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堕ちた翼 ドキュメントJAL倒産
戦後最大の倒産とも言われるJALの会社更生法申請。ナショナル・フラッグはいかにして崩壊していったのか? 民主党の政権交代以降、前原大臣に委嘱されたタスクフォース、官邸、財務省、金融機関はそれぞれどう動いたのか。そして、国際線・労働組合・企業年金・独自の企業文化など、さまざまな問題を抱えながら、JALは本当に再建できるのか? AERA編集部の記者が驚愕の真実に迫るノンフィクション! -
これが本当の「忠臣蔵」 赤穂浪士討ち入り事件の真相(小学館101新書)
現在最新の史料で実証する赤穂事件の真相 歌舞伎界では『仮名手本忠臣蔵』は「独参湯」(効果絶大とされた気付薬の名)と呼ばれ、打てば必ず当たる興業とされてきた。小説やドラマ・映画などでも、いまだに毎年必ずといってよいほど、さまざまな視点で描かれた作品が発表されている。しかし、それらは後世脚色された物語としての赤穂事件である。 本書では、赤穂浪士討ち入り事件の発端となった浅野内匠頭による江戸城松の廊下での刃傷から、討ち入り事件後の浪士たちの切腹の顛末、さらには事件の後日談までを、ひとつひとつ原史料にあたりながら、歴史事実として検証していく。 吉良上野介は内匠頭に賄賂を要求したのか? 内匠頭の辞世とされる和歌は本物か? 大石内蔵助は祇園で遊興にふけっていたのか? 上野介を討ちとったのは誰か? 浪士たちの切腹のありさまはどうだったのか……。 2011年末、著者自身が鑑定した新発見の史料「茅野和助遺書」をまじえ、わかりやすく「正確に」、赤穂事件のすべてを解き明かす。江戸文化歴史検定関連図書、「江戸検新書」シリーズの第3弾。 -
冬のライオン
ナショナル ジオグラフィックが精選した冒険ノンフィクション選集。米テロに倒れる直前にアフガニスタン内戦の英雄マスードが示した厳しさと優しさ、謎のエボラ出血病と闘う国際医師団、日本のクジラ調査船団に突っ込むシーシェパードなど、緊迫の現場報告10編を収録。生と死が隣り合う極限の世界で、命をかけて闘う人びとに密着した作家やジャーナリストたちが生々しい経験を綴っている。 -
アラブの大富豪
原油高を背景に、世界中のマーケットを席巻するオイル・マネー。しかし、その担い手たちの肖像はベールに包まれている。彼らは情報開示義務のない同族企業を舞台に、イスラム圏独特の商慣行と人脈を駆使して、秘密裏に資産をふくらませ続けているのだ。欧米企業を買いあさるサウジの王族投資家、「ハコモノ行政」で大成功したドバイの首長、カネ余りのアブダビやカタルの政府など、アラブの大富豪たちの素顔に迫る。 -
ワインと外交
饗宴のテーブルは時に、表向きの言葉よりも雄弁に「本当の外交関係」を物語ることがある。ブッシュが食べたフレンチフライ、「海の幸だけ」が出された独仏首脳の会食、天皇主催の晩餐会で飲まれなかった高級ワイン、日韓首脳会談における盧武鉉の驚くべき発言……。真の政治的メッセージは、そうした饗宴の細部に宿るのだ。ワインとメニューから読み解く国際政治の現実。 -
由布院の小さな奇跡
由布院は盆地である。かつては山に囲まれた普通の田舎だった。名所旧跡もない。温泉の湧出量は全国第二位という豊富さだが、客は少なかった。現在、旅館も増え、みやげ物屋が立ち並び、国内温泉地のなかでトップクラスの人気を集めるようになった。年間の観光客は三百八十万人、宿泊客は九十五万人を数える。この奇跡的な成功の陰にはどのような努力があったのか。「由布院ブランド」を築き上げたまちづくりの物語。 -
男の引き際
一生のうちに同じ局面は二度とやってこない。たった一度の判断が、評価を大きく左右する。それが「引き際」だ。では、引き際を見事に飾れた人と誤った人は、何が違ったのだろうか。完全燃焼できるまで頑張る、一つのことを成し遂げたことでけじめをつける、過去の実績とは全く関係ない世界に新たに挑戦する――。6タイプ9人の引き際にまつわる物語をひもときながら、男にとって引き際とは何かを探る。 -
会計ドレッシング
企業生命にかかわる粉飾・横領事件は、オリンパス、大王製紙だけではない――。ノリタケ、林原、ローソンエンターメディア、広島ガス、近鉄、フタバ産業、メルシャン、JVCケンウッド、本田技研工業・・・・・・。誰もが知っているあの会社で起こった、総額3000億円の不正手口を公開。経理、人事、マネジメント層、経営者、投資家、必携の書。「粉飾・横領」は、こうして見抜け! -
ツールドのと454日~普通のおっさんがジャスコで買った4万円の自転車で挑戦~
普通のおっさんである砂原康治(著者)がジャスコで買った4万円の自転車がとても軽くてよく走るので気に入りました。そしてツールドのとに出場してしまったのです。3日間で410km走る過酷なサバイバルレースです。普通のおっさんでも条件が不利でもがんばればできる事を証明してみました。 -
東日本大震災 自衛隊救援活動日誌 東北地方太平洋沖地震の現場から
東日本大震災救援現場で、自衛隊員は何を思い、何をしているのか?現場でしか知り得ない問題とは?現地で指揮を執る指揮官の補佐を務める筆者の日誌で明らかにする。 -
被差別の食卓
大阪のある被差別部落では、そこでしか食べられない料理がある。あぶらかす、さいぼし……。一般地区の人々が見向きもしない余り物を食べやすいように工夫した独自の食文化である。その“むら”で生まれ育った著者は、やがて世界各地にある被差別の民が作り上げた食を味わうための旅に出た。フライドチキン、フェジョアーダ、ハリネズミ料理――。単に「おいしい」だけではすまされない“魂の料理”がそこにあった。 -
連合赤軍「あさま山荘」事件
動員された警察官のべ十二万人、集まった報道陣は六百人、負傷者二十七人、そして死者三人。テレビ中継の視聴率は、史上最高を記録。厳寒の軽井沢の山荘で、いったい何が起きているのか? 人質、牟田泰子さんの生存は? 警察官の発砲は許されるか? 十日間にわたって繰り広げられた、戦後警察史上最悪の事件の一部始終を、水もおにぎりも瞬く間に凍るという現場で指揮をとった著者が、メモを基に克明に再現した臨場感あふれるノンフィクション。話題の映画化の原作。 -
ハウス・オブ・ヤマナカ―東洋の至宝を欧米に売った美術商―
19世紀からアメリカに進出し、日本美術品を大量に販売した骨董商・山中商会。20世紀初には清朝崩壊で大量放出された中国美術の大オークションをニューヨークやロンドンで開くが、日米開戦で莫大な資産を失い、所蔵コレクションは全て売り払われる。歴史の荒波に揉まれて消えた、世界的美術商の知られざる六十年。 -
まかり通る 【電力の鬼・松永安左エ門】
政・官の抵抗勢力を向こうに回し、電力会社分割を成し遂げるなど戦後日本の屋台骨をつくった松永安左エ門。昭和の激動期を勝ちぬいた九十余年の痛快人生を描く。 松永安左エ門は、明治8年に九州の壱岐で生まれ、上京後、慶應義塾に入塾し福沢諭吉の教えを受けた。しかし、人間の真価は学歴ではないと慶應義塾を中退。福沢の紹介で日本銀行に勤務するもサラリーマンが合わず退職。石炭販売業を始めて、芸者遊び、相場……とムチャクチャな生活を送りながら、大成功を収めたかにみえたが、株暴落ですべてを失い隠遁。読書三昧の2年間の浪人生活の後に再起し、会社をおこして徐々に成功を収め、九州水力電気を設立。「電力界の松永」といわれるまでに電力業界に君臨し、電力独占化の時代に東邦電力を一人できりもりし5大電力の一角にのしあげた。 しかし軍国化の時代に、「官僚は人間のクズである」と放言し、役人たちと大ゲンカし、一切の職を引退してふたたび隠遁生活へ……。完全に過去の人物になったかと思われたが、戦後、不死鳥のように復活。電力業界再編の中心的人物となり、電力事業の分割民営化を成し遂げた。その後、昭和46年に亡くなるまで、95年の人生を生涯現役でまっとうしている――。 ※本書は2003年7月に東洋経済新報社より刊行された『まかり通る 電力の鬼・松永安左エ門』を電子書籍化したものです。 -
巨大銀行の消滅
日本長期信用銀行が経営破綻して十数年が経過した。これまで、1997年、1998年の金融危機における銀行などの破綻のいきさつなどについて、当時の経営当事者の口から、その実情が語られることは皆無に等しかった。それには理由があった。銀行が破綻した当座は、彼らが何を言っても、単なる保身や責任逃れの言い訳だと片付けられ、逆に、歴代の経営陣や銀行という組織体のずさんさを指弾する材料にされた。そのため関係者は身を固くしてマスコミの熱心な取材要請をかたくなに断り続けた。当事者が裁判の制約から解放されて、様々な発言をするまでには、「事件」が「歴史」となる十数年の歳月を必要としたのである。世界的な金融の混乱や信用収縮の暗雲に覆われている現在、長銀破綻の今日的な意味が浮かび上がってくる。企業ガバナンスのあり方、規制緩和の進め方とセーフティネットの構築、市場の暴力的な動きに対する対応、危機管理における政治と金融当局の役割、そして法の適用と司法の役割など示唆するものは多い。 ※本書は2009年1月に東洋経済新報社より刊行された『巨大銀行の消滅』を電子書籍化したものです。 -
一流たちの修業時代
