永井玲衣のレビュー一覧

  • 世界の適切な保存

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    一日の中で、哲学できる種はたくさん落ちているはずなのに、見落としていること、興味を持たず無視していることがたくさんあると気付かされた。

    毎日忙しい、忙しいと思っていたが、自分が忙しくさせているだけで、今頭をいっぱいにしていることを脇に置いて、5分でも、周りの世界や自分の内面に浸ってみる習慣をつけたい。そうすれば、もっと自分がこの世界の一部であることが実感できるようになると思う。ただ通り過ぎるのではなく、小さな疑問さえ拾うように生きていきたい。

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    2026年05月19日
  • さみしくてごめん

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    ネタバレ

    友人に勧められて読みました。
    笑いあり学びあり、ワードセンスが面白くてスラスラ読めた。考えることって楽しい。
    普段何気なく行っていることを、見れば見るほど分からなくなる感覚。分かった気にもなってしまう感覚。知れば知るほど知らないことが増えるなぁ。

    共感できるところも、そんな見方もできるのか!と驚けるところも沢山あって、読んでいてとても楽しい1冊でした。
    永井さん、勧めてくれた友人、ありがとう。
    「でんちゅう」と「乗り換え」は、かわいい。わかる。

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    2026年05月18日
  • 水中の哲学者たち

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    哲学というと、なんだか専門的で難しくて触れにくいといったイメージがありました。でも意外と身近にあることに、この本を読んで気づきました。私は友達と一つのテーマについて「なんで?」と掘り下げて対話をすることがとても好きです。心がワクワクする瞬間です。そのこと自体も哲学だということを知りました。一つの質問に端的に答えるというのが私は苦手なのですが、それは哲学的な思考が私にあるということなのでしょうか? この本を読んで、哲学という分野にもっと興味を持ちました。
    これまで哲学というと、大学の教授や研究者が一人で黙々と頭の中で考えて、思考を巡らせて生まれるものだと思っていました。でも相手がいると、なんで?

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    2026年05月15日
  • これがそうなのか

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    無機物に動詞をつける感じがとてもいい。
    いきなり、ただの単語がゆるキャラみたいに見えるからおもしろい。
    明朝体が立ったり、歩いたりしている。

    普段言いたいと思っていることが大切に、大切に書いてあって感動の意味で泣ける。
    「そういうものだから」で片付けちゃうこと、多すぎるね?

    永井さんが「これがそうなのか」と思ったことを読んでいるうちに、自分なりのこれがそうなのかに出会う。
    哲学は、あーでもない、こーでもないと話しながら
    なんとか自分の納得できる場所を見つけるってことかも。

    言葉について。
    みんなが使っていて、
    同じニュアンスで相手に伝わることが前提で、
    それがいかに奇跡なのか…
    普段使っ

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    2026年05月10日
  • 水中の哲学者たち

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    言葉の使い方がとにかくおもしろい
    なんとなく考えたことがあることも
    文章として、言葉として
    改めて認識すると
    私まで水中に潜っていきました

    哲学と聞くと難しい
    そんな私の前提が覆りました
    一緒になって、
    意味のわからないことを分からないと言ってくれる
    くすっと笑える

    考えれば考えるほど分からなくなる
    でもだからこそ
    考えることは、問うことは
    おもしろいと思いました

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    2026年05月08日
  • さみしくてごめん

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    本屋さんをウロウロしていて衝動買いした一冊
    今までも何度か目にしていたけど手に取らなかった本
    なのに今回は何故かとてもとても読みたいと思った
    さみしいのかな?私



    「読みたい」という直感は当たっていたようで、とっても面白かった。
    著者は哲学者らしいが、本書は(哲学的)エッセイになるのかな?
    クスッと笑えたり、爆笑したり…
    急に涙が溢れたり…
    夢中になって読んでしまった。


