永井玲衣のレビュー一覧

  • さみしくてごめん

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    思わず、くすくすと笑ってしまうユーモラスで肩肘張らない文章で楽しい。ほんのちょっと哲学の入口というか「考えずにはいられないこと」を受け入れる?投げやらない?共に有る?生活をしても良いのかもしれないと思わせられる。

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    2025年11月18日
  • 水中の哲学者たち

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     永井玲衣さんのいう「手のひらサイズの哲学」とは、世界に根ざしながら世界を見つめて考えること、らしい…ん?? この問いへの一つの探究を、「哲学対話」を通して掘り下げた哲学エッセイです。

     哲学という言葉からくる堅苦しい印象からは程遠い、軽やかさを感じました。そう感じる理由は、世界の「わからなさ」について、永井さん自身が「わからない」自分を隠さず晒している点だと思います。

     何かを深く考えることは、しばしば水中に深く潜ることにたとえられるそうで、哲学対話は、ひとと一緒に考えるから、みんなで潜ることになります。
     永井さんは、哲学対話で中立的な立場で合意形成を支援する進行役(ファシリテーター)

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    2025年11月17日
  • 水中の哲学者たち

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    過去の記憶に、そっと灯をかざしてもらえたことで、その過去の出来事にもカラフルな色彩があったことに気がつけた。確かにその経験はリアルな体験としてそこにあったのだ、と再体験できた。読書前は、記憶が灰色であることが普通すぎて、灰色であることも意識にあがっていなかったが。
    自分に迷ったとき思い出したい文章を、フレーズに書きとどめておこう。

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    2025年11月10日
  • 世界の適切な保存

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    日常的な会話や、著者が行うワークショップのでの断片的な会話や言葉、その中で語られた言葉や語られなかった言葉。
    また、日常にとどまらず、東日本大震災や世界で起こる紛争などについても言及しています。
    書かれてはいない決して蔑ろにできない保存すべきことがあることについて書かれています。

    私も日常生活で伝えられなかったことや、気を遣って相手に飲み込まれた言葉について考えさせられました。
    それと今年ベトナムの戦争証跡博物館で見た被害の様子をそのまま残した写真の数々。これらの写真が訴えるものと、ここには保存されていない被害があるということについても考えないといけないし、忘れてはいけないと思いました。

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    2025年11月03日
  • 水中の哲学者たち

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    いろんなことを考えたり悩んだり、そういうことは自分にもたくさんあるけど、そのことを覚えてたり、深く考えたりする、記録する習慣がない。
    いろんな人と対話する中で確かに積み上がる思考と問い、こういうものを本にまとめてくれることに価値があるなと思う。

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    2025年11月03日
  • 水中の哲学者たち

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    Audible で。
    手のひらサイズの哲学ということばが耳に残る。
    途中泣きたくなったり、暗くなったり、楽しくなったり、笑ったり。素敵な哲学書だったな。

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    2025年10月29日
  • さみしくてごめん

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    哲学というものがなんなのかわからない人にとっても、とっかかりになる作品(エッセイ)でした。
    考えすぎてしまうきらいがある私にとっては、同じように問い自体に対して頭を悩ませている方の存在は心強いです。
    ひとつひとつの事柄の心もとなさ、さみしさに真摯に向き合っている姿は素敵だと思います。わかりあえないとしても、どうしてそうなのか、そうなっているのはなぜなのか、他人の言葉を借りずに自分自身の言葉で表現していきたいです。

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    2025年10月26日
  • 選挙との対話

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    選挙に興味を持ち始めたものの、分からないことだらけで読んでみた本。

    なぜ自民党は強いのかや、なぜ野党は勝てないのか、なぜ女性政治家は少ないのかなどをテーマに。
    前半はデータに基づいた話しをしているので、ウッとなるが、分かりやすく書いてくれているので、初心者でも全然分からないということはなく読めた。1からと言うよりは、近年の選挙に絞られていて、そこも身近に感じられて良かった。

    最後は哲学対話で締められている。
    興味を持ったのに、具体的に話すのはタブーみたいな風潮でより分からなくなってく「選挙」。生活の中で感じている「選挙」のことが話されていて、もっと身近にみんなで考えてみたいと思えた。

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    2025年10月23日
  • さみしくてごめん

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    問いに問いかける。どうしたってことない日常も悪くはない。むしろ面白い。問い方一つで、観ている世界が変わる。
    くすっと笑える、想像できるシーン。
    あるある。
    ことばが届かない世界もそれは存在している。どうして届かないんだろう。
    また、それも考えたくなる。

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    2025年10月21日
  • さみしくてごめん

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    この本は哲学書?エッセイ?
    その境目はなく、永井玲衣さんという人の言葉がただそこにあるという感じ。
    そもそも哲学というものは、改めてかしこまって考えるものではなくて、日常の中にふっと沸き起こる問いなのかもしれない。
    永井さんの文章はとにかく読みやすい。
    プッと笑ったり、問いに頭を悩ませたり…まるで対話しているような気分になりながら読んだ。
    一人で読んでいても、なぜか一人のような気がしなくて、さみしくない時間だった。

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    2025年10月21日
  • 水中の哲学者たち

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    ポップな調子で面白かったけども……、哲学……色んな余裕がないと無理だなと、余裕のない今の暮らしと脳みそを振り返って思い直す。

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    2025年10月05日
  • 世界の適切な保存

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    『水中の哲学者たち』でも感じたが、刻一刻とすぎていく瞬間を言葉として表現しているのが自分にとってはとてもすごいことでどういう風にやっているんだろうと思う。印象に残る一節も多い。自身ももっと世界をよく見て感じ、言葉を書き連ねたい。