人には誰にも、苦しい下積みの経験をする修業時代がある。現在、各々の第一線で活躍中のあの一流たちは、自らの修業時代に何をし、考え、学び、そして克服したのか? 本書では、各界のプロフェッショナルたちへインタビューし、味わった苦労や挫折を聞く。本書では、ユニクロ社長・柳井正、ココ壱番屋創業者・宗次徳二、日本画家・千住博、クレイジーケンバンド・横山剣らが登場。駆け出しの若手社員、就活に励む学生必読の書!【光文社新書】 -
新宿歌舞伎町 マフィアの棲む街
新宿歌舞伎町。銃と麻薬が簡単に買え、世界中から娼婦が集まり、外国人マフィア同士の抗争でひっそりと人間が消える。深夜の街の主人公は、ヤクザにホステス、街娼、密入国者。彼らへの単身取材は難航した。腕時計にナイフがつき立てられ、銃口をつきつけられる危険なインタビュー。麻薬密売人、無国籍売春クラブ、拳銃密売──ついにつかんだ衝撃の事実。闇世界に潜む中国人、コロンビア人、イラン人に肉薄し、警視庁を震撼させた戦慄のハードボイルド・ドキュメント! -
イチローvs松井秀喜~相容れぬ2人の生き様~(小学館101新書)
イチローと松井秀喜「知られざる不仲の真相」イチローと松井秀喜。日米球界を代表するスターであり、後世に語り継がれるライバル同士である。イチローは昭和48年、松井は昭和49年の生まれ。ともに外野手で左打ち。共通点は多い。だがいつしか2人はメジャーリーグで対戦しても、談笑はおろか目も合わさなくなった。日本ではタブー視されたが、アメリカでは公然と「不仲説」が唱えられた。なぜ相容れないのか?本書は、その謎を解き明かすため両雄の「生き様」に深く切り込んだ。例えば野球人として歩んできた道。イチローはオリックス、マリナーズという地方球団に属しながらも、安打という「記録」を積み重ね現在の地位を築く。一方、松井は優勝を至上命題とする巨人、ヤンキースの主軸を担い、勝負を決すホームランを放つことでファンの「記憶」に残る選手となった。「個人成績」を求めるイチローと「チームの勝利」を追う松井――鮮やかなコントラストはそれだけではない。生い立ち、ファッション、ファンからの愛され方……2人の人物像をあらゆる点から比較してみると、「水と油」の理由が浮き彫りになる。2010年から同地区で対峙する両雄。因縁対決を楽しむためにも必読の一冊。 -
夜明けあと
天皇、断髪なさる。皇后も少し前にオハグロをおやめになった(明治六年)。時計の国産化に成功。いずれは輸入しなくてもいい時代が来るだろう(明治十六年)。元号の原案に「天興」や「興化」もあったとのこと(明治四十五年)。当時の世相や風俗、ゴシップなどのニュースで、近代化の流れをたどるユニークな編年史。文明開化から始まった明治という時代にタイムスリップできる一冊。 -
世界情死大全
「死体の皮膚で女装した男」「死体を抱ける店」「人肉食事件」「早すぎた埋葬」「ユニークな自殺方法」「皇帝に殉教した美少年奴隷」など、信じられない仰天エピソードが満載。男同士の嫉妬から服毒死させられたロンメル将軍、火炙りの上に秘所までさらされたジャンヌ・ダルク、奔放な性生活を記録していたトルストイ、大富豪でありながら完全に隠遁したハワード・ヒューズ、何度殺しても斃れなかった怪僧ラスプーチンなど、有名人の「性と死」の逸話もたっぷり。 -
異形の日本人
虐げられても、貧しくとも、偏見に屈せず、たくましく生きた人たちがいた。哀しい宿命のターザン姉妹、解放同盟に徹底的に弾圧された漫画家、パチプロで生活しながら唯我独尊を貫く元日本代表のアスリート、難病を患いながらもワイセツ裁判を闘った女性、媚態と過激な技で勝負する孤独なストリッパー……社会はなぜ彼らを排除したがるのか? マスメディアが伝えようとしない日本人の生涯を、大宅賞作家が鮮烈に描く。 -
ルーマニア・マンホール生活者たちの記録
チャウシェスク体制崩壊後のルーマニアでは、ストリートチルドレンの一部がマンホールでの生活を強いられていた。著者はマンホールに単身乗り込み、シンナーを吸ったり、結婚し、子どもまでつくっている生活の様子を取材した。弱者どうしのいがみあい、彼らをさらに追い立てる社会の非情さなどを浮き彫りにした傑作ルポルタージュ。 -
コーヒーに憑かれた男たち
現役最高齢・ランブルの関口、業界一の論客・バッハの田口、求道者・もかの標。コーヒーに人生を捧げた自家焙煎のカリスマがカップに注ぐ夢と情熱。 -
秘訣は官民一体 ひと皿200円の町おこし ~宇都宮餃子はなぜ日本一になったか~(小学館101新書)
たった5人から始まった「町おこし」きっかけは、餃子購入額日本一という昭和62年の総務庁(現・総務省)の家計調査でした。そこに最初に注目したのは、市の職員たちでした。当時、宇都宮は、「名前が知られていない」という悩みをかかえていました。そこで、「餃子で宇都宮のPRをする」というプロジェクトが、たった5人の市の職員から始まりました。官の主導で始まった企画が民のボランティアと融合して発展していく、このプロジェクトの成功を検証すると、「町おこし」の成功のキーワードが数多く見えてきます。 -
「食べない心」と「吐く心」 摂食障害から立ち直る女性たち
拒食・過食などの摂食障害から立ち直った女性のドキュメントを軸に、同病に苦しむ人々へ治癒方法を提案する。 -
「八つ墓村」は実在する ――ルポ「津山三十人殺し」と「落武者殺し伝説」
集落内の墓地。いくつかの墓石の命日には「昭和十三年五月二十一日」という事件が起こった日付が刻まれていた―― 着想の原点をたどる 横溝正史の傑作ミステリー。そのモデルのひとつとされる津山三十人殺し。犯罪史に名を残す大量殺人はどんな事件か。もうひとつのモチーフとされる落武者殺しの伝説は、どのような伝承か。「八つ墓村を歩いてみませんか?」という誘いから始まった、虚構と現実を往復する取材旅の先にあった事実とは。解説 比嘉健二 カバーデザイン 井上則人 カバー写真 関根虎洸 【目次】 「八つ墓村」は実在する――ルポ「津山三十人殺し」と「落武者殺し伝説」 序章 『八つ墓村』とはなにか? 第一章 「津山三十人殺し」の現場を歩く 第二章 「八人の落武者殺し」伝説を追う 第三章 史実と伝説を巡る旅路の果てに 終章 幻の村、「八つ墓村」は実在する あとがき 現実と虚構の狭間で 解説 比嘉健二 -
欲望のKPI
生半可なビジネス書より、るるたんの「戦略」を読め。 130万人のフォロワーを抱える人気インフルエンサー・るるたん。「60分20万円」がバズった彼女だが、キャリア開始は19歳・新橋の格安店だった。 友達も、家族も、恋愛も趣味も捨てて仕事に没頭した彼女は、手取り60分8000円から、いかにして月収1億円を稼ぐ「同人AVの女王」になったのか。 その過程には、業種を問わず「売る」「伝える」「選ばれる」に効く実践的なマーケティング思考が濃縮されている。 たった一人でアダルト業界のルールを書き換えた「欲望マーケッター」の頭の中を、鈴木おさむが解剖する──人気ポッドキャスト「欲望のKPI」、待望の書籍化。 巻末には、ふたりの書き下ろし官能リレー小説を特別収録。 【目次】 序章 19歳、新橋デビューしたJDが風俗業界に飛び込んだ理由 第1章 「60分6万円」の風俗嬢になるまで 第2章 同人AVの女王になるまで 第3章 属人性と希少性を高める「タレント化」戦略 終章 野望──看板を、箱にする 特別付録 るるたん&おさむの官能リレー小説 -
クラシックホテルが語る昭和史(新潮文庫)
開戦前夜、日米極秘交渉が行なわれたとされる、箱根の富士屋ホテル。戦後、マッカーサーを迎えた横浜のホテルニューグランド。フィリピン大統領一家が亡命した奈良ホテル。中には百年以上の歴史を誇る名門ホテルは、昭和という時代にどのような役割を果たしてきたのか。富士屋ホテル創業者の曾孫である著者が、その秘められた謎に迫るノンフィクション。『消えた宿泊名簿―ホテルが語る戦争の記憶―』改題。(解説・川本三郎) -
地面師連絡役カトウ ~積水ハウス55億円詐欺事件、ある実行犯の告白~
詐欺師集団のリアルを抉るノンフィクション! ネットフリックスドラマ『地面師たち』のモデルとなった「積水ハウス55億円詐欺事件」。その実行犯のひとりで「連絡役」と報じられたカトウは、詐取した“ゲンナマ”2億円を手に怯え、涙を流しながらベッドに投げつけた――。 週刊誌記者である著者に、連絡役という名の“パシリ”だったカトウが明かした地面師たちの犯行と素顔は、ドラマで描かれた華々しさとはかけ離れたズボラで人間くさいものだった。 大物地面師たちへの取材も加わり、カトウの人生の“浅はかさ”と“空虚な欲望”が抉られる! ―選考委員激賞!第32回小学館ノンフィクション大賞受賞作― ◎森健さん 「今さら地面師?」そんな懸念を吹き飛ばす圧倒的なディテールと面白さ。末端構成員だからこそ見えてくる事件、人生がある。 ◎酒井順子さん ドラマではスマートに描かれた詐欺師集団。実際の犯罪計画の意外なほどのユルさに、詐欺犯罪に関わる者たちの心理が滲み出る。 ◎河合香織さん 著者が描く詐欺師たちは時に滑稽で、人物像は絶えず揺れ動く。だからこそノンフィクションは面白い。 -
減量の科学
