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『1Q84』とも『あまちゃん』とも違う狂熱の80年代が、ナショナル・パナソニックの企業城下町で、日夜、繰り広げられていた! 大阪芸術大学に通う〈僕〉が足を踏み入れた、狭い路地の奥の倉庫。まさしくそこが模型づくりの聖地であり、総本山であり、梁山泊である海洋堂だった。そこで、〈僕〉は、館長や専務、ボーメさんら原型師たちとともに、疾風怒濤の日々を過ごしてゆく──。〈世界に一か所しかないガレージキットの聖地で、原型師ではないけれど、自分にしかできない作業を任されているという気持ちは、一種の宗教体験みたいなものだったと思う。[……]ただ、僕らには神も仏もなくて、模型だけがあった。〉(本書より)。海洋堂公認! 本書は、草創期の海洋堂をディープに描く「おたく」な青春グラフィティ。日本のSFが「ニュータイプ」に突入した時代、特撮やアニメへの情熱はもちろん、オタキングこと岡田斗司夫氏との対決や、美少女フィギュアづくりの裏事情まで、現場にいた当事者の目からいきいきと痛快に物語る。海洋堂の「青春時代」はこんなにも物凄かったのか! と驚かされるエピソードが満載だ。
...続きを読むPosted by ブクログ 2022年06月01日
【模型界の梁山泊】
少年時代、ホビージャパンを愛読していた。そこに度々出てくる「海洋堂」という言葉。ガレージキットというのは大人の、というか廃マニアのものだと思っていて、値段も高いし怖くて手が出せなかった。海洋堂はその後、一般向けの造形でも名が知られるようになる。その海洋堂の黎明期の話、そう、僕が...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月12日
大阪芸大在学中にまだ家業に近かった海洋堂でバイトとして働き、離れたあとに映画監督等に転じた筆者が久しぶりに海洋堂を訪れ、海洋堂での日々とそこにいた「変人」達を振り返る。
筆者が働いていた頃はちょうど海洋堂とフィギュアの業界が大きくなっていった時期と重なっている。当時は給料の支払いも滞りがちだったり...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年02月16日
積ん読チャレンジ(〜'17/06/11) 35/56
'17/02/16 了
今や世界的メーカーとなった海洋堂と、海洋堂が文化の黎明の一翼を担った「ガレージキット」文化の足跡を辿った本。
どこか狂っているけど、こんなリビドー溢れる青春(まったく爽やかでは無いけど)を送りたかっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月01日
フィギュアの聖地(聖地?)海洋堂の85年頃の話
作者さんが出入りしてた頃の体験記
海洋堂はわたしでも知ってる(ガシャポンしか持ってないけど)
TVでも見たことある
ボーメさんしか知らないけど
そういうスゴイ原型師さんがいっぱい出てくる
好きなことをとことんやれるってすてきだなあ
まさに梁山泊って...続きを読む
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