永井玲衣のレビュー一覧

  • 水中の哲学者たち

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    『モヤ対談』で興味を持って読んだ。
    文章が読みやすく、謙虚で不器用でかわいらしい人柄が伝わってくるようだった。知的なユーモアも感じられる。(茶目っ気のある岸本佐知子さん的な雰囲気)

    小学校などでも行っているという哲学対話(問いを立ててみんなで語り合う)というイベントには興味を引かれたが、もうちょっと具体的にというか、踏み込んで書いて欲しい感じがした。
    今までどういう問いで行われたかなど、文中にも記載はあったが、もっと知りたい。そしてみなさんの出した答えを知りたい。
    ても、答えを知りたい、教えてくれと思ってしまうのは、違うんだろうな。自分で考えないと。

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    2026年01月11日
  • 世界の適切な保存

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    視点がとてもいいなと思った。言い間違いやよどみ、沈黙をこんなに丁寧に肯定的に捉えてくれる人がいるのはこころ強い。

    一方で、文章は1テーマにつき半分の量でもよかったかなと思う。音声で聞くと違うのかもしれないかど、文字だと似たような言い回しの反復が多くて、逆に言いたいことがぼやけているように感じた。

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    2026年01月06日
  • さみしくてごめん

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    初・永井玲衣さん。読み始めてすぐ「くどうれいんさんや穂村弘さんと親交がありそうだな」と感じたくらい、世界の捉え方がどこか歌人的。

    ご本人も「哲学モメント」は「詩的な表現」になると捉えておられて、なるほどなと思った。

    ただ、やはり哲学者の性か自ら袋小路に迷い込んでいくようなところがあり、個人的には歌人の方のエッセイの方が風通しが良く読みやすいと感じた。

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    2025年12月21日
  • 世界の適切な保存

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    ネタバレ

    前作よりも日記っぽかった。テーマに関連して引用される詩や小説の文章にまんまとぐっと来た。

    「しゃぼん玉なんども食べようとしてるゾンビになってもきみはきみだな(野村日魚子)」
    って詩でうっかり泣いた。駅のホームで。ゾンビになってもわたしはわたしだなって思ってくれる存在がいたらどんなにいいんだろう。お別れしてもまた会えたならそれでチャラよ。

    たびたび3.11や地域紛争での虐殺の話などが差し込まれて、忘れちゃいけないこととか知らないといけないことがあるのを思い出す。

    「家が流されてなくて、ずるいね」(179頁)

    強烈すぎる。

    あの日地震が起きたとき、山形でこんなに揺れてるんだから遂に宮城県

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    2025年12月19日
  • さみしくてごめん

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    日記のところはとりとめなさ過ぎてどうしよう…読めるかな…と思っているうちに本棚に逆戻りしていた。
    数ヶ月後、ゆっくり読めるとき、とりとめなさと付き合いながら読み終わった。
    誤変換とかたまに出てくる面白ワードとかを読んでると、この人は大真面目な顔して面白いことをそのまま受け入れてそうだなって思うと、その姿におかしみがあった。

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    2025年12月02日
  • 水中の哲学者たち

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    同じ海に潜った時に、すぐ浮上する人と、深く潜って探索する人の、後者に関する本
    深く物事考えられるのって、時間もゆっくり流れていいなぁ

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    2025年11月08日
  • さみしくてごめん

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    日記のところが特に好き。
    哲学っていつまで経っても掴めないから哲学。
    当たり前に生きているこの世界には哲学が、不思議が、不可解がたくさん。おもしろい。

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    2025年11月06日
  • 水中の哲学者たち

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    あさイチで上白石萌音ちゃんが永井玲衣さんの書く言葉が好きと言っていたので読んでみた。『分からない』から対話する。優しい言葉たちでいっぱい。

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    2025年09月23日
  • 世界の適切な保存

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    時間はどんどん過ぎて、世界は変わっていく。
    その一コマの切り取り方が独特で、些細な日常もこんな捉え方ができるのかという気付きがたくさんあった。
    その一つ一つは、正直わかったようなわからないような。哲学ってそういうものなんだろうか。
    心に残ったのは「かくれる」。
    好きな人、大切な人の一部になることが、その人を保存することになるという気持ち。
    適切に保存しようと思うあまり、体の一部を食べてしまいたいという欲求が生まれる。
    少し前に読んだ「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った」と通じるところがあるなと思い出した。
    何かが消える、失われる、忘れられることに、多くの人は無意識のうちに恐怖を感じてい

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    2025年08月31日
  • 世界の適切な保存

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    世界に「か」が足りないように感じて「か」を補給する。
    世界を適切に保存するのはその時の体験とか匂いとか、そのまま伝えること。

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    2025年05月17日
  • 世界の適切な保存

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    ネタバレ

    前作に比べて作者自身の想いの表現が色濃く打ち出されて、哲学エッセイというよりもエッセイとして読み進めた

    それは単に伝え方を少し婉曲にしただけなのかもしれないが、エッセイであるならなーという気もある。

    ただ、最後の方にあった「改行する」「手渡す」「見る」などはエッセイ・最近の考え事の発露としても興味深く読めた

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    2025年04月13日