安西洋之のレビュー一覧

  • 突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる
    端的に言うと、『ヒットする商品を作るためには「シナリオを再定義」する必要がある』ということを説いた書籍。

    「言うは易し行うは難し」であることを筆者も重々理解されているからだと思いますが、成功事例が沢山描かれているので、とてもイメージがつきやすかったです。

    以下、所感で内容を簡単にまとめました。
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  • 新・ラグジュアリー 文化が生み出す経済 10の講義
    ・ラグジュアリーの現在地が非常にわかりやすくまとまっている。2人の著者がアカデミックとビジネスの両面から紐解いていく展開のされ方で、多面的に捉えることができる良本。今年呼んだ中でかなり上位の読後感ある。
    ・宇宙産業まで話に含まれたのはかなり面白かった。たしかにあれこそ金持ちの道楽、みたいに移りがちだ...続きを読む
  • 突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる
    アイデアをたくさん出してその中からよいアイデアを絞っていく考えも大事だと思うが個人の尖ったアイデアが埋没する恐れがあると感じていた。意味のイノベーションでは一人の人が熟考したアイデアを出発点として、そのアイデアを育て上げるプロセスを大事にしている。個人的に好きな考え方。
  • デザインの次に来るもの
    「デザイン」という単語も今やバズワードっぽくなっていて、本来の価値が過小評価されている気がするが、よく考えるとビジネスにおけるデザインというものをきちんと学んでいない訳で、再度お勉強のために購読。イタリアを中心とした欧州の産業復興・社会活性化のためのデザイン戦略を解説し、「デザイン思考」「問題解決」...続きを読む
  • 突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる
    ソリューションのイノベーションが増え選択肢が増えたことにより、私達は選択が困難になりつつある。だからこそ、私達がその商品を選択すべき理由・ストーリーが必要。意味のイノベーションには、自分自身の批判的な思考と内省、正しく選択した他人との衝突と融合が重要。
    批判的な思考を磨くためには、なによりも自分自身...続きを読む
  • 突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる
    イノベーションの方法論について、根源的な問いかけをする。
    イノベーションの考えることは、「どうやって」を
    問いかけているが、それは問題解決に対応している。
    外から内へ。問題は、どこにあるのか。
    それをどうやって解決するのか?
    アイデアは、次から次へと出てくる。
    しかし、何故か?行き詰まりを迎えている...続きを読む
  • 突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる
    イノベーションを、「問題解決のイノベーション(クリエイティブな問題解決)」と「意味のイノベーション」の2つに分け、新しく世界を意味づけする「意味のイノベーション」について、価値、原理原則、どう組織で生み出していくのかというプロセスまで書かれた素晴らしい本。

    贈り物を作るように、自分の内から溢れる想...続きを読む
  • 突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる
    デザイン思考のように課題解決を主眼として外部からのアイディアに頼るのではなく、変わり続ける世界の中で課題を再定義して、新しい意味を見つけることを目的として、「批判精神」と「自分自身から始めること」が必要だとするのが「意味のイノベーション」であり、それが重要である理由そして、進めた方の原則と具体的な方...続きを読む
  • デザインの次に来るもの
    同僚から誘われて著者お二人のトークショーに参加した後、
    本作を(やっと)読みました。
    頭がクリアになるような「当たり前を疑う」視点をもらえる本です。
    個人的には「終章」がとても読みやすく、腑に落ちました。

