隆明だもの

隆明だもの

1,870円 (税込)

9pt

3.6

吉本家は、薄氷を踏む
ような〝家族〞だった。

戦後思想界の巨人と呼ばれる、父・吉本隆明。
小説家の妹・吉本ばなな。
そして俳人であった母・吉本和子――
いったい4人はどんな家族だったのか。
長女・ハルノ宵子が、父とのエピソードを軸に、
家族のこと、父と関わりのあった人たちのことなどを思い出すかぎり綴る。

『吉本隆明全集』の月報で大好評の連載を、加筆・修正のうえ単行本化。
吉本ばななとの姉妹対談(語りおろし)なども収録する。

...続きを読む

隆明だもの のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月27日

    吉本ばななと姉のハルノ宵子の対談を読んで、吉本家、本当に大変だったんだなと思いました。
    でも、父隆明が病弱な妻に替わって娘たちにご飯やお弁当を作ってあげたりと、子育てに関してはやるべきことはちゃんとやっている。
    娘たちも介護が必要になった両親のために最善のことはしている。
    苦しみながらも、緊張感を抱...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月01日

    (他人事なので)すごく面白かった。宵子さんの文章がうますぎる。隆明さんやばななさんとも違う、天を突き破ったような面白さ。やっぱり吉本家は才能が濃縮還元された一家だったのだろう。

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月04日

    吉本ばななさんのエッセイで、姉は子供のことろから絵が上手だったと書かれていて、お姉さんって画家?と思ていたら、この本に出会う。

    猫好き、漫画家、エッセイスト?
    雑誌「猫びより」で既にお会いしていたのだ。

    偉大な?(私の年代は何となくしかわからないけど)父を中心にしたちょっと変わった家族模様。
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月17日

    以前読んだ「猫だましい」が思いの外よかったので、この新刊も読んでみた。
    吉本隆明ファンの曲者をこき下ろすことができるのは、この人だけかも。全共闘世代のややこしい自意識過剰おじさんたちが一刀両断されるのは楽しい。
    (でも私も吉本隆明の「共同幻想論」はかなり影響受けたので、属性は違えど、このめんどくさい...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月07日

    戦後を代表する思想家の家庭内の姿は
    どんな感じなんだろう 
    病気がちの妻に代わり家事をこなしていたという
    意外なエピソードなどもあり
    吉本家をのぞき見してしまったかなと思いながら
    興味深く読んだ。
    でも 私が1番驚いたのは 吉岡隆明の妻
    作者のお母様が実はなかなかの半生送った
    方だったということでし...続きを読む

    0

隆明だもの の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める エッセイ・紀行

エッセイ・紀行 ランキング

ハルノ宵子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す