根性論や「〇〇だけダイエット」のような流行りに左右されやすいダイエット界隈において、「科学的に裏付けられた減量法」を提示するのが本書の目的。「内臓脂肪を見える化」、「食べる順番の新常識」、「食行動質問票」、「腸内フローラと減量の関係」や話題の「時間栄養学」や「低FODMAP食」など、最新かつ科学的なトピックスが満載。迷えるダイエッターたちに救いの手を差し伸べる。さらに、昨今耳にする「減量の新薬の真価、GLP-1ダイエット」の真相にも切り込む。長年糖尿病専門医として臨床に関わってきた著者だからこそ書ける、既存のダイエット本とは一線を画す実践本。 -
オウム真理教の子どもたち 知られざる30年(集英社インターナショナル)
1995年にオウム真理教が起こした地下鉄サリン事件の後、山梨県旧・上九一色村の教団施設から信者の子ども53人が保護された。親から離され、悪臭が漂う第10サティアンで生活していた子どもたちは、あれからどんな人生を歩んだのか。今の日常生活にもカルトの教義や修行の記憶が影を落としているのか――。子どもが保護された山梨県の児童相談所の記録2800点を入手し、大人になった当事者たちに会いに行くと、「オウムの子」の苦難の30年が浮かび上がってきた。 -
聞き出せる人が、うまくいく。
15万部超のベストセラー『瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。』『こうやって頭のなかを言語化する。』の著者で、業界トップ・コピーライターの最新刊。 コピーライターにとって一番重要なのは、じつは「書く」ではなく「聞く」ことって知っていましたか? 本書では、学校では習わない「聞く技術」からさらに一歩踏み込んだ、相手の言語化できていない思いと言葉を引き出す「聞き出す力」を解説。 シビアなビジネスの現場で培った実践的かつシンプルな聞き出しメソッドは、どの業種にも応用できる普遍的なものです。 聞き出し方が変わると、相手の言葉が変わります。 相手の言葉が変わると、世界の見え方が変わります。 本書では「あるある感」たっぷりの事例をもとに、すぐに試したくなるメソッドを紹介。 聞き出し力を身につければ、もう言語化の悩みに煩わされることもなくなります。 ぜひ、相手から深い言葉を引き出す「聞き出し力」を実感してください。 ●こんな方におすすめ ・会議で参加者の本音を引き出したい人 ・クライアントの曖昧な要望に振り回されて苦労している人 ・部下との会話が事務的になって悩んでいる人 【主な内容】 第1章 すべては「聞く」ことから始まる 第2章 うまく「聞き出す」5つのルール ルール1 まずは100パーセント受け入れる ルール2「でも」は使わない ルール3 相手の発言に共感も納得もできなければ、発言のプロセスを探る ルール4 会話をする時は相手の片目を見る ルール5 好きなところを一つ見つける 第3章 相手からより引き出す 4つのシンプル聞き出しメソッド メソッド1 まず、出来事から聞いていく メソッド2 必ず「追い聞き」する メソッド3 自分が傷つくことを恐れない メソッド4 相手が無言になる時間を歓迎する 第4章 ビジネスシーン別 聞き出しのコツ ビジネスシーン1 会議 ビジネスシーン2 クライアントワーク ビジネスシーン3 1on1 ビジネスシーン4 就職・転職活動での面接 ビジネスシーン5 テキストコミュニケーション 第5章 「聞き出す」の先にあるものとは 実践編 「聞き出し」におけるメモ活用 -
21世紀を動かす思想 加速主義・プルラリティ・SFプロトタイピング
巨大テック企業が国家を超える権威を持ち、生成AIの爆発的な発展による混乱が日々起こり、アメリカでは破滅的な思想が影響力を持ちはじめた2020年代。技術発展は本当に世界を良くしているのか? 私たちはどのように未来を構想すべきなのか? 本書では現代の技術をとりまく思想――加速主義、プルラリティ、SFプロトタイピング――を通覧。これらの思想を統合し、効果的・倫理的に考えるための思考「未来学」の在り方を構想する。SF作家でありコンサルタントでもある著者による、未来を創造するための羅針盤。 -
ライプニッツの輝ける7日間
数学や哲学で多大な業績を残し、歴史家や発明家としても活躍した知の巨人ライプニッツ。時に政治に口を出し、時に論争を巻き起こしながら、バロック時代を「転がる石」のように生きた70年の生涯から岐路となった7日間を取り上げ、遺された10万ページのメモと2万通の手紙を元にその思考と業績を再構築した比類なき書。 -
性的であるとはどのようなことか
「これは性的だ!」という批判がある。「性的ではない!」という擁護もある。自治体のポスターに。食品のCMに。公園の裸婦像に。なぜ人は「何が性的か」ですれ違うのか? そもそも「性的」とは何なのだろうか? 私たちは、「性的」なものをめぐって議論するわりには、「性的」というものが何かよく分かっていない。私たちは、こう問うところから始めなければならない。「性的であるとはどのようなことか?」 -
科学的かつ現実的で、崇高かつロマンティックな 火星移住計画
「火星に関するあらゆる書籍の金字塔」――ミチオ・カク絶賛! イーロン・マスクに影響を与えた火星移住の第一人者が描く、人類の新たなフロンティア。 もはやSFではない。火星移住は「いつか」ではなく「いつ」の問題だ。イーロン・マスクのスペースX、ジェフ・ベゾスのブルーオリジン、リチャード・ブランソンのヴァージン・ギャラクティックという「民間」とNASAが連携するアメリカ。CNSA(中国国家航天局)が国家プロジェクトとして新たな覇権を狙う中国。宇宙開発に各国がしのぎを削る中、惑星間旅行は誰もが手の届く現実となろうとしている。ズブリン博士は、NASAや宇宙起業家たちから最も信頼される宇宙工学の権威であり、火星協会の創設者でもある。四半世紀前から火星有人探査の青写真を示し、多くの宇宙開発者たちにインスピレーションを与えてきた。そして技術的な準備が整った今、火星植民地化の具体的なビジョンが明かされる。 ●火星で何を創るのか? まずは移住コスト、火星の環境整備などの技術的課題を科学的エビデンスをもとに提示。さらに本書が描く火星都市は、単なる生存のための基地ではない。空気、水、食料、電力を自給自足で生産する活気あふれる都市国家だ。宇宙放射線から守られた気密住宅のドーム型天井には魚の養殖場を配置し、巨大温室で農業を行い、太陽光を取り入れながら放射線を遮断し、景観からして「住み心地の良い家」を現実にする。不動産ビジネスから知的財産の輸出まで、多様な産業が花開く。 ●火星経済の限りなくリアルな構想 地球への主要な輸出品は鉱物資源のみならず、技術革新によって生み出される知的製品も含まれる。遺伝子組み換え技術、ロボット工学、AI、新エネルギー技術――フロンティア環境で鍛えられた技術者たちが、地球では想像もつかないイノベーションを次々と生み出していく。 ●地球の閉塞感を打破する新天地 「自由な文化だけが真にイノベーティブでありえる」そう主張する博士は、火星が単なる植民地ではなく、人類文明の進化を加速させる「圧力釜」となると述べる。女性移住を促すための少子化対策。個人の権利が保障され、伝統的な抑圧から解放された新しい政治システム。才能ある移民を引き寄せる開かれた社会。地球上で限られた資源を巡って争うよりも、共に新しい惑星を創造する方がはるかに建設的だという明確なメッセージがここにある。 21世紀の今、人人類には壮大な未来を選択する「自由」がある。火星移住は夢物語ではなく、実現可能であり実現すべき人類史上最大のプロジェクトだ。あなたの子供たちが火星で暮らす日は、もうすぐそこまで来ている。 -
若者帝国 好きな人たちと、好きなことに熱狂して働く
従業員の平均年齢が25歳(2025年9月時点)という、まさに「Z世代」ど真ん中のアパレル企業・株式会社yutoriが、混沌とする令和の世に打って出る勝算はどこにあるのか。 彼ら彼女らはどこから来て、少子高齢化待ったなしのこの国で、どのような地平へと向かおうとしているのか――。 アパレルは淘汰が激しい業界のひとつといわれ、多くは中小企業であり軒並み苦戦を強いられているのが実情だ。そのような状況下で業界に新風を巻き起こしている株式会社yutoriは、InstagramやTikTokを中心に、複数のアカウントを使い分けるSNSマーケティングによって認知度とEC売上を拡大し続けてきた。 令和ならではの売り方やマーケティングセンス、卓越したブランディング力は、それ以前の世代には、固定観念から発想できない手法であると同時に、独自の企業戦略が大きな注目を集めている。 しかし、本書はそれらの手法を単に綴ったビジネス書である前に、ひとりの「若者」(著者・片石貴展。通称「ゆとりくん」)の読み手の胸を熱くする、パッションの物語である。 同氏がいま現在進行系で築いている「若者帝国」の全貌とその魅力に迫ることで、片石氏と同世代だけでなく全世代の人間が、みずからの可能性を感じられる「勇気の書」となった。 <CONTENTS> INTRODUCTION ブルージーに生きろ PROLOGUE ハグレモノをツワモノに CHAPTER1 いましかできない「好きなこと」 CHAPTER2 上場前夜 CHAPTER3 yutoriというビジネス CHAPTER4 信じることが真実だ EPILOGUE 好きなことを、ただ好きという -
オオタニノバットハイクラ?
