早川義夫のレビュー一覧

  • 生きがいは愛しあうことだけ

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    音楽以外の早川義夫...かっこ悪いおじさんだ!
    なんてかっこ悪い、そしてなんてかっこいいのだろう。僕もこういう言葉に重んじる事を軽蔑するような単純で洗礼された捻くれおじさんになってみたい!

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    2024年11月19日
  • たましいの場所

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    ネタバレ

    これはもう、抜群に素直ですね。どストレート。有無を言わさぬ率直。そんな印象です。抜群に良いですね。

    劇団大人計画の宮藤官九郎さんや、銀杏BOYZの峯田和伸さんが、この本を劇的に愛しているみたいなのですが、うむうむ、なるほど、さもありなん、って思いました。お二人の「あんな感じ」が好きなかたなら、この早川義夫さんの文章も、間違いなく好きになると思います。で、僕は、クドカンさんも峯田さんも好きなんで、そらもちろん、この早川さんの文章も、抜群に好きになりました。「うん。わかる。わかる。わかってしまうんだなあ~」って感じ。

    どっちかゆうたら、好き、嫌い、の範疇ではなく、分かるか、分からないか、の範疇

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    2020年03月07日
  • 心が見えてくるまで

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    早川義夫さんです。ツイッターのbotで知りましたが、いいことを書かれている。

    吉本ばななの帯コメント。

    2015.11.13.


    再読。
    タイミングにもよるのだろうが、いまの自分にはぴったり、ドンピシャの本だった。
    最高のエッセイ。
    本音が優しく、心地いい。
    キャッチーでシンプルな文章から、著者の複雑でむずかしい考え方や、こだわりがビシビシ感じられる。「語れないこと、語ってはいけないこと」が語られている。

    個人的にはたくさん同感するところがあるけど、それは本を通しているからで、実際はむずかしい人と思われているのかもなあ。
    この本だと、めちゃくちゃわかりやすくて、どの箇所もついつい頷いて

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    2015年11月13日
  • たましいの場所

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    推薦コメントを寄せたクドカンが自身がMCを務める番組「おやすみ日本」で早川さんをゲストとして招いた時に言っていた言葉がとても印象的で、今も覚えています。
    「脚本の事で悩んでいた時に入った喫茶店に早川さんの本があって、その場で一気に読みました。早川さんの本の中に自分が悩んでいた事の全ての答えが書いてあったんです」
    クドカンの言葉を思い出しながらページを捲って、いちばん最初から読んでいて涙が止まらなくなった。
    何かを生み出す事、「いま」の自分に向き合い表現し続ける事、すなわち、「たましいの場所」を探し続ける事。
    飾り気がなく正直でまっすぐで純粋で、情けないのに力強い。
    うたう事、生きる事へのまっす

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    2015年05月26日
  • ぼくは本屋のおやじさん

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    本との距離、本屋という仕事との距離が、読んでいて気持ちいい。
    色んな出来事に腹を立てながらも、来てくれるお客さんに少しでも喜んでもらおうと奔走する姿に共感。
    業界内の仕組みに対するグチが多いけど、読んでいて不思議と疲れない。どこかホンワリした文章のせいだろう。
    すごいのは、この本でグチられている事の殆どは、今も変わらず行われているという事。
    一体何年変わらないんだ…。

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    2014年09月17日
  • 生きがいは愛しあうことだけ

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    良い歌を歌う人は、やはり良い本を書く。
    佐久間さんとの思い出話には泣いた。一度この2人が演奏しているのを、聞きたかった。
    早川さんがいうように、真っ直ぐ、シンプルがきっと一番かっこいい。私も、真っ直ぐ、シンプルに生きてみよう。

    一生の友達になる本。

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    2014年08月29日
  • たましいの場所

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    衒いのない、むきだしの言葉が並ぶが、通奏低音には、ずっと「やさしさ」が太く、あたたかく、大きく、鳴り響いている。
    精神的に落ち込んでいた時に、ふと本屋で出会い、助けてもらった本です。 この本があれば、どんなに落ち込んでも大丈夫、また助けてもらえると思えると、色んなことに対して怖れずに人生を進んでいける気がします。

    巻末の七尾旅人氏のオマージュエッセイもまた素晴らしい。
    ぜひ、沢山の人に読んでもらいたい、おすすめの一冊です。

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    2014年04月30日
  • たましいの場所

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    ジャックスのボーカルが書いた本という事で購入したが、とても良い本だった。歌や人生に対する飾らない素直な姿勢が素晴らしいと思う。
    格好悪い事をさらけ出さないと次ぎに進めない。しかし、ちょっとさらけ出し過ぎじゃあないですか?早川さん。

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    2014年02月18日
  • たましいの場所

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    ―――恋をしていいのだ。叫んでいいのだ。歌を作っていいのだ。恥をかいていいのだ。僕たちは生きている最中なんだ。―――

    大事なところに線をひっぱってくださいと言われたら、全部にひいちゃいそ
    うなくらい、おさまりの良い一冊。

    帯文はクドカン。
    「誰かに悩みを相談するくらいなら
    この本を繰り返し読んだ方が
    いいとさえ思っています。」
    てーか、いい帯だよな。
    この帯を書いてくれて、文庫化にしてくれたひとに感謝せにゃ。

    18歳から21歳まで音楽。
    23歳でおじいさんになりたくて
    25歳で本屋を開業。
    50近くなって本屋をたたんでまた音楽。

    繰り返し紡ぐ「いま」「いま」「いま」
    過去はどうでもよく

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    2013年05月21日
  • たましいの場所

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    早川義夫という人間を知る。歌手、エッセイスト、元本屋店主など異色の経歴を持つ。そんな彼のコラム。本当に変わった考え方や共感できる考え方、様々だけれども最後まで読みきってこの著者の事を知りたい。

