猫だましい

猫だましい

742円 (税込)

3pt

4.7

糖尿病で視力を失いながらも死ぬまで思索を続けた、父・吉本隆明。ワガママ放題して〝セルフ尊厳死〟を遂げた、母。疾患を抱え週に3回通院する猫、シロミ。推定16歳で逝った半ノラ、ササミ。滂沱の涙で別れた内科医の理想型、O竹先生。自らの大腸がんなどの闘病の傍ら、たくさんのいのちを見守り見送る日々を綴る、明るく透徹な名エッセイ。

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猫だましい のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月27日

    大好きなハルノ宵子さん。
    「それでも猫は出かけていく」を読んで以来、誰の視線も気にもとめず、言いたいことをストレートに時には皮肉をこめて言ってしまうハルノさんの大ファンになってしまいました。
    「猫だましい」は、自分の病気をとおして誰にも訪れる死との距離を、猫たちとの別れやご両親の看取りをからめながら...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月22日

    ご自身の闘病記なんだけど、そうは感じられないくらい楽しく読める。大腸がんのステージⅣだって診断されて、ここまで冷静に受け止められる人って、なかなかいないんじゃないかな。肝が据わっているというか達観しているというか。
    ハルノさんは、両親を介護して自分もたくさん病気になって、そのうえ自宅に住み着いた野良...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年06月24日

    自分の大腸がんをこんなに俯瞰して語れるってすごいなと思った。がん宣告の衝撃もなく、お一人ですか?から始まり、10日間の入院中の人間模様、病院のコンビニ、お見舞い、食事、退院後の大変さを軽妙な語り口で重さを感じさせなかった。
    たくさんの猫の病気と両親の病気、介護に付き合って、自分も病気を抱えて、とても...続きを読む

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