――スポーツがもっと面白くなる! 大谷翔平はなぜ米シェア5位のバットを使うのか? 羽生結弦は「軽いスケート靴の時代」をつくった? 北口榛花が空気抵抗の大きいやりを選ぶ理由とは? 「Number」人気連載を書籍化! 知られざるスポーツ用品の“値段”と“秘密”を大解剖。 空前の《お金×スポーツ》本! 「正直に告白すると、10年ほど前から世界中が盛り上がる大きなスポーツイベントにワクワクしなくなってきました。(…)そこまでしてやるようなものなのかな?と少々冷めてしまったのです。──そんな私の気持ちをスポーツにつなぎとめてくれたのが道具でした。」(本書「はじめに」より) 【著者プロフィール】 熊崎 敬〈くまざき・たかし〉 1971年生まれ、岐阜県出身。サッカー専門誌編集者を経て、スポーツライター。著書に『日本サッカーはなぜシュートを撃たないのか』(文藝春秋)、『カルチョの休日』(構成・内外出版)、『サッカーことばランド』(金井真紀との共著・ころから)などがある。難民・移民フェス実行委員としても活動中。趣味はリンガラ語をはじめとした外国語学習と日本に住む外国人の草サッカーの見学。 -
50代、それでも戦い続ける 将棋指しの衰勢と孤独と熱情と
バカになっていく実感、衰えゆく体力ーー あらがい、もがき、盤上に向き合う 朝日新聞将棋記者・村瀬信也が書いた、 50代プロ棋士・木村一基の軌跡 頭脳・体力の自己認識から若手棋士への気持ち、 AIに対する感触、将棋への思いまで、赤裸々に描くーー。 「退化している部分があるかもしれないが、全体の進歩の速さに追いつく伸びがないのかもしれない」 「『精一杯やっている』と思う自分と『もっと時間をつくって将棋に取り組めるはずだ』と思う自分と」 「記憶力とか読む量の衰えとか、自分がバカになっていくのを実感するのがたまらなく嫌ですね」 「経験が生きることを強引に見つけるとしたら、苦しくなったときに辛抱できるようになったことぐらいじゃないでしょうか」 「カーテンを閉めていいなんて、言わなきゃよかった。藤井(聡太)さんが焼け焦げてひからびるのをじっと待っていればよかった」 「(永瀬九段を)以前は強烈な人だな、と思っていたけど、今は憧れに近い気持ちを感じています」 「やっぱり、やっていて面白いです。研究が活きて勝った時は研究したかいがあったと思いますし、夜戦は自分の子どものような年代の人とケンカするようなところがあって、とても興奮します。この生活を少しでも長く続けたいです」 若き天才たちが躍動する将棋の世界で、 衰えゆく頭脳と体力 、進むAI、時流の変化 、 そして生まれる不安とあせり ――。 彼の抱える苦悩は、多くの働く中高年が 直面しているそれと重なるのではないかーー。 先の見えない時代の中で、下りゆく自分と向き合い、 もがきながら、あらがいながら、 「それでも、やるしかない」 と歯を食いしばる、 そんな人たちのための一冊です。 将棋好きな人も、そうではない人も、 本書を読めば、明日からもう一度戦うための勇気が湧いてくる! -
永田鉄山の総力戦
総力戦の時代、日本にどんな選択があったか 昭和史に新たな光をあてる! 昭和10年、人事抗争の末、陸軍省内で殺害された陸軍の最高頭脳、永田鉄山。彼が挑んだのは「国を守るための戦争か、戦争のための国家か?」という総力戦のパラドックスだった。その永田の国家総動員体制論と、国家観として、正面からぶつかったのが美濃部達吉「天皇機関説」であった。 トランプの関税外交ひとつとっても、国家と国家が、経済、政治、外交など 総力でぶつかり合う「総力戦」は、実は現代の世界にも通じる難問にほかならない。総力戦の時代、日本にどのような選択があり得るのか? 〈ひとたび総力戦が開始されると、国家の存続、国民の安全のためには、その国の軍事、経済、政治、社会生活、文化などのすべてを動員して戦わなければならない。これが「総力戦」の出発点のはずである。ところが、総力戦を前提とすると、「国民と国家を守るための戦争」であるはずのものが、「戦争のための国家」へと反転してしまう。それは、「国家総力戦」自体がもつ不条理の反映でもあった。国家の全てを賭けて戦わなければ生き残れない、という過酷な現実にいかに対応するか、という難問が、永田のテーマだった。〉(「はじめに」より) -
筋肉と脂肪 身体の声をきく(新潮文庫)
スポーツが得意だったら、自分の人生も少しは違っていたのかもしれない――。そんな夢想に端を発し、アスリートの身体と精神に迫る取材の旅が始まった。力士、プロレスラー、陸上選手、そしてスポーツ栄養士、サプリメントや体脂肪計の開発者との、驚きと発見に満ちた対話。食をライフワークとして書き続けてきた著者の集大成にして新境地! 『ルポ 筋肉と脂肪 アスリートに訊け』改題。(解説・谷本道哉) -
伝説の相談員が教える幸せになれる老人ホーム探し ~マンガでわかる高齢者施設~
“いい老人ホーム”なんてありません!? あなたと家族にぴったり“合う”施設を見つける方法教えます。 日本最大級の老人ホーム・介護施設検索サイト「LIFULL 介護」編集長が監修。老人ホーム探しの重要なコツを、マンガでわかりやすく教える本です。ケーススタディ・マンガの各話に詳しい解説文が付いているので、知識ゼロからでも気軽に、確かな知識を得ることができます。親やご自身の「老後の住まい」を考えたい人のための1冊です。 【この本の特徴】 ・オムニバス形式のストーリーマンガで気軽に読める ・施設の種類や介護保険制度などのポイントを解説文でしっかり学べる ・業界大手「LIFULL 介護」の知見を結集 ・これだけはおさえておきたい、施設探し「かんたん6ステップ」収録 ・「LIFULL 介護」の調査をもとにしたコラムも充実 -
戦争に抵抗した野球ファン ――知られざる銃後の職業野球
日中戦争から太平洋戦争へと戦線が拡大し、すべてが戦争に奉仕させられる時代にも、野球場には、戦争から背を向けるように声援をおくる名もなき野球ファンたちがいた。彼らは一体何を思い、そこに何を観たのか? プロ野球創成期をノンフィクションという形で切り取り、戦争の悲惨さを語り続けてきた著者が、戦後80年を機に、これまで語られてこなかった市井の野球ファンたちの姿に焦点を当て、戦時下の野球文化を描く。 【目次】第1章 魅了された人々/第2章 襲いかかる戦火/第3章 強まる戦時統制/第4章 密かな娯楽/第5章 反骨の人々 -
〆切は破り方が9割
自分を嫌いにならずに生きる極意! 「本書に載っている原稿の9割は催促を受けてから書き始めた」―― 著書『ひとりでしにたい』がドラマ化! いま大注目の漫画家が贈る、〆切と編集者からの催促をサバイブする病みつき必至・抱腹絶倒の傑作エッセイ集。 【目次】 才能がないと理解するということ 意味のない自己否定はしなくていい 就職したければ「会社員の才能」が必要だ 心では人を愚弄しても外には出すな 炎上回避は難しい 俺より売れてる奴とは口をききたくない ……ほか、全29編(書き下ろしコラムも収録) 〆切がせまると原稿をやらずにX(エックス)をやってしまうという著者。〆切を破っても自分を嫌いにならずに生きる、カレー沢流の「極意」がここにある! (底本 2025年8月発売作品) -
鎮魂の花火「白菊」 長岡の花火がつなぐシベリアと真珠湾
長岡花火の夜空に咲く「白菊」は、戦友への献花として作られた。「白菊」を生んだ伝説の花火師が辿ったシベリア抑留の過酷な運命と、戦後70年の真珠湾での打ち上げまでを描く感動のノンフィクション。 「おらは、戦後、シベリア抑留されたんです。 帰って来られなかった仲間のために、鎮魂の花火を上げたい」 長岡の伝説の花火師が戦友たちに捧げた花火を巡る感動のノンフィクション! 純白の花火「白菊」は、なぜ観る者の涙を誘うのか――。その答えは、長岡の伝説の花火師・嘉瀬誠次が亡き戦友たちに捧げたハバロフスクでの打ち上げにあった。 1922年、長岡の花火師の家に生まれた嘉瀬誠次は、徴兵され、戦中そして戦後のシベリア抑留下での過酷な生活を送った。多くの戦友が死んでいく日々。そんな絶望の中でもシベリアに住む現地住民の優しさに触れたと語っている。 戦後生き延びて帰国し伝説の花火師と言われる存在となった嘉瀬は、1984年にはロス五輪の閉会式で初の花火の打ち上げも行った。1990年、嘉瀬は念願だったアムール川(ロシア・ハバロフスク)で、亡き仲間たちに捧げる特別な花火である「白菊」を打ち上げる機会を得た。ペレストロイカで混乱する政情下でのプロジェクトの実現に向け、NHK新潟や民間企業、地元自治体など多くの人々の協力を得て、さまざまな困難を乗り越えて打ち上げられた仲間たちへの鎮魂を込めた「白菊」は、現地市民の心を震わせ、日本とロシアの間の新たな交流の架け橋となった。2015年、戦後70年の節目に「白菊」がハバロフスクから真珠湾へと渡り、三発の「白菊」が打ち上げられた。一発目は「米国の戦没者への慰霊」。二発目は「日本の戦没者への慰霊」、三発目は「世界の恒久平和を願って」。 嘉瀬の花火は国境を越え、時代を超え、今も人々の胸に深く訴えかけている。本書は、花火を通じた鎮魂と祈りの物語であり、嘉瀬誠次というひとりの職人が捧げた平和の祈りの記録である。 (本書は2014年7月に小学館から刊行された『白菊-shiragiku- 伝説の花火師・嘉瀬誠次が捧げた鎮魂の花』を大幅改訂および増補の上、改題したものです) プロローグ 長岡花火と伝説の花火師 第一章 アムール川に咲いた「鎮魂の花」 一九九〇年、ハバロフスク 第二章 花火師とシベリア抑留 一九四五年、極寒のシベリア 第三章 嘉瀬の偉業を追って 二〇一三年冬、ハバロフスク 第四章 伝説の花火師・嘉瀬誠次の仕事 一九四九年~二〇一二年、盛夏の長岡 第五章 それからの花火「白菊」 二〇一五年(戦後七十年)、真珠湾 エピローグ 嘉瀬さんと私 -
渇愛 ~頂き女子りりちゃん~
