作品一覧

  • 女ともだち ――靜代に捧ぐ
    3.0
    1巻880円 (税込)
    ある日から、音楽活動も執筆も全てやめた。妻・靜代の病気が判明したから。大学一年生のときに、赤いワンピースを着た靜代と出会い、結婚。著者には他に恋人たちができるが…。やがて、かけがえのない最高の女ともだちであることに気づくまで。『たましいの場所』の著者が妻に贈る鎮魂エッセイ。
  • ぼくは本屋のおやじさん
    3.8
    1巻660円 (税込)
    本屋さんはおもしろいか? いや、この稼業ははたでみるほどのどかじゃない。注文・返品・立ち読み対策、リュック背負って買い出しにも行く。追いまくられる毎日だけど、楽しくしていくのが仕事なんだ──小さな町の小さな本屋のあるじが綴る書店日記。「素直に語れる心のしなやかさがある。成功の高みから書かれた立志伝には求めがたい光沢が見いだせる」(朝日新聞評)「出版が直面する様々な問題を考え直す上で役に立つだろう」(日本経済新聞評)
  • 心が見えてくるまで
    3.8
    1巻715円 (税込)
    「“語ってはいけないこと”をテーマに書きたい」という著者渾身の書き下ろし。「この世で一番いやらしいこと」や信頼関係のこと。
  • 生きがいは愛しあうことだけ
    4.4
    1巻770円 (税込)
    音楽仲間との死別を経験し、生きるとは何かを考え続ける著者の最新エッセイ集。恋愛しつつ、音楽活動を通して生きる。なぜ歌うのか。「僕に才能はない。技術もない。……昔も今も音楽で生活できたことは一度もない……歌わなければ、誰かとつながりを持っていなければ、自分は犯罪者になってしまいそうだからである」。文庫オリジナル。
  • たましいの場所
    4.0
    1巻825円 (税込)
    18歳から21歳まで歌を歌っていた。早くおじいさんになろうと思い、25歳、町の本屋の主人として暮らしはじめた。そして二十数年後、無性に歌が歌いたくなり歌手として再出発した早川義夫の代表的エッセイ集。「恋をしていいのだ。恥をかいていいのだ。今を歌っていくのだ」。心を揺り動かす率直で本質的な言葉。文庫用に最終章を追加。

ユーザーレビュー

  • 生きがいは愛しあうことだけ

    Posted by ブクログ

    音楽以外の早川義夫...かっこ悪いおじさんだ!
    なんてかっこ悪い、そしてなんてかっこいいのだろう。僕もこういう言葉に重んじる事を軽蔑するような単純で洗礼された捻くれおじさんになってみたい!

    0
    2024年11月19日
  • たましいの場所

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    これはもう、抜群に素直ですね。どストレート。有無を言わさぬ率直。そんな印象です。抜群に良いですね。

    劇団大人計画の宮藤官九郎さんや、銀杏BOYZの峯田和伸さんが、この本を劇的に愛しているみたいなのですが、うむうむ、なるほど、さもありなん、って思いました。お二人の「あんな感じ」が好きなかたなら、この早川義夫さんの文章も、間違いなく好きになると思います。で、僕は、クドカンさんも峯田さんも好きなんで、そらもちろん、この早川さんの文章も、抜群に好きになりました。「うん。わかる。わかる。わかってしまうんだなあ~」って感じ。

    どっちかゆうたら、好き、嫌い、の範疇ではなく、分かるか、分からないか、の範疇

    0
    2020年03月07日
  • 心が見えてくるまで

    Posted by ブクログ

    早川義夫さんです。ツイッターのbotで知りましたが、いいことを書かれている。

    吉本ばななの帯コメント。

    2015.11.13.


    再読。
    タイミングにもよるのだろうが、いまの自分にはぴったり、ドンピシャの本だった。
    最高のエッセイ。
    本音が優しく、心地いい。
    キャッチーでシンプルな文章から、著者の複雑でむずかしい考え方や、こだわりがビシビシ感じられる。「語れないこと、語ってはいけないこと」が語られている。

    個人的にはたくさん同感するところがあるけど、それは本を通しているからで、実際はむずかしい人と思われているのかもなあ。
    この本だと、めちゃくちゃわかりやすくて、どの箇所もついつい頷いて

    0
    2015年11月13日
  • たましいの場所

    Posted by ブクログ

    推薦コメントを寄せたクドカンが自身がMCを務める番組「おやすみ日本」で早川さんをゲストとして招いた時に言っていた言葉がとても印象的で、今も覚えています。
    「脚本の事で悩んでいた時に入った喫茶店に早川さんの本があって、その場で一気に読みました。早川さんの本の中に自分が悩んでいた事の全ての答えが書いてあったんです」
    クドカンの言葉を思い出しながらページを捲って、いちばん最初から読んでいて涙が止まらなくなった。
    何かを生み出す事、「いま」の自分に向き合い表現し続ける事、すなわち、「たましいの場所」を探し続ける事。
    飾り気がなく正直でまっすぐで純粋で、情けないのに力強い。
    うたう事、生きる事へのまっす

    0
    2015年05月26日
  • ぼくは本屋のおやじさん

    Posted by ブクログ

    本との距離、本屋という仕事との距離が、読んでいて気持ちいい。
    色んな出来事に腹を立てながらも、来てくれるお客さんに少しでも喜んでもらおうと奔走する姿に共感。
    業界内の仕組みに対するグチが多いけど、読んでいて不思議と疲れない。どこかホンワリした文章のせいだろう。
    すごいのは、この本でグチられている事の殆どは、今も変わらず行われているという事。
    一体何年変わらないんだ…。

    0
    2014年09月17日

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