永井玲衣のレビュー一覧

  • 世界の適切な保存

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    詩集のようなような哲学エッセイ
    『水中の哲学者たち』が好きな方には刺さるかも。


    世界を変えることではなく、
世界をどう保存するかという問いかけがされていて、
    今見ている世界は、自分が見たいように見ているだけで、
    見えてないものに隠されている伏線。

    忘れていいもの
忘れてはいけないもの
手放していい感情
手放さずに持っておく感情
    を自分に委ねてみる。

    丁寧に見る。
    やっぱり哲学の本だなぁと思う。

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    2026年01月17日
  • さみしくてごめん

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    ネタバレ

    コロナ過の中で書かれたという、日記とエッセイ。日記の部分がたんたんとしてシュールですごく面白かった。他人の何気ないひと言、ちょっとした出来事から広がるイメージや余韻がなんとも言えず可笑しいのだ。終わるジェノベーゼ、適当に作られたレモネード、いちごジャムの中の鮭の瓶、小生のパワーポイント、ニーチェになるカント。「これでええ?」はつい声を出して笑ってしまった。日常の瞬間瞬間への感性の鋭さが感じられるというか、疑問への瞬発力が高い。
    後半はエッセイになっているが、言葉になる前の感覚をできる限り丁寧にすくい取ろうとしているような文章で、結論のようなものにはあえてたどり着かず、ただ漂っていくようなエッセ

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    2026年01月07日
  • 水中の哲学者たち

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    たしか星野源さんの選書フェアで買った本。すごく読みやすくて、いろんなものごとを考える端緒になりそう。「哲学対話」にちょっと興味がわいた。

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    2026年01月03日
  • さみしくてごめん

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    日々の暮らしの中で見ているようで見ていないことに気づくことができる。他者の視点と感じ方に新しさやおもしろさがある。単調で退屈だとつい思ってしまう日常生活にも、よく見れば深さがあるものだ。『念入りな散歩』を読んで思う。

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    2025年12月27日
  • さみしくてごめん

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    考えた方がいいから考えるというのではなく、考えなければならない状態に追い込まれて考えている。人それぞれ、理解できないような、説明のつかないような問いを考えている。1人では抱えきれないこの考えるという行動をだれかと共にする。問いという形で共有することで、自分を探したり、新しい可能性に気付いたり、答えがまた分からなくなったりする。これが哲学なのかと思った。

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    2025年12月12日
  • さみしくてごめん

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    さみしいから手に取った
    読めば読むほど哲学が分からなくなる
    哲学モメントを読みながら初体験した
    じわっと心があったかくなった
    なんか、いいなぁ さみしくてよかったな

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    2025年12月12日
  • 水中の哲学者たち

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    哲学「対話」。相手を知り自分を知る。それが「対話」によって深まる。哲学ってそういうことなのかと簡単なようで難しい。詩的なエッセイで、軽やかながら深い読後感が残る淡い読書体験。

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    2025年11月27日
  • 世界の適切な保存

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    筆者の引用する文章がいちいち良い。短歌はとりわけ良い。でも自分がこの短歌の載っている歌集を読んだとしてもフーンで流した自信があるので、こういうところに他人の脳味噌を借りる意義があるなぁと思った。
    保存の話はまぁともかく、スターフライヤーマンの話が面白かった。どちらかと言うとこれは次作のお題に関わってくる話なんだろう

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    2025年11月25日
  • さみしくてごめん

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    思わず、くすくすと笑ってしまうユーモラスで肩肘張らない文章で楽しい。ほんのちょっと哲学の入口というか「考えずにはいられないこと」を受け入れる?投げやらない?共に有る?生活をしても良いのかもしれないと思わせられる。

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    2025年11月18日
  • 水中の哲学者たち

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     永井玲衣さんのいう「手のひらサイズの哲学」とは、世界に根ざしながら世界を見つめて考えること、らしい…ん?? この問いへの一つの探究を、「哲学対話」を通して掘り下げた哲学エッセイです。

     哲学という言葉からくる堅苦しい印象からは程遠い、軽やかさを感じました。そう感じる理由は、世界の「わからなさ」について、永井さん自身が「わからない」自分を隠さず晒している点だと思います。

     何かを深く考えることは、しばしば水中に深く潜ることにたとえられるそうで、哲学対話は、ひとと一緒に考えるから、みんなで潜ることになります。
     永井さんは、哲学対話で中立的な立場で合意形成を支援する進行役(ファシリテーター)

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    2025年11月17日
  • 水中の哲学者たち

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    過去の記憶に、そっと灯をかざしてもらえたことで、その過去の出来事にもカラフルな色彩があったことに気がつけた。確かにその経験はリアルな体験としてそこにあったのだ、と再体験できた。読書前は、記憶が灰色であることが普通すぎて、灰色であることも意識にあがっていなかったが。
    自分に迷ったとき思い出したい文章を、フレーズに書きとどめておこう。