「頂き女子」に迫った衝撃ノンフィクション! 複数の男性から総額約1億5千万円を騙し取った上、そのマニュアルを販売し逮捕された「頂き女子りりちゃん」に迫った本作に大絶賛の声続々! ◎町田そのこさん 彼女が奪う側に戻らない道を考える。読んでいるときも、読み終えたいまも。 ◎橘玲さん すべてウソで塗り固められた詐欺師 家族や社会から傷つけられた犠牲者 彼女はいったい何者なのか? ―選考委員激賞!第31回小学館ノンフィクション大賞受賞作― ◎酒井順子さん りりちゃんの孤独、そして騙された男性の孤独に迫るうちに、著者もりりちゃんに惹かれて行く様子がスリリング。都会の孤独や過剰な推し活、犯罪が持つ吸引力など、現代ならではの問題がテーマが浮かび上がって来る。 ◎森健さん 今日的なテーマと高い熱量。とくに拘置所のある名古屋に部屋を借りてまで被告人への面会取材を重ねる熱量は異様。作品としての力がある。 ◎河合香織さん 書き手の冷静な視点とパッションの両者がある。渡邊被告がなぜ“りりちゃん”になったかに迫るうちに著者自身もまた、“りりちゃん”という沼に陥り、客観的な視点を失っていく心の軌跡が描かれているのが興味深い。 (底本2025年7月発売作品) -
19歳 一家四人惨殺犯の告白 (完結版)
92年に千葉県内で起きた身も凍る惨殺劇。幼い子供から大人の男性まで一家4人が殺害され、逮捕されたのは19歳の少年だった。4人の命を奪った主犯の少年が19歳だったことから世間は揺れた。そして少年19歳に下された判決は死刑。紆余曲折ののち、ついに死刑は執行された。少年の生い立ちから死刑執行までの事件の全てを一人のジャーナリストが執念で追い続けた。戦慄の事件の背後に迫る、まさに迫真の事件ノンフィクション完結版。 -
ルポ“霊能者”に会いに行く 「本物」は存在するのか
著者自らが身銭を切って全国の霊能者を訪ね、徹底検証した傑作ルポルタージュ。霊能者には何が視(み)えるのか? 本物は存在するのか? ●知人の紹介で、神奈川県の山奥に霊能者を訪ねた著者。待っていたのは「ライオンの守護霊に護られている」と語る、ライオンの被り物を身につけた奇妙で不思議な“先生”だった――。 〈CASE.1〉“獅子”の力を宿した能力者 ●懇意のバーテンダーが、定期的に霊能者のカウンセリングを受けているという。そのツテから京都から自宅に“先生”を招き、意外とためになる先祖供養の作法を聞いた著者。後日、仲介者の経営するバーで、科学ではどうにも説明のつかない事態に遭遇することに……。 〈CASE.3〉京都からやってきた出張霊能者の実力は!? ●著者が、目に入れても痛くないほど可愛がっている飼い猫の小鈴。ある日、ペットと対話してその気持を伝えてくれるという動物専門霊能者の存在を知り、突撃することに。果たして小鈴の本音は? 〈CASE.16〉愛猫の本音に迫る!? ペットを霊視してみたら……。 ほか、関西で暗躍する“夜の蝶”、凄腕と評判の秋田のイタコ、勝手に守護霊を視てくる大阪のおばちゃん、“天使の使い”を名乗る美少女系霊能者、山陰の「怖場」を語る魔女っ子……など、ひと癖も、ふた癖もある面々とのセッション。そしてついに科学では、どうにも説明のつかない事態に遭遇する!? -
地下鉄サリン事件はなぜ防げなかったのか 元警察庁刑事局長 30年後の証言
死者14人、負傷者6千人以上を出した未曾有のテロ「地下鉄サリン事件」が起きてから2025年3月で30年が経つ。捜査の最終意思決定者が当時の資料やメモをもとに初めて証言。なぜ警察は事件を防げなかったのか。捜査の全内幕を語る。 -
軍艦島入門
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできません。 三菱が作り上げた炭鉱の島。世界最高の人口密度だった島。閉山後、無人のまま数十年が経過した島。廃墟と化した今、観光上陸として人気が爆発している島。 2013年、SONYのアクションカムを搭載したラジコンヘリが空撮した動画が公開され、ほどなくGoogleのストリートビューが公開された。 2年後の世界遺産登録をにらみ、軍艦島は、いまさらなる注目を浴びている。 しかし、これまではノスタルジックな、あるいは「廃墟」を全面的に押し出した写真集しかなく、「軍艦島ってどんな島?」と思ったときに手軽に読める本がなかった。 本書は島の成り立ちから石炭業としての発展、全盛期の様子、そして閉山後までを、創業当時の写真や図版をふんだんに使い、時に元住民の話をまじえながら解説する。 行ったことがある人も、これから…と憧れている人も、軍艦島の存在した意義を深く感じることができる、写真も美しい解説本。 ■第1章 黒ダイヤの島 2ページでわかる軍艦島/ 石炭・炭鉱の基礎知識/ 軍艦島クロニクル/ 黒ダイヤの島 ■第2章 軍艦島 その特殊性 絶海の要塞/ 海の道/ 海底の生命線/ 岩礁の迷宮/ 緑なき島 ■第3章 軍艦島 驚きの暮らし 世界最高の人口密度/ 島を飲み込む台風/ 屋上に畑と田んぼ/ 特殊な生活/ ナノシティ ■第4章 軍艦島のすごい建物 国内最古のRCアパート/ 鉄筋長屋アパート/ 戦中の大建築/ 木造+鉄筋/ 巨大小中学校 ■第5章 軍艦島ミステリー 第一竪坑はどこに?/ 岩礁のダンジョン/ 謎の地下施設/ キリスト教徒の…/ 強制連行? ■第6章 知られざる秘話 元祖軍艦島・中ノ島/ 遊郭/ 戦争の記憶/ 軍艦島ならではの事故/ 理由があった娯楽施設 ■第7章 軍艦島 未来へ 軍艦島の魅力/ 未来の記憶/ 産業遺産、軍艦島/ 廃墟から世界遺産へ/ 日本の縮図 ■軍艦島へ行くために 軍艦島の観光/ 軍艦島観光の現状/ 上陸観光船/ 関連する周辺の見どころ -
きまぐれ歴史散歩
歴史の「洗礼」を受けた土地には、不思議なオーラがある。 たたずまいが微妙にちがうのだ。 考古学の常識をくつがえした岩宿遺跡、平家一門が波間に消えた壇ノ浦、徳川の天下を決した関ヶ原、忠臣蔵の四十七士の故里・赤穂、そして特攻隊が出撃した九州南端の知覧基地――。 好奇心のおもむくまま、由緒ある町を訪ね、古代から近現代まで、自由に時間を旅する。 歴史の魅力を堪能し、思索をめぐらした紀行エッセイ。 -
マウント取る人 消す魔法
心の仕組みがわかれば、 「嫌いなあの人」を一瞬で消し去ることができる! YouTubeで話題の心理コーチが明かす、 マウント取る人を消し去る最強メソッド! 「悩みの9割は人間関係」といわれるなか、 「マウンティング」で思い悩む人は後を絶ちません。 例えば、転職理由の上位は、 「ハラスメント」や「上司・先輩・同僚と合わない」 といった理由が多くを占めるなど、 マウンティングをはじめとした人間関係にまつわるストレスは 計り知れないものがあります。 YouTubeで彗星の如く現れた心理コーチとよかわ氏は、 まさに「心の悩みを消し去る無敵のコーチ」。 人間関係の悩みを解消することをテーマに、 生きることが楽になる方法を軽妙なトークで紹介し、 注目を集めています。 本書では、とよかわ氏がシリコンバレーで出会った 認知科学理論をベースにした、 ストレスフリーになれるメソッドを紹介していきます。 マウント行為そのものをこの世からなくすことはできませんが、 ひらりとかわして、相手を遥か彼方に見やり、 ニヤリと笑う方法は存在します。 頭のなかから、「マウント取る人」を消し去ることはできるのです。 あなたのなかには、マウントに負けない力が確実に眠っています! ●Contents はじめに マウント行為はなくならない プロローグ 僕「とよかわ」の人生を変えた心理学 第1章 人間関係が楽になる魔法の杖 第2章 大嫌いな相手がみるみる正体を現す魔法 第3章 マウント取る人消す魔法 第4章 強メンタルを手に入れる「ひとりごと」の魔法 第5章 史上最高に幸運になれる「セルフ予言」の魔法 おわりに 人生のハンドルを握るのはあなた -
高校生が感動した「論語」
慶応高校でNO.1だった佐久先生のユニーク『論語』。これならスラスラ読めて面白い! わかりやすくて、役に立つ! 『論語』を知れば仕事がはかどる、友人が増える、人望が増す。 《本書より―テーマの一例》 誉めること、叱ること/礼儀作法/賢愚と優劣/努力と精進/人に仕えるということ/立身出世/プラス思考/ほどよい行為/惑いと過ち/品格/利益と欲得/人生の楽しみ/ユーモア/憎しみと怨み/大人物と小人物/仁者と知者、善人と悪人/愛国心・郷土愛/出処進退/老いと嘆き ■今、読み返したい不朽の名著 論語は二千年の長きにわたり、日本人の精神と道徳の根幹でありつづけてきた。日本人は論語というたった一冊の書物を通して、人とのつきあい方、正しい生き方を知らず識らずのうちに学んできたのだ。大人になって社会に出、人と人との間で揉(も)まれ苦しむとき、真に役に立つのが論語である。だが、誰もが高校の授業で一度は触れた論語を、年を重ねて読み返したりはしない。三十有余年、慶応高校で論語を講じてきた著者は、「こんなにもったいないことはない」と力説する。孔子は五十代に入ってから名を成した。論語が苦労人ならではの処世術に満ちている所以(ゆえん)である。共感できる章句が一つでもあれば、必ずや読む者の助けとなるはずだ。 -
おいでよ ポインティの相談天国
「寿命」っていう制限時間は、楽しんだほうがいいよね~! \ Spotifyチャート最高順位1位 / 絶好調ポッドキャスト「佐伯ポインティの生き放題ラジオ!」 を書籍化SNS総フォロワー180万人超! 「waidanTV」でおなじみ 佐伯ポインティさんによるお悩み相談本が登場。 老後は思い出し笑いしかしたくない だからしっかり悩んで生きちゃおう! 恋愛・結婚、性・自意識、仕事、人間関係…… みんなの「お悩み相談」OPEN! どんなささいなお悩みも 自分にとっては一大事 お気楽な回答を読んで、あなたの心が軽くなってるといいな~! 常にポップでハッピー、にっこり笑顔の佐伯ポインティさんが、 読者(リスナー)のお悩み事に向き合い、 「ポインティならこうするね!」とお気楽に回答します。 -
在日サッカー、国境を越える ――国籍ってなんだ?