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    2013年02月20日
  • ぼくは本屋のおやじさん

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    僕は実際にこの本屋さんに行ってました そしてそこでたくさんの本に出逢えたのです 大友克洋さん、村上春樹さん、沢木耕太郎さん、椎名誠さん、アーヴィング、ボブグリーン...etc 商店街のちょっと外れにある本屋さんです でもあの街で経営はかなり大変だったんじゃないかな? そんなこと考えもしないで行ってましたけど...
    レジ越しの早川さんにいつもドキドキしながら買ってました だから変な本を買えませんでした
    ビートルズやクラッシックが静かな音量で流れてました

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    2012年07月04日
  • ぼくは本屋のおやじさん

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    音楽からの決別、「早くおじいちゃんになりたい」早川さんが書店を経営!ミュージシャンではなく、書店経営者が語る本にまつわる裏話。
    とても現実的なエピソードが感覚をゆさぶる言葉で綴られて心地良いです

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    2009年10月04日
  • 生きがいは愛しあうことだけ

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    早川義夫さんは良い。

    なぜ良いと感じるんだろう?

    わがままで、変わり者みたいだけど、多くの人に好かれている。

    奥さんには絶対なりたくないけどw

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    2024年04月13日
  • たましいの場所

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    宮藤官九郎の推薦文、峯田和伸のオシ、七尾旅人のオマージュエッセイと、自分的には先にそれを知っていたら読まなかっただろうという感じなのだが(ちなみに古本で購入)、あえて先入観を外して読むとなかなかに面白い。還暦のオヤジがここまで素っ裸でものを言うのは簡単ではなかろう。

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    2022年07月09日
  • たましいの場所

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    この本を読んで、ワタシが思ったのは猪木さんの『馬鹿になれ』という詩。
    「馬鹿になれ/とことん馬鹿になれ/恥をかけ/とことん恥をかけ/かいてかいて恥かいて/裸になったら/見えてくる/本当の自分が/見えてくる/本当の自分も笑ってた……/それくらい/馬鹿になれ」
    宮藤官九郎が絶賛するこの本の著者は、18歳から21歳までバンドを組んで歌い、25歳で書店主となり、45歳で再び歌い始めた。そして、この人生の中で思うこと、感じることを、赤裸々に、文字通り裸になって綴っている。いやしいことも、いやらしいことも。でも、どこか笑っている。唇の脇でフッと笑っている。だから、切なさは感じても暗さは感じない。裸になった

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    2018年11月18日
  • ぼくは本屋のおやじさん

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    ネタバレ

    本屋さんはぜんぜんラクじゃないという苦労話と、楽しくしていこうという工夫の数々。
    今と仕組みはいっしょか分からないが、棚に並べたい本を手に入れるのも一苦労なんだなと分かった。
    特に小さな本屋さんなら尚更のことみたいだ。

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    2018年10月22日
  • たましいの場所

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    こんなことを言ったらかっこわるいかなとか、人に見られたら恥ずかしいな、とか、そういうあれこれを全部とっぱらった素直なこころの叫び。純粋で、不器用だからこそ、痛い。けれど、人間くさくて気持ちが良い。

    「ものづくりの人にとって、作品はいわば排泄物のようなもの。」
    「歌は、悲しいから歌うのだ。精神が健康ならば、なにも、わざわざ歌を作って人前で歌うことはない。」

    たしかに、自分自身も苦しいときの方が、素直な文章が書けるような気がする。頭の中におさまりきらずどうしようもないもやもやを、ことばにすることで整理がつく。その過程だから、決してきれいにまとまっていないし、泥臭いし、みじめだったりする。だけど

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    2017年09月23日
  • ぼくは本屋のおやじさん

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    早川義夫の「サルビアの花」および「かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう」収録作を聞き、いっきにファンになった。
    ウェブサイトのエッセイやコラムも控えめな人間愛に溢れた筆致にも触れ、新幹線の中で思わず落涙しそうになったものである。
    「市井の人」「真面目な働き人」という面がもろに現れている。
    つまりは散文的すぎる。愚痴が多い。言い訳が多い。
    でも悪くない。
    これに点数なんかつけるのはナンセンスだ。

    本以外からの彼自身の文章にあった、
    「僕は自分を見る鏡のように音楽を聴く」というフレーズ。
    その、洗われる感じ、はっと気づく感じ、がところどころに現れる。

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    2016年07月15日
  • 心が見えてくるまで

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    ネタバレ

    ものすごいどうしようもないんだけど、どストレートすぎる言葉に妙に納得してしまう。こんな人、近くにいたら「しょうがねえなあ」「もう絶対付き合わない」って思いながら楽しいだろうな。

    「かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう」というかの有名な言葉は42年も前のことで、いまは「かっこいいことはかっこ良くて、かっこ悪いことはかっこ悪い」と思ってるとツイッターでつぶやいた話に、ちょっと「がーん」と思ってしまった派の自分。
    まあ、確かにそうなんだけど、「そんなバカな」と言いたい気持ちもわかる。

    要所要所ででてくる本の引用に読みたいものがたくさんあった。

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    2016年03月17日
  • 心が見えてくるまで

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    やっぱり、変わらずある程度のクオリティは保障されてる。早川義夫さんって、そんなかんじ。このひとのちくま文庫シリーズでは、初期のほうが好きやったけど、これもやっぱり好き。やさしいおじさんなんやろうなぁ。

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    2015年10月24日