作品一覧

  • 水中の哲学者たち
    4.3
    1巻1,760円 (税込)
    小さくて、柔らかくて、遅くて、弱くて、優しくて、 地球より進化した星の人とお喋りしてるみたいです。 ──穂村弘 もしかして。あなたがそこにいることはこんなにも美しいと、 伝えるのが、哲学ですか? ──最果タヒ みなが水中深く潜って共に考える哲学対話。 「もっと普遍的で、美しくて、圧倒的な何か」 それを追い求めて綴る、前のめり哲学エッセイ! 「もっと普遍的で、美しくて、圧倒的な何か」それを追いかけ、海の中での潜水のごとく、ひとつのテーマについて皆が深く考える哲学対話。若き哲学研究者にして、哲学対話のファシリテーターによる、哲学のおもしろさ、不思議さ、世界のわからなさを伝える哲学エッセイ。当たり前のものだった世界が当たり前でなくなる瞬間。そこには哲学の場が立ち上がっている! さあ、あなたも哲学の海へダイブ! 人々と問いに取り組み、考える。哲学はこうやって、わたしたちの生と共にありつづけてきた。借り物の問いではない、わたしの問い。そんな問いをもとに、世界に根ざしながら世界を見つめて考えることを、わたしは手のひらサイズの哲学と呼ぶ。なんだかどうもわかりにくく、今にも消えそうな何かであり、あいまいで、とらえどころがなく、過去と現在を行き来し、うねうねとした意識の流れが、そのままもつれた考えに反映されるような、そして寝ぼけた頭で世界に戻ってくるときのような、そんな哲学だ。(「まえがき」より) 【目次】 1 水中の哲学者たち 2 手のひらサイズの哲学 3 はい、哲学科研究室です
  • これがそうなのか
    4.3
    1巻1,980円 (税込)
    ことばと出会い、ことばと育ち、 ことばを疑い、ことばを信じた。 『水中の哲学者たち』で一躍話題となった著者は、 ことばに支えられながら、世界を見つめ続ける――。 過去から現在までの著者自身を縦断し、 読者とともにこの社会を考える珠玉のエッセイ集。 【第一部 問いはかくれている】 日々生まれる「新語」。 新語は、現代社会が必要とするから生まれるはず――。 けれど、なぜ私たちはそのことばを作ることにしたのだろう? 新語の裏に潜む問いを探り出し、私たちの「いま」を再考する12篇。 【第二部 これがそうなのか】 幼少期を本とともに過ごしてきた著者。 これまでに読んできた数々の本の中から大切な言葉を選び抜き、争いの絶えないこの世界との対話を試みる。 過去に書き残されてきた幾つもの言葉から、私たちの未来を惟る12篇。 【著者略歴】 永井玲衣(ながい・れい) 1991年東京都生まれ。人びとと考えあい、ききあう場を各地でひらいている。問いを深める哲学対話や、政治社会について語り出してみる「おずおずダイアログ」、せんそうについて表現を通して対話する写真家・八木咲とのユニット「せんそうってプロジェクト」、Gotch主催のムーブメント「D2021」などでも活動。 著書に『水中の哲学者たち』『世界の適切な保存』『これがそうなのか』がある。第17回「わたくし、つまりNobody賞」受賞。詩と植物園と念入りな散歩が好き。
  • さみしくてごめん
    4.2
    1巻1,760円 (税込)
    「わたしはいつまでも驚いていたい。こわがっていたい。絶望して、希望を持ちたい。この世界から遊離せずに、それをしつづけたい。世界にはまだまだ奥行きがあるのだから。」 今、もっとも注目される書き手、永井玲衣の最新刊! 哲学は心細い。さみしい。だがわたしは、さみしいからこそ哲学をしているような気がする。生まれてきたことがさみしい。わからないことがさみしい。問いをもつことがさみしい。問いと共に生きることがさみしい。(本文より) ことばが馬鹿にされ、ことばが無視され、ことばが届かないと思わされているこの世界で、それでもことばを書く理由は何だろう。わたしの日記は、戦争がはじまって終わっている。あの瞬間から、日記は戦時中のものとなった。 だが、ほんとうにそうなのだろうか。戦争はずっとあったし、いまもある。わたしが絶望したあの戦争は、いまもつづいている。だからあの日記はすでに戦時中のものだったし、この本も、やはり戦時中のものである。 とはいえ、わたしたちの生活に先立って、戦争があるわけではない。生活の中に戦争が入り込むのだ。どうしたって消すことのできない、無数の生の断片があるのだ。たとえ「対話」ができず、あなたのことばを直接きくことができなかったとしても、決して「ない」のではない。(「あとがき」より) 目次 1  やっぱりハリーポッタリ わたしが飲むとこ見ててよ タイツを履き忘れてすみませんでした ばかものよとかうざいんだけど シーサーには怖い顔をしていてほしい 箸、ごめんなさいね 夜に手紙を書くな 思ったより小さい あたらしい犬を提案する 2 念入りな散歩 1月1日の日記 思い出せないことが絶えず思い出される街、渋谷 見られずに見る 試みる 3 さみしくてごめん それ、宇宙では通用しないよ iPadを叩き割れ 後ろの風景を置き去りにすれば見える そうなのか これが そうなのか 身に覚えのない場合はご対応ください なんだかさみしい気がするときに読む本 考えるための場 4 この本はもう読めない 枕辺の足 きみの足を洗ってあげる 穴だらけの幸福 ただ存在するたけ運動 徹夜のための徹夜 ないがある 今は、知っている ただ、考えたい あとがき
  • 世界の適切な保存
    4.1
    1巻1,771円 (税込)
    ロングセラー『水中の哲学者たち』で話題沸騰! 対話する哲学者・永井玲衣、待望の最新刊! 見ることは、わたしを当事者にする。 共に生きるひとにする。 世界をもっと「よく」見ること。その中に入り込んで、てのひらいっぱいに受け取ること。 この世界と向き合うための哲学エッセイ。 わたしはどうやら、時間が流れていくにしたがって、 何かが消えるとか、失われるとか、忘れられるということがおそろしいらしい。 ここに書かれたもの。その何倍もある、書かれなかったもの。 でも決してなくならないもの――。 生の断片、世界の欠片は、きかれることを待っている。じっとして、掘り出されることを待っている。
  • 選挙との対話
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    「あなたにとって選挙とは?」 「政治参加の手段?」「民主主義の根幹?」、 それとも「行っても/行かなくても変わらないもの……?」 近年、国内外を問わず、選挙のあり方そのものが問われる事態が相次いで起こっている。こうした状況のなかで、選挙に関して「科学的に」わかっていることはなんなのか。またそれを知ることは、私たちの生活にどのように関係してくるのだろうか。 2009年以降、自民党の勝利が続く日本の国政選挙について、政治学やデータ分析の専門家たちはどのように見ているのか。国際的にみて女性の社会進出が遅れているといわれている日本の現状は? またそれを取り巻くメディアの状況は? そして、若い世代が感じている日本の選挙のリアルとは? 科学的な分析に加え、杉並区長へのインタビューやお互いの話を聴き合いながら思索を深める哲学対話から、選挙を、そして政治をより身近にたぐり寄せるためのさまざまなヒントをちりばめた、すべての世代に向けた選挙の新しい入門書。
  • ゼロからはじめる哲学対話 哲学プラクティス・ハンドブック
    4.0
    1巻2,420円 (税込)
    哲学カフェ、子どもの哲学、企業内哲学対話をやってみたい人のための必携ハンドブック。経験豊かな実践者が執筆を担当。人の集め方、場所の決め方、問いの出し方、対話の進め方、使える道具、困った時の対応の仕方など具体的な解決案が満載。対話に必要な哲学史と哲学説の知識も一通り学べる。誰でもが使える対話と思考のためのガイドブック。