アン・ヨンハは、プロのサッカー選手になる夢を持つまったく無名の19歳の在日朝鮮人。選手権大会は予選敗退だし、Jリーグではチームに一人の「在日枠」を目指すしかないし、日本代表には絶対なれないけど、走り続けた先には世界があった! 国境を越えて輝く魂の物語。 -
つくられる子どもの性差~「女脳」「男脳」は存在しない~
「女の子はおとなしくていいな~。男児はもう怪獣だから!」――親同士の会話でよく聞くフレーズである。大人は無意識に子どもの性格の原因を性別に求めるが、それは本当に正しい態度なのか。性差についての心理学・脳科学の膨大な先行研究をベースに、子どもの「好みの性差」「空間認知の性差」「言葉の性差」「学力の性差」「攻撃性の性差」「感情の性差」をデータで分析。「男女差の科学」で性差の謎を解く! -
野球に翻弄された男 広野功・伝
幻のメジャー契約、ドラフト1期生、黒い霧事件、球界再編騒動…etc. かくも波乱万丈な野球人生があるのか? 板東英二、堀内恒夫、稲尾和久、川上哲治、王貞治、長嶋茂雄、星野仙一など、日本球界に名を刻んだ猛者たちと現役時代に対峙。強打の左打者として未だ破られぬ「逆転サヨナラ満塁ホームラン2本」の日本記録を樹立。第1回ドラフト、黒い霧事件、長嶋茂雄引退試合などを直接体験。現役引退後、新聞記者を経て指導者に転じ、落合博満、清原和博、イチローなどと交わり、フロントに転身すると、球界再編騒動で新球団の創設に尽力。100年にわたる日本球界の“裏の裏”を知る男が最初で最後の告白――。 <内容> 広野功は1943(昭和18)年生まれの徳島県出身。徳島商業では甲子園に春夏連続出場を果たし、慶應義塾大学に進学。大学時代は長嶋茂雄の通算本塁打記録(当時)に並ぶ活躍を見せ、第1回のドラフトで中日に入団。中日、西鉄、巨人の3球団を渡り歩いた。現役引退後は新聞記者となり中日球団の組閣にも陰ながら貢献する。その後は、コーチ、二軍監督、監督代行、編成部長などを歴任。約35年のプロ球界人生でさまざまな大事件や傑物と遭遇する。広野がつぶさに見た球界の裏の裏を余すことなく告白する! -
弱者の兵法 折られてしまいそうな君たちへの遺言
世界は、激変しています。 世界の変化は多くの「フィクション」を終わらせ、新しい「フィクション」を出現させます。そのせいで、突然成功者となってしまう人、があちこちに出現する一方で、それまでの自分の強みを失ったまま弱者へとなってしまう人たちも現れています。 拡大する力の格差のもとで、弱者はその弱みにつけ込まれて苦い思いをするしかないのか? 本書はこの激変する時代で、著者の世代よりもずっと若い、つまりこれから続く厳しい格差社会を乗り切らないとならない世代に向けて書いたものです。 世の中にはモノの価値をガラリと変え、自分の弱みを強みにしてしまった異能の人たちがいます。彼らが編み出した数々のマジックに「なるほど、そういう手があったのか」と、目から鱗のような奇跡があることを知ってほしいし、そしてそれをヒントにして、弱者の方々に人生を少しでも有利に生きてほしいと思うのです。 (本書「はじめに」より一部引用) 【目次】 弱者の兵法その一 オワコンから脱しろ 弱者の兵法その二 序列に注意 弱者の兵法その三 ゲーム視点で見ろ 弱者の兵法その四 自分を生かす環境を見極めよ 弱者の兵法その五 強者の手口を知る 弱者の兵法その六 居場所を創り出す神業 堀江貴文×斎藤由多加 特別対談【「弱者」はA I とどう向き合うか】 -
最期を選ぶ 命と向き合う人々、その家族の記録(マガジンハウス新書)
「安楽死」とは何か―― TVディレクターが見た、命と向き合う人々の生き方と逝き方 緊急出版!! 数々の賞を受賞した、フジテレビのドキュメンタリー番組 『最期を選ぶ~安楽死のない国で私たちは~』 『私のママが決めたこと~命と向き合った家族の記録~』 スイス行きを望む人々と、その家族、医師の葛藤――。 フジテレビ・ディレクターが至近距離で見た1000日超の取材記。 番組では放送できなかった“安楽死”の深部に迫る! 「ニューヨーク・フェスティバル2024/ヒューマンライツ部門」銅賞、 「第32回FNSドキュメンタリー大賞」優秀賞などを受賞し、 TVerの「報道・ドキュメンタリー」ジャンルで歴代最高の再生数を記録するなど、 大反響のドキュメンタリー番組を書籍化! -
ライ麦はもともと小麦に間違えられた雑草だった~食材と人類のウィンウィンな関係~
酔っぱらったハエがミルクで溺れてチーズができた? スティーブ・ジョブズがパソコンの名前をリンゴから採った理由とは? 雑草だったライ麦は人間に小麦と取り違えられることで種として独立! 著者が披露するのは、あなたの知的好奇心を“満腹”にすること間違いなしの食材と人類の関係性をめぐる教養。自然科学的な知識から歴史上のエピソードまで縦横無尽! 知れば美味しい思いができること間違いなしのフルコースエッセイ。 -
絵とき 生きものは円柱形
自分の体の形を考えてみましょう。指は? 円柱形です。腕は? 足は? 胴体は? どれも円柱形。そして体全体でも円柱形です。ネコもイヌも、足や尾や胴体など円柱形が多い。植物も、平たい葉という例外もありますが、根、幹、枝など、やはり円柱形が多い。なぜ生きものの形には、こんなにも円柱形が多いのでしょう? その理由を考えていくと、生きものに共通するある特徴と、生きもののルーツが見えてきます。 -
カジノ列島ニッポン
2030年秋、大阪の万博跡地でカジノを含む統合型リゾート(IR)の開業が予定されている。初期投資額だけでも1兆円を超える、この超巨大プロジェクトは年間来場者数約2000万人、売り上げは約5200億円を見込んでいる。カジノ・IRに関しては大阪のほか、市長選の結果により撤退した横浜をはじめ、長崎、和歌山でも開設の動きがあり、そして本丸は東京と見られている。20代から海外にわたってカジノを経験してきたジャーナリストが、国内外での取材を踏まえ、現在進行形の「カジノ列島ニッポン」に警鐘を鳴らす。 -
観光消滅 観光立国の実像と虚像
東京、京都、ニセコ……訪日観光客の増加によるオーバーツーリズムの弊害が日本各地で問題となっている今、日本政府が目指した「観光立国」とは一体何だったのか、検証すべき時期に来ている。人口減による人手不足や公共交通の減便といった問題をはじめ、物価の高騰、メディアの過剰報道など、観光を取り巻く環境は楽観を許さない。観光学の第一人者が豊富な事例をもとに、改めて観光の意義と、ありうべき日本の観光の未来を問い直す。 -
自民党の変質
日本政治はどこに向かうのか 衆議院補欠選挙で敗北が続く自民党。 また、岸田文雄政権は裏金問題等により低支持率に喘いでいる。 佐藤優元外務省主任分析官は、岸田政権を「深海魚のような政権」と評し、 山口二郎法政大学教授は「家産制国家へ逆行している」と語る。 自民党は保守政党と呼べないほど変質し、所属議員は劣化した。 自民党は解党に向かうのか。だとすれば、自民党を政権から引きずり下ろす政党はどこか。 あるいは、過去何度も窮地に陥りながらも復活したように、危機を乗り切るのか。 国際政治の潮流も踏まえ、自民党およびこの国の未来を読み解く。 (以下、目次) はじめに――対談から生まれた独自の分析と予測(佐藤 優) 第一章 日本政府のトランプ対策 第二章 もはや保守政党ではない 第三章 岸田政権が壊したもの 第四章 自民党の本質 第五章 自民党の息の根を止める政党 第六章 激変する国際情勢のなかで おわりに――二〇二四年は大きな転換点(山口二郎) -
オスの本懐(新潮新書)
近頃、ニッポンの男性は元気がない。コンプラにポリコレ、健康常識に老後設計……時代の変化と社会の要請に揉まれ、オスとして大切な何かを失いつつあるらしい。「高齢になればなるほど、性ホルモンは若々しさや元気の秘訣になる」(和田)、「多くの凡人は色気と食い気が満たされていなければ、楽しく生きられない」(池田)など、オスがオスらしく生きるためにどうあるべきか、医師と生物学者が本音で語り合う。 -
がんばらないミニマリズム モノ・時間・暮らしのゆとりをつくる