    著者の永井さんは学校などで〝哲学対話〟という問いを深める授業をしているそう。
    その授業で
    「さみしさだけは、誰とも共有できないんです」
    と発言する女子高生がいた。
    嬉しい、楽しいは共有できる。
    でも、さみしさは共有でき

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    2026年05月06日
  • これがそうなのか

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    意味のわからないもの、不条理なもの
    そういうものに溢れたこの世界を適切に保存する

    ワンダという不条理に溢れた古い映画を思い出した
    素晴らしい本だと思う

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    2026年04月15日
  • 水中の哲学者たち

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    哲学者の書くエッセイ、エッセイを通じた哲学?とにもかくにも日常生活が哲学になっていく過程に魅了されてしまった。
    哲学的対話に参加してみたい。有名な哲学者のことは何も知らないけれど、こんな風に考えてみたいと思った。

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    2026年04月13日
  • さみしくてごめん

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    優しくすることは体力を使う、というのがのこっている。他者がいるのかどうか。逡巡を読み取るのか。他者がいることでのためらい。憶測、と憶測が外れること。を受け入れろというのもなかなか大変だとは思う。

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    2026年04月11日
  • 水中の哲学者たち

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    「私たちはできるはずのことができないときに不自由を感じるんです」

    と言った人がいた。だって私たちは空を飛べないことを不自由だと言わないでしょう。そもそもできないことを私たちは不自由だと嘆かないんです。

    『水中の哲学者たち』 / 永井玲衣

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    哲学の本は遠回しな表現で難しく堅苦しく書いてあって読みづらい本が多かったけど、永井玲衣さんの本は日々不思議に思ったことを深掘りしてみた、くらいの軽さで描かれていてスッと頭に入ってくる。

    わたしは最近あったこととか噂話とか表面的な雑談はあまり得意ではなくて「人は何のために生きているのか」とかいうことを大まじめに、でも笑いながら話したかったりする

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    2026年04月10日
  • 世界の適切な保存

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    考えていることが近いと思うからこそ、どうするのが「適切」なのか、自分の記憶から溢れてしまうであろう瞬間とどう向き合ったらいいのか、分からないなと思いながら読んだ。

    読んだけどまだ分からないなと思っている。投げ出さずに考え続けないといけないことなのかも。

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    2026年04月02日
  • 水中の哲学者たち

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    「水中の哲学者たち」永井玲衣
    SNSで勧めてくれた人に感謝!哲学の本なのに、思わず声を上げて笑ってしまうとは驚きでした。著者の永井玲衣さんの瑞々しい感性は、難解なイメージの哲学を鮮やかに日常へと引き寄せてくれます。

    特に印象的なのは「考える」と「悩む」の違い。ただ足踏みするのではなく、外の世界へ心を開く「哲学」には、ある種の鍛錬が必要なのだと気づかされました。日常を深く味わいたいすべての人に読んでほしい一冊です。

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    2026年03月25日
  • 水中の哲学者たち

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    「水中の哲学者たち」というタイトルのように、ずっと透明できれいな、けれど水面も底もない水の中にずっといるような感覚だった。気持ちいいけど息苦しさもある、みたいなそんな感じ。

    「わたしの人生は、わたしが決められて、本当だと思っていることにも、本当に?と問うてもいいのだ、と思った。」私は人生ではなく、歴史の授業に対して、恩師の授業開きで同じようなことを思ったな、ということを思い出した。「本当だと言われている歴史に対して、本当に?と問うてもいいのだ」と。私の今の職業の原体験だ。

    「かと思えば、『存在と時間』『差異と反復』『物質と記憶』など、青春アミーゴの修二と彰さながらコンビ名っぽいものもある。

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    2026年03月18日
  • さみしくてごめん

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    エッセイだいすきな人はたまらないはず!
    日記は日々忘れそうなことを書くっていうのが新鮮で新たな発見だった。
    哲学ってなんかむずかしそ〜と思っていたけど興味が持てた。(永井さんが読んでいた作品はどれも難しそうだったけど、、)