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  • もし友だちがロボットだったら?
    -
    1巻2,640円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 考え続ける力を養う対話レッスンで「またやりたい!」の声がきこえる―― 英国発! 準備ゼロでも楽しめる哲学対話のプレイブック 考える・伝える・聞く能力を育むとして、近年注目を集めている〈哲学の授業〉。 哲学のすばらしい点は、まったく知識がなくても誰でも議論に入れること。 大人がアシストすることで、子どもたちは哲学することを自然と楽しめるようになる。 子どもとの哲学で大切なのは、子どもたちが問いを立て、 自分たちで考え、安心して失敗できる場をつくること。 5 ~ 13歳の生徒たちと哲学対話を行ってきた著者が、 すぐに使える30の対話プランを紹介。 短い物語のあとに続く一連の問いをたどり、 活発な議論と奥深い思考の世界へ子どもたちを導いていく。 家庭や地域、他教科の授業でも使える一書。 【目次より】 第1部 理論編――子どもと哲学するために 子どもに問うこと/教室での哲学探究/先生のワザ/ヒントとコツ 第2部 実践編――じっさいにやってみよう 椅子 / アリの生きる意味 / 同じ川に2回入ることってできる? / 無人島ゲーム / なくしものをしてみよう! / ギュゲスの指輪 / 王子さまとブタ / テセウスの船 / コッチとアッチ / 幸せな囚人 / 黄金の指 / アリとキリギリス / カエルとサソリ/ 人生の本 / ピラミッドの影 / 魔法の杖 / ぶっちゃうビリー / 何もないということについて考える / 6人の賢者たち / 別の惑星のあなた / シービーのお話 / 友だち / トニー・テスト / 泥棒 / アンドロイド / ウソ / 再生 / 人間になれた? / 永遠の端っこへ / どこにいるの? / 公平の井戸 巻末資料 ト ラブルシューティング / 用語集 など