┏ ───────────────── ┓ 掃除、洗濯、自炊、整理整頓…… いつも何かに追われているあなたへ ズボラなミニマリストが紹介する 「モノ・家事・ストレスの手放し方」 ┗ ───────────────── ┛ 学校、仕事、家事などでくたくたな毎日。 帰ってきても料理をする気力もなく、洗濯物が山積みになっている……。 休日もお昼過ぎまで寝てしまって、散らかった部屋を横目にダラダラ……。 好きこのんでこんな生活をしているわけじゃないし、 何とかしたいとは思うけれど、うまくできない。片付かない。 そんなあなたを「がんばらないミニマリズム」がお助け! SNS総フォロワー約16万人の大人気ミニマリストが、 自身の経験をもとにした具体的な方法を伝授します。 <この本を読むと、こうなります> ○「片付けなきゃ」「掃除しなきゃ」という慢性的なストレスから解放されます ○「浅く、広い片付け方」ではなく、「とりあえず1箇所から」気軽に 整理できるようになります ○無理なく、モノと家事を手放せるようになります ○頑固な汚れを防ぐ「掃除しないための掃除」習慣が身に付きます ○定期的な「モノの手放しパトロール」ができるようになります 「いいのいいの、これでいいの」のマインドを大切に、 完璧を目指さず、「あなた自身の快適」を目指しましょう。 ズボラでめんどくさがりなミニマリスト、 mai minimalismさんの初めての書籍が、あなたの一歩を後押しします! -
動物たちの可愛いウンチ
ウンチは愛のメッセージ、奥が深くて魅力がいっぱい!――動物大好きの動物学者が、ウンチを求めて北は礼文島から南は西表島、そしてアフリカの奥地へ。照れたような神妙な顔つきで息張っているイヌやネコ。潔癖性のナマケモノ、かぐわしいマッコウクジラのウンチ。アルマジロやオタマジャクシのあれってどんなの? 動物たちの可愛くて、ちょっと恥ずかしい姿を通して、人間のことを考えてみる一冊!! -
文藝春秋と政権構想
文春の名物編集者は、政治に嵐が吹き荒れるとき、政権幹部と密室で何を話し合っていたのか? 政界、官界のキーマンが実名でぞくぞく登場。 全ビジネスパーソン必読の、手に汗握る「政治経済裏面史」。 週刊文春、月刊文藝春秋の編集長を歴任し、 数々のスクープをものにした著者による「政治取材の全記録」。 実は著者の鈴木氏は、時の政権の「政権構想づくり」に深くかかわっていた。 本書で取り上げられるのは、四つの政権(政治家)。 第一章 安倍晋三 第二章 菅義偉 第三章 梶山静六 第四章 細川護熙 いずれも日本のターニングポイントとなった時代である。 政治は夜に動く。雑誌ジャーナリズムが政治報道において果たした役割とは。 この国の経済政策が失敗し続ける理由も、本書を読めば見えてくる。 【本書の内容】 第一章 安倍晋三 鳴り物入りで始まった経済政策「アベノミクス」。 その策定にひそかにかかわった筆者は、 次第に疑問を抱くようになる。 無制限金融緩和、ゼロ金利継続は本当に正しかったのか? 第二章 菅義偉 リアリストにしてプラグマティスト。 新型コロナに振り回されて政権は短命に終わったが、 「携帯電話の料金を豪腕で下げさせた」など、 実績が再評価される政治家・菅の本質とは。 第三章 梶山静六 銀行の不良債権を「ハードランディング」で処理すべきと主張し、 総裁選に敗れて無派閥に。 日本の政官財が「無責任のキャッチボールを続けている」と喝破した、 信念のひとだった。 第四章 細川護熙 筆者に背中を押され、月刊文藝春秋で「新党結党宣言」をして、 非自民連立政権の総理に。 戦後政治のターニングポイントと呼ばれる細川政権について、 本人はいま何を語るのか。 第五章 これからの経済政策プラン 在野の政治経済記者として取材を続けてきた筆者による、 「失われた30年を生んだ経済政策」の俯瞰による検証と、 日本が生き残るための「これからの経済政策」の提言。 -
電子増補版 塩釜すし哲物語
おいしいマグロの握りを多くの人にたべてほしい。伊達藩の時代から続く長い歴史をもつ港町・塩釜で、すし屋を営む白幡さん一家の姿を描いた単行本刊行から12年。大震災・津波によって大きな打撃を受けながらも復興へ向けて動き出した塩釜の人々と共に歩む白幡さん一家。震災とその後の復興へ向けての活動を追加取材し増補した文庫版。さらに13年後の本電子書籍版では、新たに1章を増補した。 -
凱旋 9歳で癌になった僕が17歳で世界一になるまでの話
※電子書籍版には、表紙画像や中吊り画像に掲載されている一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または一部の画像が修正されている場合がありますので、内容をご確認の上、お楽しみください。 注目のプロ車いすテニスプレイヤー・小田凱人。 難病をものともせず世界一の座に登り詰めた軌跡を自ら語る初書籍 2023年6月、フランス。車いすテニスの「全仏オープン」を制した17歳の小田凱人は、史上最年少でのグランドスラム制覇と世界ランキング1位を同時に達成という華々しい偉業を成し遂げた。 小学校3年生で骨肉腫となり、サッカー選手になる夢をあきらめた小田少年は、闘病中に車いすテニスと出会い一筋の光を見出す。立ち止まることなく、新たな夢に向かってがむしゃらに進み、わずか8年で世界の頂点に立って見せた。 まるで夢物語のようなこのストーリーを、小田凱人はいかにして現実のものとしたのか? 誕生から現在まで、その道程を本人が詳細に語り下ろす。 夢を叶えるための強い意志、目標に向かって欠かさない努力、家族・友人・スタッフとの強い絆、周りを巻き込む空気、幸運を引き寄せる力、そして感謝の気持ち……。様々な要素がそろって初めて実現していく夢のカタチがそこにある。 常々「子どもたちのヒーローになりたい」と語る小田凱人。まだ道は半ばだと言う。パワーあふれる彼の姿から、この本を通して生きるエネルギーを受け取りたい。 -
がん征服
平均余命15カ月。手術や抗がん剤、放射線では治せない悪性脳腫瘍「膠芽腫」に3つの最新治療法が挑む。原子炉・加速器を使うBNCT。楽天の三木谷浩史が旗を振る光免疫療法。そして「世界最高のがん治療」と礼賛されるウイルス療法。産学官を横断して取材を重ね、「がんvs.人間」の最前線をまるごと描き出すノンフィクション。 -
警視庁公安捜査官 スパイハンターの知られざるリアル
スパイやテロリストを監視し、そのミッションを未然に防いで国を守る公安警察。公安捜査官とは、日頃どのような活動をしているのか? 尾行や変装、モニター(協力者)の作り方・接触の仕方などのマル秘テクニックとは? 元警視庁公安部外事課所属の著者が、スパイとの攻防の生々しい事例を紹介しながら、スパイを見破る「手の内」を明かす。日本は、先進国の中で唯一スパイ活動防止法がなく、誰もがスパイに狙われる可能性がある。「スパイ天国」日本で我が身を守るために必読の一冊 -
かぜの科学 もっとも身近な病の生態
〔もっとも身近な病の生態〕人は一生涯に平均二〇〇回も風邪をひく。しかしいまだにワクチンも特効薬もないのはなぜ? 本当に効く予防法とは、対処策とは? 自ら罹患実験に挑んだサイエンスライターが、最新の知見を用いて風邪の正体に迫り、民間療法や市販薬の効果のほどを明らかに。風邪の常識を覆す一冊。 -
人類が消えた世界
もし人類が忽然と消えたら、残された地球はどうなるのか。地上を覆う人工物、自然、生命が辿る運命は? 私たちが環境に与えたダメージはどう癒えるのか?そしてこの星が消滅した後も宇宙を漂い続ける、人類最後の痕跡とは? 綿密な実地調査と科学資料を元に放つ、類まれなる未来予測の書にして究極の環境本! -
AI覇権 4つの戦場
AI時代の世界覇権の行方を左右するもの、それはデータ、計算、人材、機構の4つの戦場だーー。前著『無人の兵団』でロボット兵器の実態をスクープした著者が、「知能」を持つ自律兵器やサイバー戦など、戦略資源としてのAIをめぐる暗闘の実情を炙り出す。 -
AIを生んだ100のSF
『2001年宇宙の旅』、『ブレードランナー』、『攻殻機動隊』――AI研究者にインタビューを重ね、SFがもたらした影響を探った『S-Fマガジン』の連載企画「SFの射程距離」。生成AIが飛躍的な進化を遂げたいま、松尾豊×安野貴博の対談など数篇を追加収録して書籍化。 -
92歳、広岡達朗の正体
