作品一覧

  • 平熱のまま、この世界に熱狂したい 増補新版
    4.2
    1巻880円 (税込)
    アルコール依存症、離婚を経て、取り組んだ断酒。自分の弱さを無視して「何者か」になろうとするより、生活を見つめなおし、トルストイとフィッシュマンズなどに打ちのめされながらも、すでにあるものを感じ取るほうが人生を豊かにできると確信する。様々な文学作品を引きながら、日常の風景と感情の機微を鮮やかに言葉にする。新たに3篇を加え増補新版として文庫化。
  • モヤモヤの日々
    4.0
    1巻2,640円 (税込)
    日記文学の到達点! 私たちが過ごした“緊急事態の日常"を真空パック ――緊急事態宣言におののきながら、マスクに悩み、赤子をあやし、犬と遊び、朝顔を育て、断酒を続け、本を読み、原稿を書く……「徹底的な凡人」を自任するフリーライターが綴るコロナ禍下の日々。平日17時毎日更新で人気を博した連載エッセイ「モヤモヤの日々」(晶文社スクラップブック)全251回分を完全収録。 「自分にとっては切実だけど人から見たら割とどうでもいい事。そんな物事が渦巻く人間の頭の中味がそのまま書かれてありました。実は偉大な思想家の頭の中も九割はこんなことで占められているのではないかと思いました」(町田康さん) 「日々のささいなことに"いのち"を吹き込んでいく実践。コロナ禍で鈍った感性が活性化する、そんな言葉の数々。想像力も生き生きと、そして、もぞもぞと蠢き始めます。花、ダンゴムシ、犬、赤子、父親、福生――」(小川公代さん) 目次 序 2020年12月 2021年1月 2021年2月 2021年3月 2021年4月 2021年5月 2021年6月 2021年7月 2021年8月 2021年9月 2021年10月 2021年11月 2021年12月 主な引用・参考作品
  • 平熱のまま、この世界に熱狂したい 「弱さ」を受け入れる日常革命
    4.0
    1巻1,485円 (税込)
    アルコール依存症、離婚を経て取り組んだ断酒。そして、手に入れた平熱の生活。 退屈な日常は、いつでも刺激的な場へと変えられるのだ。 等身大の言葉で世界を鮮やかに描く、注目の書き手、登場! ! 目の前の生活を見つめなおす。自分の弱さを無視し、無理に自分以外の「何者か」になろうとするよりも、すでにあるものを感じ取るほうが人生を豊かにできると確信したからだ。 深夜のコンビニで店員に親切にし、朝顔を育てながら磨く想像力。ヤブイヌに魅了されて駆け込む動物園。蓄膿症の手術を受けて食べ物の味がわかるようになり、トルストイとフィッシュマンズに打ちのめされる日々。そこに潜む途方もない楽しさと喜び――。 私たちは、もっと幸せに気づくことができる!
  • モヤモヤするあの人 常識と非常識のあいだ
    3.6
    どうにもしっくりこない人がいる。スーツ姿にリュックで出社するあの人、職場でノンアルコールビールを飲むあの人、恋人を「相方」と呼ぶあの人、休日に仕事メールを送ってくるあの人、彼氏じゃないのに“彼氏面”するあの人……。古い常識と新しい常識が入り混じる時代の「ふつう」とは? スッキリとタメになる、現代を生き抜くための必読書。
  • あの人は、なぜあなたをモヤモヤさせるのか マナー編
    -
    1巻352円 (税込)
    焼き鳥の串外しはNG? エスカレーターの“片側空け”はまさかの非常識か? 高齢者に席を譲る人が減っている理由……。自分だけが知らない暗黙の常識ほど怖いものはありません。「あの人は、なぜあなたをモヤモヤさせるのか?」より、「第四章 マナーでモヤモヤ」を抜粋。社会での振る舞いを考えます。現代を生きるための必読書。
  • あの人は、なぜあなたをモヤモヤさせるのか 悪女編
    -
    1巻352円 (税込)
    気づいていないだけで、絶対身近にいる「悪女」。悪女は、普通の顔をして、小さなサークルを破壊し、大事な人を奪います。「あの人は、なぜあなたをモヤモヤさせるのか?」より、「第三章 悪女でヒヤヒヤ」を抜粋。悪女という怪物の生態を解読します。現代を生きるための必読書。
  • あの人は、なぜあなたをモヤモヤさせるのか 仕事編
    -
    1巻352円 (税込)
    大雪でも定時に出社するのが会社員の正しい姿なのか? スーツ姿にリュックはアリか?ナシか? 職場でのノンアルビールを飲んだら出社停止になった……、「iPhoneから送信」署名メールは他人をイラつかせる……などなど、いつの間にか生まれた仕事の新しい常識。「あの人は、なぜあなたをモヤモヤさせるのか?」より、「第二章 仕事でモヤモヤ」を抜粋。現代を生きるための必読書。
  • あの人は、なぜあなたをモヤモヤさせるのか 恋愛編
    -
    1巻352円 (税込)
    彼氏でもないのにまるで彼氏のように振る舞う「彼氏面男子」の急増。さらにはその進化系の「兄貴面男子」。男と女の間には、新しい現象が次々と生まれ、かつての常識と新しい価値観の間で戸惑います。「あの人は、なぜあなたをモヤモヤさせるのか?」より、「第一章 恋愛でモヤモヤ」を抜粋。「恋愛の当たり前」を解体します。現代を生きるための必読書。
  • あの人は、なぜあなたをモヤモヤさせるのか 完全版
    -
    1巻1,012円 (税込)
    どこかで災害が起きると、笑顔の写真をSNSにアップすることは不謹慎にあたるのか? スーツ姿にリュックは非常識なのか? 職場でノンアルコールビールを飲むことは許されないこと? やっぱり男が女におごらねばならないのか?……などなど、その線引きがよくわからない現代社会のルール。最近は、ますます複雑化しています。本書は、恋愛、仕事、悪女、マナーの4つの角度から、世の中の「普通」を解体。スッキリとタメになる、現代を生きるための必読書です。

