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桐島洋子と三人の子供たちが繋ぐ家族の物語。
「この伝記を読めば、なぜ私たちが桐島さんにあれほど熱狂したかわかる」・・・林真理子(作家)
フリージャーナリストとしてマス・メディアで活躍するかたわら、未婚のまま、かれん、ノエル、ローランドの三姉弟を育て上げ、「女性の自立と成熟」の代名詞として女性の絶大なる人気を集めた桐島洋子による、破天荒で波瀾万丈な自伝に加え、三人の子供達が、母への思いを存分に綴った、最初で最後の「桐島家」本格自叙伝。長年の桐島洋子ファンをはじめ、自分らしく生きることを模索する現代の女性たちに、年代を超えて勇気と元気を与えてくれる1冊。
「大胆不敵で聡明で驚くばかりの行動力。お嬢様育ちで女王様のようでもあり、恋をすると熱烈――」(桐島かれん)
「人間としての母に対する私たちのリスペクトは揺るぎないものです。その絆はどんなことがあっても変わりません」(桐島ノエル)
「現代のシングルマザーたちが置かれている環境も大変ですが、母の生き様が少しでも励みになってくれたら幸いです」(桐島ローランド)
今こそ知りたい! 「桐島洋子」という生き方。
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Posted by ブクログ
桐島洋子さんが自身と子供たちの人生について途中まで執筆し、その後をかれんさん、ノエルさん、ローランドさんが、まるで渡されたラグビーボールをパスで繋いでいくかのように執筆した作品。
洋子さんが描き出した半生のなんと、ドラマチックで、自由であることか! そして文章の瑞々しいことといったら、本当に他に比べられる作家がいるだろうか。
洋子さんは若い頃、文藝春秋社の社員で、編集者だった。その頃、作家の原稿を取りに行くのに、高原に住む作家のところには馬に乗って取りに行ったり、海辺の作家には泳いでビチャビチャの姿で原稿取りに行っている。こんな方が子供を産むとどうなるか、知っている人も多いと思うが、改めて読む価値は十分にある。
後半は一転して、子供たちの立場からの洋子さん一家の姿が描かれる。やはり、そこには華やかななだけでない複雑な事情が語られる。一度は崩壊しかけた家族の絆が再び結ばれたことがわかる。
若い人が読めば、洋子さんの生き方に刺激を得られるだろうし、子育て中の人が読めば、育児のヒントが得られるかもしれない。年配の人は家族のことを考えるだろう。多くの人にとって示唆に富む本である。
Posted by ブクログ
アルツハイマー性の認知症の家族をもつ人の体験が知りたくて読んでみた。前半は桐島洋子さん自身が書いた半生記。他にもどこかで読んだり聞いたりしたことのある話が多く、多くの人に語るうちに完成した「美化された思い出」という印象。桐島氏自身はシングルマザーになるのを厭わなかったのかもしれないが、結婚している男性が若い女性と付き合うのに、なぜ避妊をしないのだろうか? いくら昔のこととはいえ、理解できない。後半は、子どもたちの側から桐島氏が語られる。有名な母をもつ大変さを語るが、その言葉の端々に一人ひとりのささやかな愛情がのぞく。こちらはリアリティがあって面白い。母にエッセイで描かれていたアメリカでの生活も、一人ひとりのキャラクターの違いと、そのときの年齢によりまったく違う経験として語られる。変わった親をもつ兄弟同士の絆には、特別なものがあるようで、そこも面白かった。
Posted by ブクログ
未婚のまま3人の子どもを出産し、子どもはそれぞれ異なる分野で活躍しているーそんなイメージだけだった桐島洋子さんの自伝。
ノエル出産以降を子どもたちが担当するのは、そういう趣旨かと思っていたら、ノエルさんのあとがきで洋子さんの今を知って驚きました。
私も比較的自分の考えで子育てをしてきて、他の母親とは違う点が多いと思いますが、ここまで自分の信念を貫くことはできなかったなあと思います。
できればノエルさん出産後の人生も、洋子さん本人の書いたものを読みたかったですが、きっと誰にも真似のできない「桐島洋子の生き方」を知ることができてよかったです。
Posted by ブクログ
あの聡明で闊達な著者が認知症になり、連載していた自伝を
子どもたちのかれん、ノエル、ローランドの3人がそれぞれの目線から桐島洋子を描き、完成させた一冊。
若い頃は、いや40過ぎてからも恋多き女で、ノーベル経済学賞の候補だった青木昌彦氏とも事実婚だったことは知らなかった。
アメリカの海軍退役軍人との間に未婚で3人出産し、いざその男タグが奥さんと離婚したのに著者と一緒にならず、他の人と結婚したのには驚いた。
で、ノエル氏の章で最後に結婚した人が虚言癖があり、猫を壁に投げつけるような男だったとか(勝美洋一)。
なんでまたそんな男に惹かれたんだろう。
とにかく、破天荒で自由を愛する人だったというのはわかる。子どもたちもみなそれぞれ自立して立派だし。
(幼い頃はハーフということでだいぶいじめられたらしい)
次女のノエルを出産費用がかからないという理由で各国を航海中の船上で産む、しかもクリスマスの日に。
その章で桐島洋子自身の頁は終わってる。
できれば、最後まで彼女自身の言葉で綴った自伝を読みたかったけど、かれん、ノエル、ローランドのそれぞれのエッセイもそれはそれで面白かった。
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