さよなら、野口健(集英社インターナショナル)

さよなら、野口健(集英社インターナショナル)

小説・文芸
1,881円 (税込)

9pt

「アルピニスト」野口健は怪物か、それとも善意の活動家か。知られざる実像に迫るノンフィクション。野口の半生で語られてこなかった橋本龍太郎、石原慎太郎、小池百合子ら政治家との関係を描き、エベレスト清掃活動の意外な動機を解き明かす。角幡唯介、佐々涼子氏推薦!

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さよなら、野口健(集英社インターナショナル) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    元マネージャーで野口健事務所に18年勤めた著者が自身の半生と重ね合わせながら野口健という人物の素顔に迫った人物ルポ。辛い幼少年期を乗り越え自らの手で道を切り開いた野口。少なからず似たような境遇を持つ著者だが、野口健という強烈な存在との出会いは彼の人生を大きく変えていく。事務所の3度の入退社、精神病棟への入院。何がそうさせたのか。「さよなら、野口健」というタイトル。この"さよなら"に込められた想いとは?読み応えたっぷりの1冊

    0
    2022年10月21日

    Posted by ブクログ

    行動するかしないかで人生は大きく変わる!
    飛びぬけた行動力と情熱は、優れた頭脳や才能を凌駕することは往々にしてあるのだろうと改めて思いました。
    そしてそれらの行動の積み重ねが、様々な縁や運を紡いでいくのでしょうね。
    年齢とともに行動力が落ちていることを実感している私としては、このタイミングでこの本に出会えて大きな刺激となりました。
    著者がさらけ出した様々な葛藤は、読んでいるのが辛い部分もありましたが、野口さんの魅力が引き出され、本の面白さも圧倒的なものにしたと思います。
    生みの苦しみもあったと思いますが、たくさんの人に共感や勇気を与える作品になったのではないかと思います。

    0
    2022年09月11日

    Posted by ブクログ

    Xの書き込みなどを見ていると、情緒不安定というか、ちょっと友達にはなりたくないな、と思ってしまう野口健。予想通りというのか、なかなかきついなー、と思う裏話が書かれている。

    0
    2026年04月08日

    Posted by ブクログ

    面白かった。⭐️は5に近い4だ。勘の良い人は感じている野口健の少し胡散臭いところを見事に解説してくれている。そして本の後半、著者自身の物語とリンクしていくのが良い。そんな展開になると思ってなかったので良い意味で意表を突かれて新鮮だった。

    0
    2025年11月22日

    Posted by ブクログ

    野口健を題材にしているが個人伝というよりも筆者の思いの方が強く出ている。
    作家を目指していたというだけあって文章は読みやすく上手い。

    0
    2025年02月04日

    Posted by ブクログ

    お笑いの世界においての、いわゆるイジリ芸の様なものを素人は勘違いし、飲みの席や仲間内で小さく相手をこづくのを見かけるものだ。本来は落としている様で、よく考えると丁寧に相手を褒めていて言われる側も、聞いていた側も笑顔にする、自分も笑顔になるのが話術の上級者。本書を読み始めた時は、つまりそう言う本なのかなと甘く見ていた。しかし違った、上級者の話術などではなく。人の人生の重みを感じる優れた文章だった。強烈に人を引き付ける太陽の様な個性の野口と、若い頃から見込まれ文壇や政治のスターと歩んだ一般人著者、小林の稀有な人生の言葉は何者でもない私の人生に時に重なった。誰だって与えられた人生に時に翻弄されるものだからね。優れた文章とはいつもこう言うものなんだよね。

    0
    2024年05月17日

    Posted by ブクログ

    野口健のイメージは、こんな感じ。(昔著書一冊読んだので、生い立ちや登山家になるまでもだいたい知っていた。)
    自己PRが上手くて、無名の時からスポンサーをどんどん自力で見つけ、若くして登山家として成功。
    エベレストや富士山でゴミの回収活動なんかもしていて、それ自体は素晴らしい。だが、どこか胡散臭い感じがしてしまうのは、政治家として出馬するという噂が何度も出ること、政治家との交友をアピールしていたことと無縁ではない。
    ネットで悪い噂も見たことがある。
    登山家というストイックなイメージとは相容れない華やかさ(自己顕示欲)と野心がありそうな感じ。

    それらの印象の理由がこの本でよくわかった。
    これは野口健の暴露本でもなければ、実はヨイショしている本でもなく、著者と野口の殆ど恋愛のような付き合いを描いた本である。野口だけでなく著書自身の醜い部分も恥ずかしい部分もさらして書いている。そうでなければここまで心を打つものは書けなかったと思う。
    そして野口が、欠点も大きいがやはり人間として魅力的であるということがわかる。心を鷲掴みされてしまう人は著書だけではない。本当に打算的利己的であれば、いずれ人は離れていく。しかし、何度も戻ってしまうというのは、それだけではないからである。
    その摩訶不思議な魅力もよく伝わる。

    服部文祥の「3.5流」発言、栗城史多との共通点と違いについてなどもきちんと検証している。
    人間の業を描いた、素晴らしい本だった。

    0
    2023年05月22日

    Posted by ブクログ

    野口さんの面倒な人柄二振り回される著者の回想録。面倒だけどなんだかほっとけない人間力もあり、登山家と断言できないメディアの裏側もあり、野口さんのイメージがひっくり返る内容。
    個人的には著者の話より、野口さんだけの話の方がよかった。

    0
    2023年03月01日

    Posted by ブクログ

    登山家・野口健の半生に迫ったノンフィクション。丁度昨年のYahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞にノミネートされた、栗城史多氏をモチーフにしたデス・ゾーンに重なる部分もあり購入。

    本著は野口健の生い立ちから登山家としての活動、さらには現在に至るまでマネージャーとして携わった小林氏の視線も交え描かれている。そして後半よりその小林氏の自著伝ともなるような、野口健と交わり離れていく様子も描かれている。

    彼はアルピニストではない。登山家としては市民ランナー。しかし、清掃活動や被災地支援など活動家としては周りからの評価は高い。
    何か栗城氏と重なる部分を感じた。突出すべき行動力を持っていると、否が応でも周りをも幸にも不幸にもする。

    野口健の人間性はわかりつつも、やはり彼のやっている活動は素晴らしいものがある。
    今後の彼を注目したいと強く思った。

    0
    2022年11月02日

    Posted by ブクログ

    野口健はいわゆる典型的な「人たらし」。野心家ではあるけれど魅力的な人なのでしょう。そして何よりセルフプロデュース(私が最も苦手なこと)に長けた人。著者もその点では負けないくらい人の懐にぐいぐい飛び込むタイプとお見受けする。そんなふたりが(幸か不幸か)出会ってしまった。さて、現在進行形の物語はどこに着地するのだろう。

    0
    2022年09月29日

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