作品一覧

  • スターの臨終(新潮新書)
    3.7
    1巻1,034円 (税込)
    メメント・モリ――常に死を想えと古人は言った。「板橋のドブ」で死ぬのが理想と語った渥美清、余命1年を宣告されても女優への執念を絶やさなかった川島なお美、葬儀で「幸せな人生だった」と自らの声で語った田中好子、舌がんで入院中も冗談を飛ばしたケーシー高峰……。時代を彩ったスターは死を目前にして、何を思い、生きたのか。自身もがんと闘い、刊行を待たずに他界した著者が綴った、“死に際”の物語。
  • 絶滅危惧種記者 群馬を書く
    -
    「絶滅なんぞしてたまるか!」 夢にも思わぬ定年間際の異動命令。ベテラン新聞記者がつづる魂の群馬本。 「絶滅なんぞしてたまるか!」 夢にも思わぬ、定年間際の異動命令──これは偶然か、それとも必然か? 現場⾄上主義をつらぬく、⼈呼んで「絶滅危惧種記者」が30年ぶりに赴いた先は、記者駆け出しの地・群⾺だった! 2021年~2022年に朝日新聞・群馬版に掲載された小泉信一編集委員の記事を、魅力あふれる群馬のテーマごとに厳選して書籍化。駆け出し時代の記事&各テーマの雑観コラムも採録。鎌田慧氏による寄稿も掲載! 【目次】 街ダネは新聞の命 パート1・2/群馬で見聞きしたミステリー、怪異譚/温泉王国・群馬でリモートワーク/流れ者の美学/群馬愛は食から/語り継ぎたいこと/思い起こせば三十数年前 こんな記事を書きました/鎌田慧氏寄稿 【著者】 小泉信一 1961年、神奈川県川崎市⽣まれ。列島放浪後の88年、朝⽇新聞⼊社。東京社会部の⼤衆⽂化担当記者を経て編集委員。2021年4⽉から前橋総局員を兼務。『東京下町』『寅 さんの伝⾔』『裏昭和史探検』など著書多数。コラムを執筆した『寅さんDVDマガジン』(講談社)は累計250万部となった。⼤⼿レコード会社からCD『酒と艶歌とサラ リーマン』も監修した。哲学、⽂学、歴史、⺠俗学、演歌、昭和歌謡、怪異伝承、UFO、北⽅領⼟問題など、取材は森羅万象に及ぶ。

ユーザーレビュー

  • スターの臨終(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    大衆文化担当を貫いた筆者。俳優、歌手、レスラー、芸人の臨終について綴る。
    筆者自身ががんで余命宣告を受け発刊直前に亡くなったという執念の作品。
    紹介されるスターたち一人ひとりの壮絶な人生と筆者の人生を重ね、深い感動。

    0
    2025年03月30日
  • スターの臨終(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    本書、ガン回廊の朝、人間臨終図鑑、晩年図鑑と多くの人がそれぞれ立派に死んでいる
    さて、自分はどうだろう?
    著者も昨年立派に亡くなった。合掌

    0
    2025年07月28日
  • スターの臨終(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    著者は、朝日新聞芸能担当記者。自身との関わりがあった芸能人約30人の人生と、その最期をエッセイ風にまとめた本。
    テレビや映画で一世を風靡したスター達には、視聴者が知らない経歴や出来事があり、その最期も様々だった。人間なので表と裏の顔があるのは当たり前だが、この本に登場する人達は、華やかな表の顔と違って、裏ではそれぞれ苦労や悩みを抱えていた。順風満帆な人は一人もいない。著者は記者という仕事柄、多くのスター達との関わりを持ち、彼らとの様々なエピソードが紹介されていて大変面白く読めた。しかし、スターの最後というのはどれも悲しくなる。表舞台から姿を消し、暫くして病気で亡くなる。(自死も多い)老衰で人生

    0
    2025年06月04日

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