    ・大きなデザイン、小さなデザイン(=プロセス)
    ・ヨーロッパにおけるデザインとは?
     日本が...続きを読む
  • デザインの次に来るもの
    イタリアを始めとしたヨーロッパのデザインの歴史を振り返るととともに米国との比較など行い、世界のデザインとビジネスの潮流を俯瞰する。そこで、中小企業に向けて多大なコストが掛かる技術革新や顧客視点(アウトサイドイン)でその問題を解決するアプローチとは異なった視点でのイノベーションを提唱しています。それが...続きを読む
  • 世界の伸びている中小・ベンチャー企業は何を考えているのか?
    欧州とりわけイタリアの中小、ベンチャー企業にフィーチャーしインタヴューを交えた内容。日本では馴染みの薄い欧州中小ベンチャー企業特集なので興味深かく読めた。3つのキーを題材に、IT、製造業、アパレルやデザインなど雑多な業種を網羅。日本との比較そしてシリコンバレーとの比較が明快で面白い。時差の活用方法や...続きを読む
  • 世界の伸びている中小・ベンチャー企業は何を考えているのか?
    米国、日本そして著者の在住するイタリアを中心とした欧州で伸びている中小ベンチャー企業を、企業が伸びるための三つの重要な鍵、外国とビジネスをする際の国境の利用方法と文化の違いの克服方法などインタビューし紹介している。業種もIT、アパレル、家具、ホテル、メディア、電力等々多種多様でやや展開に乗り遅れそう...続きを読む
  • 「マルちゃん」はなぜメキシコの国民食になったのか? 世界で売れる商品の異文化対応力
    久々に、こういうビジネス系の本で面白いと思ったなー。
    すごい具体例でいっぱいなので、想像しやすいし。
    冷蔵庫が家電じゃない!とか(←やや極論にしてますけど 笑)。ははぁー、なるほどーという感じです。
    途上国で文化が違うのは周知の事実かもしれない。が、この本は、それにとどまらない。先進国だろうと何だろ...続きを読む
  • 「マルちゃん」はなぜメキシコの国民食になったのか? 世界で売れる商品の異文化対応力
     本書は異文化の人々に製品やサービスを受け入れてもらうために必要なローカリゼーションについての指南書であり本来はビジネス向けですが、異文化に興味がある人や海外旅行が好きな人も十分に楽しめる一冊です。

     誠に異文化は面白い、日本では考えられない展開をしているメイドインジャパンの数々、日本企業の努力の...続きを読む
  • 新・ラグジュアリー 文化が生み出す経済 10の講義
    ラグジュアリーが変わってきたと。ラグジュアリーの歴史を紐解き、これまでの、今の、彼らのデザイン、アクティビティを解説しながら、これからのラグジュアリーに言及。クチネリに代表される、今のラグジュアリー、日本のラグジュアリーブランドも紹介している。ハイブランドのエキシビジョンに行ったりすると、その歴史、...続きを読む
  • 新・ラグジュアリー 文化が生み出す経済 10の講義
    読みやすいし、内容も興味深く読みましたが、ラグジュアリーといってもいろんな側面があってちょっと混乱しました。

    私はブランドには興味がないし、ラグジュアリーなものやコトに縁遠い生活をしているので、内容は面白いけど「ふーん」という『右から左へ抜けてく』感覚でした。
    そもそも日本は大衆品の品質が良いし安...続きを読む
  • 突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる
    やり方にしか気を遣わないヤツは、最高のキスなんてできない。

    私たちは何を愛しているか、人々は何を愛しているか、人々に愛してもらうために何ができるか、ではなく『私たちが人々に愛してほしいものは何か?』

    そのためには希望で満たされた心が必要である。
  • 突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる
    機能から意味の時代にヒットするモノ、コトを、生み出すアプローチやプロセスの内容。これまでデザイン思考で当たり前とされてきたブレストのルールを覆す内容で驚いたが、実務で感じていた感覚に近くて納得した。但し、同じ感覚の人間を見つけないと変な奴扱いされてしまうほどいつものブレストルールが浸透してしまってい...続きを読む
  • 新・ラグジュアリー 文化が生み出す経済 10の講義
    ラグジュアリーという言葉、ちょうどホテルについて調べる時にいわゆる外資系ホテルブランドランクでもラグジュアリーという言葉もあり、タイトルだけで買ってしまった本。新がつくように、旧来の贅沢やハイブランド、優雅、上品といったイメージのラグジュアリーでなく、ダイバーシティ、サスティナブル、クラフトマンシッ...続きを読む
  • 突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる
    人生をこんなんでなくチャンスと捉える人のための本。意味のイノベーション。人間は外せなく目的によって評価されていると信じる人のための本。生活のソリューションでなく贈り物である。意味の探索についての本。
    意味のイノベーション、ジョブ理論とも言ってることは共通しているように感じる。
    デザインとついているが...続きを読む