永井玲衣のレビュー一覧

  • 水中の哲学者たち

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    本の雑誌・ロングセラー特集から。著者のことはどこかで目にしたことがあり、一度その作品に触れてみたいと思っていたもの。この機に。スラスラ読めて、なんとなく哲学の入り口に立てた気になってしまうという、下手にタイトルに入門書を謳っているものより、こちらの方がずっと良質なはじめの一冊。著者の他作品にも触れてみたくなった。

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    2026年08月14日
  • 世界の適切な保存

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    永井玲衣さん2冊目
    「1冊目の方がよかったなあ」「ところどころ出てくる短歌、いらないなあ」と思いながら読んだのだけど、終盤から一気に惹きつけられた。特に「手渡す」と「見る」の2編は秀逸。
    こんな若い人がこれから社会の中で、発言してくれたならきっとよい世の中になるのでは?とおばちゃんは希望をもったのでした。

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    2026年08月13日
  • 水中の哲学者たち

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    やらゆらした水中から世界を見つめるような、
    水が流れるような文体。
    いったい哲学ってなんなんだ?
    生活の中にいったい哲学はあるのか?
    淡明な言葉で描かれる作者さんの生活に根差した物語り的なエッセイ。
    本当かどうかもわからないエッセンスが鏤められたおはなしたち。

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    2026年08月11日
  • せんそうって

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     日本各地で「哲学対話」を実施する永井玲衣さんが、写真家の八木咲さんと「せんそう」について考え、語る言葉を探す「せんそうってプロジェクト」を立ち上げます。この活動が文芸誌「群像」に連載され、その書籍化が本書とのこと。

     このプロジェクトでは、戦争を知らない世代が多数派になる中、教科書の歴史知識としてだけではなく、自分の言葉で「せんそう」を知り語る方法を模索します。日本各地での観察・情報収集や、表現を交えた「哲学対話」の場をひらいているようです。

     様々な人の言葉から伝わるのは、迫力‥例えば、教科書には書かれていない、見落とされがちな声、音、光、色、人の眼差しの力でした。「せんそう」は私たち

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    2026年08月11日
  • さみしくてごめん

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    『わたしたちは、ただ、考えたいのである。』
    それが伝わるエッセイだった。直前主義など、親しみやすく共感できる部分もあり、作者やこの本を読む人たちには「さみしくないよ」って言ってあげたい。自分もプロフィールを書くときがあったら、念入りな妄想が趣味と書いてみようかな。

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    2026年07月30日
  • 水中の哲学者たち

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    おそらく初めての哲学についての本
    読みながら対話しているみたいで読みやすかった。
    人と話す時は、「よく聞く」「自分の言葉で話す」「結局人それぞれにしない」「理由を述べてから話す」「変わることを恐れない」
    とても大事だと思った

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    2026年07月27日
  • さみしくてごめん

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    哲学は心細い。さみしい。だがわたしは、さみしいからこそ哲学をしているような気がする。
    生まれてきたことがさみしい。わからないことがさみしい。問いをもつことがさみしい。問いと共に生きることがさみしい。

    なんて平凡なんだと自分で自分に(なぜか)落胆しているのだとしたら、それも安心してほしい。凡庸な考えをもっているひとなどはおらず、誰もがとりかえのきかない、なさけなくて、おかしくて、やさしい考えをもっている。

    「えっ…なんで・・・ひとは生きている?」
    少年だけが、眉間に皺をよせ、目の前の問いを反響させている。

    わたしたちはもっともがいてもいいのではないか。どこかで聞いたことのある幸福の言葉を重

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    2026年07月20日
  • 水中の哲学者たち

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    水底へ続くスロープのように、日常から思考の世界へと入っていく感覚になった。読みやすく、刺激的で、控えめだけど確かにそこにいるという事実を感じられた。

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    2026年06月26日
  • 世界の適切な保存

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    少し前の、永井玲衣さんの哲学エッセイ
    読み始めは少し読みづらく
    何ヶ月か部屋のすみで積読されていた
    改めて読んで見たら
    なんとも心にずっしりときた

    世界情勢から、日本の災害の時の話
    そして個人的な話まで
    さまざまな適切な保存を考えている

    今の状況を未来に残すことがどれほど
    大切なことか、わからないが
    もしかしたら、未来にとっては
    どーでもいいことかもしれないが
    体験して取り込んで伝えていく
    でも、そのほとんどは完璧には
    保存されないかもなのです

    景色を見て感動して写真に撮って
    誰かに伝えても
    その瞬間はけして伝わらない
    匂いや空気感も伝わらない

    例えば烏龍茶を飲んだとき
    自分では『猿の

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    2026年06月20日
  • 水中の哲学者たち

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    「世界は一見まともなようで、実はかなりすっとぼけている。」
    始まりから想像を裏切られた。
    しかも最後まで堅苦しくなく読み進められる哲学本って、珍しい。
    「どうか、変わることをおそれないでください。」
    私にも無意識になっているが、変わることへの恐れ、抵抗はある。変わってもいいんだと改めて思わせてもらえた。
    子供の頃、砂場で飽きもせず固まり作ったなあ^⁠_⁠^

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    2026年06月14日
  • 水中の哲学者たち

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    なんだかわけならないんだけど、とてもよくわかる気もする。不思議な感覚。
    なぜか本にしてくれてありがとうございますと思った。

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    2026年06月11日
  • これがそうなのか

