…何だか筆者の述べたい事と違う気もするがそんな風に読みました。その他にも筆者がカウンセリングを通して見てきた女性達(夫婦像)など、読んでいて怖くなったり苛々する所も多々あります。結婚した...続きを読むその先が(勿論全てではありませんが)この本のようだとしたら、辛いなぁと思いました。
以前読んでいたが2017年4月に再読。 性的に選択されることがなくなった"おばさん"がいかに強かにこの国で生きているかがわかる一冊。 石川遼やヨン様におばさんたちが熱狂するのは性的欲求の発露だというのはおぞましくも人間的だ。 また、後半には筆者がカウンセリングで出会った女性た...続きを読むちの話からいかに日本的な家族像の中で女性たちが苦しい生き方を強いられてきたのかがわかった。特に公務員夫の妻の話は後半涙なしには読めなかった。 何かについて明確にわかる!という本ではないが、じんわりと心にくる新書だ。
うわー。という感じ。 男は死ぬまで現役感が有るなぁと思っていたけれど、女性も死ぬまで現役なんですよ! 男女は人として対等であるという、実は当たり前のことが認知されていない社会なのだなぁとしみじみ感じる。 性差で社会的役割が異なる時代は終わりを告げつつあるんだけれども、政権を奪われてはイカンとい...続きを読むうね。そうだろうねぇ。私が男ならそう思うだろう。 しかし誰向けの本だろうか、弱者であることを強いられている女性向け?そうであるとしたら、夢や幻想と言い切られると……いやそれでいいのかとなる。 さらに言えば、この本に書かれている「選ばれない男性たち」は、職場で暴力にさらされていると私は感じている。私ですら仕事において、パワハラ、アルハラ、セクハラなどの受けることは多い。 結婚、妊娠、出産などので女性に比べ会社から逃げにくい男性にとって、非常にストレスフルな社会なんじゃなかろうか。上司は部下へ、部下は家族へ、親は子へ、子はイジメを行う。負のスパイラルだ。 女性がDVだと言えるようになったように、男性もパワハラだと言えるようになることが大事であると考える。 職場でのパワハラは権力構造から引き離せばよいとも言い切れず、難しいのだろうけれども……………それでも、やはり、パワハラはおかしい。自分の人権を自分が護らないことが、自分を傷つけることになっているのかもしれない。 自分を護れ、戦わずとも逃げろ。そんなことを考えた。
決して暴力などふるわず、疲れているパートナーをいたわり、ゆっくり話を聞いてやる。そして相手を見上げ、相手からかわいい!と思われる。そして、自らの持つ権力性に自覚的であること。 草食系男子って、経験に学ぶ、時代の必然なのですね。日本の若者に、ハッピーが続きますように。
WEB連載がもとになっているというせいもあるかもしれないけど、この前に読んでいた『変わる家族と介護』の地に着いた感に比べると、威勢はいいんだけどどっかでも聞いたことある感で進んでいく話。結局、女たちが求めているのは女みたいな男(ま、純草食男みたいなね)だというんだけど、本当かなあ? 物足りなくなっち...続きを読むゃうんじゃないの? それに男の立場も考えてあげるべきだと思う。希少価値だから元気がいいってこともあるわけで、消沈した男がデフォルトになったら、確かに今まで女たちが面白くない思いをしていた一部は癒えるかもしれないけど、別の意味の楽しさがなくなってしまうような……。 日本で女やるのって、いちばんお気楽だと思ってる。そりゃ、男女差別が今だってたくさんあるけど、弱そうな立場を利用しつつ楽しくしたたかに生きることもできてるじゃない。ま、日本の男もある意味、世界に類をみないお気楽な立場だなとも思うんだけどね。この本みたいに、声高に訴えられないぶんだけ、男たちのほうがつらそうかなと。結局、そういう男女がつくる社会ではイーブンな男女関係は進みそうにない。 以下の引用部には共感! だから、草食系男子という一群の男性たちがいつまで草食系でいるのかについて、私はきわめて深い懐疑を抱いている。 男性の育児休業取得の割合が低いという事実が明らかにしているように、従来の価値観(性別役割分業、男尊女卑など)に基づくコードは厳然と生きている。親戚づきあい、保育園の送迎などの様々な場面で、コードに抵触する男性は必ず「男のくせに情けない」と評価されるだろう。女性のほうも、「ひどい妻」として酷評されるかもしれない。 このように、結婚という制度に参入することは、日本に脈々と流れ続ける家族の常識に巻き込まれるということを意味する。 その中にあって、男性がなお草食系であり続けるためには、多くの軋轢と戦う覚悟が必要となる。自然体で流れに逆らわないことを旨としてきた草食系の男性に、そんな覚悟があるのだろうか。 (p.186-187)
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