ユーザーレビュー

  • 平熱のまま、この世界に熱狂したい 増補新版

    Posted by ブクログ

    エッセイは普段手に取らないが、普段自分が思っていることの言語化が綺麗にされていて購入。
    自分には足りない語彙力や思考力、知識などの部分を著者がわかりやすく言語化しておりとてもスッキリできた。
    普段自分感じられていない世界、もどかしかった理由に加えクスッと笑えるエピソードもありかなり読みやすかった。

    0
    2025年11月30日
  • 平熱のまま、この世界に熱狂したい 増補新版

    Posted by ブクログ

    非常に良かった。
    半径100m以内にある息苦しさとか、実は自分が気付きさえしていない矛盾とか、理想とのギャップとか。そういったことに向き合い、言語化をしてくれる。誰かの文章を引用しつつ、彼自身が受けとめていくプロセスを提示してくれるので、こちらもまた言語化できていなかった半径100m以内のモヤモヤを受け入れられるような、感じがする。自分もやっぱり文を書いてみたいなと思えた。こういった誰かをそっと支える文章は、あればあるほどいい。その人の視点からしか書けない文章があるし、なんというかあればあるほどいいのだ。

    ーーなるべくなら楽しく生きたい。深く今に没頭し、喜びに浸りたい。しかし、それができない

    0
    2025年11月29日
  • 平熱のまま、この世界に熱狂したい 増補新版

    Posted by ブクログ

    自分の心の中にあった何とも言えない漠然としてた感情を、突き詰め、言語化してくれている本だった。

    著者は、本当の意味の優しさを持っている方であり、
    等身大の自分で"弱さ"に向き合える"強さ"を持っている方なんじゃないかと思った。

    章ごとに「本当に同一人物が書いているのだろうか...?」と思ってしまうほど、雰囲気が変わるのも良い。人間らしさががある。
    同じ人間でも、その時の気分によって
    感じることや見える世界は移り変わっていくのが当然で、そんな"ありのまま"が文章から感じられた気がした。


    0
    2025年10月10日
  • 平熱のまま、この世界に熱狂したい 増補新版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今自分が欲しい言葉たちが沢山見つけられた本だった。多分今の私が吸い寄せた。刺さった。共感。

    「寂しさ」に関するお話が心に残った。
    寂しさとは人生への眼差しそのもの。常に視界を覆う薄い霧のような感情。
    これを感じながら生きることは多分弱いもとのとして課された強さであり、そんなふうに平熱のままこの世界に熱狂したい、と思った。

    あとは、誰かがつらかったら、周りも同じくらいつらい思いをしなければならないという考えはおかしい。という所に、言ってくれてよかったと救われた。楽できるならみんなもっと楽していいよね。

    0
    2025年08月30日
  • 平熱のまま、この世界に熱狂したい 増補新版

    Posted by ブクログ

    著者自身が弱さを認めて、生活の中で起こる機微を感じて著者自身と向き合い、搾り出された雫を見事に文章に綴ったエッセイ集。
    著者が人生をかけて丹念に磨いた宝物たちに出会える、そんな一冊です。

    0
    2025年07月20日

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