ジョージ・ダイソンの作品一覧
「ジョージ・ダイソン」の「アナロジア AIの次に来るもの」「チューリングの大聖堂 コンピュータの創造とデジタル世界の到来」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ジョージ・ダイソン」の「アナロジア AIの次に来るもの」「チューリングの大聖堂 コンピュータの創造とデジタル世界の到来」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「チューリングの大聖堂」
非常に面白かった。600ページ近くの大著で登場人物が多く、第二次世界大戦前後のコンピューター開発の歴史を描いている。
チューリングをスタートとするコンピューター開発の群像を描いているが、その主人公はやはりノイマンである。
現在のプログラム内蔵型コンピューターをノイマン型コンピューターというように、開発に大きく貢献した天才であることは間違いないと思うが、決して彼一人でコンピューター開発がなされたわけでは無い。開発の中で技術者の果たした役割は大きく、中でもピゲローに関してはノイマン自身が文章に表せていないすべてのことを知っている特別な人物として評価している。しかしながら、
Posted by ブクログ
プリンストンの高等研究所で取り組まれた最初期のデジタル・コンピュータを製作するプロジェクトと、それを取り巻く中心人物達の物語。
どのように技術発展しコンピュータが進化して来たかという題材よりも、どのような人物が登場し、その人物がどのように関わって行ったのかにスポットを当てている。
まるでコンピュータ史の人物伝記の様相で、もっと難解な内容で占められているかと思っていたので想像以上に読みやすく入り込みやすい。
ただ、あまりの登場人物の多さに少々混乱してしまったが、中でも特に重要であったのは数学者「ジョン・フォン・ノイマン」で、ほとんどの登場人物と関わりを持って描かれており、彼が様々な科学者・
超大作!
プリンストンの高等研究所に集まった天才たちの列伝。数学者たちが思い描いた「計算可能な世界」が、戦争とそれに続く水素爆弾の開発を通じて、現代に続くデジタルコンピュータを生み出したことに深い感慨を覚える。
それにしてもフォン・ノイマンの頭脳の凄さは善悪を超越している!
そして、彼の利用した真空管メモリのように歴史にランダムアクセスする本書の構成にも翻弄されまくり。