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    2025年11月10日
  • 世界の適切な保存

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    日常的な会話や、著者が行うワークショップのでの断片的な会話や言葉、その中で語られた言葉や語られなかった言葉。
    また、日常にとどまらず、東日本大震災や世界で起こる紛争などについても言及しています。
    書かれてはいない決して蔑ろにできない保存すべきことがあることについて書かれています。

    私も日常生活で伝えられなかったことや、気を遣って相手に飲み込まれた言葉について考えさせられました。
    それと今年ベトナムの戦争証跡博物館で見た被害の様子をそのまま残した写真の数々。これらの写真が訴えるものと、ここには保存されていない被害があるということについても考えないといけないし、忘れてはいけないと思いました。

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    2025年11月03日
  • 水中の哲学者たち

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    いろんなことを考えたり悩んだり、そういうことは自分にもたくさんあるけど、そのことを覚えてたり、深く考えたりする、記録する習慣がない。
    いろんな人と対話する中で確かに積み上がる思考と問い、こういうものを本にまとめてくれることに価値があるなと思う。

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    2025年11月03日
  • 水中の哲学者たち

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    Audible で。
    手のひらサイズの哲学ということばが耳に残る。
    途中泣きたくなったり、暗くなったり、楽しくなったり、笑ったり。素敵な哲学書だったな。

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    2025年10月29日
  • さみしくてごめん

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    哲学というものがなんなのかわからない人にとっても、とっかかりになる作品(エッセイ)でした。
    考えすぎてしまうきらいがある私にとっては、同じように問い自体に対して頭を悩ませている方の存在は心強いです。
    ひとつひとつの事柄の心もとなさ、さみしさに真摯に向き合っている姿は素敵だと思います。わかりあえないとしても、どうしてそうなのか、そうなっているのはなぜなのか、他人の言葉を借りずに自分自身の言葉で表現していきたいです。

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    2025年10月26日
  • 選挙との対話

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    選挙に興味を持ち始めたものの、分からないことだらけで読んでみた本。

    なぜ自民党は強いのかや、なぜ野党は勝てないのか、なぜ女性政治家は少ないのかなどをテーマに。
    前半はデータに基づいた話しをしているので、ウッとなるが、分かりやすく書いてくれているので、初心者でも全然分からないということはなく読めた。1からと言うよりは、近年の選挙に絞られていて、そこも身近に感じられて良かった。

    最後は哲学対話で締められている。
    興味を持ったのに、具体的に話すのはタブーみたいな風潮でより分からなくなってく「選挙」。生活の中で感じている「選挙」のことが話されていて、もっと身近にみんなで考えてみたいと思えた。

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    2025年10月23日
  • さみしくてごめん

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    問いに問いかける。どうしたってことない日常も悪くはない。むしろ面白い。問い方一つで、観ている世界が変わる。
    くすっと笑える、想像できるシーン。
    あるある。
    ことばが届かない世界もそれは存在している。どうして届かないんだろう。
    また、それも考えたくなる。

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    2025年10月21日
  • さみしくてごめん

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    この本は哲学書?エッセイ?
    その境目はなく、永井玲衣さんという人の言葉がただそこにあるという感じ。
    そもそも哲学というものは、改めてかしこまって考えるものではなくて、日常の中にふっと沸き起こる問いなのかもしれない。
    永井さんの文章はとにかく読みやすい。
    プッと笑ったり、問いに頭を悩ませたり…まるで対話しているような気分になりながら読んだ。
    一人で読んでいても、なぜか一人のような気がしなくて、さみしくない時間だった。

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    2025年10月21日
  • 水中の哲学者たち

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    ポップな調子で面白かったけども……、哲学……色んな余裕がないと無理だなと、余裕のない今の暮らしと脳みそを振り返って思い直す。

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    2025年10月05日
  • 世界の適切な保存

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    『水中の哲学者たち』でも感じたが、刻一刻とすぎていく瞬間を言葉として表現しているのが自分にとってはとてもすごいことでどういう風にやっているんだろうと思う。印象に残る一節も多い。自身ももっと世界をよく見て感じ、言葉を書き連ねたい。

    ## はずでした

    「わたしたちの生は、無数の「そうであるはずだった」に満ちている。(中略)ひとが「はずだった」と言うとき、そのひとの心はとこかへ行ってしまったかのように見える。「はず」の二文字に、そっと感情が乗っているからだろうか。」

    ## 適切な保存

    「こんなふうに目まぐるしく入れ替わっていく東京で、ひとつひとつを丁寧におぼえておくことはできない。どんなに意

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    2025年09月14日