永井玲衣の作品一覧
「永井玲衣」の「さみしくてごめん」「これがそうなのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「永井玲衣」の「さみしくてごめん」「これがそうなのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
子どもとの哲学に関する話が特に、胸が締め付けられるような、涙が出そうな、そんな気持ちになる。
言葉にすることができなかった問いに、みんなで向き合い考えることのできる彼らが羨ましく、向き合えない彼らが疎ましく思う。
子どもの頃の自分がその場にいたら、きっとうまく言葉にできないまま考え続けていただろうこと。
大人になった私が、彼らに問いを投げかけられたら、きっと狼狽えてもごもごとありきたりなことしか言えなくなって、また考え続けてしまうだろうこと。
一つひとつ読むたびに、息を長く吐いて、心を落ち着かせる。私も哲学的なことばかり考えている子どもだったと思い返す。そして、今もずっと考え続けていて、たまに
Posted by ブクログ
発刊当初、初めて書店で見た時から、「これはきっと良い本だ」と思った事を覚えています。
なにしろ装丁に作り手の愛が溢れている。
それから3年ほどの月日が経ち、ようやく本書を開きました。
思った通りの素晴らしい本でした。
哲学研究者としての探究の深さを感じつつ、エッセイ調のため言葉選びの優しさや繊細さも魅力で、哲学慣れしていない人もこの本から哲学の面白さを味わえるのではないでしょうか。
著者本人の「世の中にうまく嵌まっていない」という告白が個人的にとても好きで、仲間を見つけたような安心感をくれました。
私も哲学対話の世界に足を踏み入れたくなりました。