遠藤雅司のレビュー一覧
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2017年刊行の「歴メシ!」を全面改訂し、新たに4章を
追加した決定版。12時代 60品のレシピを収録し、解説する。
I レシピ編
chapter1 ギルガメシュの計らい
chapter2 ソクラテスの腹ごしらえ
chapter3 アレクサンドロス大王のもてなし★
chapter4 クレオパトラの歓待★
chapter5 カエサルの祝宴
chapter6 マルコ・ポーロの帰還★
chapter7 リチャード3世の愉しみ
chapter8 レオナルド・ダ・ヴィンチの厨房
chapter9 マリー・アントワネットの日常
chapter10 ユーゴーのごちそう
chapter11 ベートーヴェンの晩 -
購入済み
学びにもなるFate
料理のみならずその背景の文化にまで言及する事でさまざまな学びを与えてくれる良書であると思います。
多くの時代・土地から集まる英霊たちが一堂に会するカルデアだからこその作品と言えるでしょう。
できれば今度は、全く違う土地の英霊たちが意外な食の繋がりをしているところも読んでみたいです。 -
Posted by ブクログ
『ギルガメシュ叙事詩』の作中にある食の描写を元に、
古代メソポタミアの料理のレシピを再現。
・はじめに
・古代メソポタミアと『ギルガメシュ叙事詩』関連地図
・『ギルガメシュ叙事詩』登場人物、登場神リスト
第1章 『ギルガメシュ叙事詩』12の書板の物語
第2章 物語の舞台 -都市と旅の軌跡-
第3章 古代メソポタミア料理の世界
付録1 古代メソポタミア食材リスト&入手法
付録2 シュメール語アッカド語「食」関連辞書
付録3 ニップル出土のシュメール語の語彙表
参考文献(外国語文献、日本語文献)有り。
『ギルガメシュ叙事詩』と古代メソポタミアのレシピ、
双方が楽しめる、何ともお得な内容です。
監修 -
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古代メソポタミア、古代ギリシャ、古代ローマ、
中世イングランド、ルネサンス期イタリア、
フランス・ブルボン朝、フランス・ナポレオン時代、
プロイセン王国&ドイツ帝国・・・八つの時代の歴史料理を紹介。
各章前半は5品のレシピ。各章後半はその時代の食文化、逸話、
料理再現についてを解説。材料別索引有り。参考文献が豊富。
資料・文献をもとに・・・といっても、それは大変な作業です。
おおまかな調理法、わからん調味料の配合等、苦労の連続だった
と推測できます。それの完成の姿を想像しながら、無い&不明の
食材は現代のもので代用し、美味しく食べられる料理に再現。
おかげで、現代人にもわかるレシピを提供してい -
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古代メソポタミア、古代ギリシャ、古代ローマ、中世イングランド、ルネサンス期イタリア、フランス・ブルボン朝、フランス・ナポレオン時代、プロイセン王国&ドイツ帝国の料理本。
古楽の研究をされていた作者さんが、古楽の演奏と(文献に残る記述を補完し想像し再現する)料理の共通点に気づいて自由に作ってみた、というだけあっておいしくなる工夫がされている。手に入りにくい材料の入手方法や代替品についてのコメントも親切。が、やはりスパイスやハーブが何種類も書いてあると躊躇してしまうな…美味しいものが食べたいが決して珍しいものが食べたいわけではないという自分の保守的傾向に気づかされた一冊。いやほんとに美味しそうでは -
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古代から20世紀初頭までの世界各地の料理65皿を
現代のレシピで再現する。
・はしがき ・はじめに ・食材について
古代 14皿 ブリテン諸島 19皿 大陸ヨーロッパ諸国 13皿
中近東から東アジア 10皿 北米&南米 9皿
・謝辞 ・図版クレジット ・出典・参考文献
当時の文献にあるレシピ・本文・画像・材料・
現代のレシピでの構成。完成写真は一部のみ。
古代バビロニアのラムのシチュー。
絵で表現されてる古代エジプトのタイガーナッツケーキ。
スパルタの勇者たちが味わった黒のスープ、メラスゾーモス。
帝政ローマのアピキウス「料理帖」から、
揚げ魚のハーブソース添え。
中世のジンジャーブレッドは -
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歴史料理研究家の遠藤雅司さんの著書
歴史の中で人々は何を食べてきたのか?
そのお料理を現代に再現するというレシピ&エッセイ本
おもしろかった!
お料理から見えてくる人々の生活や背景
古代メソポタミア
古代ギリシャ
古代マケドニア
古代エジプト
古代ローマ
中世
中世イングランド
ルネサンス期イタリア
フランス・ブルボン朝
フランス・ナポレオン時代
神聖ローマ帝国&オーストリア帝国
プロイセン王国&ドイツ帝国
マリーアントワネットが実は市民思いだったという話とかおもしろかった~
しかし、ルイ14世の食事…
食べる量がフードファイター並み!
フルコースのあとに鶏2羽、鳩9羽、しゃこ1尾、若鳥 -
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思ったよりも内容が充実した、想像力膨らむ、食材も味も膨らむ本でした。紀元前の食事をここまで再現できるのは、ひとえに文字があったから。粘土板なので、覚書のために書いたことが、5000年後にも残ってしまった。
残念ながら、メソポタミア文明の料理を食べたかったのですが、食材の調達ができません。その後に書いている「ソクラテスの腹ごしらえ」も、出来そうなのはなく、「カエサルの祝宴」に至って、急に現代のヨーロッパ風料理になる。やはり全ての道はローマに通じるのだ(私の主観)。
ところが、私の古代への関心はご存知のように倭国の弥生時代です。そこに通じる、紀元前の中国料理やアジア料理があれば、またはせめて「 -
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これまでの歴史の中で、人々はどんな料理を食べてきたのか。 文献に残るレシピや描写から、当時の味を想像し、再現を試みる。 古代のものは、当時の食材の流通状況との関係が興味深い。 我々の当たり前の食材や調味料がない状況で、どんな味付けをしていたのか。 15世紀以降はヨーロッパの料理発展史の実習的な面白さがある。
各章のタイトルと時代は以下の通り。
1. ギルガメシュの計らい: 古代メソポタミア (紀元前3000-紀元前400年頃)
2. ソクラテスの腹ごしらえ: 古代ギリシャ(紀元前800-紀元400年頃)
3. カエサルの祝宴: 古代ローマ (紀元前600-紀元400年頃)
4. リチャード3 -
Posted by ブクログ
<目次>
第1章 ギルガメッシュの計らい~古代メソポタミア
第2章 ソクラテスの腹ごしらえ~古代ギリシア
第3章 アレクサンドロス大王のもてなし~古代マケドニア
第4章 クレオパトラの歓待~古代エジプト
第5章 カエサルの祝宴~古代ローマ
第6章 マルコ・ポーロの帰還~中世・各国
第7章 リチャード13世の愉しみ~中世イングランド
第8章 レポナルド・ダ・ヴィンチの厨房~ルネサンス期イタリア
第9章 マリー・アントワネットの日常~フランス・ブルボン朝
第10章 ユーゴーのごちそう~フランス・ナポレオン時代
第11章 ベートーヴェンの晩餐~神聖ローマ帝国&オーストリア帝国