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Posted by ブクログ
KGBからロシア大統領に就任したプーチンの実態に迫る。プーチンは幼少期に見た映画の影響でスパイに興味を持ちはじめ、KGBの支部に直接訪れたことがある。しかし、そのときに言われたのが、自分から志願して採用された者はいないと注意された。その代わり、大学を卒業する、とくに法学部出身なら有利だと言われたので、レニングラード国立大学を目指して、実際に進学して卒業した。その後、KGBの職員から連絡が入り、晴れてKGBの一員となり、東ドイツに配属されたが、本書には興味深い点がある。KGBはソ連共産党員であることが必須であるが、プーチンは私有財産や相続権を認めるべきだと考えており、思想的に共産主義には染まっていなかった。またプーチンは周囲から魅力的な、とりわけ年長者に好かれる人物で、その性格が大統領選挙勝利の要因の一つだと指摘されている。大統領に就任してからは、権力を掌握するために、石油、ガスといった資源産業をおさえた。外交面においては、相手がもし初対面である場合、その人物の家族の情報をあらかじめ把握する、またその国の貿易高やその分野の変化や協力具合などを資料がなくても頭の中に入れている。このようにプーチン政権の基盤は盤石であるが、その反面独裁色を帯びている。本書でインタビューを受けたプーチンの知人によると、現代のロシアの権力構造は、プーチン個人によるソフトな全体主義だという。
Posted by ブクログ
プーチンの人柄、人物像について国内外の関係者に丹念に取材しています。インタビュー以外にも、取材での細かな点も含めたレポートが興味深いです。
一方で、プーチンを考えるうえで避けられない汚職などの疑惑、日本以外の国との関係性などはあまり見えてきません。あくまで、日本から見たプーチンについてが中心です。
また、日本との関係も時系列でかかれている訳ではなく、若干読みづらさもあります。
加えて、本筋とは関係ないですが、キエフ公国からの歴史の話で、「ロシアの中心がキエフからモスクワに移った」とあります。これは、ウクライナもロシアの一部とするロシア側から見た解釈に基づいていて一面的かと思います。
いずれにしろ、一読の価値がある本です。
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ビジネス・実用
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