安西洋之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「マルちゃん」の話自体はツカミにしか過ぎず。
内容は、サブタイトル通り「世界で売れる商品の異文化対応力」。
世界に受け入れられるには、非日常ではなく生活シーンにとけこませる必要があり、そのためには商品を現地使用にローカライゼーションしなければならないとのこと。
さまざまな事例が掲載されており、
・商品のすみ分け自体が異なるため、商品内容自体を現地化させた例
・現地の意見に”淵落ちないけど”付き合ったら成功した例
・新しい価値観・規制により、受け入れることになった例
など。
いずれにしても、重要なことは顧客をきちんとリサーチしている(年齢、収入などではなく、どういう理由で行動しているかという -
Posted by ブクログ
・ローカリゼーション。対象市場の法規制に加えて、言葉など文化的要求に適合させる作業。
・フランス料理のプロになるため、18歳から箸はつかわず、ナイフとフォーク。米もたべずにパン。日本人の感覚を大事にするのではなく、フランス人に、フランス人の舌に適合しようとした。
・国によって、色がもつイメージも違う。白色はヨーロッパでは中立をイメージするが、日本では死を連想させることがある。この煩雑さを回避するため、デザインはできるだけ簡素にし、言語表現のみを目指す。例えばグーグルのトップページはシンプルで素っ気ない。
・「モノを売る」から、「コトを売る」時代へ。今、モノがそれひとつの価値だけでは売れにくい。