配信予定・最新刊

作品一覧

  • バグるラスコーリニコフ
    NEW
    -
    1巻2,530円 (税込)
    『罪と罰』は認知バイアスの教科書だった ロシア文学の最高峰にして重厚で難解な作品とされる『罪と罰』。しかし本書はドストエフスキーを、人間の非合理性を笑い飛ばす喜劇作家として大胆に再定義する。 なぜラスコーリニコフは非合理な殺人に手を染めたのか? なぜソーニャは過酷な環境をたくましく生き抜けるのか? 著者は進化心理学、行動経済学、認知科学といった最新サイエンスを駆使して、登場人物たちの行動原理を徹底解剖。インセンティブや生存戦略、そして脳の認知バイアスが引き起こす〈人間行動のバグ〉の観点から、名作を再解釈していく。 自意識をこじらせた主人公と、合理的に立ち回るヒロインたちの力関係を追ううち、150年前の古典が、現代を生きる私たちの姿を鮮烈に映し出す。文学と科学がスリリングに交差する、かつてないドストエフスキー体験。文学ファンからビジネスパーソンまで必読の知的エンターテインメント。 【目次】 はじめに 第1部 初期作品でウォーミングアップ  第1章 『白夜』で苦笑い  第2章 ペテルブルグのボーイミーツガール  第3章 『貧しき人々』、そして日本文学  第4章 本当に滑稽で可哀想なマカールさん 第2部 いよいよ『罪と罰』いくよ!  第5章 カッコ悪いヒーロー登場  第6章 主人公は中学生なのか?  第7章 アル中死して、ヒロインが登場する  第8章 ストロングなヒロインと、自己欺瞞なヒーロー  第9章 恋するドン・キホーテたち  第10章 イデオロギーと千年王国  第11章 千年王国とカウンターカルチャー  第12章 怪奇と無神論  第13章 ヒロイン丸儲け  第14章 怒濤のハッピーエンド  第15章 本当の救世主は誰なのか あとがき ブックガイドとしての参考文献 装画:青色ひよこ 装丁:髙井愛 著者:樫原辰郎(かしはら・たつろう) 映画監督・脚本家・評論家。1964年大阪生まれ。大阪芸大在学中に海洋堂に関わり、完成見本の組立や宣伝などを手がけた後、脚本家から映画監督に。監督作に『美女濡れ酒場』、脚本作に『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説』など。著作に『海洋堂創世記[60周年記念版]』『「痴人の愛」を歩く』(白水社)、『帝都公園物語』(幻戯書房)、『ロックの正体──歌と殺戮のサピエンス全史』(晶文社)がある。X: @tatsurokashi
  • ロックの正体
    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    ロックとはなんだったのか? 進化心理学、認知科学、神経科学、人類学、霊長類学、自然主義哲学、二重過程理論、処刑理論、生物学的市場仮説、お婆ちゃん仮説 etc. ――最新のサイエンスと歴史知識を駆使してロック文化を多角的に考察する。情熱的に語られがちなロックを、冷静に、理性的に、縁側で渋茶をすするお爺さんのように語る、前代未聞のポップカルチャーの哲学。好評連載「ロックの正体」(晶文社スクラップブック)を完全書籍化。 目次 1 おもむろに、老人がロックを語り始める 2 森のゴリラのダンスパーティ 3 なぜ歌うのか? なぜ踊るのか? なぜ戦うのか? 4 奴隷と自己家畜化のロックンロール 5 協力と競走の協奏曲 6 ロックンロールがロックに変化して実存主義と出会う 7 良かれと思ってHighway to Hell 8 メインストリートの文学者 9 ドラッグ・フロイト・ロックンロール 10 熱く語れ!……その結果 11 暗い時代の小春日和 12 メイド・イン・ジャパン 13 発表します。資本主義の正体について 14 ミスマッチにより青年は荒野を目指す 15 文明化と道徳化のロックンロール 最終楽章 CODA ロックの正体 Bonus track あるいは参考文献という名のブックガイド
  • 海洋堂創世記
    3.3
    1巻1,540円 (税込)
    『1Q84』とも『あまちゃん』とも違う狂熱の80年代が、ナショナル・パナソニックの企業城下町で、日夜、繰り広げられていた! 大阪芸術大学に通う〈僕〉が足を踏み入れた、狭い路地の奥の倉庫。まさしくそこが模型づくりの聖地であり、総本山であり、梁山泊である海洋堂だった。そこで、〈僕〉は、館長や専務、ボーメさんら原型師たちとともに、疾風怒濤の日々を過ごしてゆく──。〈世界に一か所しかないガレージキットの聖地で、原型師ではないけれど、自分にしかできない作業を任されているという気持ちは、一種の宗教体験みたいなものだったと思う。[……]ただ、僕らには神も仏もなくて、模型だけがあった。〉(本書より)。海洋堂公認! 本書は、草創期の海洋堂をディープに描く「おたく」な青春グラフィティ。日本のSFが「ニュータイプ」に突入した時代、特撮やアニメへの情熱はもちろん、オタキングこと岡田斗司夫氏との対決や、美少女フィギュアづくりの裏事情まで、現場にいた当事者の目からいきいきと痛快に物語る。海洋堂の「青春時代」はこんなにも物凄かったのか! と驚かされるエピソードが満載だ。