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    2026年03月11日
  • 世界の適切な保存

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    最近、哲学について興味があり、永井玲衣さんの存在を知って呼んでみました。
    エッセイということで、あまり気張らずに、ちょっとした時に読めるのでよかったです。

    個人的には「奥」が興味深かったです。
    お互いの世界が衝突することで、世界に奥行きが生まれる。

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    2026年03月09日
  • これがそうなのか

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    読書というより、脳みそを眺めているに近い感覚。
    エッセイでもなく新書でもない。
    永井玲衣さんは哲学者であるけど、小難しい論文を書いている訳でもなく、そう思いました日記でもない。
    でも、確かにふと私達も色んな事を思いふけり脳みその中の宇宙に飛び込んだりするような事を
    取りこぼさず文章にしてくれている。
    そしてくすっと笑える。取るにたらない言葉の事をはたと立ち止り改めて何故と思う時、それは「問い」だと言うけれどよくよく突き詰めて考えても面白い、これも一種の哲学なのかと身近に感じる道筋もできている。目次の「普通に」から「圧倒的に」が楽しく読めた。後半は戦争についての思い巡りもあり
    それを読むのは読書

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    2026年03月07日
  • 世界の適切な保存

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    ネタバレ

    私はきっと、この人の文章に何度も泣かされて、救われるのだろうと思う。

    『なんとなしに生きてきたっていうことが、原発のあの光景をみて、あるいは福島のひとたちの被害をみて、こんなに暴力的なんだって。』

    なんとなしに生きないことは、疲れる。でも、なんとなしに生きることは、暴力的。なんらかのカタチで、保存しないと。

    『言葉とはつねに他者に向けて手渡されるものだ。その意味で、言葉を手放してはいけない。
    言葉を失ったとしても、言葉をあきらめないことをつづけなければならない。普通じゃない、普通じゃない、これは普通じゃない。集中力を霧散させてしまうような誘惑と闘って、この感情を適切に保存しながら、手渡し

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    2026年02月28日
  • これがそうなのか

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    本や言葉を通じて世界との繋がりを築いてきた著者が、社会に出て他者と出会い、「これがそうなのか」と開眼する瞬間が描かれる。
    しかし、その出会いは単なる確認作業ではない。
    何度も繰り返される「世界の奥行き」という言葉に象徴されるように、平面だった世界が立体として立ち現れたとき、その深淵さに圧倒される。
    子育てをしている人が口をそろえて「大変とは聞いていたが、ここまでとは聞いていなかった……」とやつれた表情で語る姿。まさに「これがそうなのか」という瞬間である。
    「現実をそのまま肯定しないように注意深くあることは、繊細な集中力を要する」という一節は言い得て妙だ。白にも寄らず、黒にも寄らない、平均台を渡

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    2026年02月23日
  • 水中の哲学者たち

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    死ぬとは、なぜ私は日本に生まれてきてしまって、裕福に暮らしているのか。地球は滅亡してしまうんじゃないのか。家族がいつか死んじゃうんじゃないのか。

    そういえば子供の頃にそんな恐怖に押しつぶされそうになって、しょっちゅう悪夢にうなされていた。すっかり滅亡しそうでゆっくり悪化していく地球環境に慣れ、やっぱ日本でよかったと安堵し、意外に人は死なないことに気づいてしまった。永井さんの本には、そんな忘れかけていた根本的な問いが溢れ、子供の頃の自分が横に並んで一緒にドキドキしながらページをめくっているようだった。

    たまたまこの本を読み終えようとしていたある日、プラネタリウムでドラえもん達がミニチュア宇宙

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    2026年02月22日
  • 水中の哲学者たち

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    たまにふと思い浮かぶ疑問を他者と対話し、自分たちなりの理解を得る。答えがあってもなくても、それが正解でも正解じゃなくても、私たちが感じたもの考えたものがすべてであり、それが正義だと感じさせてくれる。

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    2026年02月18日