田中恵理香の作品一覧
「田中恵理香」の「RITUAL(リチュアル)」「「失われた30年」に誰がした──日本経済の分岐点」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「田中恵理香」の「RITUAL(リチュアル)」「「失われた30年」に誰がした──日本経済の分岐点」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
儀式には意味がある。キチンとそのことを証明した名著だ…。
個人の観点から見れば、儀式というのは苦痛を支払うのに何も得られない……ように見える。神に祈っても世界は変わらないし、火渡りをしてもお金がもらえるわけでもない。
ただし、社会性の観点から言えば、儀式というのは目に見えない形で得られるものがある。それは共同体として扱われたり、不確実な未来に希望を持たせたり、社会的地位をアピールしたりなどなど…。
特にそれは、(共同体の中で生きるしかなかった)近代以前の文明では必須の要項だった。だからこそ儀式は数千年の歴史の中で生き残ってきたのだ。
現代社会は「なぜ?」を問うことが多くなっており、一部の
Posted by ブクログ
著者であるカッツ氏の座談会を拝聴する機会が先日ありましたことから、本書を手にとりました。日本の経済がなぜ近年低迷しているのか、産業の新陳代謝という観点から明解に断じておられます。
シュンペーターの言う「創造的破壊」が、1970年代後半以降の日本の産業で機能せず、急速に発展するガゼルのような米国の企業、アップル、マイクロソフト、近年ではテスラ、などのような企業が日本で出現せず、収益性の低いゾンビ企業が生き残り、雇用の安定を至上命題とする政界と財界の結託から、企業の新陳代謝が進んでいないことに大きな問題あることを著者は指摘します。一例として、2015年時点で日本では1990年以降の25年間に設立さ