嫌われた“球界の最長老”が遺したかったものとは――。 現役時代は読売ジャイアンツで活躍、監督としてはヤクルトスワローズ、西武ライオンズをそれぞれリーグ優勝・日本一に導いた広岡達朗。実に70年もの間プロ野球を内外から見続け、そして戦い続けてきた“球界の生き字引”の眼力は92歳になっても衰えず、今もなお球界を唯一無二の野球観で批評し続けている。 現役時代は“野球の神様”と呼ばれた川上哲治とも衝突した。 監督時代は選手を厳しく律する姿勢から“嫌われ者”と揶揄されたこともあった。 92歳を迎えた今、忖度なしで球界を批評する姿勢が“老害”と呼ばれることもある。だが、彼の辛口な発言は今なお多くの野球好きの耳目を引き、メディアで大いに人気を集める。92歳の発言がこれほどまでに注目を集めることは他のジャンルでは類を見ない。 大木のように何者にも屈しない一本気の性格は、どこで、どのように形成されたのか。今なお彼を突き動かすものは何か。我々野球ファンを惹きつける源泉は何か。そして、広岡が現在の球界に遺す言葉とは……。その球歴をつぶさに追うとともに、彼とともに球界を生きたレジェンドたちの証言から広岡達朗という男の正体に迫る。 【証言者】 王貞治/黒江透修/水谷実雄/井上弘昭/大矢明彦/松岡弘/井原慎一朗/水谷新太郎/田淵幸一/江夏豊/石毛宏典/秋山幸二/辻発彦/工藤公康/渡辺久信 -
Mine! 私たちを支配する「所有」のルール
航空機の座席の後ろのスペースは誰のもの? Kindleで購入した本は本当にあなたのものか? デジタル資産など所有の概念が拡大する今、モノを持つことの本質を問う。法学者コンビが所有を決める根拠を明かし、また所有をめぐる争いから生まれた新たなビジネスを解説。 -
頭上運搬を追って~失われゆく身体技法~
世の中の発達とともに失われていった身体技法は、疫学研究者である著者の興味をひいてやまない。ある身体技法ができる、ということはどういうことか。なぜできるようになるのか、なぜできなくなるのか。本書では今はこの国でほとんど失われてしまった身体技法「頭上運搬」の記憶を追う。沖縄や伊豆諸島をはじめ日本各地や海外にその痕跡を訪ねつつ、話題は着物や伝統衣装、お産のほか、生活と労働を支えていた身体技法へと広がる。 -
がん患者
2005年9月に大腸がんが発覚した鳥越俊太郎。腹腔鏡下手術を受け、仕事に復帰するものの、肺と肝臓への転移を繰り返し、これまでに、4回の手術を受けた。大腸がんのステージは「4」。――手術、リハビリ、現場復帰、抗がん剤との戦い、転移――。その時、鳥越は、家族は、医者は何を考え、どう動いたか。事実を追い詰めることを職業としている「取材者・鳥越」が、「がん患者・鳥越」を冷徹に観察し、記録した、がん患者の真実の書。 ●人間は、自分ががんに侵されているとわかったとき、何を考え、治療ではどのような難問に遭遇し、何を痛み、どのような辛さを抱えて生きて行くのか? そのとき最も身近にいる家族は何を思うのか? 自分ががん患者になった以上、冒頭にあげたような疑問に応えようと思った。(あとがきより) -
「ルフィ」の子供たち
被害総額60億円。大規模特殊詐欺、強盗、殺人。通称「ルフィ」事件にかかわった 実行犯12人の素顔 あまりに短絡的で、心も懐も貧しくなった~現代日本の写し鏡「広域特殊詐欺事件」実行犯たちの知られざる素顔に迫る! フィリピンに潜伏し、指示をしていた今村磨人をはじめとする4人の幹部が強制送還され逮捕されたが、未だ被害は減っておらず、いまだに日本を震撼させている広域特殊詐欺事件。 2023年1月19日、狛江で強盗殺人事件が発生した。「ルフィ」を名乗る今村たちから指示を受けた、実行犯による犯行であった。実行犯、カネの受け子、アポ電などのかけ子など、犯人逮捕で次第に明るみになっていった構造。実行犯たちはいったいどうそうした犯罪に関わるようになったのか? そこに透けてくるのは、犯行の動機はあまりにも短絡的で、周囲の環境の悪さだった。逮捕されたのは20代を中心とする若者であった。闇バイト、貧困、若者たちが直面していたものとは? ルフィ周辺からどう指示され、どう仲間を集め、犯行に至り、逮捕されたのか? 実行犯たちの親族、近隣を訪ね歩き、その素顔に迫ったルポルタージュ。 -
恋愛ってなんだろう?
「好き」ってどんな気持ち? 「付き合う」って何をするの? 多様な親密さのありかたを学び、私たちの社会と恋愛の関係を考える。 -
逆境路線バス職員日誌 車庫の端から日本をのぞくと
あなたの乗っているバスは実は奥が深くてスゴい世界。 バスから日本が見えてくる! 元バス営業所職員兼JR職員の交通系YouTuber綿貫渉がバスから日本を見る、まったく新しいバスエッセイ! 「明日の運転士シフトが決まっていない!」 「日本ではめったに見ない公共交通機関ストライキの実情」 「バスを運転したことがないのに運転士に技術指導をする」 「仲間が一人ずつ休職していく職場」 「人手が足りているので有給を取れる鉄道員に対し、慢性的な人手不足で有給が取れないバス職員」 ……etc. バス営業所職員だったころの苛烈な労働環境、バスと鉄道両方の職員経験を踏まえた二大交通機関の比較、慢性人手不足のバス運転士の特殊な勤務体系、公共交通機関としてのバスの役割、現役バス運転士に聞いた「バス運転士は本当に低賃金重労働で大変なだけの仕事なのか?」といった労働の実情インタビューなど……バスから日本が見えてくる! 日本初・定常運行の自動運転バスに乗ってみた感想や、「キングオブ深夜バス」として知られる、はかた号やアメリカのバス乗車記、テレビ東京「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」プロデューサー・越山進氏との対談も盛り込んだ、今までにないバスに焦点を絞った1冊! -
腐敗する「法の番人」
警察、検察、法務省、裁判所などの社会統制機関は、国民の利益ではなく、組織の利益を優先してきた。これらを指摘し、解決策を探る。 -
中村哲さん殺害事件 実行犯の「遺言」
2019年12月、アフガニスタンで起きた人道NGO「ペシャワール会」の中村哲医師の殺害事件。朝日新聞記者や現地助手は、その実行犯を特定。犯行グループの素性や人脈を徹底的に調べ上げ浮かび上がった背後には、国際テロ組織や諜報機関の存在があった。3年半にわたる追跡取材の記録。 -
モフモフはなぜ可愛いのか―動物行動学でヒトを解き明かす―(新潮新書)
ヒトはなぜモフモフしたものを可愛いと感じるのか? 血のつながりと自爆テロとの関連は?――長年、様々な野生動物の行動と習性を研究してきた著者が、SNS上で「ヒトという動物」についての疑問を聞いたところ、硬軟とりまぜて質問が殺到。本書では、その中から厳選した13の問いに対して、動物行動学の知見をもとに鮮やかに回答する。ホモサピエンスに特異的な行動の数々から、人間の本性を解き明かす。 -
アメリカのイスラーム観
イスラーム世界の根強い反米感情の原因となる、アメリカのイスラームへの認識を説くとともに、イスラーム文化との交流を紹介する。 -
今夜世界が終わったとしても、ここにはお知らせが来そうにない。
地雷と国境、賄賂と車中泊。5 0 歳から軽自動車で大陸横断の旅に出て7年目、まだ楽園( 移住先)探しの旅は終わらない。 ノマド夫婦、稚内からロシアに渡り、軽自動車で北海道から南アメリカ・ケープタウンの往復ドライブ中。 -
技術革新と不平等の1000年史
生産性を高める新しい機械や生産方法は新たな雇用を生み、私たちの賃金と生活水準を上昇させる――これが経済の理屈だが、現実の歴史はしばしばそれに反している。中世ヨーロッパにおける農法の改良は飛躍的な増産を実現したが、当時の人口の大半を占める農民にはほとんどなんの利益ももたらさなかった。船舶設計の進歩による大洋横断貿易で巨万の富を手にする者がいた一方で、数百万人もの奴隷がアフリカから輸出されていた。産業革命にともなう工場制度の導入で労働時間は延びたにもかかわらず、労働者の収入は約100年間上がらなかった。なぜこのようなことが起きるのか? 圧倒的な考究により、「進歩」こそが社会的不平等を増大させるという、人類史のパラドックスを解明する。
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