瑞佐富郎の作品一覧
「瑞佐富郎」の「10.9 プロレスのいちばん熱い日 新日本プロレスvsUWFインターナショナル全面戦争 30年目の真実」「アントニオ猪木―闘魂60余年の軌跡―(新潮新書)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「瑞佐富郎」の「10.9 プロレスのいちばん熱い日 新日本プロレスvsUWFインターナショナル全面戦争 30年目の真実」「アントニオ猪木―闘魂60余年の軌跡―(新潮新書)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「鎮魂歌」は「レクイエム」と読む。
サブタイは「リングに生き、散っていった23人のレスラ
ー、その死の真実」。登場するのは既に故人となってい
るプロレスラーばかり。力道山など、黎明期の選手のチ
ョイスは無い。つまり、全員が僕にとってある程度思い
入れのある選手たちである。
瑞佐富郎氏、前作の「平成プロレス 30の事件簿」の時に
も感じたのだが、かなりグッと来る文章を書く作家だと
思う。大きなブロックでの倒置法の使い方が絶妙であり、
章全体を読むことでイチイチスッキリ出来る。淡々とし
た文体なのにもかかわらず、説得力は抜群。そして、プ
ロレス関係の書籍にありがちな“胡散臭さ”を殆ど感じ
ないの
Posted by ブクログ
勝手に副題をつけるとしたら「猪木はいかにして猪木になっていったのか?」。ただひたすらアントニオ猪木の試合結果をすべて書き記した記録で、読む、というより辿る、という本でした。しかし、こうやって一人のプロレスラーの足跡をどこで誰と闘って来たか、を俯瞰して見ることで、プロレスというものの全体が見えたような気がして、そしてアントニオ猪木の特別性もわかったような気がしました。自分で勝手に章を立てるとすると「主役になるまで」「主役であり続けること」「主役ではいられなくなってから」の3章になります。誰と闘うか、さらには誰とタッグを組むか、そして、勝つか負けるか、その小さな積み重ねがプロレスという曼荼羅の中で