ユーザーレビュー

  • ロックの正体

    Posted by ブクログ

    タイトルと本のカバーからはワイルドでヴァイオレンスな印象がするが、その印象とは裏腹に、文化としてのロックを文化人類学的に捉えたもの。

    アーティストのバイオグラフィーやらアルバム紹介などは一切なく、ロック史をある程度抑えていないといまひとつ楽しめない本ではあるが、自分のような理屈っぽい人間にはなかなか楽しめるものではあった。
    熱いロック解説やアーティスト紹介・アルバム紹介などを期待すると大ハズレでしょう。

    第1章から第3章くらいまでは、ロックの特性を「衝動性」と「祝祭性」として、それは元々サルからホモ・サピエンスに進化していく過程で得た人類の特性と大きな関連性があることを論じている。
    第4章

    0
    2023年05月14日
  • 海洋堂創世記

    Posted by ブクログ

    海洋堂立ち上がり期のメンバーだった著者による創世記。海洋堂というか趣味系ビジネス立上げって、どこもかしこもハチャメチャで熱かったんだろうな。
    著者が大阪芸術大学の出身で時期的にガイナックスメンバーともかぶるのでアオイホノオ好きとしては関連情報を読んでいるような楽しさもあり楽しかった。

    0
    2014年09月11日
  • 海洋堂創世記

    Posted by ブクログ

    【模型界の梁山泊】

    少年時代、ホビージャパンを愛読していた。そこに度々出てくる「海洋堂」という言葉。ガレージキットというのは大人の、というか廃マニアのものだと思っていて、値段も高いし怖くて手が出せなかった。海洋堂はその後、一般向けの造形でも名が知られるようになる。その海洋堂の黎明期の話、そう、僕が少年だったころの話だ。



    模型の梁山泊に、という館長の檄文のとおりに、初期海洋堂には強者が集まる。本名を知らない物同士、自分がいくら給料をもらっているのかもしらないような、そんな人達。かつては著作物に対する権利意識が希薄であり、海洋堂もアバウトであって、よかったこともあれば痛い目にあったこともあ

    0
    2022年06月01日
  • 海洋堂創世記

    Posted by ブクログ

    大阪芸大在学中にまだ家業に近かった海洋堂でバイトとして働き、離れたあとに映画監督等に転じた筆者が久しぶりに海洋堂を訪れ、海洋堂での日々とそこにいた「変人」達を振り返る。

    筆者が働いていた頃はちょうど海洋堂とフィギュアの業界が大きくなっていった時期と重なっている。当時は給料の支払いも滞りがちだったり、著作権絡みの悶着も多々あったようだ。しかしそこに集まる「変人」達がエネルギッシュに、いざこざを起こしながらも才能を開花させていったことが語られている。

    労働環境はよくも悪くも昭和の芸術家達の様相だ。しかし、好きなことに寝食を忘れてとことんのめり込んでいく様は羨ましくも思える。筆者はそんな無茶苦茶

    0
    2024年01月12日
  • 海洋堂創世記

    Posted by ブクログ

    積ん読チャレンジ(〜'17/06/11) 35/56
    '17/02/16 了

    今や世界的メーカーとなった海洋堂と、海洋堂が文化の黎明の一翼を担った「ガレージキット」文化の足跡を辿った本。

    どこか狂っているけど、こんなリビドー溢れる青春(まったく爽やかでは無いけど)を送りたかったと思わずにはいられない。

    造形物が何より好きで、何らかのクリエイターになりたかった自分としては本書に登場する人物たち全員が羨望の対象だし、原型師になれなかった筆者の悔しさと寂しさは凄く共感できる。

    読めば何かを作りたくなる一冊。

    1984年の『ゴジラ』は原詠人氏の原型による海洋堂のガレージキ

    0
    2017年02月16日

新規会員限定 70%OFFクーポン 今すぐGET