難波優輝の作品一覧
「難波優輝」の「物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために」「なぜ人は締め切りを守れないのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「難波優輝」の「物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために」「なぜ人は締め切りを守れないのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
私たちは「物語」を生きている。そして、「物語」は、きっと私たちを支配している。それは、不可解で理解できないことがらに出会ったときに、理由としての「物語」を求めてしまうように。
いま、「物語」は権威的な、マジックワードになりつつある。著者は、その「物語」の看過されている特権性を指摘し、「物語化」からの逃亡を図る。本書は、「物語」ではない世界との接し方の提案を試みる意欲的な論考である。
著者は、「物語」以外の理解の型として、「ゲーム」「パズル」「ギャンブル」「遊び」に目を向ける。重要なのは、単に代替手段として提案するのではないことである。これらにも、きちんと批判のまなざしを向けている。そして、結
Posted by ブクログ
面白かったしびっくりするほど読みやすかった!
自分語りは過去を再構築することである。創作である。
歴史の再構築は訂正可能性があるのに対して、自分語りは真偽を確かめられる人がいないため、自己理解にも他者からの自己理解にも歪みが生じる。
なぜ私たちは情動を感じたいと思うのか。それは第一に、私たち人間にとって、適切に情動を感じることそれ自体が喜びになりうる。それは、世界に対して適切に反応する、という能力だ。
私は感情的にならないというのも論理的な気分なので、私たちは気分に支配され続けている。
パズルは正解があるからジリジリ感が楽しめる。正解がないもの(例えば今月の予算など)を考えるのは全く楽
Posted by ブクログ
わかりやすくてすいすい読めるが、よくよく考えるとよくわからない。
流石哲学だ。
物語=ナラティブの魔力と危うさを論じた後、
物語のオルタナティブ【代替?】、危うさを避ける遊びとして、
ゲーム、パズル、ギャンブル、おもちゃを論じる。
一つ一つはすごくわかりやすい。
でも、この新書を通して、著者が何を言いたいのか、
まだわかってない。
229頁の表はわかりやすい。
しかしこれは何なんだ。
遊び方 時間のあり方 遊びの構造 カテゴリ 美的特徴
物語 通時的 理由と関係 物語 理解と情動
(小説、演劇、エッセイ、映画、悲劇、喜劇)
ゲーム ゲームごとの反復と連なり
課題と挑戦 ゲームプレ