ユーザーレビュー

  • 水中の哲学者たち

    Posted by ブクログ

    名著やん。才能あるやん。哲学者って上から目線が多いイメージだけど、この人はナナメ下から話しかけてくれる。
    人は変化していい、人の意見を聞いて論破されて意見を変えることは負けじゃない。
    自由の尊重と責任の放棄は違う。
    自分の意見を自分で考えて良いんだ。という気づき、自分の人生が自分に戻ってくる感覚。
    なんで?と与えられた前提にイノセントな問いを投げかけて、うんうん考えたり、友達と話し合ったりするのが哲学なんだな、と思いました。哲学科には入れなさそうだけど、哲学は好きそう。

    0
    2026年06月12日
  • 水中の哲学者たち

    Posted by ブクログ

    諦めたくない。諦めたくないなあ。考えたい。もっともっと考えたい。分からないことだらけのこの世界で、もっと考えたい。

    0
    2026年06月08日
  • これがそうなのか

    Posted by ブクログ

    -------
    ことばと出会い、
    ことばと育ち、
    ことばを疑い、
    ことばを信じた。
    -------

    日常に欠かせないことばたち。
    だけど、割と意味なんて後回しでその場のノリで使ってることの方が多い気がする。
    反射的に、息をするように何気なく言葉を消費している気がする。
    永井玲衣さんのことばの解釈を読んで、ああ言葉って生もので生きてるんだよなって。
    誰かが、周りが使ってるからその言葉を使う。これって結構危険なのかも。

    ことばから、今の世界について哲学的に考える面白い一冊。

    "「哲学」というのは厄介な言葉だ。哲学、それは学問でありながら営みである。行為である。世界の不可解さに立ち止

    0
    2026年06月05日
  • 水中の哲学者たち

    Posted by ブクログ

    読み始めたらもったいないような気がして、
    買ってからしばらく部屋の隅で、あたためていた本。

    永井玲衣さんの「わからない」が、わたしは大好きだ。
    ずっとわからないと笑いながら、話してくれている。
    世界が怖くて楽しくて、大好きなんだと言っている。
    それがあまりに人を感じさせてくれて、わたしはホッとする。

    わからないってことを言葉にして、
    それに向き合って生きるって愛だよなぁって思えた。
    対話だよなぁって思えた。

    本当に、素敵な哲学本だった。
    読み進めるほど、自分の心が微笑み、そのままの自分でいられるから、人生で何度も読む本になると思う。

    0
    2026年05月28日
  • これがそうなのか

    Posted by ブクログ

    哲学という学問は切実な現実から発生したものなのに、
    学問としての哲学はあまりにも多くの人の現実から遠いなあと思っていた。
    著者はこの二つを軽やかにつなぐのがホントに凄いと思う。

    “一本締め”のことを「なんて感動的なのか。」という感想が出てくるセンス好き。
    場って確かに締まりにくい。

    “純粋理性批判”のことを「詩のような響きを持っている。」というセンスも好き。
    その視点は無かった。

    生を受けたことを“望まずに巻き込まれた”側面を強調して「生活」というセンスすごすぎ!
    さすが哲学者!ちょっと笑っちゃった!


    それにしてもタイトル、ヨシタケシンスケさん的なゆるい印象だったけど、本文でその一言

    0
    2026年05月27日

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