安西洋之の作品一覧
「安西洋之」の「イタリアで、福島は。」「新・ラグジュアリー 文化が生み出す経済 10の講義」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
サステナブル関連の仕事を取り扱っているけど、そもそもサステナブルってどういう状態か全く実感が持てなくて、藁をすがる思いで読んだ本。ラグジュアリーの文脈において、創造性を持って次に社会をつなげる考え方が分かる本。
そして、サステナブルを実感するためには、実際にサステナブルの観点で有名な地域に行くべきだな、
とも思った一冊です
以下メモ
・ラグジュアリー≠高級品
・ラグジュアリーは地域や文化によって意味が変わる
・エリザベス1世がいたときのラグジュアリーの意味合いは経済活動の余剰と社会秩序の維持。そこから、個々人が主張する意見の蓑になっていった
・今まではラグジュアリーマネジメントを学んでいる人たちは戦略コンサルタントやラグジュアリー企業のマネージャーだった。最近は地域に根ざした、サステナブルなブランドを作りたい人が学びに来ている
・サステナブルをインクルーシブしないラグジュアリーはありえない
・サステナブルを透明化するために職人や生産工場を明らかにする企業が増えていた
・アート、職人、創造性に回帰し始めている
・スタバは色(グリーン)で商標登録してるらしい(だからZeus coffeeは許されたのか)
・パッと見、人を救うことに直結しない、社会のためにならないことでも、周辺の事業に影響を与えることもある
・人文学(文学、哲学、歴史など)を学ぶときに大事なのはプロセス。読解や議論をオープンにするプロセスによって、無意識に囚われていた常識から解放されていくことができる。
Posted by ブクログ
端的に言うと、『ヒットする商品を作るためには「シナリオを再定義」する必要がある』ということを説いた書籍。
「言うは易し行うは難し」であることを筆者も重々理解されているからだと思いますが、成功事例が沢山描かれているので、とてもイメージがつきやすかったです。
以下、所感で内容を簡単にまとめました。
◾️製品・サービスのイノベーションは、常に2種類しか存在しない。
①既存の問題解決を目指すイノベーション
②意味の創造を目指すイノベーション
①とは、延長線での「今以上」。
②とは、問題自体の再定義。(本書の骨子)
◾️意味のイノベーションでは、2つが重要
方向性は「内から外へ」
アイデア作りではなく「批判精神」
ー抑えるべきポイントー
内から外へのプロセスは、個人としての自分自身から始める。
アイデアを数多く出すよりも、数少ない仮説をしっかりと描き出す。
外部に優れたアイデアを求めない。
問題解決にはニーズがあるが、意味のイノベーションにな明確なニーズはない。
まず私たち自身が気に入っていて、他の人の人生をより良いものにすると心の底から信じているもの。
(例)iPhoneの登場
iPhoneは価値の物差し(意味)を変えた。
当時市場で支配的だった既存の価値からすれば劣った製品だった。
電池の持ちは悪く、入力にも時間がかかった。
しかしiPhoneは、「楽しさ」という新たな解釈を提案した。
◾️意味を作り出す手筈
新しい意味を作り出すには、ソリューションから考えるのが良い。
抽象的に考えるよりも実用的なことの方が把握しやすい。
ソリューションを考えた後で、どんな意味がそのソリューションを支えているのかを問う。
なぜ人々がそれを愛するのかまで掘り下げる。
『◯◯◯◯(意味)と言う理由で、●●●(経験)することができる××××(ソリューション)が好きである』
→これを逆から考えていく。
◾️意味のイノベーションには時間をかける
・量よりも深さが大切。
・暦の時間を要する。
・思考を休ませ、距離を置いて寝かせて、また新たな視点で再考する。
Posted by ブクログ
・ラグジュアリーの現在地が非常にわかりやすくまとまっている。2人の著者がアカデミックとビジネスの両面から紐解いていく展開のされ方で、多面的に捉えることができる良本。今年呼んだ中でかなり上位の読後感ある。
・宇宙産業まで話に含まれたのはかなり面白かった。たしかにあれこそ金持ちの道楽、みたいに移りがちだが、ラグジュアリーの定義に照らし合わせるとピタリとハマる。なるほど。(「誘惑的であること」「豊かさをあらわすものであること」「光り輝く(輝かせる)ものであること」それがラグジュアリー。)
・現代においては「ラグジュアリーブランドはより社会的責任を果たすべき」と考えられるトレンドになってきた。旧来型の(特に日本人においては古典的だがイメージに合うLVMH、ヴィトンのような「ブランドモノ」消費は、もはや現代のラグジュアリーのメインストリームではない。
・ITや技術の進化がいつまでも続きプロダクトの改良は進んだとしても、それを評価するのは最後は人間なので、人間側のレベルが上がる(人間性、社会、)必要がある。それで初めて高品質なコンテクストのもとにラグジュアリーがラグジュアリーたる状態になる。Cf.宇宙ビジネスはラグジュアリーになれるかどうか