性的であるとはどのようなことか
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性的であるとはどのようなことか

小説・文芸
990円 (税込)
693円 (税込) 10月8日まで

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「これは性的だ!」という批判がある。「性的ではない!」という擁護もある。自治体のポスターに。食品のCMに。公園の裸婦像に。なぜ人は「何が性的か」ですれ違うのか? そもそも「性的」とは何なのだろうか? 私たちは、「性的」なものをめぐって議論するわりには、「性的」というものが何かよく分かっていない。私たちは、こう問うところから始めなければならない。「性的であるとはどのようなことか?」

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性的であるとはどのようなことか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    タイトルにあるような結論めいた答えが書かれているのではなく、さまざまな「思考の道具」を提示しながら、「あなたはどのように感じ,それをどのように“考えますか”」と問いかけてくる一冊だった。参考文献だけでなく、さらに深く考えるための書籍まで紹介されており、著者の親切さと、この問いに対する真摯な姿勢が感じられて好感が持てた。

    0
    2026年08月30日

    Posted by ブクログ

    性的であるとはどのようなことか
    『性的なもの』と区別する意味での美学的な『えっちなもの』の話で「陰翳礼賛」の羊羹のところが引用されていたので「陰翳礼賛」も読みました。
    オタクが言う『えっちである』にはこだわりの美学がある!と俺は思う。

    0
    2026年07月06日

    Posted by ブクログ

    「性的なもの」にフォーカスした第一章は、街中の性的な広告についての論争を軸に、なるべく客観的に論点を整理する内容。一方「えっちなもの」についての第二章は、えっちなものを2つに分類分けした上で考察や展望(?)を述べていくという筆者の主観寄りな内容になっているので、読んでいる中で切り替えないと混乱しちゃうかも。
    タイトルのユーモラスさに惹かれてこの本を手に取った私としては、第二章のほうが新鮮な感覚もあり、筆者もノリノリで書いているように感じて楽しめた。


    個人的な話、車がグシャグシャになる動画を「えっちだ…」と思ってしまう自分の感性に、以前から疑問を抱いていたのだけれど、これって「崇高のえっちさ」なのか……。

    0
    2026年02月08日

    Posted by ブクログ

     先日これを家内に読んでいるところを見つかり、不必要なほどにこれが知的に面白い本であることをアピールしてしまったが、そのような気まずさがなぜどのような事情で生じるかを改めて知ることができる本。どうしても下世話な内容を連想させるテーマだが、気取ったり奇を衒ったりするところのない誠実な語り口が心地良く、作者の主張がすんなりと頭に入ってくる。
     なぜ性的な概念はこれほどまでに気まずさを呼び起こすのか?筆者は、人が自らの手の届かない領域の「向こう側」に抱く憧憬と同化の欲求が美的判断である「えっちさ」の根幹を成すとし、巷間言われるような生物的な性欲が文化的な「えっちさ」を規定したのではなく、逆に「えっちさ」に対する欲求こそが性欲の基底にあるのだと説く。この「えっちさ」を判断する基準が異なるがゆえに、特に公共的な領域で我々は気まずさを覚えるというわけだ。
     そして、この「向こう側」への欲求は、あまりに簡単に「男/女」や「接触/非接触」などの紋切り型二元論に回収されてしまい軋轢をもたらす。これを脱する手がかりとして、皮相的な理解を超えた「謎めき」という概念が導入されるが、そこで「〈世界史〉の哲学3(大澤真幸)」で取り上げられていたクリプキの「反記述説」に似た論理展開がなされているところが面白かった。
     子供の頃に読んだ「気楽に殺(や)ろうぜ」という藤子F不二雄の傑作短編を思い出した。

    0
    2026年02月06日

    Posted by ブクログ

    あれが性的でこれは性的では無いという評価は結局は、その人がある対象に対して、えっちさを感じたかどうかまたはその時に性的ペルソナを侵されたのかどうかや、シチュエーションによって変わってくるから、結論は出ないんだなと感じました。

    0
    2026年09月05日

    Posted by ブクログ

    「物語化批判の哲学」でも感じたけど、好きなものは近いのにそこから感じるものは全く正反対のものだなぁと。だからこそ、非常に興味深くて面白い!と思う。
    特に「えっちさ」の部分については入り込みやすくて、読んでてたのしかった!

    0
    2026年08月23日

    Posted by ブクログ

    自分の解釈を出すためにさまざまな角度で性的とは何か、なぜ人間は性的と感じるのか、それを嫌悪するのか調査、考察した書籍
    面白く読むことできた

    0
    2026年07月10日

    Posted by ブクログ

    「えっちさ」についての考察がとても面白かった。崇高のえっちさと崩れのえっちさ。わたしは崩れのえっちさの方がよく感じるような気がする。また、「この行動って他人からはどんなえっちさに見えてるのかな」などと生活の中で新しい視点を得てしまった。
    下ネタが大好きなのだが、えっちだなあと思うことの中身を細分化し言語化してくれたこの本を読んだお陰で、日常がさらに楽しくなりそう。

    0
    2026年02月10日

    Posted by ブクログ

    まず「性的である」というものを三つに分けて考え、それを使いながら性的雰囲気や性的ペルソナの性質を考察。言語行為論などを用いてそれらが「性的である」ことによりどう悪さをしているかを解説している。
    その次はえっちさについての考察と「性的である」ことと「えっちさ」の比較が行われ、大胆にもえっちさを用いて他人との分かり合えなさを味わう方法を模索している。

    内容は面白いが、一つ一つのテーマがざっくりとした印象で、まだまだ議論の余白がたくさんありそうな一冊。それ故これから先の哲学の中でどんどんと枝葉のように発展していきそうな感じがする。特に最後のえっちさを用いた世界との関わり方に関してはかなり大胆な印象を受けたが、加速度的に分断が進む現代に生きている我々こそ、分かり合えないことを味わうことの可能性については特に考えるべき事柄だと思う。

    0
    2026年01月23日

    Posted by ブクログ

    私はむしろ、私が惹かれる存在の前で停止することが、その存在に対して真にえっちなモードで接することであり、素敵なことではないか、と考える。
    という部分から、恋愛においても同じことが言えるのではないかと感じた。

    0
    2026年01月10日

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