梅原季哉の作品一覧
「梅原季哉」の「EUは分裂するか(朝日新聞オピニオン 日本がわかる論点2016)」「ジョン・ボルトン回顧録 トランプ大統領との453日」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「梅原季哉」の「EUは分裂するか(朝日新聞オピニオン 日本がわかる論点2016)」「ジョン・ボルトン回顧録 トランプ大統領との453日」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ネット上には真偽のほどが定かではないプーチン伝説が溢れている。
例え9割がデマだとしても「プーチンならありえる」と納得してしまうこ
ともしばしばだ。
ただ、本書はそんなプーチン伝説ではなくとっても真面目な評伝だ。
実際にプーチンを知る人々の証言を集め、朝日新聞朝刊に連載さ
れた記事に大幅加筆して書籍化された。
連載中も毎回楽しみに読んでいたのだが、こうして1冊の本にまとまる
とロシア大統領プーチンという人はとことん興味深い人物だ。
KGBの元スパイ。スパイ好きの私にはこれだけでも興味をそそる存在
なのだが、政治経験ゼロで大統領にまでなってしまったのだもの。
KGB時
Posted by ブクログ
KGB、サンクトペテルブルク副市長を経て、その後一気に権力の階段を駆け上り、2000年から現在に至るまでロシアのトップに君臨し続ける、プーチンの人間像(原体験、人柄、交渉術、思考等々)を明らかにする。
プーチンに対して肯定的であるか否定的であるかを問わず、プーチンを直接知る人物らの証言がベースとなっており、全体としてバランスの取れた内容になっている。
プーチン自身が非凡な頭脳を持っていることに疑いはないだろう。
しかし、プーチン長期政権の下で、ロシア政治の権威主義化が進み、「制度化されていない専制国家」に立ち至っているという現状は、かなり危ういものがあると感じられた。
最終部から先は、
Posted by ブクログ
KGBからロシア大統領に就任したプーチンの実態に迫る。プーチンは幼少期に見た映画の影響でスパイに興味を持ちはじめ、KGBの支部に直接訪れたことがある。しかし、そのときに言われたのが、自分から志願して採用された者はいないと注意された。その代わり、大学を卒業する、とくに法学部出身なら有利だと言われたので、レニングラード国立大学を目指して、実際に進学して卒業した。その後、KGBの職員から連絡が入り、晴れてKGBの一員となり、東ドイツに配属されたが、本書には興味深い点がある。KGBはソ連共産党員であることが必須であるが、プーチンは私有財産や相続権を認めるべきだと考えており、思想的に共産主義には染まっ