【感想・ネタバレ】人類4000年のレシピ バビロニアのごちそう・アステカの主食・華麗な宮廷料理──食の歴史をたどる65皿のレビュー

あらすじ

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私たちはつねに料理をして食べてきた。
そびえたつ古代エジプトのケーキ、北欧神話の神々が飲んだミード、中世フランスの庶民の味、スウェーデン王の命を奪った菓子パン、ムガル帝国時代のサモサ、レンガに擬態したお菓子、アステカの主食、驚異的に材料が多いフムス、南北戦争で考案された病院食、トマト以前のラザーニャ、セレブなシェフが考案した酢のドリンク、乾パンの元祖ともいうべき軍用携帯食、朝鮮最古の料理書のレシピ──失われた味から、今も食べられている伝統の味まで。

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Posted by ブクログ

古代から20世紀初頭までの世界各地の料理65皿を
現代のレシピで再現する。
・はしがき ・はじめに ・食材について
古代 14皿 ブリテン諸島 19皿 大陸ヨーロッパ諸国 13皿
中近東から東アジア 10皿 北米&南米 9皿
・謝辞 ・図版クレジット ・出典・参考文献
当時の文献にあるレシピ・本文・画像・材料・
現代のレシピでの構成。完成写真は一部のみ。

古代バビロニアのラムのシチュー。
絵で表現されてる古代エジプトのタイガーナッツケーキ。
スパルタの勇者たちが味わった黒のスープ、メラスゾーモス。
帝政ローマのアピキウス「料理帖」から、
揚げ魚のハーブソース添え。
中世のジンジャーブレッドはイングランド上流階級の食べ物。
これ食べてたら修道士は太るよね~中世イングランドの
クルスタード・ロンバルド。
ルネサンス期のイタリアの日用ハーブのパイ。
ルイ15世時代の美食、小鴨のルーアン風エシャロット添え。
スウェーデン王を死に追いやった?セムロール。
中国春秋時代の伍子胥のエピソード、年糕。
江戸時代の「料理物語」の、にゅうめん。
中世バクダードのキャンディー、マクシュファ。
歴史の古いアステカの主食、タマル。
20世紀初頭、奴隷として生を受けたアフリカ系アメリカ人の
シェフによる飲み物の、ラズベリーシュラブ。
などなど、本文の神話や歴史とエピソードが添えられ楽しめます。
食材についてでは、当時のその食材についてと代用の食材有り。
本文の注は日本語版監修の遠藤雅司氏かな?かなり詳しい。
ただ、完成写真が少ないことが、難。

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2025年02月13日

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