2017年刊行の「歴メシ!」を全面改訂し、新たに4章を
追加した決定版。12時代 60品のレシピを収録し、解説する。
I レシピ編
chapter1 ギルガメシュの計らい
chapter2 ソクラテスの腹ごしらえ
chapter3 アレクサンドロス大王のもてなし★
chapter4 クレオパトラの歓
...続きを読む待★
chapter5 カエサルの祝宴
chapter6 マルコ・ポーロの帰還★
chapter7 リチャード3世の愉しみ
chapter8 レオナルド・ダ・ヴィンチの厨房
chapter9 マリー・アントワネットの日常
chapter10 ユーゴーのごちそう
chapter11 ベートーヴェンの晩餐★
chapter12 ビスマルクの遺言
II エッセイ編
各chapterに対応。
参考文献、レア食材&調達リスト有り。
★が新章。
各章前半は5品のレシピ。各章後半はその時代の食文化、逸話、
料理再現についてを解説。材料別索引有り。参考文献が豊富。
2017年刊行の『歴メシ!』に新たにアレクサンドロス大王、
クレオパトラ、マルコ・ポーロ、ベートーヴェンを加え、
全面改訂。
アレクサンドロス大王の好物だったりんごの、デザート。
クレオパトラのウアフ・シャート(タイガーナッツ・ケーキ)の
形の斬新さ。味も気になるところ。
マルコ・ポーロが味わったかもしれない、
旅したシルクロードの各国料理。
偏食家で、毎週木曜日は生卵を入れたパンスープを食べ、
シャーベットの思い出があるベートーヴェン、など。
おおまかな調理法、わからん調味料の配合等、苦労の連続だった
と推測できます。それの完成の姿を想像しながら、無い&不明の
食材は現代のもので代用し、美味しく食べられる料理に再現。
おかげで、現代人にもわかるレシピを提供しています。
食材、味も歴史の証言・・・スパイスの変化、異国から伝来した
トマトやジャガイモがレシピに現れる時期等に時代の流れを
感じられるのも、面白い。また、貴族~庶民と階級でのレシピの
違いも現れていて、楽しかったです。