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    永井玲衣さんの4冊目の本です。いつの間にか彼女のファンになってしまいました。

    今回の本は「ことば」についてで、第1部は、日々生み出される新語からが内在している「問い」を見つけ出し、考察されています。第2部は、彼女が幼少の頃から今に至るまでに読んできた本に書かれている「ことば」から、考察されています。

    1冊目の「水注の哲学者」よりも柿慣れた文章になっていて、読みやすくもあります。

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    2026年06月01日
  • さみしくてごめん

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    約1年の積読本。哲学者 永井玲衣さんのコロナ禍やその前後に書き溜められた文章が集められたエッセイ。永井さんの最新刊『これが、そうなのか』の方をなぜか先に読んでしまいましたが、この本の中でも『そうなのか。これが、そうなのか。』というセリフが出てきて、思考の流れを感じさせてくれて少し嬉しくなりました。

    第1章は日記。短い文章の中に、なかなかに個性的なエピゾードが含まれていておもしろい。また、日々読んだ本が明記されていて、それも興味深いです。

    第2章は、哲学者らしい文章が多め。繰り返し『問い』が出てきて…かと思えばその前提に立ち戻り、考えに考えに考える…。ちょっと気を抜くと、ぼーっと読んでしまい

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    2026年05月17日
  • 水中の哲学者たち

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    こんなに沢山本を読んでいるのに読めば読むほど私がどんな人間なのかも分からなくなるなって思っていたけど、それも間違いじゃないなって思わせてくれた。
    重い荷物を一緒に持ってくれたみたいで、温かくて柔らかくて美しい本。

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    2026年05月11日
  • 水中の哲学者たち

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    著者が生きてきた感覚と学んできた哲学をベースに、10年以上続いてる哲学対話の現場でのやり取りを交えて哲学の面白さを教えてくれる。

    ここで言う哲学は、昔からの王道的なものと言うより、「いま、ここ」で全ての前提や概念などの既視感あるものを捨てて、皆でとことん考え抜き対話する感じであって、その行為を激論があるにしても肯定されるプロセスが気持ちいい。

    哲学対話に参加してみたい。

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    2026年05月03日
  • 水中の哲学者たち

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    初めて哲学の本を読みました。
    「こんな世界があったのか」という読み始めの印象でしたが、読み終わっても印象は変わりません。
    しかし、読んだあとには
    ・日常の中に哲学があり、自分もその一部であり、哲学は身近なものなのかもと気づいた。
    ・普段から考えていることを言葉にする、言葉にできなくても考え続けることが世界を感じたり理解したりすることなんじゃないか。
    ・哲学って素敵だけれど、やっぱり面倒くさいな。話がいつまでも終わらなくなってしまう。
    このようなことを思いました。
    また、哲学の本を読むことがあるかはわかりませんが、気づいたら新しいのを探して読んでいる気もします。
    自分としては楽しめたし、何が楽し

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    2026年04月29日
  • これがそうなのか

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    人それぞれ・人間の本能・承認欲求
    後ろ2つをまんまと使っていたことに気づきギクッとした
    永井さんの本を読むと、自分が楽するために見逃していたこと、突き詰めずに折り合いをつけようとしたことを思い出させてくれ、問いに向かって開けるのを感じる。山月記の話など懐かしくて考え直す体験を一緒に行うことができた。
    特に、「子供の人権」について私は子供→大人になっていくはざまにいるため、子どもとの向き合い方を忘れずに考えていきたい。また、「嫉妬」はなぜ生まれてしまうのかというのは誰もにあり、深い感情だと思う、考えがいがある。
    それに、人間の誇張表現についても、「超」「神」ときて、「普通」にいたる。「普通」とい

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    2026年04月23日
  • 水中の哲学者たち

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    すごく読まれてる。
    最初なかなか入り込めなかったが、ヘアカタログ誌の連載の2章から馴染めた。
    ヘアカタログに哲学エッセイを、と企画した人すごいと思う。
    高校時代の思い出の心理テスト、自分でやってふむふむとなった。家族にまでやらせてみた。そこが一番印象に残ったなんて人には言えない。言ってるが。

    「手のひらサイズの哲学」ありがとうって感じだ。高尚な研究も大切だろうが、一般人の中に入り込んで、哲学を身近に、考えることを身近に、実践される試みはとても魅力的だ。
    哲学対話参加してみたい。でも何も話せないかも。どんな感じなんだろう。

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    2026年04月19日
  • これがそうなのか

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    もはや“永井玲衣さんの著作だから”という信頼だけで手に取るので、内容をまったく把握しないまま読んだら、ことばについてのエッセイだった。
    第一部「問いはかくれている」では、近ごろ耳にするようになった「あーね」「めしテロ」「口になった」「ラン活」「普通に」等の新語や、使い古された「よろしくお願いいたします」「圧倒的」「にわかファン」「はいチーズ」といった定型句について、独自の着眼点で考察をおこなっている。
    ことばを考えることの底無しの面白さを再発見できた。

    第二部「これがそうなのか」という章題は、著者がフィクションではない現実の事象をまのあたりにし、開眼していく際に呟かれてきた台詞でもある。
    進

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    2026年03月28日
  • これがそうなのか

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    永井さんの話や文章が好きなので、こちらも読んだ。
    言葉にすること、問を立てること。
    言葉とは。問とは。

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    2026年03月26日