    ## はずでした

    「わたしたちの生は、無数の「そうであるはずだった」に満ちている。(中略)ひとが「はずだった」と言うとき、そのひとの心はとこかへ行ってしまったかのように見える。「はず」の二文字に、そっと感情が乗っているからだろうか。」

    ## 適切な保存

    「こんなふうに目まぐるしく入れ替わっていく東京で、ひとつひとつを丁寧におぼえておくことはできない。どんなに意

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    2025年09月14日
  • 世界の適切な保存

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    『水中の哲学者たち』は気になっていたまま読んでなかったんだなと、エッセイとしても独特な書き口に触れて思い返した。哲学対話などの活動についてラジオ出演で耳にしていたイメージだけだったが、語る人という印象だが文体も個性がいい意味で現れている。
    なにか純なる透明性のようなものを掲げる姿勢が胡散臭くもあるのだが、一見すると掴めない表題の真意といったものはときに後継に退きながらも全編を通して語り尽くされていて、高遠な理想とは隔たった実生活的な感性として「世界の適切な保存」という視点は、古くもあり現代において新しくもある議論設定だと思われた。

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    2025年09月13日
  • 世界の適切な保存

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    前半部分は、著者の永井玲衣さんが、忘れることを嫌がっている事から「世界の適切な保存」だと思って読んでいましたが、後半にヒロシマの原爆や東日本大震災など、忘れてはいけないことを忘れないように、言葉を使って、世界を保存しようとして葛藤している様子を感じることができるようになってきました。僕は、個人的に写真を撮ることが趣味なのですが、「時が流れていかないように」というwebsiteを作って、撮った写真を公開していました。(閉鎖しました)永井さんが考えていたことと、同じようなことを僕も思っていたことが、共感を覚えました。日々消費されるコンテンツを、僕もただ保存したいと思います。

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    2025年09月12日
  • 選挙との対話

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    この本を手に取ったきっかけは、情報番組で「自民党がなぜ強いかをデータで分析している」「選挙とは何かを座談会形式で考えている」と紹介されていた点に惹かれたからである。

    本書によれば、自民党が強い理由としては、①小選挙区制において効率的に議席を獲得できる制度構造、②公明党との選挙協力、③野党が候補者を統一できず票が分散すること、④非都市部で組織団体や保護政策を通じて基盤を固めていること、⑤政治に不満を抱えながらも与党に投票する層が一定数いること、などが挙げられている。

    また、(本書の説明を踏まえつつ私の理解を交えて言えば)投票率の低さも自民党に有利に働いている。特に「選挙に行かない層の中には野

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    2025年09月11日
  • 水中の哲学者たち

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    永井玲衣さん。先に『世界の適切な保存』を読んだ。

    文章の距離感が、一人称なんだけど、どこか自分には他人事のようなふわついた感じがあったり、かと言って、傷ついたときは、泣くらしい。
    自分が自分でいることを不思議に思い、不可解に思い、驚き、戸惑う。
    みんなわかったようなことを言いながら、本当の本当にわかってるのか。
    それって本当だったっけ?
    本当だとしたらなんでなんだっけ?
    そういうことを考える。
    本書は、哲学対話というものをワークショップみたいにやっている活動日誌でもある。
    小学生たちに、考えたいことを考えてもらう。
    会社のイベントごとに呼ばれて対話のためのファシリテーションをする。
    そういう

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    2025年09月07日
  • 世界の適切な保存

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    “あまりに物事がしんどくて、何もかもが立ち行かない時に、友人に「降伏だ」とメッセージを打とうとした。機械は、わたしの状況などつゆ知らず「幸福だ」と変換した。わたしは自分で自分のことを幸福と言ったことがなかったから、それを真新しい目で見ることになった。”(p.94)



    “見ることは、変えることだ。自分自身を超え、変えていくことだ。世界は不適切に保存され、手渡される。それを、もっと見ようとする。見ることによって、知っていたと思い込んでいたものが変形する。知っていたと思い込んでいた自分が変わる。ならば、どうするかだ。
    見るだけで終わることはできない。見ることは、わたしを当事者にする。共に生きるひ

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    2025年08月21日
  • 水中の哲学者たち

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    ネタバレ

    当たり前のことに疑問を持ち人と対話する。人の考えを聞き疑問を深めていく。おもしろい学問ですね。まさに「学んで問う、問うて学ぶ」

    腹にストンと落ちることが気持ちいいことを思い出させてくれました。

    それから変な敬語も笑いました。言いたくなる気持ちも含めて。

    お笑いをみてみようかな、なんでやねんと哲学。

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    2025年08月15日
  • 世界の適切な保存

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    とりとめもないことを見てどんどん思考、いや妄想が広がっていくのが好きなんだけれども、それを保存したいなと思った。適切に保存できるかな

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    2025年08月03日
  • 世界の適切な保存

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    「記憶とは不完全なもので、もどかしいもの。また言葉も完全であろうとしても完全になりえることは不可能だ。言葉は他者にむけて手渡されるべきものであるから、言葉ゆめゆめ手放してはならない、たとえ言葉を見失うようなことが目の前に立ち現れたとしても。そしてその感情を適切に保存する。わたしたちが人間であろうとするのなら、その忘却と無邪気な残虐さも、だ。経験することでしかわからないことはあるが、経験してもわからないことはある。見ることは、変えること。自分自身を超え、変えていくことだ。見るだけで終わることはできない。見ることはわたしを当事者にする。共に生きるひとにする。そういうことが問われている」そんなことが

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    2025年07月17日