安西洋之のレビュー一覧
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ラグジュアリーという言葉、ちょうどホテルについて調べる時にいわゆる外資系ホテルブランドランクでもラグジュアリーという言葉もあり、タイトルだけで買ってしまった本。新がつくように、旧来の贅沢やハイブランド、優雅、上品といったイメージのラグジュアリーでなく、ダイバーシティ、サスティナブル、クラフトマンシップといった人々の心に寄り添うような理想的な概念として新たに位置づけられていると感じました。新たな価値、多様な価値、付加価値をつけた広義の意味で、新たにラグジュアリーをの考え方を提示している。
ラグジュアリーのイメージはファッションに繫がるところがあるものの、10の講義といっているので、歴史や海外、日 -
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ネタバレ人生をこんなんでなくチャンスと捉える人のための本。意味のイノベーション。人間は外せなく目的によって評価されていると信じる人のための本。生活のソリューションでなく贈り物である。意味の探索についての本。
意味のイノベーション、ジョブ理論とも言ってることは共通しているように感じる。
デザインとついているが、いわゆるデザインの本ではなく、企図するという意味のデザイン。
メモ
・意味のあるビジョンが一つあれば良い。
・批判精神と自分自身から始めることが重要
・問題解決のイノベーションと逆で内から外、批判精神からイノベーションを生み出すのが意味のイノベーション
・ヤンキーキャンドル。蝋燭はあかりから香り -
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ネタバレ1.イタリア産の革製品やスーツを何着か買ったことがあるのですが、非常に使いやすく愛用させてもらっています。ファッション業界を見るとメイドインイタリーという表示をよく見るために、なぜ日本ではイタリアが人気なのだろうと思いました。
2.メイドインイタリーには「意味のイノベーション」「アルティジャナーレ(職人的な)」という言葉が土台となっています。これは、ただモノづくりをするだけでなく、自分が好き、美しい、美味しいと思わないものを作らないということです。つまり、審美性を重要視しています。それにより、画一的で無機質なものではなく、モノを持っていることで価値があると思わせてくれます。
ここまでイタリア -
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ネタバレデザイナーとして働く中、このタイトルに目を奪われ手に取りました。内容は主にイタリアで行われている「デザインドリブンイノベーション」という思考方法を活用したデザイン政策に関してです。個人的に、デザイナーのスタイリングとしての役割に限界を感じており、にも関わらずソーシャルデザインといったスタイリング能力だけでは実現不可能な事柄を求められていることに違和感を感じていました。どうすればデザイナーとして社会に関われるのか。そういったことにヒントを得ることができる内容でした。イタリアデザインは人間を中心とした考え方が根底にあるにも関わらず小さなデザインの域を出ていけないのは経営をデザインが混ざっていけない
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これからの顧客に対して新しい価値を提供するには、「問題解決のイノベーション」ではなく、「意味のイノベーション」が必要である。その為には、今までのイノベーションのプロセスではなく下記のプロセスを大切にするということ。
・内から外へのイノベーション(今までの外から内へのイノベーションではなく)
・批判精神(今までの批判してはいけないということからは間逆の考え)
これらを実現する為には、まず自分から始まり、スパーリングペアにより、自分自身の考えを深め、
ラディカルグループにより仮説を進化させる。その様な過程を経てから初めて多くの人にさらさないと多くの人かららの否定に耐えることが出来ない。
この様 -
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「突破するデザイン」Roberto Verganti
できるだけ早く結婚して子供を持つ方がよいのだと、全員が信じて疑わない時代がかつてあった。唯一の選択は「誰と」であり、いつではなかったし、その後何をするでもなかった。
最近まで人々の人生における問題の多くは予め規定されていた。学校を卒業し、伴侶に出会い、仕事を見つけ、住居を構え、子供を持ち、キャリアを積んでいく、と言ったような。これらは文化によって決定づけられ、社会構造に根深く染み込み、人生に意味と方向性を与えていた。人々がそこに疑問を挟む余地はなかった。誰を伴侶にすべきか、子供を何人持つかといったことにはそれなりに頭を悩ませたが、注力し -
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1/20-2/6
MBAや先進国の大企業の重役室で語られる内容や用語の数々が賞味期限に達している今、輝く中小企業が大切にしてるものは何か❓
1.他人への敬意
2.自らを肯定する尊厳
3.創造力
1.企業文化
2.内部コミュニケーション
3.ワールドクラスの人材
•デザイン スモールデザインとビックデザイン
•ルールメイキング
•オープン
•ローカル
•ビジョン
•イノベーション
•チーム
•パッション
1.どうあったら良いのか、と言う深い動機
2.潜在市場が大きいこと
3.タイミング
人の生き方に夢や希望を与える様なことを経営者が目指すことが、質の高い人材を確保する上で想像以 -
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ローカリゼーションマップのことを仕事でお知り合いになった某識者から教えていただいたので自分は大丈夫だったのですが、タイトルはセンセーショナルな感じで若干軽めに感じてしまいます。しかしながら、非常に深い観点で書かれています。作り手ではなく顧客の目線でビジネスを進めることの重要性を「地域文化と製品文化」という切り口で捉えた点が本書のユニークなところです。「風土→民俗→ライフスタイル」という地域文化のレイヤー構造、そして、リサーチャーの資質として「歴史への勘・地理・言語への興味・モノへのこだわり」としているところが自分にとって斬新な点でした。観点はユニークなのですが、体系化もう少し厚めに取り扱ってい
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Googleで日本のキーワードで画像検索
京都、日本地図、日の丸、相撲、舞子、サクラ。。。
あれ、こんなんだっけ?日本って
※旦那さんが行っているメキシコのGoogleで調査
本の中でも
クールジャパンでイメージを限定しているが、本来は拡散が必要という指摘に納得
六本木ヒルズ、表参道、東京駅の再開発などスタイリッシュな都市もあるし京都だけでなく自然が楽しめる観光地
日本は海外から限られたイメージで見られているだろう。
別に日本のナショナリズムに浸るつもりは毛頭ないが、真の姿とはかけ離れているのがもったいないと思ってしまいます。
この本で提唱しているのは、海外で自分の商品を売る地図として